遊戯王 Zodiac signs   作:幽鬼兎

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久しぶりの投稿です!
頑張って書かなければ……
オリジナルカードばかりですみませんm(_ _)m
今後、できる限り存在するカードを使用していきたいと思います。恐らく、魔法と罠になると思われますが


【14話】新たなるHERO『ジャッジメント』

十代/0

 

 

 

『XE・HERO アブソリュートマン』

光 ★★★ ATK1900

 

 

「エクシーズ……モンスター」

「へへ、やってみるものだな。これが俺の新しいヒーローだ____________バトル、『アブソリュートマン』で『XMM 月光竜騎士』を攻撃っ!」

「なっ……?! 攻撃力はアブソリュートマンの方が下だぞ?!」

「あぁ、わかってるさ! 俺はこの瞬間、アブソリュートマンの効果発動! このカードより攻撃力の高い相手モンスターとバトルするとき、オーバーレイユニットを1つ使うことで、そのカードを手札に戻すことができるっ!____________『アブソリュート・フリーズ』ッ!」

 

アブソリュートマンの放った凍てつく氷に阻まれ、絶対零度の氷魔は遊蒔のモンスターを一瞬にして排除してしまった。

 

だが、

 

「罠発動! 『アウト・オブ・ラッキー』ッ!! このカードは、自分のカードが手札、デッキに戻ったときのみ発動できる。そのターンのバトルフェンズを終了させ、俺はカードを1枚ドローするっ!」

「へぇ、やるな!お前! 俺はターンエンド、と、この瞬間、アブソリュートマンのもうひとつの効果により、アブソリュートマンはエクストラデッキに戻る。そして1枚ドロー!」

 

 

十代/1

遊蒔/2

 

 

(遊城さんのフィールドには、ネオスとフォレストマンのみ、そして伏せカードはない)

 

フィールドを確認した遊蒔が、目を細めてデッキに手を乗せる。ネオスにモンスター効果はなく、フォレストマンのモンスター効果は自分のスタンバイフェンズのみ発動する効果だ。つまりこのターン、ネオスの攻撃力を越えれば少なくとも有利に持っていけるはず。

 

「勝負はここか____________ドロー! よし、俺は魔法カード『蒼月ノ綻び』を発動! 自分のフィールドにカードが存在しなければ、手札から『蒼月』モンスターを特殊召喚できる……こい!『蒼月の巫女 メイ』」

 

『蒼月の巫女 メイ』

光 ☆ ATK600

 

「メイの特殊召喚時効果で、デッキから『蒼月ノ矛納め』を手札に、そして発動! 手札を全て捨て、その枚数の+1枚ドローする」

 

遊蒔が魔法カードを巧みに扱い、調整を施す。そして、まだ遊蒔は通常召喚を行っていない。更に落ちたカードは……

 

「さっき墓地へ落ちたカード『ゾディアクス・コンタクト』の効果を発動! 手札を1枚墓地へ送って、エクストラデッキから指定したランクとレベルのモンスターを1体ずつを対象に、ゾディアック召喚を行えるっ!」

「……ゾディアック召喚だと?!」

「俺が選ぶのは『MM 光竜騎士』と『MM グラフィクスリザード』____________2体のモンスターで星座を設立、《月の影に潜みし孤高の竜…月下の翼で今ここに原点となれ!》___________【ゾディアック召喚】!来てくれ、『月影竜 クロノセレネ』」

 

 

全てを呑み込む暗雲がエレメンタルヒーローをも影と化す。影より現れし月光の竜は高鳴る雄叫びを上げて、遊蒔の背後へと顕現した。

 

 

『月影竜 クロノセレネ』

光闇 ☆☆☆★★★ ATK2500

 

 

「すっげぇ……これがゾディアックモンスターかっ!?」

「クロノセレネのモンスター効果! このカード以外の表側のカード全ては裏側となり、既に裏側のカードは破壊するっ!」

 

クロノセレネの能力によりネオスとフォレストマンが裏側となる。

 

「バトルだ、クロノセレネで裏側となったネオスを攻撃! 【月光のインナーオリジン】ッ!」

「ぐっ……ネオスッ!」

「俺はカードを1枚伏せて、ターンエンド」

 

