問題児たちと…バカ?が異世界に来るようですよ<未完> 作:daiki1211
日が暮れたころ、黒ウサギたちと合流した明久一行。黒ウサギにガルドとのやり取りを話す。
案の定質問の嵐になる。が、キリがないので割愛させていただきます。
「聞いているのですか四人とも!!」
「「「「ムシャクシャしてやった。今は反省しています」」」」
「黙らっしゃい!!!」
事前に口裏を合わせていたようにしゃべる四人を怒る黒ウサギ。
その様子を傍観していた十六夜が止めに入る。
「別に良いじゃねえか。理由があって喧嘩を売ったんだろう?」
「十六夜さんは面白ければいいと思っているかもしれませんが“契約書類”を見てください。この勝負で得られるものは自己満足だけなんですよ?」
「うんなこった知ってる。だが許せなかったんだろ」
そう言い明久を見る
「うん。あいつは人を殺した。だから僕はあいつをぶん殴ってやりたいだ」
「僕もガルドを逃がしたくないと思ってる。彼のような悪人は野放しにしちゃいけない」
ジンも明久に同調する姿勢を見せ、黒ウサギは諦めたようにうなずいた。
「はぁ~……。仕方がない人たちです。まあいいです。腹立たしいのは黒ウサギも同じですから。それに“フォレス・ガロ”程度なら十六夜さんが「俺は参加しないぞ」…へぇっ?!」
「何でですか!仲間同士協力しないと」
「お嬢様たちと組むのが嫌なわけじゃない。この喧嘩は、こいつらが売った。そしてヤツらが買った。なのに俺が手を出すのは無粋って言ってるんだよ」
「あら、分かっているじゃない」
「………。ああもう、好きにしてください」
丸一日振り回されていた黒ウサギにとうとう限界が来た。
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椅子から立ち上がる黒ウサギは、横にあった苗を大事そうに抱えて
「そろそろ行きましょうか。本当は皆さんを歓迎するためにいろいろ「いいわよ。無理しなくて」店を…へ?」
「私たちのコミュニティって崖っぷちなんでしょう?」
黒ウサギはすかさずジンのほうを見るが、彼の申し訳ないような態度でばれてしまったとを悟る。
「も、申し訳ありません。皆さんを騙すのは気が引けたのですが…」
「もういいわ。私は組織の水準なんてどうでもよかったもの。春日部さんはどう?」
「私も怒ってない。そもそもコミュニティがどうの、というのは別にどうでも……あ、けど」
思い出したように迷いながら呟く耀。ジンはテーブルに身を乗り出して問う。
「僕たちにできることなら何でも言ってください」
「そんな大それたものじゃないけど…毎日三食お風呂付の寝床があればいいな、と思っただけで」
ジンの表情が固まった。ノーネームのコミュニティで、水を手に入れるのが大変なことなので風呂というのは一種の贅沢品なのだ。
その苦労を察した耀はあわてて取り消そうとするが、先に黒ウサギが危機とした表情で苗を持ち上げる。
「それなら大丈夫です!十六夜さんがこんな大きな水樹の苗を手に入れてくれましたから!これで水を買わずに済みます♪」
一転して明るい表情に変わる。飛鳥も安心したような顔を浮かべた。
「僕たちの国では水が豊富だったから毎日のように入れたけど、場所が変われば文化も違うんだよね」
「今日は理不尽にも湖へ投げ出されたから、お風呂には絶対入りたかったのよ」
「それには同意だな。あんな手洗い招待は二度とごめんだ」
「あう………そ、それは黒ウサギの責任外のことですよ…………」
みんなの視線から逃げるように言う黒ウサギ。
その姿にみんなが笑った。
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