イトイトの実とかチート……え?グラブル? 作:グラン(団長)
書いてみたかったんです。
出来心なんです……。
ー上空にてー
「お、島が見えてきたよ。ほら、元気出しなって。もうすぐ着くからさ」
「………………」
返事がない、ただの屍のようだ。
微動だにしないミンを見たメーテラは無言で加速した。
「ちょっ、待って、お願いですメーテラさま。返事しますからゆっくり行ってください……」
死にそうな顔を上げ、ミンが声をしぼりだしだ。
「最初から返事すればいいのに、それで、ミンはあの島にどんか用事があるの?」
「別に用事なんてないですよ、ただいろんな所を見て回ろうかなーってぐらいの気持ちで旅してるんで」
「へぇー、じゃあ私と似たようなものね」
「メーテラさんも旅してるんですか、……ところでなんであんなチンピラ達に追われてたんです?」
「あー、アイツら?遊びたいって言うから船まで着いていったんだけどイイ男が一人もいなかったから、とりあえず置いてあったお金だけもらってさよならしたのよ。そしたらしつこく着いてきちゃって、しつこい男はイヤよねー」
「ほぼ泥棒じゃないすかそれ……、そんな格好なのはなにか理由があるんです?まさか痴女じゃあるまいし」
そう言ってミンは上にいるメーテラを見る。
たしかに美人だ、それもとびきりの。
エルーン特有の所詮ケモミミと言うやつもあり、フサフサしている。
しかし、服装が普通じゃない。
だってスケスケだもの、大事な所は隠れているものの、そもそもの面積が小さい上にお腹の部分とかスケスケだもの。
簡単に言うと、競泳水着の大事な所以外がスケスケなものを着ていて、その上にマントのような物を羽織っている状態だ。
パッと見痴女だよね。
「この格好が気になる?フフフッ、もしかしてミンも私の体に興味があるの?いいわよ、ミンはなかなかイイ男だから、今晩相手してあげる♪」
痴女だったわ、まごうことなき痴女だったわこの人。
「それは嬉しいですけど……、じゃあ同じとこに泊まるんですか?」
「あら、乗り気じゃない♪いいわよ、一緒の宿に泊まりましょ♪」
「本気だったかこの人……まぁいいや」
諦めたのか、ミンは哀愁を漂わせながら大人しくメーテラに運ばれることにした。
「フフフッ、今晩が楽しみだわ♪」
ーポート・ブリーズ群島ー
「さーて、それじゃあ宿でも決めましょうか♪」
「そーですね、どっかいいとこあるといいんですけど……、こんなときにシェロちゃんがいてくれたら……」
「呼びましたか~?」
「シェロちゃん!?」
ミンの後ろから声が聞こえた。
聞き覚えのあるその声にミンが振り替えると、そこには肩に鳥を乗せた少年にも少女にも見える、中性的な人物が立っていた。
「はい、シェロカルテですよ~。ミンさんお久しぶりですね~、無事に着けたようでなによりです。ところで先程私の名前を呼んだようでしたが、なにかお探しですか~?」
「いやー、実はちょうどさっきこの島に着いた所で、宿を探そうと思ったんだけど、どこかいいところを教えてもらえない?」
「できるだけ壁の厚いところを教えてちょうだい」
「はい~、それでしたらここなんかどうですか~?」
「あら、いいわね~、盛り上がりそう♪」
いつの間にかメーテラさんにシェロちゃんを取られてしまった。
というかガチで喰われるなこれ、いや、嬉しいけども。
こんなにガツガツした女の人は流石に始めてだわ……。
「それじゃあ案内しますよ~、ミンさんも着いてきてください~」
「ほ~ら、行くわよミン。今夜はたっぷり楽しみましょう♪」
そういうとメーテラはミンの腕をとり、引っ張る。
「わかりましたから、ちゃんと行きますよ」
シェロに案内され、二人は宿へと向かって行くのであった。
ー宿ー
「さーて、それじゃあまずは夕飯にしましょうか♪」
今眼前に並んだ料理の数々、とても美味しそうな香りを放つ数々。
……なんだろう、嗅いだことのある匂いだ、例えるなら、そう、"ニンニク"。
その他にもどことなく"スッポン"っぽいフォルムの料理とか、ネバネバしたいかにも『オッス、オラとろろ芋』と言わんばかりの白いの。
