遊戯王 Zodiac signs   作:幽鬼兎

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大変遅れてすみませんm(__)m
追加リストも調整中です。


【8話】最強の番号と最悪の結末

____________1度は敗北した。

存在は違えど、同じ分類という枠の中で、敗北したのは事実だ。力に変えた……そんなのは、都合のいい言い方に近いのは承知している。だからなんだ?そんな理由なら余裕で覆す言葉なら、ここにある。

 

 

 

「……楽しむため、挑戦するため、成長するため。そして、アイツに勝つためだっ!シンクロ召喚___________________《重ねられた月光の灯火、煌めき、迸り、開化の軌跡よ、今集え》レベル8『SMM(シンクロ・ムーン・モノクローム) ヴィバーティオンフォルテ・ルナ=ドラゴン』」

 

 

激しく振動する月光の竜脈と共に、満月を背景に1頭の竜が目覚める。巨大な翼を広げた白竜は、金色の眼の鋭い眼光を煌めかせ、全ての敵を震えさせた。

 

 

『SMM ヴィバーティオンフォルテ・ルナ=ドラゴン』

光 ☆☆☆☆☆☆☆☆ ATK2000

 

「罠カード『悪魔(デビル)カムバック』。墓地より甦れ『クリバンデット』」

「バトルだ!『SMM ヴィバーティオンフォルテ・ルナ=ドラゴン』で、クリバンデットを攻撃っ!《如月のバウンド・バースト》」

「……ぐっ」

 

カグロ&ラロン LP8000➡LP7000

 

「この瞬間、ヴィバーティオンフォルテ・ルナ=ドラゴンの効果を発動!自分が相手にダメージを与えたとき、フィールド上の《MM》モンスターを1体を対象とし、そのモンスターと同名モンスターを効果を無効にして特殊召喚するっ!こい、《MM ホワイトリザード》ッ!」

「させん……罠発動『悪魔(デーモンズ)地獄穴(・ホール)』。手札以外から特殊召喚されたモンスターの特殊召喚を無効にし、ゲームから除外する」

「無駄だ!『SMM ヴィバーティオンフォルテ・ルナ=ドラゴン』のもう1つの効果を発動!このカードがフィールド上に存在し、このカードの攻撃力より高いモンスターが相手フィールド上に存在しないとき、魔法罠の発動を無効にし、破壊するっ!」

 

発動したラロンの罠カードに遊蒔のヴィバーティオンがチェーンし、『悪魔の地獄穴』が破壊される。ヴィバーティオンフォルテ・ルナ=ドラゴンのモンスター効果に回数制限はなく、もしラロンが複数発動しようと無駄に終わる。ヴィバーティオンフォルテ・ルナ=ドラゴンがいる限り、カグロとラロンは攻撃力を越えるのが優先とするしかなくなる。

 

「俺はカードを1枚伏せて、ターンエンド」

 

月邑 遊蒔/3

 

 

 

「ふふ、やるじゃない坊や。私のターン、ドロー____________私は『マッドラック-ポイズンプラント』をリリース、『マッドラック-ヘル・ポイズンプラント』をアドバンス召喚!」

 

『マッドラック-ヘル・ポイズンプラント』

地 ☆☆☆☆☆ ATK 0

 

「また攻撃力 0のモンスター……」

「封じるのは魔法と罠のみ……バトルよ!『マッドラック-ヘル・ポイズンプラント』で『希階皇 ホープ・ディフォルト』を攻撃!」

「なっ……ホープ・ディフォルトの攻撃力は2500だよ?!」

 

しかし、攻撃は止まらずホープ・ディフォルトは剣を振りかざしてマッドラック-ヘル・ポイズンプラントを断ち切る。

 

カグロ&ラロン LP7000➡LP5500

 

「この瞬間、永続罠『猛毒の追撃』を発動」

「やらせるかよ!ヴィバーティオンフォルテ・ルナ=ドラゴンの効果により、無効にして破壊!」

「ふふ、私は破壊された『マッドラック-ヘル・ポイズンプラント』のモンスター効果を発動するわ~。このターン、墓地に送られたこのモンスターをゲームから除外することで、モンスターの効果を無効にするのよ~」

