奴良リクオになりて、妖生を謳歌する。   作:村椿征

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はいどうもぉー!叡でございます!お久しぶりな気がします。長らくお待たせいたしました。なんと、お気に入り人数80名様に、投票者様の数がなんと5票!至極、感謝の極み。これからも精進していく所存。よろしくです!


浮世絵町一番街に巣食う鼠刈り

二人が本家から去ると、どうにも胸が騒いだ。なにか、行かせてはいけない。よくないことが起きる。どうにもそんなことが頭をよぎる。胡乱で曖昧で、なぜだか不気味で。とにかく、言葉では言い表せないような危機、恐怖が誰かに注がれそうだとかんじた。さっき送り出した彼女たちが心配だ。この虫の知らせは何を意味しているのだろうか。また、どのタイミングでそうなるのか。そんなものは見当もつかない。この思考は更に疑問を増やし続けるばかりか、最悪の予想までしてしまう。あの二人が死んでしまうこと。それは昼が絶対に許さないし、何が何でも護り抜くだろう。それは夜とて同じこと。天敵に借りを作るのもまた一興。そう言って助けるだろう。どちらとて本質は同じことと昼と夜は思い、そう結論づけた。とりあえず、進展があるまで動かないほうがいいだろう。また何か知らせが届くまで考える事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜花開院ゆら視点〜〜

今日はたくさんのことが起きた。いきなり妖怪の総大将に話があると言われ、その孫と一緒に行く事になった。まあ、その孫言うのが奴良リクオくんなんやけど。本家にはいってから、なんか大勢に見られてたような気がする。妖怪の視線かなと思うと、人の視線も混じっていた。どうゆうことやろ?でも、怯まずにはいられなかった。妖気が濃すぎる。これはさて置いて、今は帰り途中だ。

 

「霊夢あれ、家長さんじゃ……」

 

「本当ね、どうしたのかしら」

 

どうやら、ホストに絡まれている様子。でも、そのホストは………あれは旧鼠!!まずい、あのクズ妖怪を止めんと!式神を取り出して戦闘準備や。

 

「あいつ、妖怪ね。お札、っと」

 

「殺してやるわ。あいつは悪い妖怪やしな。女を貪ることしかできん腰抜けには負けん」

 

「おい!そこの妖怪!わたしらがお前らを屠ってやるわ!覚悟なさい!博麗術式一の舞、白竜縁起!!」

 

「禹歩天蓬天輔天任乾坤元亨利貞。出番や!!わたしの式神!!貪狼。」

 

霊夢とわたしが術式を唱えると、霊夢からは白い龍。わたしは狼がでてくる。

 

「あいつら鼠や。貪狼、食べてしもて」

 

「白竜、家長さんの周辺を守りなさい。………鼠一匹近寄らせるな」

 

そして、旧鼠のボスらしきものが話しかけてきた。鼠風情が、粋がるんちゃうわ。

 

「やぁ、仔猫ちゃん。そんな物騒なものしまいなよ。おれらはただ説得したいだけさ」

 

…………!この鼠、わたしに手を伸ばそうと……!

 

「鼠が!触れるな!!」

 

「ああ?」

 

そう一変表情が変わると周りがガヤガヤし始める。何が始まるんや。一体、どうゆうことや。

 

「あいつ、星矢さんをおこらしちまった」

 

「終わったな!」

 

「ふん、鼠風情がどうほざいても変わらんわ」

 

「きゃあ!」

 

「家長さん!」

 

「なに!?なんで鼠が!」

 

「小さな隙間さえあればあれぐらいの芸当は当然というもの。見くびったな陰陽師ども」

 

そう言われた瞬間頬に激痛が走る。痛かった。ただただ純粋に痛かった。この、ネズミィ。と恨みばかりか、殺したくなってきた。式神を使うと家長さんがどうなるかわかったものでないので、しまうことにする。そして私たちは三代目の人質として、連れて行かれたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜奴良リクオ視点〜〜

手紙が届いた。一番街からだ。博麗霊夢、花開院ゆら、家長カナは預かったと。……………舐めたことしやがって。ふざけるなよ?確か一番街仕切ってるやつは化け猫のはず。だが、今来客してるのは猫。オレはそいつから話を聞いた。名は良太猫。

 

「すいません、若!!わしらは非力で弱い妖怪。あんなドブネズミどもに一番街を乗っ取られたんです。そりゃぁ、奴らのやり方は汚ねぇもんでした。仲間に一服盛ったり…………。奴らは自分の欲望でしか動かない奴らです!お願いしやす!あいつらをしめてくだせぇ!」

 

「おめぇらの気持ちはよくわかった。………出入りだ。今日の夜までの鼠刈りだ」

 

「若!ありがとうごぜぇやす!ほんとに、ありがとうごぜぇやす!!!」

 

「ああ、てめぇの組はてめぇのモンだ。ならやらなきゃならねぇ。それが男さ」

 

「はい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんだなんだ!こいつらは!三代目はどこだ!本家の奴らだよなぁ!」

 

こいつが大声あげているうちに、黒と首無を後ろに回せてあの三人を解放させてやる。さて、準備は整った。鼠刈りの時間だ。…………覚悟しておけよ?お前らは良太猫のシマを奪ったばかりか女まで襲った。おれらのシマで女を襲うなんてヤツァゆるさねぇ。

 

「星矢さん!化け猫組の奴らもいます!」

 

「おい、真ん中の奴!テメェ何もんだ!」

 

「わかってんだろ?オレが奴良組三代目、奴良リクオだ。テメェら見てぇな妖怪に下につく資格もねえ。鼠刈りだ!テメェら!!」

 

オレが言った途端、抗争が始まる。オレは旧鼠のボスと対峙していた。

 

「てめぇ!ぶっ殺してやる!人質もろともな!!」

 

「よく後ろを見てみろ。人質とやらはどこにいる?」

 

ふと、星矢は後ろを見た。そこの檻に入れてあったはずの"仔猫"がいないということに。オレはその様を見てニタァとした。

 

「テメェの負けだ、観念しろ」

 

「くそがぁ!!こうなったらテメェをぶ殺しておれが三代目になってやる!!!」

 

「やっと牙を剥きやがったか。だが、テメェ程度の牙なら問題ない」

 

「ガァァァアアああ!!!」

 

奴が大鼠になり、体躯がでかくなる。だが、見掛け倒しとしか思えない。これで終わらせてやる。もう、テメェは見たくねぇ。

 

「奥義、明鏡止水・桜」

 

盃に息を吹きかける。そうすると炎が吹き出して、星矢を炎が包む。その炎は轟々と燃え火柱を立てる。

 

「その波紋、鳴り止むまでお前を燃やし続ける。………夜明けと共に塵となれ」

 

こうして、鼠刈りが終わる。良太猫たちのシマは取り返した。ひとまず良かったな。助かって。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうして、三人と出会う。

 

「ありがとな。助かったわ」

 

「私からも、ありがとう」

 

「首無、助かったって言ってるぞ」

 

「いえいえ、若のご命令通りですよ。おれは特に」

 

「そうか、ありがとな。にしても、オメェは女に甘いな」

 

二人とも、カナちゃんには黙ってくれてるらしい。軽く会釈し、妖怪の時間は終わりを告げる。学校で礼を言おう。そうして夜明ける。今日も風が気持ちいな。




どうでしたでしょうか!新話は?楽しんでいただけたでしょうか?そんな不安が横切る中、投稿期間少し空いていましたね、申し訳ない。今日は富士川で練習でした。四月二日、三日は清水総合体育館で試合です。予定つめつめですが、頑張ります!
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