問題児たちと…バカ?が異世界に来るようですよ<未完>   作:daiki1211

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ふざけるな by明久

「よ、よりによってギフト鑑定か。専門外どころか無関係もいいところなのだがの」

 

白夜叉は、このゲームの商品として依頼をただで受けるつもりだったのだろう。困ったように考え、

 

「わしにはギフト鑑定は無理だからのう……。うむ、主催者として、精霊のはしくれとして、試練をクリアしたお主らに恩恵を与える。受け取れ」

 

白夜叉は、扇子を振る。すると4つの光が明久たちの目の前ではじけ、カードが落ちてくる。

 

「それはもしかして、ギフトカード!?」

 

「お中元?」

 

「お歳暮?」

 

「お年玉?」

 

「図書券?」

 

「違います!何で皆さんそんな息ぴったりなんですか!?ギフトカードと言うのは、顕現している―――つまり耀さん見たいに物として存在するギフトを収納したりできる超高価なカードなんです!」

 

「つまり素敵なアイテムってことでオッケーか?」

 

「何でそんな適当に聞くんですか!」

 

「「「「そのほうが面白そうだから」」」」

 

「あーもう。………白夜叉様本当にこのような高価なものをもらってもよろしいのですか?」

 

「かまわん。コミュニティ復興祝いとしてやる。お主たちのギフトの名前を見てみろ。鑑定はできなくともギフトの名から大体わかるだろう」

 

明久たちは自身のカードを見る

 

コバルトブルーのカードに逆廻十六夜・正体不明

 

ワインレッドのカードに久遠飛鳥・威光

 

パールエメラルドのカードに春日部耀・生命の目録

 

ブラック/ホワイトのカードに吉井明久・ghsghytwelgsvlbvqwvpqcbqgypq

 

………明久のだけ名前以外文字化けしていた。

 

「………………白夜叉。こんなことってあるの?」

 

「…………いや。初めて見たぞ。そんなバグ」

 

数分間無言が続き明久はカードを見続ける。

すると

 

「うん?文字が変わった?」

 

さっきとは違う jhs;jh;くybgq:くぇhbンhwbんh;wンbwとなっていた。

文字化けしているのは、変わらないが………

 

「もしかしたら処理しているのでは? 膨大な能力なら処理が遅れても不思議ではありませんし」

 

「それなら明久のギフトは、俺以上のレアケースかもな」

 

これ以上明久が可哀そうに見えてくるので違う会話に変える。

 

「そう言えばお主たちは、ちゃんと事情を聞いておるのだな?」

 

「魔王のことか? ちゃんと聞いたぞ。旗と名を取り戻すために戦うんだろ」

 

「打倒魔王なんてカッコいいじゃない」

 

「いつまでその余裕が続くのか…… コミュニティに戻ればわかるだろ。それでも魔王と戦う気力があれば止めんが…… 少なくともそこの娘2人は確実に死ぬぞ」

 

予言するように断言する白夜叉

 

「魔王は黒ウサギのコミュニティのほかにもいくつものコミュニティをつぶしている。小僧たちのギフトはまだよくわからんから何も言えんが、娘たちのギフトでは魔王には歯が立たん。その前に様々なゲームに挑んで力をつけろ。旗を取り返す前に死にたくなければの」

 

「………ご忠告ありがとう。肝に銘じておくわ。次はあなたとの本気の勝負をしましょう」

 

「望むとこだ。私は三三四五外門に本拠を構えておる。いつでも遊びに来い。………チップは黒ウサギを賭けてもらうがの」

 

「嫌です」

 

黒ウサギが即答する。

 

「つれないなぁ。私のコミュニティに来れば三食首輪付きの個室を用意するし」

 

「首輪ってもうペット扱いじゃないですか!」

 

怒る黒ウサギに笑う白夜叉。店を出た五人と一匹は店の店員に見送られて二一〇五三八〇外門を後にした。

 

ーノーネームの移住区画前ー

 

「この中が我々のコミュニティでございます。しかし本拠の館は入り口からまた歩かねばなりませんのでご容赦ください。ここら辺はまだ戦いの名残がありますので……」

 

「戦いの名残?噂の魔王ってやつとの戦いか?」

 

「は、はい」

 

「ちょうど良いわ。箱庭最悪とまで言われた魔王が残した傷跡、見せてもらおうかしら」

 

先ほどの白夜叉との一件があってから飛鳥は機嫌が悪かった。

余程見下されたことが気に食わなかったのだろう。

 

黒ウサギがためらいながらも門をあける。その瞬間乾いた風が吹き抜けてきた。そのあとの視界には一面廃墟が広がっていた。

 

明久は地面の土を握るが水分はなく、砂時計にでも入っていそうな純粋な砂のみだった。

 

「……なあ、黒ウサギ。魔王とのギフトゲームがあったのは――――今から何百年前の話だ?」

 

「わずか3年でございます」

 

「えっ。これは攻撃されたっていうよりも自然に何百年も待って風化しないとこんなことにならないはずじゃ」

 

「魔王はそれほどの力を持っていました。これくらいのことはあの魔王にとってもお遊びにしかなっていないと思いますが」

 

その言葉に明久たちは絶句した。この状態にするのがお遊びの一部だったと。

だから白夜叉のように力あるものはゲーム盤を使っていたのだ。その場所で力を使うとみにくい傷跡が残ってしまうから。

 

「魔王とのゲームで残った仲間たちも心を折られ………コミュニティから、箱庭から去って行きました。そして最後まで残った私黒ウサギがとジンが残った子供たちをまとめているんです。仲間が帰ってくるまで」

 

黒ウサギは感情を殺した瞳で明久達に説明する。

それを見た明久は

 

「ふざけんなよ……魔王。面白半分で人と人のつながりを壊しやがって……。ギフトゲームをこんなために使いやがって!」

 

決意を胸に叫んだ




久しぶりに投稿したのに文字数が少なくて済みません。
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