明日にでも、『XMM リヴァルヴィン・カンテライト・ルナ=ドラゴン』と、今回の新カードや巫音のカードテキストも書いておきます。
「『リヴァルヴィン・カンテライト・ルナ=ドラゴン』……こんなモンスターを隠してるなんて、遊にぃがランクアップを使うなんて初めてだよね?」
「巫音に見せるのは初めてかもな。俺のターン、ドロー____________ホープ・ディフォルトの効果で、俺はまたバトルフェイズを行えないんだよな?」
「そ、遊にぃは守るしかないんだよ?」
「了解しましたよ、妹様」
月邑 遊蒔/2
「俺は『XMM リヴァルヴィン・カンテライト・ルナ=ドラゴン』のモンスター効果を発動!1ターンに1度、墓地の『MM』モンスター1体を対象とし、オーバレイ素材とする!」
リヴァルヴィンが遊蒔の指示で咆哮を天高く放つ。
そうすると、墓地のブラックリザードが天より光の球体になって、リヴァルヴィンの周囲を浮遊し始めた。
「そして、もう1つの効果!オーバレイユニットを1つ使う。魔法、罠、モンスターの何れか1つを選択して、デッキから1枚ドローする。そのドローしたカードが選択したカードだった場合、フィールド上のカード1枚を対象として破壊できるっ!」
「オーバレイ素材を自分で作って、1枚ドロー?!それに加えて、破壊があるかもなんて……」
「俺は『魔法カード』だ。ドロー____________よし、俺が引いたのは『MM パレード』ッ! よって、俺は『NNo.63 銀河眼の原点竜皇』を破壊っ!《ディスティニー・ディストラクション》ッ!」
バトルフェイズをも行わず、リヴァルヴィンの放つ、効果の輝きがギャラクシーアイズを消滅させていく。それはまるで決まっていたかのよう…光の粒子と化した。
「1番の高打点を潰してきたね…流石」
「次を凌げば勝機はあるよな?俺はカードを1枚伏せて、ターンエ________________________「遊にぃっ!」
フィールドにセットされるはずのカードが半分くらい出現した途端、最後に聴こえた巫音の声と共に周辺に激しい爆発音が鳴り響き、遊蒔の視界が一気に黒へと染まる。
キャーキャー、という生徒たちの声と担当していた先生の声も微かに聴こえる…どうやら、既に避難経路を見つけたようだ。
「遊にぃっ!? くっ、ホープッ!煙を凪ぎ払って!」
巫音の指示により、ホープが舞い、ホープ剣・ディフォルトスラッシュにより、煙が断ち切られる。
「…ぐっ…ゲホッゲホッ…」
「遊にぃ…!よかった…」
「あ、あぁ、クロが守ってくれたらしい…」
足を崩して噎せる遊蒔の言葉に巫音が周囲を見渡すと、そこには謎の光の衣を身に纏ったクロと、2人のローブ集団が対立していた。
「…クロさんっ!」
「ミコト様ですね。ユウジ様は?」
「生きてる…サンキュ、クロ」
「……勿体無き御言葉を。それより、ユウジ様、ミコト様、逃走する準備をしてください。この2名は危険です。一刻も早く____________「罠カード『
クロが振り返る刹那________________________それは、攻撃よりも速く、目も開けられぬ大量の光によって包まれた。そして………。
「逃げたか。おうぞ」
「ふふ、いぇっさ~」
***
「…つぅ……。クロ、学校の皆は?」
「幸い…と言えばいいのでしょうか。ターゲットはユウジ様のようでした」
隠れ家的な学校の裏路地。
生徒達は避難したであろう、もう既に声も聴こえない。
遊蒔は、爆発の時にやられた膝の火傷をクロの謎の光で治療してもらっていた。
(狙いは、俺。つまり、ゾディアックモンスター…もしくは、あのサイガって奴の手のもの……。くっ、どっちにしろこのままじゃ、巫音まで危ないな)
「遊にぃ、あの人達、嫌な感じがする」
「ヌメロンが言ってるのか?」
「…うん」
これで決まった。
奴等はサイガの仲間らしい者。そして、狙いは月邑 遊蒔…俺だろう。
「…奴等を倒す」
「逃走すべきです、ユウジ様。恐らくですが、ユウジ様とミコト様のデュエルは全て見られてしまった可能性があります。ユウジ様に関しては少し手の内を開かしすぎた可能性も……」
「大丈夫だ。人がいないならゾディアック召喚で…」
「みっつけたぁ~」
裏路地の真上から声がかかる。
頭上から、ローブを着こんだ声は女性らしき存在が壁を伝って降りてくる。背後にも既にもう1人のローブが回り込んでいた。
やるしかない。と、遊蒔と巫音が構える。
「そうでした。ユウジ様とミコト様にはゾディアック召喚がありましたね。では、そのお手伝いをさせて頂きます」
「「____________っ!?」」
手のひらを真上に掲げたクロの光が、衣を辿って遊蒔と巫音を包んでいく。そして、クロは遊蒔の手元へと正方形を描いてデッキの1番上へと加わった。
それをドローし、確かめる遊蒔。
「『月光の守護者 クロ』……よし、それじゃ一緒にぶちのめすとしようかっ!」
「ふふ、異性のいい坊やねぇ。カグロ様が拐ってあげるわよぅ」
「…ラロン…参る」
「遊にぃ、いくよっ!」
4人がデュエルディスクを構え、ダッグデュエルモードへと切り替わる。そして____________。
「「「「デュエル」」」」
