世界が俺を求めてる   作:ゴーゴー

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繋ぎのお話し

面白味も斬新さもオチもなし

次はちゃんとしたお話し!


……になると良いな


04 織斑達が俺に決闘させようとしてくる

 千冬さんの拳がフルスロットルした後の自己紹介は滞りなく進み終え、休み時間。至福の時間かと思っていたがそうではなかった。

 人、人人。もはや外の風景が見えないのほどに廊下へわらわらと人が集まっている。

 目的は勿論俺と織斑。身近に珍しいものがあるとなれば野次馬になるのが人の性。当然の真理だった。

 目という目が俺達を突き刺していく。それは好奇であったり、嫌悪だったり、腐であったり、様々。

 その全てが少女ということに、モテ期到来かと喜ぶべきか、異性に見られ続けられることに対し胃を痛めるべきか。

 

「……少し良いか」

 

 机に突っ伏していると不意に声をかけられた。全員が全員、声をかけるか否かと探り合いをしたりキャッキャッしている時に声をかけてくる猛者がいた。

 

「箒ちゃん?」

 

「う、うむ」

 

 箒ちゃんだった。

 

 視線が気になるのか場所を変えようとは箒ちゃん。それについては同意だったので彼女の後をついていった。そして屋上へ。太陽燦々、良い天気である。

 

「……」

 

「……」

 

 指をツンツンさせて、時折こちらへ顔を向けて視線が合い、頬を染めて俯く。その繰り返し。

 非常に可愛らしい仕草ではあるが、沈黙には耐えられない系男子なのでなにか声をかけてくれると助かる。自分からかけても良いのだが女子に話しかけるの苦手系男子なので勘弁してほしい。

 

「ひさ……久しぶり、だな」

 

「そうだね、久しぶり」

 

 やっと声をかけてくれた箒ちゃん。任せろ、話しかけるのは苦手だが話をどうにかこうにか広げるのは得意系男子なのだ俺は。

 

「リボン、今でもしてくれてるんだな」

 

「あ、当たり前だ。これはミコトからもらった大切なものだからな」

 

 箒ちゃんはリボンへそっと触れ、嬉しそうに微笑んだ。なんと様になる光景だろうか。

 

「ミコトもリボン、つけていてくれたのだな」

 

「箒ちゃんからもらった大切なものだからな」

 

「こ、こら、真似するんじゃない!」

 

 頬を膨らませる箒ちゃん。艶のある黒髪、豊満な双丘、きゅっと締まった腰、スラッと伸びた足、そんな大人っぽい容姿とは裏腹な子供っぽい怒り方がなんとも刺激される。ギャップというやつだろう。

 眼福と共に、もっと的確で美しい表現ができる語彙力が欲しいと思った。

 

 緊張が解けた俺と箒ちゃんはその後少し話して、教室に戻った。遅れたら腹に風穴が空く。もしくは首がなくなる。

 

 

 戻るとすぐにISの授業が始まった。聞き覚えのない単語を教科書と参考書を睨みながらノートへ書き殴る。

 しかし内容は右から左へスルースタイル。見た目だけは真面目にしようという精神である。

 専門用語ってどうしてこんなに覚えにくいのだろうか。漢字の羅列だったり英字の羅列だったり、そして長いし似たような名前が多い。

 

 勉強なんて嫌いだ。くそったれ。

 

「古い電話帳と間違って捨てました!」

 

「馬鹿者が」

 

 織斑撃沈。

 

 勉強死すべしと呪い始めた頃であった。最前列で頭を抱えていた織斑が、でけぇ副担任の回文先生に何かわからないことがあるかと聞いたところ「まるっと全部わからない」と返し千冬さんの参考書はどうした、の問いに対する答えが先の電話帳と間違って、である。

 確かに厚さは似てるかもしれないが捨てる前に一度確認するだろう。いや、そもそも今時電話帳なんて見ないぞ。良くあったな。

 そして更に言えばそれを正直に話してしまうところが馬鹿だ。もう少しマシな嘘があるだろうに。

 可能性の一つとして、電話帳云々を言い訳として言ったにしても、もっとあるだろう。マジか織斑。大丈夫か織斑。

 

「……御山、貴様は捨てたなんて言わないだろうな」

 

「大丈夫です、持ってます」

 

 ノートもとって授業もきちんと聞く。理解できているかを除けば完璧である。褒めても良いんだぜ。

 

 

 

 

 

 

「ちょっとよろしくて」

 

 知識は身に付かず、疲労感のみが残ったグロッキーな状態で迎えた休み時間。幸いなのは次の授業が一般教養なところか。

 しかし英語か……もう良いんじゃないかな英語やらなくて。ISのおかげで日本語も浸透してきたし、共通語日本語で良いと思うんだ。今度、束さんに頼んでみようかな、そうしよう。それが良い。

 なんてことを思っていると見事に女尊男卑に染まってそうな高飛車っぽい女生徒が声をかけてきた。

 

「んぁ?」

 

 織斑、その返事はどうかと思う。

 

「まぁ! なんですのそのお返事!」

 

 から始まる織斑とのコント。その最中で織斑の天然ボケに対し周りの女子がまたもズッコケて早速クラスの団結力を発揮した。ここは芸人育成学校だっただろうか。

 

「覚えていなさい!」

 

 金髪の少女は俺に向かってそう宣言して去っていった。……また俺の知らぬところで話が進んでいたらしい。この思考を始めると周りをシャットアウトしてしまう癖はどうにかした方が良いと切に思いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

「では来週、オルコット、織斑、御山の三名で代表決定戦を行う」

 

 クラス代表を自薦他薦の推薦で決めることになり、珍しさで男である俺と織斑が推薦された。それに対し件の金髪――セシリア・オルコットが男など笑止から始まる日本への罵倒を繰り返し自分こそがクラス代表と声高らかに宣言。それに対し、日本を馬鹿にされたと織斑参戦、当然のように傍観していた俺を巻き込み、決闘の流れとなった。

 聞けばオルコットさんはISの代表候補とのこと。ISに触れて間もない俺たちに勝ち目はない。にも拘わらず織斑はやる気満々だし、千冬さんは伸びきった鼻をへし折ってやれなんてあたかも俺が実力者のように言うし、箒ちゃんは特訓しようと剣道をさせようとする。俺剣道したことねぇよ……。

 

 

 

 

 

 

 そんな入学早々の一幕。

 

 

 

 




最後の辺りは思いつかなかったので大ざっぱカット。

実力がないから仕方ないよね!


次回ニューヒロイン登場。

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