遊戯王 Zodiac signs   作:幽鬼兎

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久しぶりの投稿です!



【13話】歴史の星座を巡れ! vs 十代

「ってことだ。わかったか?」

「全然わからねぇよ」

「あぁん?! っち、論より証拠だ。見て確認してきな」

 

 

 

 

 

 

 

 

……と、紫音とのデュエル後の会話から数時間が経ったのち、遊蒔は謎の儀式のような魔方陣の上に立たされていた。隣には回復した妹『巫音』が自分のデッキを見ながら何かを考えている。

 

「……紫音さん、準備整いました!」

「おうよ! んじゃ、お前らには少しばかり仕事をしてきてもらう。簡単に言えばカード探し……『アステロイドベルト』だ」

「アステロイド? 星座の意味合いを持つカードってことか?」

「ご理解が早いことで……その通りだ。お前らが行くのは歴史のその後。散らばったアステロイドを回収を頼みたい。これはお前らにしか出来ねぇもんだ」

 

急展開すぎる事態に遊蒔は「どういうことだよ……」と、少し口混じりの声を溢して頭をかく。

 

 

取り合えず、纏めれば現在の事態はそのアステロイドベルトのカードが解き放たれたせいだということ。

 

これを集められるのは、少なくとも遊蒔と巫音しかいないということ。

 

 

「事態は一刻を争う。お前らが頼りなんだよ」

「……まぁ、聞いたってわからないし……了解した。この世界は頼んだぜ?」

「ハッ、誰に言ってやがるよ。おい、開始するぞ! 魔法カード【星座の儀式】を発動!」

 

 

紫音がデュエルディスクにカードを指して、叫ぶ。他の生徒も同じくカードをセットし、「発動!」と声を揃えて叫ぶ。すると、遊蒔の真下の魔方陣が目映い紫の光に包まれ、一瞬にしてその場の気温が上昇していく。もうすぐ発動するのだろう……と、遊蒔がわかりきったことを考えた瞬間____________遊蒔は翔んだ。

 

泣いていた雪菜を切るようにスライドさせて。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

***

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……いつつ……ここどこだよ」

「遊にぃ、あれ」

 

巫音に指摘されて、巨大な門が無数に広がる遺跡のような万物に驚愕を覚える。気がつけば、周りが石で囲まれたまるで遺跡のような場所にいることに気づき、遊蒔は立ち上がると壁を叩いて確認をとった。

 

コンコン……。

 

「……向こうにも空間があるな。クロ、いるか?」

『はい、遊蒔様。なんでしょうか?』

「この場所がなんなのかわかるか?」

 

精霊のように現れたクロと呼ばれた少女。

遊蒔のデッキに入っている通りの容姿が少し透けた形として見える。それは巫音にも見えているようで、巫音にもクロがお辞儀するのをお辞儀で返す。

 

『……申し訳ありません、この空間は遊蒔様達がいた世界ではないと判断します。よって、知識外の質問に答えることが出来ません』

「……そっか。サンキューな」

『ですが、遊蒔様。既に情報は後ろの方が持っている可能性があります。お気をつけて』

「後ろ?」

 

遊蒔が振り向く先には、一人の人影。

その背景は赤と青が交わる、まるで『融合』を表したかのようなエフェクト。遊蒔はクロに「お気をつけて」という言葉を思い出してデュエルディスクを構える。

 

そして表れたのは、

 

 

 

「……あれ、おっかしいな。宿から出たはずが、こんな埃っぽい土古路に出るなんて」

 

 

 

一人の人間だった。

 

茶髪混じりの黒髪に黒いコート。両腕には赤いリストバントを着用しており、少し大きめのリュックを背負っている。遊蒔は「……誰だ」と、少し大きめに聞こえるような声で木霊させる。

 

「お、良かった人がいた。ん、 それってデュエルディスクか? よし、出会い頭にデュエルなら受けて立つぜ!」

「……ちょ、えっ?!」

 

威嚇のつもりで構えた遊蒔だったが、勘違いされ、その人物もリュックからデュエルディスクを取り出して構える。巫音は「……遊にぃ、任せて」と巫音も構えようとするが、それを遊蒔は止める。

 

「敵と決まった訳じゃない。ここは任せろ」

「……うん、わかった」

「俺は『月邑 遊蒔』。あんたは?」

「俺は『遊城 十代』だ。相手はお前でいいんだな?」

「あぁ、遊城……十代……何処かで聞いたことが……」

「さぁ、始めようぜ!」

 

 

 

 

「「デュエルッ!!!」」」

 

 

 

 

