奴良リクオになりて、妖生を謳歌する。   作:村椿征

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はい、どうもぉー!最近の一押しはこの素晴らしい世界に祝福を!と、ぬらりひょんの孫と、ノーゲム・ノーライフと、バカとテストと召喚獣と、トリニティセブンと、REBORNと、僕は友達が少ないの征でございます!
な、なんと!なんと!!二百名様お気に入りとなりました!
これは、記念すべき年です!なんか節目の時にやるべきですね!お気に入りにしてくださった皆々様のためにも、ここは頑張りたいと思います!!
本当に!本当に!!ありがとうございます!皆様のおかげで日々の生活を頑張れるといっても過言ではありません!
投票者様も九名様と、増えてまいりました!
今後とも、この征精進いたしますのでよろしくです!!
コメント、評価お待ちしております。気が向いたら、何かどうぞ!
疑問や設定についてお答えできることはお答えします!
今回からは視点などの切り替えは特に言いません。
これからは皆様方の想像力を養ってもらうべく(ただ単純に、ふつーに入れ忘れた)、やってみようと思います。
……これでよかったら、そのまま通してみようかな?と、考えております!
では、どうぞ!


風情を愛する総大将、怪異・妖怪「ムチ」との対峙

奴良組本家では、それはそれはとても慌ただしく駆け回るカラス天狗の姿が見える。

三羽烏から来た通達を受け、他の幹部格の妖怪たちにも通達に回っているのだ。

何せ、構成員三百匹の大所帯の狒々組が壊滅状態な上に、今は未知の敵勢力がいるかもとのこと。

これで警戒しないバカはいない。

それはカラスもわかっていることだ。だから大慌てなのだ。

 

「総大将!あなた様にも強力な部下をつけませんと!」

 

「ワシには必要ないぜ?なんたってつえぇからな!」

 

「な!今はそーいう我儘はだめですっ!!」

 

「でーじょうぶだって。……カラス、お前は昔から心配性じゃの!」

 

「む、むぅ。で、では二代目は……」

 

「俺にも必要ないぜ?なんてったて、俺には守る人が二人もいるんだからな」

 

「で、ですよねぇ」

 

「俺も必要ないぜ、カラス天狗。俺はかごめを見るのに忙しくてな」

 

「わたしも戦えるわよ?犬夜叉、昔みたいにまた一緒に頑張りましょう?」

 

「そうだな、久々にいいかもなぁ」

 

ひとしきりにカラスが聞くと、周りはやはり大妖怪。

しかも犬夜叉夫妻と二代目夫妻は惚気る始末。

何か女性陣の顔が火照っているし、もうカラスには収集がつけられないだろう。

そうして頭を抱えているカラスに、無慈悲の鉄槌が下される。

 

「あ、ワシは少し散歩に出かけるから、珱姫のことは桂花、お前が守ってくんな」

 

ぬらりひょんがそう言うと、どこからともなく現れた影が一人。

犬妖怪、日暮桂花である。

あれ、桂花って犬妖怪だよね?これ犬妖怪の速さじゃねぇよ。

もうカラスには世界が濁って見えるぐらいに疲弊していた。

しかし、それは頼もしいことでもある。

カラスは基本ポジティブシンキングで、ほとんどのこと(嫁さん以外)は動じない。

それは、ぬらりひょんたちの手によって、いや、人聞きの悪いことかもしれないが、嫁さん以外にも悩むことができてしまったという、言外に含んだものだろう。

 

 

カラスは改めて向き直って言う。

 

「総大将、あなたは絶対に無理しないでくださいね!」

 

「わかってるって」

 

「二代目様!犬夜叉様!あなた様方もですからね!」

 

「「へいへい」」

 

「だるそうに返さない!!」

 

「カラス天狗様、私は珱姫様の護衛がありますので、それでは」

 

「う、うむ。行って参れ。くれぐれも、くれぐれも……気おつけるように。勝てないと思ったらすぐに珱姫様と共に逃げてくるのだぞ?」

 

「はい。ご丁寧にしてくださり、ありがとうございます」

 

そうしてカラスは役目を終えると、今度は居間にいる、リクオの異母姉の乙名に声をかける。

乙名はお茶を飲んでおり、安穏としている状態である。

流石のカラスもこれには絶句。

もしかしたら、未知の席勢力に襲われるかもしれないのに--!

