わたしは、内藤こころ。訳あって、お姉ちゃんの矢澤にこを追跡しています。何故、名字が違うかって?わたしは家庭の事情で内藤を名乗っています。お姉ちゃんは、ママが再婚前に、世帯から抜けていたので旧姓のままなのです。
やばい!危うくお姉ちゃんを見失うところでした。
何故、追跡しているのは、幼なじみの春日井 叶ちゃんと妹のここあの三人でスクールアイドルをはじめまして、かなえちゃんが絵里先生に再結成をお願いしたら、悩みながらも承諾してくれました。そして、お姉ちゃん以外のメンバーもいろいろな問題や悩み、苦悩があったけど、みんなと一緒に解決して参加してくれましたが、今のお姉ちゃんを助けない事には無理でした。メンバーの誰も、お姉ちゃんの家を知らないため、わたしが追跡していた。
目的は、お姉ちゃんの生活の実態と通帳を調べる為です。わたしなら、絵里先生達にまだ明かしていませんが、矢澤にこの妹ですよ!お姉ちゃんの性格や大切な物の隠し方ぐらい分かります。なので、自宅が分かり次第、侵入・・・・ゲフン、ゲフン・・・・いろいろと調べます。
お姉ちゃんの話しだと、高級なマンションに・・・・・・あれ?・・・・お姉ちゃんが、入って行ったのって・・・・・何これ?・・・・オンボロのアパート・・・・に住んでたんだ・・・・・じゃあ、今日夕飯作ってくれた食材は?どこから?だって・・・・・ひとまず、自宅が、分かったから・・・・・家に帰ろう・・・・
わたしは、急ぎ自宅に戻った。
わたしは、お姉ちゃんが夕飯の準備で捨てた、トレイやラップに貼ってあるシールを調べた。
うっ、嘘でしょ?全部、あのスーパーの廃棄品?なんで・・・・
はぁ・・・・・明日、学校さぼって、お姉ちゃんの家で、いろいろ調べよう・・・・・絶対、何かあるし、嘘付いてなければ、いいだけど・・・・
翌日、わたしは学校をさぼった。お姉ちゃんの家の側で、お姉ちゃんが出て来るのを待った。
8時になると、お姉ちゃんが出て来た。わたしは一応、お姉ちゃんの勤め先まで追跡した。
やっぱり、あのスーパーで働いていたんだ・・・・・やっぱり、アイドルやっていたって嘘だったの?また、嘘を付いていたの・・・・あの時見たいに・・・・
わたしの中で何かが壊れた・・・・・・
わたしは、ふらつきながらお姉ちゃんのアパートに向かった。
部屋の前に着くと、表札を見た。
『矢澤』
うっふふ・・・・・何かも調べ尽くすからね!
わたしは、ポケットから二つヘアピンを出した。ヘアピンを真っ直ぐに延ばし、鍵穴に刺した。いわゆる、ピッキング。出来るのは、かなえちゃんにも絵里先生にも話してないよ。だって、泥棒さんと変わらないじゃん!
ガチャリと鍵開いた。
わたしはお姉ちゃんの家に侵入した。
やっぱり、汚い部屋だなぁ・・・・・寝室は?
おぉ~アイドルグッズが沢山ある~って事は・・・・通帳は・・・・・あった。やっぱり、貴重品はアイドルグッズの中に隠してあったし、なんだろう。違和感を感じる。
本棚を見渡すと、やっぱり変・・・・わたしは、一冊の本を手に取った。
何で、アイドル関係の本の中に小説があるのだろう・・・・・しかも、分厚い・・・・
内容は恋愛物・・・・・表示裏がやけに不自然・・・・・
わたしは、表示裏のテープを慎重に剥がした。表示の布を丁寧に剥がすと、中から真鍮色の鍵がテープに貼られていた。その鍵を取りだし、ポケットに仕舞った。表示を元に戻し、本棚に戻した。
やっぱり、お姉ちゃん。秘密の物は鍵の付いた棚に隠して、鍵は本の表示裏やくり抜いて隠す。昔から変わってないよ。
わたしは、鍵付きの棚に向かい、ポケットから鍵を取りだし鍵穴に差し込んだ。ゆっくり回した・・・・・ガチャリ・・・鍵が開いた・・・・・
開いた・・・・・中身を拝見!
わたしは、棚の中を調べた。棚中には、何冊もの日記が仕舞われていた。
お姉ちゃんの隠しものって、日記なの?
わたしは、日記を袋に入れ、部屋を探し回った。キッチンの引き出しから、アパートの予備キーを手に入れ、他に無いか調べた。
結局、何も無かったけど部屋を元に戻し、アパートを出た。
家に着き、わたしは部屋に戻り、お姉ちゃんの日記を見た。表示には『にこ日記』と書かれていた。日記の最初のページをめくると、こんな言葉が書いてあった。
わたしの正直で素直な気持ちを書き綴りたい。
でも、今のお姉ちゃんは・・・・・
わたしは、日記を読みはじめた。
日記を読んで、起こるハプニングがあるとは知らずに・・・・