奴良リクオになりて、妖生を謳歌する。   作:村椿征

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はい、どうもぉー!叡です!小鳥遊虹さん!誤字脱字の方ありがとうございました!また、アドバイスなどもありがとうございます。
藤井蓮さんなども度々のコメントありがとうございます!これを見ている皆皆様方には大変ご迷惑をおかけしていると思いますがどうかこんな私に付き合ってください。また、投票者の方がお一人増えました!ありがとうございます!これからも頑張っていきますので宜しくお願いします!


花開院の陰陽師と謎の巫女〜中編〜

ここは資料室。禍々しいものが渦巻いている気がする。どゆことよ。まあ、安心できないことには変わりはない。最初に清継くんに案内されたのが、昔の妖怪の書物だ。そこに載っていることはとても興味深く、おじいちゃんに今度聞いてみようと思ってしまうほどだった。そして次の紹介に移った。だんだんと聞くのが面倒になり右から左へ受け流してしまうことにする。だるいなぁ。そして最後に禍々しいものの元凶っぽいものの紹介だ。清継くんがこの人形についている日記を読み始めた。………っ!まずいな。力を使うしか……。いや、でもこれは最終的に、みんなに危害が及んだらの場合だ。

 

「滅!」

 

花開院さんが言霊を放った時に紙が発光して瞬く間に人形目掛けて飛んでいく。この人は強い。直感とかそうゆうの抜きにしてもありにしても。ゾッと寒気がする。今、博麗さんと花開院さんに見られた?いや、妖気は完璧に隠したはずだ。きっとそのはず。まだ寒気は消えない。冷や汗が吹き出し今にでもいなくなってしまいたい。だが今は氷麗がいるし、置いてはいけない。だからぼくは睨み返すことにした。殺気はこめてはいないが氷麗に危害を加えるようなら躊躇はず、俺が出るだろう。でもまだダメだ。まだ出てきちゃいけない。タイミングを見計らって。狡猾に。

 

「奴良、あんたに話があるわ。きなさいよ」

 

「私もや。奴良くんに話がある」

 

「うん、いいよ。そっちがそのつもりなら、ね」

 

こうしてぼくはお呼ばれされて、豪邸のすぐ近くにある森林には入った。まあ、聞かれることはわかりきっている。俺は俺の答えを出すだけだ。戦闘になったらそん時はそん時。どんな事態にも臨機応変に対応しないと三代目総大将候補の名折れ。何がなんでも氷麗や他の妖怪たちは守りきってみせる。

 

「返答次第によってはあんたを滅するわ」

 

「私も同じや。そこんとこは変わらへん」

 

「そうか。わかった。質問に答えよう」

 

ここはあくまでも冷静に。一つ一つ言葉を選んで言わなければ。もし、戦闘になった場合は……、さっきも言ったとうりそん時はそん時。そこは変わらない。でも後悔しないように準備は絶対にする。

 

「じゃあ、一つ目の質問よ。あなたは何?」

 

「ぼくは人間でも妖怪でもない。中途半端な存在。クオーターさ。笑っちゃうだろ」

 

「……次の質問よ。あなたはどんな妖怪?」

 

「ぬらりひょん。のらりくらりとずれてゆく。実体がないみたいにすり抜ける。妖怪の総大将の孫」

 

「最後の質問よ。あなたは私たちの敵?」

 

「状況と場合によってだ。俺ら組に危害を及ぼすつもりなら容赦はしねぇし、俺の組は人間を襲わせねぇ。もし、俺の組の一員の一人が人間に仇なすようならそいつは容赦しねぇ。それが俺の、三代目総大将候補の生きる道だ。これは妖怪仁義に誓って嘘じゃねぇ。ここで嘘言ったら腹切って死ぬ」

 

今の俺の目はひどいことになっているだろうな。まさかこうも簡単にバレるとは。師匠たちになんと言われるか。怒られるか、修行の一からやり直しか、どちらにしてもいやである。後者の方がまだマシだが。そんなことを考えながら答えを待っていると、お札を構えてきた。まあ、妖怪の言うことなんざ信用できねぇか。仕方ねぇわな。多分親が妖怪にやられたとか、それ以上壮絶な何かとかだろう。だいたいそういう奴らは聞く耳持たん。さて、ここからが大変だ。

 

「霊符【夢想封印】!!!」

 

「守護の型・山紫水明・墨絵」

 

守護の型・山紫水明・墨絵とは。強力な墨で山や水などを墨で生成し超強力な結界を張る、守り専用の型。それに阻まれたら大抵はガードできるはずなのだが、なんかミシミシ言ってるような………。ヤベェな。人間の時じゃまだ弱いままだ。そこらへんの雑魚には勝てるかもしれないが、巫女や陰陽師となるとそうはいかないか。仕方ない化けるか、妖怪に…………!

