高2の僕がなぜか異世界の王に成り上がる物語   作:永遠の二番煎じ

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老師編
老師の決意


老師の回想・・・

 

第99代強心流武道継承者ジャック・スコットよ。

時が来た・・・

 

「うぬ?」

夢か。

 

すると15年聞いてる波の音がさざ波の音でなく大きななにかが陸に上がった音だった。

布団から飛び起き、家を飛び出すとルーシーは陸に上がった20mの竜に向けて弓を構えてた。

「待つのじゃ!」

その言葉を聞いたルーシーは弓をおろした。

竜は全身に黒い服をまとった少年を咥えていた。

竜は流木に少年をそっと置いた後、海に帰った。

ルーシーは再び、気を失っている少年に弓を構えた。

老師はルーシーの弓をおろし、少年を布団に寝かした。

「老師、追手ではないのですか?」

ルーシーは血の気が立っていた。

「違う!そうカリカリするでない。この少年の様子を見るのじゃ。」

ルーシーは嫌そうにしたが老師の頼みは断れない。

 

その日のうちに少年は目を覚ました。

印象は目を覚ました少年はなんとも頼りがいのなさそうな普通の少年だった。

それに君は細くて弱く、心も弱かった。

 

じゃが日々の態度や練習の過程において、カズナリに継承の可能性が出てきた。

 

そして今に至る。

 

「そうだったのですか。しかしエイブラハムに継承しようとは?」

「ふむ、一回やってみたのだが出来なかったのじゃ。」

「なんで、僕なのだろうか・・・」

カズナリはもやもやしていたが、それは私も一緒じゃ。

 

「カズナリ・・・後は頼んだぞ。」

「頼んだぞ?」

ついにこの時が来たか・・・

「まさか!!!老師!偽りの王を倒しに行くのですか?」

どうやら心を読みとられているようじゃな。

「ルーシーや僕とここで平和に暮らしましょう。」

一也は必死に説得を試みる。

その提案はありがたいのじゃが、元は私が蒔いた種じゃ、自分のケツは自分で拭かんとな・・・

「僕も行きますよ!老師と二人なら世界に秩序を取り戻せる。」

気持はありがたいが、ここでルーシーと幸せに暮らしてほしいのじゃ。

まあ、おいぼれの勝手な理想を押し付けるのはよくないのじゃが・・・

「そうですよ、押し付けは老師らしくない・・・だから世界が平和になったらまた三人で暮らせば・・・」

「そうじゃな。カズナリにはもう全てを見通す力を手にしたからのう。」

 

翌日・・・

「カズナリ、カズナリ!カズナリ!!」

ルーシーは急いで一也を起こした。

「うん・・・どうしたんだ?」

眠たい目をこすりながら無理やり起きる一也。

「老師がいないの!」

ルーシーは慌てふためいていた。

一也は一気に眠気が覚めた。

「そうか、老師は俺たちが寝た後、王を倒しに行ったんだ!!」

それを聞いてルーシーは遠出の支度を始めた。

「ルーシー、無駄だ。」

きっと心を読まれないように僕が寝た後決心したんだ!!!

「無駄なことないわ。」

ルーシーは急いで支度をしていた。

「いや、もう遅い・・・老師のやりたいことをさせてあげよう。」

「まさか!老師を見殺しに?」

その時一也は支度しているルーシーにハグした。

ハグしながら、

「僕たち老師には随分世話になったじゃないか、僕たちは僕たちで生きていこう。それが老師の願いでもあるはず。」

「でも・・・足跡をたどれば。」

ルーシーは納得していなかったが、この世界最北端の地しかしらないルーシーも悩んだ。

「君が行きたいなら、好きにすればいいさ。僕にはルーシーをここに軟禁する資格はないからね。」

ルーシーは支度をやめ、いつもの水汲みに行った。

どうやら踏みとどまるようだ。

 

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