所詮精のつく料理というヤツだろう。
「さぁ、遠慮しないでどんどん食べていいわよ♪」
メーテラはミンの皿にどんどん料理を乗せていく。
「あ、そうそう、食べる前にこれを飲んでね」
「……つかぬことをお聞きしますが、このいかにも『血だぜぃ~』と言わんばかりの赤い飲み物は?」
「知らない?スポンの血は強力な精力剤なのよ♪」
「スポンですか……あの、どーなっても知らないですよ?」
「それは楽しみだわ♪」
よし、もう知らん。
食べよ、お腹減ったし。
ミンは差し出されたスポンの血を飲み干すと料理を食べ始めた。
よくよく考えると前の島を出てから少しの干し肉と水しか食べてないなぁとか思いながら食べる。
どんどん食べる。
「いい食べっぷりねぇ~♪それじゃ私もいただこうかしら」
メーテラも食べ始める。
しばらくすると料理がだいぶ減った、メーテラはそこまでお腹は空いていなかったのかあまり食べなかった。
テーブルの上一杯にあった料理はほとんどミンが食べたのだ、そして残っているわずかな料理も今ミンが自分の皿に取った。
「メーテラさんホントにそれっぽっちでいいんですか?」
「ええ、私はお腹一杯よ。それにしてもミンはよく食べるわねぇ~、そんなに食べて大丈夫なの?」
「この体はだいぶ燃費が悪いみたいで、メチャクチャ食べないとお腹一杯にならないんですよね~」
ミンがこんなにも大食いなのにはちゃんと訳がある。
ミンがもらった力はドフラミンゴの能力である。
そもそもワンピースでの彼の身長は三メートル、そして今のミンの身長は一メートル八十ほどしかない。
では残りの一メートル二十はどこにいったのか?
それはミンの体に無理やり詰め込まれているのだ。
そのためミンの筋密度や骨密度は一般の人のおよそ二倍ほどになっている。
力も恐ろしく強いしさらに頑丈だ、しかし、その分消費するエネルギーの量も多くなってしまう。
そのためミンはこの世界に来てから日本にいた頃と比べて、圧倒的に大食いになってしまった。
そんな説明をしているうちにミンが全ての料理を食べ尽くしてしまったようだ。
「いい食べっぷりねぇ……フフフッ、それじゃあ夕飯も食べたことだし、そろそろお姉さんとイイコトしよっか♪」
「………………」
ミンはうつむいて黙りこんでいる。
その様子を照れてしまったと思ったメーテラは構わず続ける。
「カワイイ反応じゃない♪それじゃあお互いに体をキレイにしてからしましょうか、先に私がお風呂に入っちゃうから、ちゃんといい子にしてるのよ♪」
そう言うとメーテラは立ち上がり満足げに浴室へと向かっていく。
おそらくお風呂を出たあとのことでも考えているのだろう、楽しげな表情を浮かべている。
実際恥ずかしがっているミンの反応に、いったいどんなことをしてあげようか と考えていた。
だからだろう……
ミンが音もなく立ち上がりすぐ後ろに迫ってきていることに気がつかなかったのは。
「ーーえ?」
ふと、メーテラの体が強い力で引かれる。
予想もしていなかったことにメーテラは抵抗することもなく倒される。
そして気がついたときには布団の上に寝かされていて、目が据わったミンの顔が鼻先スレスレの位置にあった。
「……え~と、ミン?」
「メーテラ」
「はい!?」
先程までの態度が嘘のようにミンはささやく。
明るく、少しアホっぽかったさっきまでの口調とは違い、堂々とした"雄"を感じさせる静かながら頭の奥に響く声だ。
「責任は取ってもらうよ」
「あの、ミン?せめてお風呂に入ってからにしない?ほら、お互い飛びっぱなしで疲れてるでしょ?」
予想外の展開に驚きながらもメーテラは提案する。
「う~~~ん」
「ほら、ミンもキレイな私を抱きたいでしょ?」
ミンは少し考える素振りを見せる。
これならいけるかな?とメーテラが思った瞬間、ミンはニコッ と笑って言った。
「ダ~メ♪」
「キャッ!?」
ここで再び先程の話に戻る。
ミンは変化してしまった体のせいでこの世界に来てから困ったことが食事の他にもう一つある。
それは性欲である。
転生する前は普通だった、普通の大学生で性欲もおそらくは普通の大学生並みだっただろう。