「……くっ、ヴィバーティオンッ!」

 

墓地より現れた植物に絡まれ、無効となる効果。

そして今一度、カグロの罠が追撃を下す。…………無数の蔓がホープ・ディフォルトを貫き破壊した。

 

「ホープ・ディフォルトッ!?」

「『猛毒の追撃』は、自分の《マッドラック》モンスターが戦闘により墓地へ送られたとき、相手モンスターを1体破壊するのよ~?」

「……くっ……」

「私はこれで、ターンエンド」

 

カグロ/1

 

 

 

「巫音……」

「わかってるよ、遊にぃ。全力でいかないと……そういう相手なんだよね。うん、私のターン、ドロー____________永続魔法『アッド・シャインオーバーレイ』のもう1つの効果を発動!自分フィールド上にエクシーズモンスターが存在しないとき、エクストラデッキのエクシーズモンスターを1体効果を無効にして特殊召喚できるっ!ただし、特殊召喚するモンスターのランク×1000を払わなければならない」

「ふふ、懸命に足掻く姿は嫌いじゃないわよ~?」

「その足掻きに潰されないことを忠告しておくわ____________私はランク1『NNo.83 コスモロジー・クイーン』を特殊召喚っ!」

 

背後の光の渦より、青いローブに身を包んだ美しき女性が現れ、それと同時に巫音へと雷のダメージが降り注ぐ。

 

遊蒔&巫音 LP5000➡LP4000

 

『NNo.83 コスモロジー・クイーン』

闇 ★ ATK500

 

「遊にぃ、決めに行くけどいい?」

「あぁ、遠慮なく見せてやろう。巫音の力を!」

「……うん!私は魔法カード『RUM ニヒリティ・フォース』を発動!」

「ランクアップ……だと?」

「このカードは、自分の『NNo.』と名のついたエクシーズモンスターを1体対象とし、ランクを1~3まで選択。その選択したランクを足したモンスターをエクストラデッキから特殊召喚するっ!私はランク1を選択!」

 

ランクアップマジックにより、コスモロジー・クイーンのランクが追加され、巫音のエクストラデッキが煌めく。ランクは2となり、新たな姿を現した。

 

「ランク2『NNo.96 ダークネス・ミスト』ッ!」

 

『NNo.96 ダークネス・ミスト』

闇 ★★ ATK100

 

「そしてダークネス・ミストの効果を発動!オーバーレイユニットを1つ使って、このターンの間、相手は魔法罠カードを1つまでしか使用できないっ!そのかわり、私はこのターンの間、モンスター1体しか攻撃を行えない」

「ふふ、1つ使えれば上等よ~」

「それはどうかな?私は墓地へ送られた『NNo.83 コスモロジー・クイーン』の効果!エクシーズ素材のないこのモンスターが墓地へ送られたとき、自分のエクシーズモンスター1体を対象とし、ランクを1つ下げてエクストラデッキから、そのランクと同じモンスターを対象としたモンスターの上に重ねて特殊召喚できるっ!」

「……次はランクダウンというわけか……」

「……いくよ。『NNo.96 ダークネス・ミスト』でオーバーレイネットワークを再構築。エクシーズ召喚____________《螺旋掲げる絶対悪の旗の元、血筋集いし正義の証。今こそ、その特異点にて姿を見せよ》っ!!! これが私の切り札、ランク1『NNo.100 ヌメロン=アゾット・ヨハン』ッ!!!!」

 

 

『NNo.100 ヌメロン=アゾット・ヨハン』

光 ★☆ ATK 0

 

黄金に輝く太陽の化身。

光沢を身に宿したその竜が動く度、大気が震え……その竜が唸る度、全ての生命が木霊する。

神々しい限りのその存在は、巫音の魂そのもの。

巨大な大いなる翼を翻し、その竜は破壊の狼煙を上げる。

 