 

「よしっ!結界は割ったわよ。ゆら、頼んだわ」

 

「まかせときぃ!式神・ヒトデの光」

 

光速で髪が突っ込んでくるこれはくらっとこうか。避けられない。爆発が起き、周りは土煙で俺の状況は見えない。よし、変化。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一人称〜〜〜博麗霊夢〜〜〜

ゆらが攻撃を放ち、奴良を仕留めたかと思った。しかし油断がいけなかった。忘れていた。彼は三代目候補なのだと。土煙が消えるとなんとそこにいたのは奴良とは似ても似つかない、白と黒の入り混じった髪の毛の背が高い、正真正銘の妖怪。これがまさか妖怪変化?恐ろしい。妖気が20倍以上に膨れ上がっている。想像以上だわ。これは追加攻撃をするしかない。奴良の目を見ていると心を奪われる。あの爛々と輝く紅い深紅の眼。妖艶な艶がかかったあの肌と唇。その一つ一つに意思があるような、全てに見透かされているようなそんな気がしてならないのだ。まぁ、私には"効かないが"。再度追加攻撃を仕掛ける。ゆらが辛そうだから。

 

「喰らいなさいな、霊符【無想陰陽】」

 

まるで意思のない、意識できない球を飛ばし奴良目掛けてとんでいかせる。だが、それはずらされてカウンターを繰り出してきそうだと私の勘が告げる。むかしから勘がよく、すごい確率で当たる。考えたことは深くはないが、少し考えてしまったのはいい思い出だ。今は気にすることはない。むっ……!避けられていた。いや、ずらされたと言ったほうがいい。奴良の戦闘スタイルは天才型ではないはず。あの計算された動きは確実に誰かに指導してもらったはず。だが、その計算された動きが多すぎて暗記に"少しだけ手間取って"しまう。そのうち計算された動きがなくなる。そこが狙い目。心理戦を仕掛けるとはなかなか頭がキレるらしい。だけど私相手に心理戦をした時点でほぼ負けは確実。頭がキレようとキレまいと、私には関係ない。どんな通念も捩じ曲げる。それが博麗の巫女のあり方であり、私の能力でもある。それに気付きさえすれば奴良に勝機はあるのだが、なにせ気づけない。その時点で詰みなのだ。

 

「フッ、見せてやる。奥義をな」

 

なんだと?まだ隠していたのか。だけど無駄よ。何をやっても無駄。その奥義がどんなものかは知らないけど多分そこまでの威力はないはず。それがただのハッタリかのどちらか。しかし次の瞬間戦況は一気に傾く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一人称〜〜〜奴良リクオ〜〜〜

この俺の奥義。守護の型を少し変えて、攻撃の型にしてやればいい。結界そのものを攻撃に使ってやるとは思っても見ないだろう。チェックメイトだ。

 

「攻撃の型・山紫水明・色絵」

 

この山紫水明は結界に色付けすることによって、色の力で敵を惑わす幻覚系統攻撃。つまり精神攻撃の類だ。意外にこういう業を使ってもいいかもしれないと思い作ったのだ。なかなかに難しく、抜けるのは困難だろう。しかし博麗霊夢はあれは天才型のはず。多分精神攻撃系が聞くのは多分花開院の方だけ。だが、二対一と一対一ではずいぶん違う。まず、周りにサポート役がいたらさっきのように大業を出されるだけだ。戦術の幅が一気に広がり活路を見出せてきた。ミシミシ言ってる。また嫌な音だ。自分の結界を破られる音はすごい嫌いだ。なんか作ったものを壊されているみたいで。いや、壊されているのか。仕方ない。業を試してみるしかないか。妖忌さんに教わったあの業を。相手が出てきたところを一気に叩く!

 

「喰らうがいい!切断剣【時空切り】」

 

読んで字の如く。時空を切った。どうだ!これ………で、な…に?石ころ?後ろ!しまった、後ろを取られた。まずったな。これは死んだか。十分に妖生謳歌できたかな?微妙なとこだけど。なんか大きな霊気の球がぶつか……らない?どうして、なんでだ?死ぬかと思ったのだが。………ん?あれは桂花?桂花の風の傷か?これは。

 

「リクオ様!お待たせいたしました。私も参戦いたします」

 

「お前、さらにここを混沌にする気か?」

 

もううんざりなのだが、仲間のため。そうも言ってられない。最終奥義を放とうと決意した瞬間に止めが入った。

 

「やめねぇか。よぅ、巫女さんよ?それにリクオもじゃ。やめにしとけ」

 

「わかった」

 

「なんで妖怪の言うことに従わないといけないの?」

 

「まあまあ、そこは気にすんな。紫に言われてるからな」

 

「え…………?なんで、あいつが今出てくんの?どうゆうこと、ぬらりひょん」

 

「どうもこうもあるかいな。とりあえず本家に行きゃわかる。そこの花開院家のとこの娘っ子もつれてきな。そしたら本人から話が聞けるじゃろ」

 

「そう、わかった。行くわ」

 

そういった瞬間緊張感がほぐれ、疲労感がどっと押し寄せてくる。ああ、まずい。意識失いそう。業に体力を相当持ってかれたようだ。鍛え直しが必要だな。起きたらやろう。今は心地よい感じに身を任せてみようと思う。多分桂花がなんとかしてくれるだろう。頼んだ、桂花。もう俺はクタクタだ。こう思い終わるとプツリと回線が切れたように倒れて寝た。




はい、叡です。書いていたら中編が出来上がったのです。すいません。なんか、申し訳ない気持ちでいっぱいです。これが出し終わったら本当に花開院編は終わりなのでそれでもよろしい方はどうぞご覧ください。批評、感想、誤字脱字報告などコメントがございましたら気軽にどうぞ!では!
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