『月光幻の咆哮』に効果②を追加しました。
少し複雑なので、ここで説明しておきます。
『月光幻の咆哮』 魔法カード
「月光幻の咆哮」①の効果は1ターンに1度しか、発動することができない。
①このカードを発動するターン、自分はこのカード以外の効果で特殊召喚することができない。融合、シンクロ、エクシーズの何れかどれかを選択し、選択したモンスターを1体をエクストラデッキから特殊召喚する。このカードの効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効となり、このターン攻撃ができず、そのターンのエンドフェイズ時に破壊する。②このターン、既に通常召喚を行っている場合は発動することができない。墓地のこのカードをゲームから除外することで発動できる。このターン、特殊召喚されたモンスター1体を対象とし、通常召喚として扱う。
それでは、本編をどうぞ。
体育館に強烈な旋風が巻き起こる。
月の輝きを象徴とし、唸る咆哮で体感を震えさせる雄叫びは、まさに驚異そのものだ。
今ここに、希望の戦士と月の竜がぶつかり合う。
「…『月光幻の咆哮』で呼び出したモンスターは攻撃ができず、エンドフェンズに破壊される」
「けど、遊にぃはその程度で終わらないでしょ?」
「あぁ…勿論だ!____________俺は『強欲で謙虚な壺』を発動!」
「無理だよ!そのカードは特殊召喚されたターンは使用できないんだからっ!」
「この瞬間、墓地の『月光幻の咆哮』の効果を発動!このターン、まだ通常召喚を行っていないとき、このカードをゲームから除外して、自分のフィールド上のこのターン特殊召喚されたモンスター1体の行った召喚方法を通常召喚として扱うっ!」
「そういえばまだ召喚権を……流石だよ、遊にぃ!」
遊蒔のデッキから3枚めくられ、そのイラストが遊蒔の目の前に現れる。
・『MM コールドフォース』
・『MM
・『MM-
「どうやら俺は運がいいらしい。俺はフュージョン・フォースを手札に加える。『月光幻の咆哮』の墓地効果を使用したターンは通常召喚ができない。俺は、3枚伏せてターンエンド」
月邑 遊蒔/1
そして、コールと共にアビスライト・ルナ=ドラゴンが消えていった。
(…ホープ・ディフォルトの効果で攻撃が出来ないのに、融合モンスターを破壊覚悟で呼んだ…それに加えて特殊召喚を出来なくするカードサーチの魔法カードを発動。…でも、本当にそれだけなの?目的は融合召喚扱いのアビスライトを墓地に落とすことなの…?)
「私のターン、ドローッ!」
月邑 巫音/4
遊蒔のフィールドには、攻撃表示のブラックリザードと伏せカード2枚。先程、遊蒔が手札に加えた『MM-RUM フュージョン・フォース』は速攻魔法…現在伏せられている可能性はある。
(でも、遊にぃの場にランクを持つモンスターはいない……何を狙ってるのか全くわからない今、私がやることは____________)
「全力で追い討つッ! 私はフィールド魔法『エクシーズ・ゲート』の効果でデッキから『エクシーズ・ゲットリケラ』を特殊召喚ッ!」
『エクシーズ・ゲットリケラ』
地 ☆☆☆ ATK1100
またもやゲートから光が木霊し、データの中より、3本角のトリケラトプスモンスターが現れる。
「そして手札から『ナンバーズ・オーバーフローリアン』を通常召喚ッ!」
『ナンバーズ・オーバーフローリア』
光 ☆ ATK 0
数字の召喚軸と共に、無邪気な幼女モンスターがフィールドを飛び回り、笑顔で現れる。
しかし、その期を逃すことない眼差しで、遊蒔の罠が発動した。
「俺はこの瞬間、永続罠『飛翔する月影の儀式』を発動! 相手の攻撃力1000以下のモンスターが召喚される度、このカードに飛翔カウンターを1つ置いていく!ナンバーズ・オーバーフローリアの召喚により1つ目だ」
遊蒔の罠が煌めき、足元に儀式のような魔方陣が現れ、その真上に金色の宝玉が浮遊する。
「やるね…私は『ナンバーズ・オーバーフローリア』のモンスター効果を発動!デュエル中に1度、自分の『ナンバーズ』『エクシーズ』と名の付くモンスターを対象に、『ナンバーズ・オーバーフローリア』の《レベルを足して、合計を倍にしたレベル》と《対象にしたモンスターの、そのままのレベル》で2度エクシーズ召喚を行うことができる!」
「…2体で2度のエクシーズ召喚だと?!」
「まず、私は2体のレベルの合計…4を倍にして8にしたレベル2体でオーバーレイ____________《あまねく銀河を統べる
分身となったレベル8の煌めきが2つ、上空の渦へと吸収され、新たな形となって異次元より現れる。蒼き煌めきを宿し、金色に光るオーラが全てを神々しく染める存在感は、遊蒔をも驚愕させるほどの巨大な竜であった。
『NNo.63 銀河眼の原点竜皇』
光 ★★★★★★★★ ATK3000
「そしてレベル3の2体でもう一度オーバーレイ____________《深く沈みし、古代の竜よ…今こそ蘇れ》、エクシーズ召喚ッ!____________ランク3『NNo.17 リバイブ・ドラゴン』ッ!」
またもや渦が反応し、2つの存在が新たな形となって異次元より現れる。長い身体をくねらせ、地の底から這い上がるように、その竜は雄叫びを上げる。