 

遊時/0

 

 

「俺のターン、ドロー____________よし、俺は今ドローした『ボムドロー』の効果により、このカード自体をゲームから除外!」

「なっ?! ドローしたカードを除外!?」

「そして、俺は『E・HERO バブルマン』を効果により特殊召喚っ!」

「……なるほど、確かに運がいい……いや、これも遊城さんの力なのか?」

 

バブルマンの効果はフィールドにこのカード以外のカードが存在しないとき、デッキから2枚ドローできるカードだ。それにより、十代は手札補充を整わせたのだ。

 

「よし来たぜ! 俺のラストチャンス____________いくぞ、『ユベル』」

『あぁ、任せてくれ十代』

 

ドローしたカードを確認した十代の瞳が金色に輝く眼と蒼眼の色へと変化する。そしてあるカードを……

 

「俺は永続魔法『最終英雄(ラストヒーロー)決断目録(ジャッジメントインデックス)』を発動!」

 

高々と宣言した魔法を大地へ払うようにセット。すると、今までに使用した全てのHERO達が十代のデッキへ吸い込まれ、エクストラデッキに無数の鎖が立ち込めていく。それは嘗てない膨大な力を解き放つかのごとく……天を仰ぎ、その姿を表した。

 

「なんだ……こいつは……?」

「全てのHEROをデッキに戻し、手札を全て捨てる事で召喚できるモンスター。黄金の鎧を纏った絶対的英雄王、これが俺の新たなる力!『(ラスト)・HERO ジャッジメント』!」

「ラスト、ヒーロー……」

 

 

『R・HERO ジャッジメント』

? ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ATK4000

 

 

「バトル、ジャッジメントでクロノセレネを攻撃っ! 『判決のジャスティスブロー』ッ!」

「やらせない、罠発動! 『五月雨る流れ星』っ!この効果によりクロノセレネは戦闘及び効果では破壊され____________」

「無駄だぜ! ジャッジメントのモンスター効果発動! 1ターンに2度、相手が使用したカードに対し、俺はデッキから1枚ドロー。そしてそれが使用したカードの種類と同じなら無効にし、破壊できる……俺が引いたのは『ヒーローシグナル』、よって無効にし破壊にする!」

「ぐっ……クロノセレネッ!?」

 

 

遊蒔 LP4000 ➡ 2500

 

 

「クロノセレネのモンスター効果により、破壊されたクロノセレネはゾディアック召喚に使用したカードを墓地に戻すことで、エクストラデッキに戻る」

「俺はカードを1枚伏せて、ターンエンド。形勢逆転だな」

 

 

十代/1

 

 

(つえぇ……一気に流れを持っていく実力……奇跡とも呼べるカードタクティクス……本当にこの人はあり得ないほどの強さだ)

 

 

遊蒔に手札はない。次にドローしたカードがどんなカードでも、ジャッジメントの前では全ての効果を無効にするチャンスが2度生まれる。完全に勝敗など決まってしっているのだ。

 

「遊にぃ……」

「……大丈夫、俺は俺のカード達を信じてる。俺の思考が負けと見ても、デッキはまだ負けたと思ってない。いくぞ! ドロー____________」

 

引いたのは……『起死回生の手札』。

 

「…………手札がない、のに……」

「いや、まだいけるっ! 俺は墓地の『五月雨る流れ星』をゲームから除外して効果を発動! 手札にある魔法カード1枚を速攻魔法として扱い、デッキから1枚ドローできる……!」

「無駄だぜ、ジャッジメントの効果!」

「それにチェーンして、墓地の『MM グラフィクスリザード』のモンスター効果を発動! このカードがゲーム中、フィールドに1度も存在していない場合のみ発動でき、現在行われているチェーンをこのカードを除き、逆転させるっ! 更に、このカードに対してカードは発動できないっ!」

 

つまりは、最初に処理されるのが『MM グラフィクスリザード』____________チェーンを逆転させる。そして次に『五月雨る流れ星』____________手札の魔法カードを速攻魔法にし、1枚ドローできる。最後に『R・HERO ジャッジメント』____________成功すれば、『五月雨る流れ星』を無効にし、破壊できる。