しかし、転生してからミンは、マジで病気かなんかなんじゃねー?と思う程には性欲が増していた。
流石にこのままじゃヤバイと思ってお姉さんが気持ちよくしてくれるお店にも行ってみた。
その店は流石にシェロではなく酒場のオヤジに教えてもらった。
確かに気持ちよくなった、しかし、足りなかったのだ。
しまいにはお姉さんがギブアップしてしまう程度にはミンの性欲は強かった。
そのためミンは頑張って自制していた、していたのだ。
まぁもうすでに過去形だけどね。
たまりにたまった性欲が一気に天元突破したミンはなんていうかもう…………野獣?みたいな感じだった。
そのくせちゃっかりお姉さん達に鍛えられたテクを使っているあたり手の施しようもない。
メーテラさんも今ではなすがままになっている。
まぁ嬉しそうな顔をしているあたりこの人も手の施しようがないが。
とりあえずミンが正常な意識を取り戻すまでには相応の時間がかかりそうだ…………。
ー早朝ー
「…………ぅう、ん、ふぁ~~」
ミンが目覚めた。
しばらくボーっとしていたがしだいに意識がハッキリしてきたようだ。
「なんだろう、メチャクチャスッキリしてる………」
ミンがふと横を見る。
「………ですよね~」
そこには裸のメーテラが寝ていた、いろいろな体液にまみれて…………。
「やっちゃったなーこれ、やっちゃったよー。完璧にやっちゃったなー」
あまりに悲惨な光景にミンは落ち込んだ。
「…………うぅん、ん?ミン………?」
メーテラが目を覚ましたようだ、まだ寝ぼけているのか目を擦りながら体を起こす。
「メーテラサン………、オハヨウゴザイマス」
気まずいのか目を泳がせながらミンが挨拶をする。
その様子を不思議に思ったメーテラは自身の体を見下ろした、そしてフッと顔を赤くすると、少し恥ずかしそうに体を隠した。
「……おはよ」
「あ、はい……」
二人の間に気まずい空気が流れる。
「……ミン、その……昨日はスゴかったわね……」
「……なんかすいません」
「あやまらないでいいのよ、私が誘ったんだし……それに気持ちよかったし……///」
あれ?メーテラさんがカワイイ、なんだこれ?
昨日は普通の痴女だったはずなのに……、いや、普通の痴女っておかしいけど。
「あの?メーテラさん?昨日とキャラ違くないですか?もっとグイグイくるタイプだった気が……」
「だって、あんなの始めてだったし……いつもは私が攻めてるけど、ミンにあんなことやこんなことされちゃったら……///」
思いだしたのかメーテラの顔の赤みが増す。
「メーテラさん!?違うでしょ!?あなたもっと痴女感出してたじゃないですか昨日!」
「あんな獣みたいに激しくされたら……それにこんなに体中からミンの匂いがしてるんだもの、屈伏しちゃうわよ///」
やべぇ、この人朝から全開なんだけど。
昨日よりたち悪いわ、ムダに色気を振り撒かないで!
「と、とにかく!お風呂にでも入りましょう!ほら、お先にどうぞ!」
「……わかったわ、さすがにいつまでもこのままじゃ我慢できなくなっちゃうものね」
少し残念そうにしながらメーテラはお風呂へと向かっていく。
ふと、メーテラの足が止まる。
そして振り返り言った。
「……もしよかったら一緒に入る?……お姉さんは大歓迎だから///」
再び顔を赤らめると、少し急ぎ足で浴室へと入っていった。
ミンは固まっている、いろんな意味で。
「……………………よし」
ミンの歩みを止めるものは最早なにもなかった。
自制心?なにそれ美味しいの?と言わんばかりだ。
おそらく十天衆であっても今のミンを止めることはできないであろう、そんなことさえ思わせるほど今のミンは大きく見えた。
……いろんな意味で。
とりあえず……
このあとお風呂でメチャクチャやった。
最後までお読みいただきありがとうございますm(__)m
これぐらいなら大丈夫ですよね多分、知らないけど。
今後は一体どーなるのか!?
わかりません!
相変わらずの無計画でホントすいませんm(__)m
今後もちびちび読んでいただければ幸いです