遊戯王 Zodiac signs   作:幽鬼兎

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ごとうさんの指摘により、シナリオを少し変更します。
『月光幻の咆哮』に効果②を追加しました。
少し複雑なので、ここで説明しておきます。

『月光幻の咆哮』 魔法カード
「月光幻の咆哮」①の効果は1ターンに1度しか、発動することができない。
①このカードを発動するターン、自分はこのカード以外の効果で特殊召喚することができない。融合、シンクロ、エクシーズの何れかどれかを選択し、選択したモンスターを1体をエクストラデッキから特殊召喚する。このカードの効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効となり、このターン攻撃ができず、そのターンのエンドフェイズ時に破壊する。②このターン、既に通常召喚を行っている場合は発動することができない。墓地のこのカードをゲームから除外することで発動できる。このターン、特殊召喚されたモンスター1体を対象とし、通常召喚として扱う。


それでは、本編をどうぞ。





【6話】RUM!深淵のその先へ

体育館に強烈な旋風が巻き起こる。

月の輝きを象徴とし、唸る咆哮で体感を震えさせる雄叫びは、まさに驚異そのものだ。

 

今ここに、希望の戦士と月の竜がぶつかり合う。

 

「…『月光幻の咆哮』で呼び出したモンスターは攻撃ができず、エンドフェンズに破壊される」

「けど、遊にぃはその程度で終わらないでしょ?」

「あぁ…勿論だ!____________俺は『強欲で謙虚な壺』を発動!」

「無理だよ!そのカードは特殊召喚されたターンは使用できないんだからっ!」

「この瞬間、墓地の『月光幻の咆哮』の効果を発動!このターン、まだ通常召喚を行っていないとき、このカードをゲームから除外して、自分のフィールド上のこのターン特殊召喚されたモンスター1体の行った召喚方法を通常召喚として扱うっ!」

「そういえばまだ召喚権を……流石だよ、遊にぃ!」

 

遊蒔のデッキから3枚めくられ、そのイラストが遊蒔の目の前に現れる。

 

・『MM コールドフォース』

・『MM 光渦巻く月光(ルナティック・トルネード)

・『MM-RUM(ランクアップマジック) フュージョン・フォース』

 

「どうやら俺は運がいいらしい。俺はフュージョン・フォースを手札に加える。『月光幻の咆哮』の墓地効果を使用したターンは通常召喚ができない。俺は、3枚伏せてターンエンド」

 

月邑 遊蒔/1

そして、コールと共にアビスライト・ルナ=ドラゴンが消えていった。

 

 

 

(…ホープ・ディフォルトの効果で攻撃が出来ないのに、融合モンスターを破壊覚悟で呼んだ…それに加えて特殊召喚を出来なくするカードサーチの魔法カードを発動。…でも、本当にそれだけなの?目的は融合召喚扱いのアビスライトを墓地に落とすことなの…?)

 

「私のターン、ドローッ!」

 

月邑 巫音/4

 

遊蒔のフィールドには、攻撃表示のブラックリザードと伏せカード2枚。先程、遊蒔が手札に加えた『MM-RUM フュージョン・フォース』は速攻魔法…現在伏せられている可能性はある。

 

(でも、遊にぃの場にランクを持つモンスターはいない……何を狙ってるのか全くわからない今、私がやることは____________)

 

「全力で追い討つッ! 私はフィールド魔法『エクシーズ・ゲート』の効果でデッキから『エクシーズ・ゲットリケラ』を特殊召喚ッ!」

 

『エクシーズ・ゲットリケラ』

地 ☆☆☆ ATK1100

またもやゲートから光が木霊し、データの中より、3本角のトリケラトプスモンスターが現れる。

 

「そして手札から『ナンバーズ・オーバーフローリアン』を通常召喚ッ!」

 

『ナンバーズ・オーバーフローリア』

光 ☆ ATK 0

数字の召喚軸と共に、無邪気な幼女モンスターがフィールドを飛び回り、笑顔で現れる。

 