 

「効果処理で、俺は手札の『起死回生の手札』を速攻魔法に! そして1枚ドロー!」

「……意味のない効果になるってことか。いやドローはできるって考えるべきだな。よっ……と。引いたのは魔法カード『R-ライトジャスティス』だ」

 

 

遊蒔/2

十代/2

 

 

「さぁ、ここからだ。今からは俺の運、遊城さんの運そのもの……勝負といこうじゃないですかっ!」

「あぁ、けど運だけじゃデッキは答えてくれないぜ? 信じてこそ……運も奇跡も実力に変えるのさっ!」

「運も奇跡も実力に……胆に命じておきます。俺は魔法カード『起死回生の手札』を発動っ! これは、自分のエクストラデッキからカードを選択し、その素材となるカード1枚と自分の手札のカードをデッキから交換できる。さぁ、どうしますか?」

「勿論、使うさ! ジャッジメントの効果____________ドロー…………ハハ、ハハハハッ!!!! そっか、そうきたか! ……俺が引いたのは『アドバンスヒーロー・スペース』魔法カードなんだが、これはデッキから手札に加わったとき、除外される。除外してから効果があるんだが、条件を満たしていない。つまり、ジャッジメントの効果は無し……だが、俺にはまだHEROが立ってる!こい、この壁を越えてみろっ!」

 

ジャッジメントの攻撃力は4000。そして、十代のライフも4000。現在、ジャッジメントの効果はない。ここでジャッジメントを破壊できなければ、また2度の無効チャンスが訪れてしまう。つまり、この機会を逃せば遊蒔に勝ち目はなくなる。

 

「……なら、このターンで終わらせるっ! 俺は『起死回生の手札』の効果でエクストラデッキの『FMM アビスライト・ルナ=ドラゴン』を選択し、手札の『月舞う兎(ラビット・ムーンダンス)』をデッキに戻し、『MM ルナ=ドラゴン』を手札に! そしてデッキに戻した『月舞う兎』の効果により、ルナ=ドラゴンのレベルは『月舞う兎』と同じく、4となりランクとしても扱う」

「ランク……あの黒い星か。レベルとランクがこれで揃ったってことは」

「その通りだ! 俺はレベル4となった『MM ルナ=ドラゴン』を通常召喚し、星座を設立____________ゾディアック召喚!さぁ、初陣だ『覚醒の幽鬼うさぎ』っ!!!」

 

 

『MM ルナ=ドラゴン』

☆☆☆☆☆☆☆➡☆☆☆☆&★★★★

 

『覚醒の幽鬼うさぎ』

闇 ☆☆☆☆★★★★ ATK 0

 

 

「攻撃力0?」

「バトルッ! いけ、『覚醒の幽鬼うさぎ』で『R・HERO ジャッジメント』を攻撃! そしてモンスター効果により、戦闘する相手の攻撃力と守備力を足した数値が攻撃力となるっ!」

「ジャッジメントの攻撃力と守備力は4000……」

「よって、攻撃力は8000っ! いけ、『ファントムハウンド』」

「ぐっ……ぁあっ!!」

 

 

十代 LP4000➡ 0

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……ってなるはずだったんだよな?」

「なっ……なんで……ライフは0なはず……」

 

 

十代 LP2500

遊蒔 LP 0

 

 

「俺のライフが減って、あんたのライフが増えてる?」

「俺は除外された『アドバンスヒーロー・スペース』の効果を発動したのさ。このカードの条件は【レベル10以上のHERO が破壊された】時、デッキから『E・HERO ネオス』をゲームから除外し、このカードをデッキに戻すことで発動。戦闘、効果ダメージを0にし、俺のライフはネオスの攻撃力と同じになる。その後、ネオスと同じ攻撃力のダメージを相手に与えることができるのさ」

「……マジかよ…」

 

 

デュエルが終わり、お互い脱力を表すかの如く崩れ落ち、天に息を吐き出す。そして息を整えると、十代は指を遊蒔に向け……

 

 

 

「ガッチャ、楽しいデュエルだったぜ!」

 

 

 

その瞬間、周囲の世界は色を変えた。

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