「ランクとレベルの両方を持つ、ゾディアックモンスター……召喚方法は違えど、その存在は驚異に値する…」

「……最大無敵の番号……ふふ、いいわ!震えるわね!とても震えるわねっ!」

「カグロ、防げるか?」

「…………無理ねぇ、だけど……ただでは」

「いくわっ!私は『NNo.100 ヌメロン=アゾット・ヨハン』のモンスター効果を発動!オーバーレイユニットを1つ使って、このターン間、このモンスターは相手の全ての効果を受けないっ!《ナンバーズ・ラスト・シャイン》」

 

神々しい光を更に纏い、全てのモンスターへ降り注ぐ煌めきを放つ。ダークネス・ミストの効果で相手は魔法罠カードを1つまでしか使用できない。そしてヌメロン=アゾット・ヨハンは相手の効果を受けない。ここまで完璧な展開はないだろう。

 

「そして、ヌメロン=アゾット・ヨハンの攻撃力は自分のライフ分の攻撃力となる」

「これで攻撃力4000!それに…………」

「バトルよ!ヌメロン=アゾット・ヨハンで相手にダイレクトアタックッ!《奇想天外のエクシーズ・ジャッジメント》」

「…………ぐっ……ぁぁぁあッ!!!!」

 

カグロ&ラロン LP6500➡LP 0➡LP4000

カグロ【lost】 ラロン/5

 

「____________なっ……!」

 

意味不明なライフの変動に驚愕する巫音。

同じく遊蒔も驚愕していたが、ヌメロン=アゾット・ヨハンの攻撃を受ける前、カグロが発動していた罠カードを思いだし、霧の中を確認する。

 

罠カード『最悪の結末へ』

タッグデュエルのみ使用可能。

自分のライフポイントを0にすることで、パートナーのライフポイントを4000にする。その後、お互い全てのモンスター効果を無効にし破壊し、手札を全て墓地へ送る。その後、5枚ドローする。このカードに対して全ての効果は発動できない。

 

「……なんだよ…なんだよ、そのカードッ!? 」

 

遊蒔/5

 

遊蒔と巫音の手札が消え、無効となったヌメロン=アゾット・ヨハンとヴィバーティオンフォルテ・ルナ=ドラゴンが消えていく。ラロンの伏せカードも全て消え、まさに最悪の結末……振り出しに戻ってしまった。

 

(ヌメロン=アゾット・ヨハンは相手にダメージを与えたとき、1ターンに1度、もう一度攻撃ができる効果を持っていた……くっ……まさに死物狂いかよ……!)

 

「だが、これでお前はパートナーを失った。俺達2人を相手にするのは一苦労だぞ?」

「……そうだな。なら、こうしよう」

「きゃぁぁぁぁぁ____________!!!????」

「なに…?! 巫音ッ!?」

 

巫音【lost】

遊蒔 LP8000/5

 

謎の光が巫音の胸部を貫いて巫音が倒れる。

意味不明な状況に頭がついていかない遊蒔だったが、その現実は段々と目に写りだした。

 

「……ミコトォオオオオオオオオッ!!!!!」

 

怒号を上げる遊蒔。

ダメージがリアルになりすぎているこのデュエルで、ライフがゼロになるというのは、死に相違する痛みを味わうに近いことだ。しかし、それならまだしも、一気に敗北へ繋がれる痛みとは何なのだろう。わからない……だからこそ、怖い。

 

遊蒔は巫音を抱き抱えて揺さぶる。

 

「遊……にぃ……」

「……巫音。よかった……意識はあるのか」

「ごめ……ん。最後までやれなかっ……た」

「気にするな。よくやってくれたぞ?後は、兄ちゃんに任せて寝てろ?な?」

「…………そっか。うん」

 

そういって眠りに入る巫音をその場に寝かす。

やはり、ダメージは壮絶な物だと見受けられた。一歩間違えれば、死に至る可能性だって……。

 

「追加効果だ。私のライフを2000削り、手札を3枚捨てて、相手を強制は____________」

「うるせぇよ。今から、ぶったおしてやるからそこで黙ってろっ!クソヤロウッ!!!!!」

「……再開といこう。月の民よ」

 

ラロン LP2000 vs 遊蒔 LP8000

 

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