ここも歴代のライバルエースモンスターに因んで攻撃力3000!守備力2500でございます!
『FMM アビスライト・ルナ=ドラゴン』につきましては、まだ効果を発動しておりませんので機密とさせていただきます。
※『月影竜 クロノセレネ』の特殊召喚時効果を一部改善いたしました。効果内に【このカード以外の全ての表側カード…】と訂正します。今までのシナリオには異常を満たす箇所がないので報告のみとなります。
____________それは目を疑う光景だった。
大規模を言葉にしたように建築された【遊戯王第1ドーム】に到着した遊蒔。中央のみステージのような会場が浮かび上がり、そこには1人を除いて多くの決闘者が倒れていた。服装から見るに管理人…警備員といったところだろう。
誰が見てもわかる。この殺戮のような現状を造り上げたのは奴だ。紫の髪に目付きの悪そうな瞳。見るからに強者の貫禄を醸し出している遊蒔と同じくらいの青年であった。
「どうなってるんだ…ここは近日開かれるデュエル大会の会場だろ。警備員も厳重だったはずなのに、全員倒したってのか?」
「そうだよ」
「____________っ!?」
客席にいたはずの遊蒔の視界が言葉の刹那、スライドしたように景色が移り変わる。目の前には、元凶の青年……ここは、ステージの中央であった。
「…何者だ、お前」
「僕?僕はサイガ。君は?」
「……月邑 遊蒔。これはお前がやったのか?」
「いきなりお前呼ばわりかい?うん、そうだよ。開闢の決闘者を探しているんだけど違ったんでね。見極めるにはデュエルしかないんだよ」
「開闢…?見極めるって、デュエルでこんな現状になるのはおかしいだろ!」
「うん?あ、そうか。それを説明するのを忘れてたよ。まぁ、いいや。全部違ったしね」
説明……?さっきからこいつは何を言ってる?!
周りの人の意識は感じない…口振りからして、本当にデュエルでやったようだ。その開闢の決闘者ってのを見つけるために、こんな現状を生み出したってのか…!
怒りを拳に込めて目を開く。
すると、遊蒔のデッキが黒と白の輝きを見せ、そこから1枚のカードが浮かび上がってきた。
「…クロノセレネ」
「…っ! ゾディアックモンスター…なるほど。君だったのか____________ねぇ、遊蒔くん。僕とデュエルをしないかい?この人達の敵を撃ちたいんだろ?」
「____________わかった」
「それじゃ、説明するよ?デュエル方法はアンティークデュエル。条件を出しあって、勝てばそれを獲得。負ければ条件は略奪され、そして…目覚めなくなる」
「…てことは、この人達は目覚めないってことか?」
「そういうこと。それじゃ、やろっか!僕が求めるのは【月邑 遊蒔の同行権利】。君は?」
「俺は【この元凶となった存在を貰う】」
「…いいねぇ、いいよ!君!さぁ、やろうか!」
お互いデュエルディスクをセットし、殺気を放ちながら宣言する。
「「デュエル」」
(理由はわからないけど、恐らくターゲットは俺になった。負けて目覚めないっていうのは、恐らく嘘だ。それが本当なら【同行の権利】なんて求める必要がない…つまり、サイガがこの元凶を造り上げたのはではない。何か……別の存在か?)
