奴良リクオになりて、妖生を謳歌する。   作:村椿征

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明けましておめでとうございます!お久しぶりでございます。4ヶ月ぶりに登場の征です。もうしわけございませんでしたーーぁぁああ!
時間が、と言い訳をするわけでもございませんのでご安心ください。
では、久しぶりの小説、謹んでお詫び申し上げ、お楽しみください!
短いですけど……っ!


「化け猫」でのでぇーと

 

 

私、家長かなは混乱していた。今、この状況に。

なにが起きているのかわからないが、混乱していた。今、この状況に。

とにかく混乱していたことを思った。

 

 

 

♦︎!家長カナ!

 

あの人、つまりは妖怪さんだが、その人に家まで送ってもらうことになったが、私が無理を言って、どこかの居酒屋絵連れて言ってもらったのだ。

 

「後悔しても、……知らないぜ?」

 

彼はそんなことを言ってはいるけども、私はそんなことは絶対にないと思った。

なんたって、多分私は彼の事が……。

 

「全然ね、……そんなこと、……ないから。後悔、……しないから」

 

そうして言ったら、そうかと短く一言だけ帰ってきた。彼の横顔は何処か楽しそうに見えたのは、私の気のせいではないだろう。

 

 

 

 

〜化け猫横丁〜

 

「あんたは…………、ぬらりひょんの孫かい。妖怪なら顔パスだね、通んな!」

 

ふわりと体が浮いたかと思うと、彼の位置はいっきに扉まで移動し、私を隠しながら化け猫がいる居酒屋に入る。

一瞬おばあさん(最初に声をかけた老婆)に変な顔をされたが、そんなことはなかった。

道を進んでいくと、周りから、いや屋台から声が上がる。

 

「いらっしゃーい!!」

 

「2名さまおとおししまーす!」

 

店員の軽快な声が響き、活気が溢れる、まさに居酒屋というに相応しい雰囲気の店に入る。

 

「お冷一つ。彼女にゃ水を。ちなみにその子は13だ」

 

「へいっ!13……おめでたじゃないですかいっ!!すぐに甘い「でざーぁと」を用意させますんで!」

 

彼は猫の店員さんにそう声をかけると、店員さんは畏まった、でも、少し砕けた言葉遣いで急ぎ慌てる。

 

「妖怪は13で成人なんだ。……人間ってバレたら、食われるかもよ?」

 

最初は周りにはかろうじて聞こえる程度に。しかし、最後の言葉は私にだけ聞こえるように耳元で。……顔が近いよぅ。

食われるのは勘弁なので、大人しくしてよう。

 

「あら、可愛い子を連れてるじゃない」

 

「ねぇ、大将、その子なんの妖怪?きになるわぁ」

 

彼はフと笑い誤魔化したように、人間だよという。

周りからは大爆笑。妖怪を見て怖がらない少女はいないと、妖怪たちは大きな声で笑っていた。

彼も、笑っていた。

少し、いや結構嬉しくなった。

 

 

 

 

 

♦︎

〜家長宅〜

 

「今日は、その、ありがとうございました。私、楽しかったです。とっても、とっても」

 

私は精一杯の感情を込めて、ありがとうの意を込めて言う。

 

「カナちゃんは、もう関わっちゃいけないぜ?」

 

彼はそんなことを言いながら、少し笑い、また、暇があったら。と言って空に消えていった。

 

 

 

 

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