ーーーーー玉狛第二・作戦室ーーーーー
「一時に出来る限りの隊は作戦室集合…って、なんだろうね。修くん何か聞いてる?」
「いや、僕も聞いてない…。風間さんから全部の隊に話がある事だけは知ってるけど」
オサムも知らないって事は侵攻関係の事か…?またどこか攻めてくるとか。でもそのわりには最近防衛任務減ってるから、その逆か?
どちらにせよオサムに変な事知らせるとまたこの前みたいに無茶しそうだ。連絡ないのは当たり前かもしれない
時刻になりモニターが暗転した後、風間さんが映った
「あ、始まるみたいだ」
『各隊に通達だ。本部に代わり風間が連絡させてもらう。四日後よりボーダー特別チーム戦を開催する。参加は自由だが、上位には賞金とボーナスポイントもある。詳しいルールは後ほどプリントを配るが、各自でメンバーを集めチームを組み……』
ヴーーー、ヴーーー、ヴーーー
このタイミングで誰から連絡だろう
みんな風間さんの連絡をモニターで見てると思うんだが
「悪い、おれの携帯だ。ちょっと出てくる」
「ああ」
見てみると携帯電話に表示されていたのは登録されている数少ないうちの一人、緑川だった。このタイミングでかけてくるってことは、もういろいろお察しだな
『もしもし?!ユーマ先輩?みたみた?おれとチーム組もうよ!!』
『まだ見終わってないんだけど…』
『チーム組むの早いもん勝ちなんだから待ってられないって!いいでしょ!?おれと組もうよ!!』
『おれと組むとして、後の人にアテはあるの?それとも二人チーム?』
『大丈夫大丈夫!もう決まってるから!』
『ふむ。いちおうウチのリーダーに確認してからだな』
『オッケーだったらラウンジ集合ね!』
オサムが隊で出たほうが得る物があるって言うなら、隊で出る事になるだろう
上を目指すのに使える機会は使いたいって思うかもしれないしな
「オサムー、ミドリカワにチーム誘われたんだが、行ってもいいか?それとも玉狛第二で出たりする?」
「今、空閑が出てる間に風間さんが言ってたんだけど、他のチームの人と組むのが好ましいみたいだ。実践での適合率とか柔軟性を高めるためにも、チーム以外の人とチームを組む事が必須らしい」
なるほど、実践だとチームが揃うのを待ってたら動けなくなるかもしれないからな。なかなか考えられてる…。さすがはボーダーだな
「玉狛第二そのままだと出れないってことか。ならミドリカワのところに行ってくる」
「ああ。やるからにはお互い勝ちを目指そう」
「そうだな。オサムもチカも早めにチーム決めておけよー。早い者勝ちらしい。ミドリカワが言ってた」
言い終わるや否や作戦室を飛び出してしまう。携帯が何度も震えており、緑川が相当急かしているだろう事がわかる。せっかちなやつめ
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「あー、ユーマ先輩やっと来た!遅い!」
「お、白チビじゃーん」
「玉狛のメガネくんのとこのか!」
「ユーマです、よろしく。よーすけ先輩、いずみ先輩」
緑川に呼ばれた通りの場所に行くと、緑川以外にも知ってる人が揃っていた。よーすけ先輩と、太刀川隊のシューターの人。いずみって人だ。この人達とチームか。
…でも、どうやってこの短時間で?
「どうやってこの短時間でチーム決めたの?」
「これ」
見せられた携帯の画面には、三人のチャットグループのルームがあった。一番最初によーすけ先輩の発言のOKの文字。直後にミドリカワのOKの文字。数分後にいずみ先輩のOKの文字。
「なるほどね。こりゃ早いわけだ」
「いやいや、早すぎなんだよなー。俺なんか風間さんの説明の途中で作戦室の外から呼ばれたんだぜ?どんだけ早いんだよ槍バカ」
「各自でチームを聞いた瞬間に作戦室飛び出ながらLINEした」
「よねやん先輩に同じく」
「戦闘バカだな」
「誰がだ弾バカ」
チームのメンバーはこれで決まりだろう。数少ないボーダーの知り合いで、自分の隊以外でこれほどやりやすい人達はいない。お互いに動きや強さを知ってるからこそ、安心してチームが組める
「…そういえばオペレーターはどうするの?」
「「「………あっ」」」
この早さでチームが決まったんだから、当たり前と言えば当たり前か。オペレーターを全く考えずに見切り発車でチームを決めて、行き当たりばったりで適当に解決して行くスタイル。この人達らしい
「…よねやん先輩かいずみん先輩だれか誘ってよ」
「栞は白チビのチームだからなぁ。あんまり心当たりねーな」
「隣のクラスにヒカリいるから頼んでみるか?」
「そういやいたな!ヒカリでいいや、さっさと頼んじまおうぜ」
「ヒカリ?とは?」
「俺も知らないや。どの隊の人?」
「ほら、影浦隊の言葉遣いが荒い…」
「ほう?」
「「げぇっ!」」
「言葉遣いが荒い?ヒカリ“でいいや”…?」
「い、いや、言葉の綾っていうか…なぁ?米屋」
「そうそう、たまたま言葉が悪かっただけで…」
よーすけ先輩といずみ先輩の取り乱し方を見る限りおそらくこの人がヒカリかな。痛そうなパンチを繰り出してる…。今はあんまり寄らないようにしよう。自己紹介はまた今度でもできる。今は巻き込まれない事が第一だ
「ミドリカワ、個人戦いこうぜ」
「う、うん…こっそりね…」
すまん、よーすけ先輩。いずみ先輩。優秀なトカゲは、尻尾を切るのも再生するのも早いのだ…
エントリーNo.1
出水隊
★シューター:出水 公平
アタッカー:米屋 陽介
アタッカー:空閑 遊真
アタッカー:緑川 駿
オペレーター:二礼 光
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誰もが思い浮かんだであろうチームが最初です。ランバネイン戦は興奮しますよね
緑川や米屋との仲の良さからユーマもここに加わる事になったみたいです
隊長は影の支配者のヒカリがめんどくさがったため出水に。米屋とじゃんけんで決めました
成績の悪さならこのチームを下回れるチームは存在しません。いろいろ問題点を抱えてて、ちょっと小話がしたくなるようなチームですが、出来るだけ本編で書けるよう頑張ります。書けなかったらどっかの後書きに書きます