しかし、その期を逃すことない眼差しで、遊蒔の罠が発動した。

 

「俺はこの瞬間、永続罠『飛翔する月影の儀式』を発動! 相手の攻撃力1000以下のモンスターが召喚される度、このカードに飛翔カウンターを1つ置いていく!ナンバーズ・オーバーフローリアの召喚により1つ目だ」

 

遊蒔の罠が煌めき、足元に儀式のような魔方陣が現れ、その真上に金色の宝玉が浮遊する。

 

「やるね…私は『ナンバーズ・オーバーフローリア』のモンスター効果を発動!デュエル中に1度、自分の『ナンバーズ』『エクシーズ』と名の付くモンスターを対象に、『ナンバーズ・オーバーフローリア』の《レベルを足して、合計を倍にしたレベル》と《対象にしたモンスターの、そのままのレベル》で2度エクシーズ召喚を行うことができる!」

「…2体で2度のエクシーズ召喚だと?!」

「まず、私は2体のレベルの合計…4を倍にして8にしたレベル2体でオーバーレイ____________《あまねく銀河を統べる星海(ほしうみ)の原点、全ての始まりと繋がりを述べ、未来への活路にせよ》。エクシーズ召喚____________ランク8『NNo.63 銀河眼の(ギャラクシーアイズ・)原点竜皇(オリジン・ドラゴン)ッ!』

 

分身となったレベル8の煌めきが2つ、上空の渦へと吸収され、新たな形となって異次元より現れる。蒼き煌めきを宿し、金色に光るオーラが全てを神々しく染める存在感は、遊蒔をも驚愕させるほどの巨大な竜であった。

 

『NNo.63 銀河眼の原点竜皇』

光 ★★★★★★★★ ATK3000

 

「そしてレベル3の2体でもう一度オーバーレイ____________《深く沈みし、古代の竜よ…今こそ蘇れ》、エクシーズ召喚ッ!____________ランク3『NNo.17 リバイブ・ドラゴン』ッ!」

 

またもや渦が反応し、2つの存在が新たな形となって異次元より現れる。長い身体をくねらせ、地の底から這い上がるように、その竜は雄叫びを上げる。

 

『NNo.17 リバイブ・ドラゴン』

水 ★★★ ATK2000

 

 

 

「…伝説のエクシーズモンスターの化身が3体も……侮れない妹だな、本当に」

 

驚愕を言葉にする遊蒔だけでなく、周囲のデュエルをしていた生徒達も驚きの声を出し、そのエクシーズモンスターの襲来を目にしていた。

 

「褒めても一切手を抜かないよ!私はホープ・ディフォルトの効果!オーバーレイユニットを1つ使って、相手は次のターン、バトルフェイズを行えない____________そして、私は『NNo.17 リバイブ・ドラゴン』の効果を発動っ!オーバーレイユニットを1つ使って、攻撃力を半分にし、遊にぃにダイレクトアタックッ!《リバイブ・ウォーターウェーブ》」

「ぐっ…ぁッ!」

 

月邑 遊蒔 LP2500➡LP1500

 

「まだまだ!次は『NNo.39 ホープ・ディフォルト』で『MM ブラックリザード』を攻撃っ!____________《ホープ剣・ディフォルトスラッシュ》」

「ホープ・ディフォルトの攻撃時に罠発動っ!《MM ジャスト・クロックタイム》」

 

ホープ・ディフォルトの攻撃がブラックリザードを断ち切る瞬間、まるで時が止まったかのようにモノクロの世界へと移り変わり、ブラックリザードが瞬時に守備表示へと姿を変えた。

 

「このカードは自分の『MM』モンスターの表示変式を変更させる…そして、墓地にいったこのカードを除外する事で、破壊された『MM』モンスターの以外の墓地の『MM』モンスターを2体効果を無効にして表側攻撃表示で特殊召喚する____________戻ってこいっ!『MM ホワイトリザード』『FMM アビスライト・ルナ=ドラゴン』」