月邑 遊蒔 LP4000 vs 遊城 十代 LP4000

 

 

 

 

「先行は貰う。俺はターン____________俺は『MMM ハイライトリザード』を効果により表側守備表示で召喚!」

 

先行の遊蒔が表側守備でカードをセット、新しく進化したMMMモンスターの光輝く蜥蜴が顕れる。

 

 

『MMM ハイライトリザード』

光 ☆☆☆ DEF1600

 

 

「そして、魔法カード『モノクロエクシーズ』を発動!効果により、フィールドのモンスターと同じレベルのモンスターを攻撃力守備力をゼロにして、特殊召喚____________こい、『MMM ハイダークリザード』」

 

 

『MMM ハイダークリザード』

闇 ☆☆☆ DEF1600➡0

 

 

「そして、ハイダークリザードの効果でフィールドの表側守備表示モンスター全てのレベルを2つ上げる! レベル5となった2体でオーバーレイッ!!!」

「へぇ、面白い召喚をするなお前!」

「オーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚____________こい、『XMM 月光竜騎士(ムーンライト=ドラゴンナイト)』」

 

 

『XMM 月光竜騎士』

光 ★★★★★ ATK2600

 

 

「黒い星……? 」

「エクシーズモンスターを見たことがないのか? 俺は、カードを1枚伏せてターンエンド」

 

 

 

遊蒔/1

 

 

惚けたのか本当に知らないのか……と、疑心暗鬼を浮かべながらカードをセットする遊蒔。ターンが回ってきた十代だが、遊蒔のモンスターを長々と眺めながら「おぉ~!」と、目をキラキラさせていた。

 

「……えっと、遊城さん?」

「あ、悪い悪い! 凄く格好いいモンスターだったからつ、つい見とれちまった。エクシーズ召喚……か」

 

本当に敵じゃないことを象徴するような表情と態度に首を傾げる遊蒔。十代は仕切り直すように背伸びをして、

 

「俺のターン、ドロー____________よし、俺は魔法カード『E-エマージェンシーコール』を発動!デッキから『E・HERO フォレストマン』を手札に!続いて『おろかな埋葬』! デッキの『E・HERO ネクロダークマン』を墓地へ!」

「カード2枚で展開の準備…しかも、E・HERO…か」

「さぁ、楽しく行こうぜ! 魔法カード『融合』、手札の『E・HERO フェザーマン』と『E・HERO バーストレディ』を融合____________融合召喚、こい! 『E・HERO フレイムウィングマン』ッ!!!」

 

十代の融合により、2人の戦士が交じる。

現れたのは、炎を猛々しく纏う虚空の戦士。

 

 

『E・HERO フレイムウィングマン』

風 ☆☆☆☆☆☆ ATK2100

 

 

「……フレイムウィングマン……融合……遊城十代……なんだこれ、知ってるようで知らない感じが……」

「俺は魔法カード『再地点融合(リスタート・フージョン)』。自分の融合モンスターをゲームから除外することで、融合素材となったモンスターをフィールド上に特殊召喚! 」

 

 

『E・HERO フェザーマン』

風 ☆☆☆ ATK1000

 

『E・HERO バーストレディ』

火 ☆☆☆ ATK1200

 

 

「そして、墓地の『融合』をデッキの1番下に戻すことで更なる効果! デッキより戻した融合モンスターよりレベルが1つ高いモンスターを特殊召喚する____________こい、『E・HERO ネオス』ッ!」

 

 

『E・HERO ネオス』

光 ☆☆☆☆☆☆☆ ATK2500

 

 

「すげぇ、通常召喚を行わずに……」

「更に『E・HERO フォレストマン』を召喚」

 

 

『E・HERO フォレストマン』

地 ☆☆☆☆ ATK1000

 

 

モンスター3体を前にして、遊蒔は目を細める。たった1ターンでこれだけの展開を広める……それは、かなり今度なテクニックと強運を持ち合わせていることを示している。

 

遊城十代……この人は……!

 

 

 

更に運命は更なる道、遊蒔は確りと確認した。

 

 

「えっと、俺はレベル3のフェザーマンとバーストレディでオーバーレイ____________」

「なっ……エクシーズ召喚を知らないんじゃないのか?!」

「オーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚____________《奇跡の生還者、数えきれぬ魂を翳して弾けろッ!》新たなる目覚めだ!『XE(クロス・エレメンタル)・HERO アブソリュートマン』ッ!!!」

 

 

可能性という名の光を。




十代登場! 一応、覇王の魂もユベルもいる設定です。
新カードばっかり作ってなんか申し訳ない感じですが、面白くなれば……と、思います!
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