『NNo.17 リバイブ・ドラゴン』
水 ★★★ ATK2000
「…伝説のエクシーズモンスターの化身が3体も……侮れない妹だな、本当に」
驚愕を言葉にする遊蒔だけでなく、周囲のデュエルをしていた生徒達も驚きの声を出し、そのエクシーズモンスターの襲来を目にしていた。
「褒めても一切手を抜かないよ!私はホープ・ディフォルトの効果!オーバーレイユニットを1つ使って、相手は次のターン、バトルフェイズを行えない____________そして、私は『NNo.17 リバイブ・ドラゴン』の効果を発動っ!オーバーレイユニットを1つ使って、攻撃力を半分にし、遊にぃにダイレクトアタックッ!《リバイブ・ウォーターウェーブ》」
「ぐっ…ぁッ!」
月邑 遊蒔 LP2500➡LP1500
「まだまだ!次は『NNo.39 ホープ・ディフォルト』で『MM ブラックリザード』を攻撃っ!____________《ホープ剣・ディフォルトスラッシュ》」
「ホープ・ディフォルトの攻撃時に罠発動っ!《MM ジャスト・クロックタイム》」
ホープ・ディフォルトの攻撃がブラックリザードを断ち切る瞬間、まるで時が止まったかのようにモノクロの世界へと移り変わり、ブラックリザードが瞬時に守備表示へと姿を変えた。
「このカードは自分の『MM』モンスターの表示変式を変更させる…そして、墓地にいったこのカードを除外する事で、破壊された『MM』モンスターの以外の墓地の『MM』モンスターを2体効果を無効にして表側攻撃表示で特殊召喚する____________戻ってこいっ!『MM ホワイトリザード』『FMM アビスライト・ルナ=ドラゴン』」
「アビスライトを墓地へ送ったのはこの為だったんだね…でも、攻撃表示のホワイトリザード付きじゃ、終わりだよ!私は『NNo.63 銀河眼の原点竜皇』で『MM ホワイトリザード』を攻撃___________《始動のオリジン・フォトン・ストリーム》」
弾けるような銀河の閃光が全ての存在を抹消するかのように、破裂の一撃を放つ。巨大な光の咆哮に包まれるホワイトリザード。伏せているカードはわからない…が、ほぼ確定に勝利を確信している巫音。そして、それを前にして遊蒔は……笑っていた。
「…まだ終わらないさ。俺は速攻魔法『MM RUM-フュージョン・フォース』を発動っ!」
「このタイミングでランクアップ?!でも、フィールドにはランクを持つモンスターは……」
「さて、どうかな?」
巫音が見渡すモンスター。レベル3の攻撃されようとしているホワイトリザード。そして、現在発動中の魔法カード…融合モンスター『アビスライト・ルナ=ドラゴン』レベ____________ランク8?!。
「え、なんで?!なんで、アビスライトがランクを…………」
「アビスライトの効果だ」
「ッ?! おかしいよね?!アビスライトは『MM ジャスト・クロックタイム』で効果は無効となっているはずでしょ?!」
「…だな。だが、それがアビスライト・ルナ=ドラゴンのモンスター効果なんだよ。『FMM アビスライト・ルナ=ドラゴン』は自身のモンスター効果が無効となっているとき、このモンスターのレベルをランクにすることができる____________つまり、俺はランクアップの対象とするのは『FMM アビスライト・ルナ=ドラゴン』ッ! 『MM RUM-フュージョン・フォース』は、自分の『MM』と名のついたモンスターのランクをフィールド上のモンスター1体をリリースし、そのモンスターのレベルと同じ数だけアップさせるっ!俺は『MM ホワイトリザード』を対象とし、リリースッ!」
『FMM アビスライト・ルナ=ドラゴン』
★★★★★★★★➡★★★★★★★★★★★
「そして、そのランクと同じランクのモンスターをエクストラデッキから、そのモンスターを対象にエクシーズ召喚扱いとして特殊召喚するっ!____________『FMM アビスライト・ルナ=ドラゴン』で、オーバーレイネットワークを再構築っ! 《深淵より尚暗き、闇を震撼させる大いなる歴史に一筋の希望を見せよッ!》____________エクシーズ召喚ッ!来てくれ『
特殊召喚されたアビスライトを呑み込むブラックホールのような渦が出現し、それに導かれるようにアビスライトが浮遊していく。そして、遊蒔の宣言と共にアビスライトが渦に呑み込まれ、雷鳴と突風が巻き起こる。そして、数秒後……天変地異とも思わせる震動が空気を辿り伝え、まるで《幻想を見るかのよう》な光輝く漆黒のドラゴンが渦を満月と化し、顕現した。
『XMM リヴァルヴィン・カンテライト・ルナ=ドラゴン』
光 ★★★★★★★★★★★ ATK3500
「……ギャラクシーアイズの攻撃力を上回ってる…」
「まだ負けられない。さぁ、もっと楽しもうか?我が妹様っ!」
「遊にぃ、キャラ変わってるじゃん?!あーもう!私はこれでターンエンドッ!」
***
「…強い波動だけど、ゾディアックじゃないわね。彼奴の情報は本当なのかしら?」
「あのお方が嘘をつく訳がない。それに、既に名前も収集している…まずは1人目____________月邑 遊蒔」
「2人目は、その妹____________月邑 巫音ね。それじゃ、さくっとやっちゃいましょ?」
「気を抜くな。抜けば星座に喰われる」
「ふふ…了解」