 

「乙名様!あなたには護衛をつけさせます!よろしいでしょうか?」

 

「……いやじゃ」

 

「はい、では……。え?」

 

「え?ではない、いやだというておる」

 

「いえいえ、いえいえいえ!駄々をこねては困ります!今度という今度はつけてください!」

 

「いやだというものはいやなのじゃ!カラスの分からず屋!!」

 

「分からず屋ではありません!わたしはカラスです!!」

 

「そんな当たり前のことを言うてどうするのじゃ!!知っておるわ!!」

 

「「ゼェハァ、ゼェハァ」」

 

二人とも壮絶な口撃に口撃を重ねて、大声を張り上げていた。

傍から見れば、怒鳴り合いについた代償にしかなってないそれは、とても自業自得という言葉が似合う光景だった。

ここでカラスは冷静になって考える。

もしここで乙名様が護衛をつけないで手傷を負ったとなれば、これは奴良組本家のお目付役たちだけでなく、総大将、二代目、三代目候補リクオ様の顔に泥を塗ることになる。

ここは何が何でも折れてもらわねば……!

 

「わ、わかりました。では、護衛には妖夢をつけます。同性ならば、話も合いますでしょうし、気が楽でございましょう?」

 

「う、うむぅ。確かにそうなのじゃが……。なにぶん、妖夢には避けられてる感が半端じゃないのじゃが…………」

 

「いえ、そんなことはありませぬ。大方、乙名様のカリスマ性に当てられたのでしょう。乙名様は素晴らしい才能と実力を兼ね備えた持ち主ですからなぁ」

 

「う、うむ。……あいわかった。それでは妖夢についてもらうこととしよう」

 

「はは!今すぐに」

 

そうしてカラスは心の安寧を得ると同時に、奴良組本家主要人物の防御体制が整ったのである。

ある花妖怪と隙間妖怪と亡霊姫はどうかしたのかって?

あの方達は、自らの力で百鬼以上。それに準ずる力の膨大さだ。あの方達にそのような無礼なことを聞けば、カラスの身長はもっと縮むだろう。

 

 

 

 

 

 

所変わって、ここはビルが密集する街。

最近は風情やら趣深いものがなくなって来たように感ぜられる。

 

ワシャぁ哀しい!こんなにもでかい無機物がそびえ立つ街の、どこに風情を感ぜられれば良いのやら。

突如として、ビル風が吹き、女子高生のスカートをめくったではないか!

少しは、認めてやってもいいのかもしれんのぅ。

 

あんまり見すぎると、ちょっと寒気がしてくるからやめよう。

家で鬼のような顔をした珱姫が待っている風に想像すると、どれだけ怖いことか。

 

「納豆小僧、ワシはちょっとぶるっちまったぜ」

 

「なぜです?総大将」

 

「珱姫のこと考えたら…………」

 

「…………た、確かに。そりゃ怖いですねぇ」

 

「じゃろう?」

 

なんでもないような雑談をしながら、街をぶらぶらしていく。

途中に宇佐美バアさんからアメをもらい、食えたもんじゃないアメをボリボリしながらまた進む。

 

 

そうして、ふと周りを見てみると、スーパーマーケットが一つ。

そこには見慣れた顔が二人もいる。

陰陽師の嬢ちゃんと、巫女の嬢ちゃんときたもんだ。

五時の鐘がなった途端、その小規模な戦争--タイムセールの半額商品の取り合い--が幕を切って降ろされた。

 

「五時や!!!タイムセールや!!!」

 

「ゆら!!気合い入れるわよ!!!!」

 

「当然や!!……う!!ど……どっちが…………徳や!?わからん……これはマズイで!?」

 

「こ……こっちも…………なんて難しい選択肢なの!?唐揚げがいいか!コロッケがいいか!」

 

そして数分経った後のスーパーマーケットには閑古鳥が鳴いている。

膝をついた少女が二人。

ここは男として、魅せないわけにはいかないだろう。

 

「大変じゃのぅ、毎回こんなことやってんのかい」

 

「あ、あんたは、ぬらりひょん!」

 

「ど、どーしたのよ。私たちを笑いにきたの?」

 

「違う違う!ワシはそんな風情のないことはしないぜ?ほら、お裾分けってやつだ!他人の家でただ飯を食らうぬらりひょんからのお裾分けじゃ!もう二百年先ぐらいまで見られないかもしれんのぅ!!」

 

こうしている方が楽しいし、愉快だ!