遊蒔&巫音 LP8000 vs カグロ&ラロン LP8000
「ふふ、先行は貰うわよぉ~____________私は『マッドラッグ-ポイズンプラント』を召喚」
『マッドラッグ-ポイズンプラント』
☆ 闇 ATK100
ドロドロの紫の液体を纏ったスライム系の植物が地面から生えてくる。狂ったように口を開け、まるで全てを呑み込もうかの如く獰猛の意気を放っている。
「…攻撃力100のモンスターを攻撃表示で……?」
「気を付けろ、巫音。何か来るぞ」
「あらぁ?勘がいいわねぇ。ふふ、私は魔法カード『狂気する種子』を発動。私の可愛い植物を破壊して、その元々の攻撃力を相手プレイヤーに与えるわ~」
ブルブル震える植物が爆発し、魔法効果により、遊蒔と巫音へダメージの弾丸が突き刺さる。
「ぐっ…」
「きゃっ…!」
遊蒔&巫音 LP8000➡LP7000
「なっ…『マッドラッグ-ポイズンプラント』の攻撃力は100なのに、なんで1000ものダメージを?!」
「ふふ、可愛い物には棘があるものよぉ?『マッドラッグ』モンスターは、魔法・罠の効果で墓地へ送られると、その効果を無効にして相手プレイヤーに1000ポイントのダメージを与えるの____________私はカードを2枚伏せて、ターンエンド。そして、墓地の『狂気する種子』のもう1つの効果により、この効果の発動が無効になって墓地へ送られた場合、エンドフェイズに墓地の植物族モンスターを特殊召喚するの」
『マッドラッグ-ポイズンプラント』
闇 ☆ DEF2000
カグロ/1
「次は私!私のターン、ドロー____________私は魔法カード『エクシーズ・ハイ・ウィンド』を発動!このカードは、自分のデッキの一番上のカードを墓地へ送ることで、手札の『エクシーズ』『ナンバーズ』と名のついたモンスターを1体、攻撃力守備力を0にして特殊召喚できるっ!____________私は『エクシーズ・パンダック』を特殊召喚っ!」
巫音のデッキの上のカード1枚が墓地へ送られ、それと引き換えに手札のパンダックが登場する。
『エクシーズ・パンダック』
☆☆☆☆ 地 ATK1800
「私は『エクシーズ・パンダック』のモンスター効果を発動!攻撃力が変動したこのモンスターをエクシーズ素材とするとき、1体で2体分として扱う!私は『エクシーズ・パンダック』のみでオーバーレイ!オーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚____________《洗礼された原形の魂、希望の段階を踏む使者よ!今こそ高鳴る真実を述べろっ!》ランク4『NNo.39 希階皇 ホープ・ディフォルト』」
『NNo.39 希階皇 ホープ・ディフォルト』
光 ★★★★ ATK2500
「…これが、虚無の番号か」
「まだよ!私は永続魔法『アッド・シャインオーバーレイ』を発動!1ターンに1度、自分の墓地の魔法カードをフィールド上の『ナンバーズ』『エクシーズ』と名のついたモンスターのオーバーレイ素材にできるっ!」
巫音の真後ろに現れた光が渦巻くゲートにより、墓地の『エクシーズ・ハイ・ウィンド』がオーバーレイユニットとなって、ホープ・ディフォルトへと飛んでいった。
「いいぞ!ナイスだ、巫音っ!」
「私はこれでターンエンドっ!」
月邑 巫音/3
ホープ・ディフォルトの効果は次の相手のターン、バトルフェイズを行えなくする効果……最後にしか攻撃できないダッグデュエルでの初手では使わない効果だ。
でも、2500は大きいだろう。
「……私のターン、ドロー____________私は『クリバンデット』を召喚」
『クリバンデット』
闇 ☆☆☆ ATK1000
「カードを3枚伏せて、ターンエンド。この瞬間、『クリバンデット』の効果によりリリース。デッキから5枚オープン」
クリバンデットの効果により、ラロンのデッキから5枚オープンされ……。
「私は『悪魔の嘆き』を加えよう」
ラロン/2
(一気に3枚もの伏せカード……これで、合計5枚になった。ダッグデュエルのルール上、使用しなければ枠が空かない。動くべきか……くっ……)
「遊にぃ!悩んじゃ駄目!そういう敵じゃないよ!」
「……そうだな。悪い!俺のターン、ドロー____________俺は俺のデュエルをするだけだ!俺は魔法カード『MM
遊蒔&巫音 LP7000➡LP6000
「そして手札を1枚除外して____________現れよ、『MM ルナ=ドラゴン』『MM ホワイトリザード』『MM チェーン・ライトプス』ッ!」
『MM ルナ=ドラゴン』
光 ☆☆☆☆☆☆☆ ATK2000
『MM ホワイトリザード』
光 ☆☆☆ ATK1000
『MM チェーン・ライトプス』
光 ☆ ATK600 チューナー
「一気に3体ものモンスターを……」
「遊にぃの場にチューナーモンスター……まさか……」
「一度味わった痛みは取り入れないとな……覚悟しろよ、お前らっ!」
遊蒔の指示により、チェーンを身につけた光のトリケラトプスが星となり、モンスターと繋がっていく。その瞬間、遊蒔の背後に見えたもの……一度は敗北したであろう痛みを力に変えた化身が吼えていた。