「アビスライトを墓地へ送ったのはこの為だったんだね…でも、攻撃表示のホワイトリザード付きじゃ、終わりだよ!私は『NNo.63 銀河眼の原点竜皇』で『MM ホワイトリザード』を攻撃___________《始動のオリジン・フォトン・ストリーム》」

 

弾けるような銀河の閃光が全ての存在を抹消するかのように、破裂の一撃を放つ。巨大な光の咆哮に包まれるホワイトリザード。伏せているカードはわからない…が、ほぼ確定に勝利を確信している巫音。そして、それを前にして遊蒔は……笑っていた。

 

「…まだ終わらないさ。俺は速攻魔法『MM RUM-フュージョン・フォース』を発動っ!」

「このタイミングでランクアップ?!でも、フィールドにはランクを持つモンスターは……」

「さて、どうかな?」

 

巫音が見渡すモンスター。レベル3の攻撃されようとしているホワイトリザード。そして、現在発動中の魔法カード…融合モンスター『アビスライト・ルナ=ドラゴン』レベ____________ランク8?!。

 

「え、なんで?!なんで、アビスライトがランクを…………」

「アビスライトの効果だ」

「ッ?! おかしいよね?!アビスライトは『MM ジャスト・クロックタイム』で効果は無効となっているはずでしょ?!」

「…だな。だが、それがアビスライト・ルナ=ドラゴンのモンスター効果なんだよ。『FMM アビスライト・ルナ=ドラゴン』は自身のモンスター効果が無効となっているとき、このモンスターのレベルをランクにすることができる____________つまり、俺はランクアップの対象とするのは『FMM アビスライト・ルナ=ドラゴン』ッ! 『MM RUM-フュージョン・フォース』は、自分の『MM』と名のついたモンスターのランクをフィールド上のモンスター1体をリリースし、そのモンスターのレベルと同じ数だけアップさせるっ!俺は『MM ホワイトリザード』を対象とし、リリースッ!」

 

『FMM アビスライト・ルナ=ドラゴン』

★★★★★★★★➡★★★★★★★★★★★

 

「そして、そのランクと同じランクのモンスターをエクストラデッキから、そのモンスターを対象にエクシーズ召喚扱いとして特殊召喚するっ!____________『FMM アビスライト・ルナ=ドラゴン』で、オーバーレイネットワークを再構築っ! 《深淵より尚暗き、闇を震撼させる大いなる歴史に一筋の希望を見せよッ!》____________エクシーズ召喚ッ!来てくれ『XMM(エクシーズ・ムーン・モノクローム) リヴァルヴィン・カンテライト・ルナ=ドラゴン』ッ!」

 

特殊召喚されたアビスライトを呑み込むブラックホールのような渦が出現し、それに導かれるようにアビスライトが浮遊していく。そして、遊蒔の宣言と共にアビスライトが渦に呑み込まれ、雷鳴と突風が巻き起こる。そして、数秒後……天変地異とも思わせる震動が空気を辿り伝え、まるで《幻想を見るかのよう》な光輝く漆黒のドラゴンが渦を満月と化し、顕現した。

 

 

 

『XMM リヴァルヴィン・カンテライト・ルナ=ドラゴン』

光 ★★★★★★★★★★★ ATK3500

 

 

 

「……ギャラクシーアイズの攻撃力を上回ってる…」

「まだ負けられない。さぁ、もっと楽しもうか?我が妹様っ!」

「遊にぃ、キャラ変わってるじゃん?!あーもう!私はこれでターンエンドッ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

***

 

 

 

 

 

 

 

「…強い波動だけど、ゾディアックじゃないわね。彼奴の情報は本当なのかしら?」

「あのお方が嘘をつく訳がない。それに、既に名前も収集している…まずは1人目____________月邑 遊蒔」

「2人目は、その妹____________月邑 巫音ね。それじゃ、さくっとやっちゃいましょ?」

「気を抜くな。抜けば星座に喰われる」

「ふふ…了解」

 

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