全身から笑いがこみ上げ、ついに爆発!

ワシは呵々大笑と涙をちょちょぎる。

腹がよじれるぐらい笑ったのはいつぶりか、確か鯉半がガキの頃に、目無しに襲われて、それを返り討ちにした時だったか!

あの時はガキながらになかなかどうして見所のあるやつだと感心したもんだ!

 

「あ、ありがとう。返してなんて言っても絶対に返さないからね」

 

「う、うちもや!礼はすれども、返却はせぇへんで!」

 

「よいよい!その程度で気にするやつはお前ら二人において他にいんじゃろうて!」

 

こうして、陰陽師&巫女の娘と何気ない与太話などをしていると、変な風が吹き荒れる。

なんじゃ、これは。明らかに妖の類じゃぁねぇか。

唐突にその風は襲ってきた。

その吹き荒れる風は、一つ一つに殺気がこもっていて、さながら全方向から睨みを聞かされてるぐらいの嫌な感じが体を弄る。

その嫌な風から、娘っ子二人を担ぎ、避ける。

 

「…………!ほぅ、避けたか」

 

「ふむ、見た限りお主は四国妖怪じゃなぁ。なんじゃ、四国の田舎モンがなんかようかい?」

 

「ぬらりひょん、あんたの首をもらいうけにきた」

 

「へぇ…………!そいつはいいや。最近退屈してたんだ。こんないいタイミングで敵襲が来るとは思うわなんだ。ビルに上がろうぜ」

 

言葉を交わした瞬間、ワシと、怪異、妖怪ムチはビルへと駆け上がる。

こいつは中々いい、趣きがすこしだけわかるやつみてぇだな。

ワシにはわかる。

こいつは狒々を殺したやつだ。

 

「狒々を殺ったのはお前かい?彼奴はワシとかふぇをする仲じゃたんじゃがのう。惜しい奴をなくした」

 

「奴は強かった。だが、もう歳だった。あいつはもうお前のために力を振るうことはできない。次はお前だ、お前なんだ」

 

「ふむ、多少わかるようじゃが……。お前、風情がないのう」

 

ワシは決めていた、お前との対談で。彼奴は、狒々は古株だったんじゃがのう。

今は、こいつじゃのぅ。

終わらせるとするか。

腹を括った瞬間に、殺意のこもった風が吹き荒れ、ワシに向かって暴れ出す。

 

「無駄だ!風は受け流しても、ムチの毒が体を蝕む!」

 

チャキと鞘から抜かれたドス。

祢々切丸のような妖怪だけを切るような特殊武装はなく、鉄砕牙のように変化する効果もない。

ただのドスにワシの畏れを載せれば--------敵はワシの前で無力と化す。

 

「…………みえねぇ。どこに、いや、そこにいる!?逃げられるはずがねぇ。いや、しかし、確かにいる。なんで、見えねぇんだ……!?」

 

「何物も自分にとって、大きすぎる存在と出会ってしまった時に、その存在を畏れるあまり、気づくことをやめる。見えていても、認識できぬようになる。それがわしの力」

 

(ぬらりひょんの)・明鏡止水』

 

「ワシの盃に波紋は鳴らぬ。……どうじゃ。ワシの戦い方----風情があるじゃろ」

 

ワシは、四国に行かねばなるまい。

あの大狸にあって確かめたいことがあるからのう。

では、行くとするか。

四国へ。

 

「納豆、旅は道連れとよく言うじゃろう?四国へ行くぞ。用ができた」

 

「へ、へい!総大将が言うなら地獄へ付き合う所存!」

 

こうして、ワシたちは娘っ子二人に別れを告げ、四国へ向かうのだった。

 

 

 

 

 

 

 




テスト期間でございます。て、言いますか、後二日しかない。まだ数学にしか手をつけていない!!文系なのに……。いえ、こんなことにめげず頑張っていこうと思います。なので投稿が遅れるかもしれませんが、ご了承ください!!
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