奴良リクオになりて、妖生を謳歌する。   作:村椿征

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はい、どうもぉー!叡でございます!明日には沼津で大会があるので今日投稿させていただきたいと思います!気合が入っておりまして、頑張る所存。何卒宜しくお願いします!あ!投票者様、一人目達成です!本当にありがとうございます!


主さんの古き友人の御家騒動

妖怪退治と護衛がいるという事実を知り、少し頭がクラクラっとしてきた。島くんと清継くんは見てないとぼやいていたが、カナちゃんだけは少し不安そうな顔だ。まあ、彼女は強い。妖怪のぼくらよりも、心が強い。そう安心してしまった。学校から家に帰るとおじいちゃんがいた。

 

「よぅ、リクオ。おめぇあてに客人が来てるぞ。早く行ってやんな」

 

「うん、わかったよ。すぐに行くね」

 

一体誰だろう。ぼく宛の客?もしかしてもしかすると、あの妖怪かも。すぐにその妖怪のイメージがつき、身震いしてしまった。やばい、あの妖怪が来る。そう、鴆くんが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

客間に通された鴆くんに会いに行くため、着替えて向かう。最後にあったのは何年前か?彼ら鴆は体に毒を持っており、その毒を治療や攻撃に使うことができる。しかしそのため彼らは短命で体が弱く病弱だ。だから最近は来れなかったのだが………。体調が良くなったのかどうかは知らない。何か土産話でも持ってきたのだろうか。深く考えるうちにどつぼにはまる。思考のループ。何度も同じところをぐるぐるぐる……。そのため思考を放棄し進む。何が待っていようとぼくは道を突き進むだけだ。そう思考放棄(逃避)しているうちに客間の前に着き、三回ノックして失礼すると声をかけて襖を開けた。

 

「若!お久しぶりでございます、鴆です!」

 

「ああ、久しぶり。鴆くん、元気にしてたかい?」

 

「ええ!私はなんとも……。それよりも若のお身体の方が大事にございます。大丈夫だったでしょうか」

 

「ぼくはなんともないよ。それよりも鴆くんのことさ」

 

「なんと……!この私目のために、わざわざ若を心配させるとは!申し訳ございません」

 

「いや、気にしないで。心配性なのは癖なんだ」

 

「そうでございますか、失礼しました」

 

昔からこうなのだよな。とてつもなくぼくにはと言うか本家には丁寧で、他の知らない組とかには厳しい目を送るという。その丁寧語をやめてもらいたいのだが、というか一度やめてと言ったのだが一向に聞く気配がない。これは彼の性なのだろう。そう思い切って治すのを諦めた。そうしてしばらく談笑していたら、氷麗が来てお茶を持ってきてくれた。茶を置いてごゆっくりという様はとても美しく凛としていた。さすがはぼくが好………なんでもない。いや、違うんだ。そうじゃない。とりあえずこの思考はやめにしないと、自分が恥ずかしすぎて死ぬ。急に出てきたものだから、いつもはこの思考に直結することはない。しかし、今回は急に出てきたため心の整理ができなくなっていたようだ。取り乱してしまったが、ちょうど心が落ち着いたところで鴆くんが帰りますといい、火車に乗って帰って行った。そうしてからしばらく経ち、酒を渡すことを思い出した。これはまずいと思い、じいちゃんに

 

「おじいちゃん!鴆くんに酒を届けてくる!」

 

「おお!早いうちに帰ってこいな」

 

さて、と。急がなければ!なぜか妙な胸騒ぎがする、心配だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鴆一派の屋敷に着くと、それはもう酷い状態だった。周りの竹は燃えていて、屋敷の壁はボロボロのズタズタ。これはどう考えても人為的なものだ。屋敷本体は燃え盛っており、轟々と音を激しく立たせながら火を吹いている。

 

「鴆、鴆はどこだ!誰だ、鴆一派の屋敷を燃やしたのは!」

 

「それは私だよ、奴良組三代目」

 

「貴様は確か、鴆のお目付役の蛇太夫。貴様ァ!……ゆるさねぇ」

 

「リ、リクオ。なんでここに。いや、すみません若。動転しておりました。こやつに図られたのでございます。この俺とあろうものが、こんなことで」

 

「待ってろ。すぐ終わりにしてやる。行くぞ」

 

「お前は誰だ!奴良組三代目はどうした!」

 

「テメェの目の前にいんじゃねぇか。変化した奴良リクオがよぉ」

 

「ま、まて。待ってくれ!や、ややだ。死にたく……ぎゃぁああ!」

 

最後に蛇太夫は断末魔をあげ、地獄に逝った。あっけない最後だったと言える。

 

「鴆。大丈夫だったか。もう安心しな」

 

「あんたが、まさか。妖怪変化したリクオかい?」

 

「フッ、やっぱり鴆は丁寧語つかわねぇ方があってるぜ」

 

「そうかい?俺は生意気だと思ってるんだがな」

 

「そんなこたぁねぇさ。お前は十分に立派な妖怪だぜ?」

 

「ありがとよ。……ところでよ、リクオはなんでここに来たんだ」

 

「ああ、そういやぁ………」

 

「若!若!カラスです。カラス天狗でございます!酒はここですよ!」

 

「おお、すまねぇな。じゃ、一杯やるか」

 

「おっ!あんたが注いでくれんのかい?」

 

「ああ。注いでやる」

 

「なぁ、リクオ。あんたと正式に義兄弟になりてぇ。酌み交わそうぜ五分五分の酒をよ」

 

「ああ、いいぜ。鴆は弱い妖怪だからな。俺が守ってやる」

 

こうして鴆と義兄弟の盃を酌み交わした。帰り道、俺はカラス天狗に尋ねた。

 

「なぁ、カラス。あとどれぐらい盃を交わせばつえーやつになれる?」

「リ、リクオ様。お継ぎになる覚悟はあるのですね。百の数でございます。そこまでしていただかないと、リクオ様の目指すものにはなれないとカラスは思います」

「そうかい。なら百の数、盃を酌み交わしてやるよ」

 

こうして夜は更けていく。こんな一日の出来事であった。




今回は少し試させていただきまして、「」のところを詰めて書くか、詰めないで書く、どちらの方が見やすかったでしょうか?私は書いている人なのでわからないのですが、皆様はどうした方がよろしいでしょうか?そこのところを感想いただけると幸いでございます。その他きになることがあれば、私のことなんかも、答えられる範囲で答えていきたいと思います。ありがとうございました。
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