「先行は貰う____________俺は『MM ホワイトリザード』を召喚!効果でお互いデッキから1枚ドローし、相手プレイヤーが1枚捨てさせる…俺は、ドローしたカードを選択!」
「それじゃ、僕もそうしようかな」
「…俺はカードを2枚伏せてターンエンド」
月邑 遊蒔/2
「僕のターン、ドロー____________僕は速攻魔法『ツインツイスター』を発動。手札を1枚墓地へ送って、相手の魔法・罠カードを2枚まで破壊するよ?」
「くっ…チェーンで罠発動!『サイクロンカウンター』! このターンの終わりに破壊されたカード1枚につき、相手に500ポイントのダメージを与える!」
「へぇ、なら僕は『サイクロンカウンター』以外の1枚を対象として破壊するね」
サイクロンカウンターの発動が満たされ、ツインツイスターの破壊が遊蒔の伏せていたカードを破壊する。
「それじゃ、僕は『
『SS バーンフェザー』
炎 ☆☆☆ チューナー ATK200
何かが弾ける音と共に燃え盛る野鳥が姿を現す。
「そして、自分フィールド上に『SS』モンスターが存在する時、『SS フレイムイーグル』を特殊召喚できる。この瞬間、バーンフェザーの効果により、バーンフェザーのレベルは1つ上がるよ」
『SS フレイムイーグル』
炎 ☆☆☆☆ ATK1600
バーンフェザーより一回り大きい野鳥が荒れ狂う炎の塊を装って現れる。
「…チューナーモンスターにレベル4…まさか」
「そ、僕はレベル4のフレイムイーグルにレベル4のバーンフェザーをチューニングッ!」
『SS バーンフェザー』 ☆☆☆➡☆☆☆☆
【 + 】
『SS フレイムイーグル』☆☆☆☆
☆☆☆☆+☆☆☆☆=☆☆☆☆☆☆☆☆
「燃え上がる野鳥の魂よ、今こそ命を喰らい、新たな翼となれ!シンクロ召喚____________レベル8『
2つの命が炎となり、緑のゲートを潜って新しき姿となる。まるでそれは太陽を思わせるかのよう…美しく、気高く、それでいて圧倒的な熱力を誇る。実際にフィールドの気温が上昇し、背景は既に焼けた鉄の上のようなことになっていた。
大空を羽ばたき現れるサイガのモンスター。
太陽の神格を得た存在は、最早モンスターと呼ぶに相応しくなく、神に等しいと思えるほどだ。
「ふふ、これが僕のエースモンスター。バーストホルス・アポロ・ファルコンだよ。このカードの属性は「炎」として「光」とも扱う神々しい太陽の化身さ」
『SSS バーストホルス・アポロ・ファルコン』
炎光 ☆☆☆☆☆☆☆ ATK3000
「…攻撃力3000…くっ…」
「僕は『SSS バーストホルス・アポロ・ファルコン』で『MM ホワイトリザード』を攻撃!月の獣を凪ぎ払え____________《
「…ぐっ、ぐぁぁぁあッ!!!!! がはっ…」
月邑 遊蒔 LP4000➡LP2200
「僕はカードを1枚伏せてターンエンド」
「…だが、この瞬間、俺のサイクロンカウンターが決まる!破壊されたカードは2枚…よって、1000ポイントのダメージを受けて貰うぞ」
「…うっ…まぁ、仕方ないよね」
サイガ LP4000➡LP3000/1
(伏せカードを破壊されて一気に半分並みのダメージ…こいつは強い。負けることを考えちゃいけない…勝つことだけを考えるべきだっ!)
「俺のターン、ドロー____________俺は墓地に存在する罠カード『MM チャンス』の効果を発動!」
「僕が『ツインツイスター』で破壊したカード…?」
「『MM チャンス』を除外し、俺はデッキから1枚ドローッ! よし!俺は『MM ドラグーン・レイ』を召喚!」
『MM ドラグーン・レイ』
光 ☆☆☆ ATK1600
「そして魔法カード『MM
引いたカードは……『MM ルナ=ドラゴン』。
「へぇ、運がいいね」
「俺は『MM ルナ=ドラゴン』を特殊召喚!」
『MM ルナ=ドラゴン』
闇 ☆☆☆☆☆☆☆ ATK2200
「そして、墓地の『MM 光渦巻く月光』を除外して、新たなる効果を発動っ!このターン自分はこの効果を除いてエクストラデッキから特殊召喚できない代わりに、フィールド上のモンスター1体のレベルをランクに変更し、そのランクを1~6まで指定できる!」
「……来るんだね奴が」
「俺は『MM ルナ=ドラゴン』のレベルをランクへ、そしてランクを3に変更!俺は、ランク3の『MM ルナ=ドラゴン』とレベル3の『MM ドラグーン・レイ』で星座を設立っ!!!」
『MM ルナ=ドラゴン』
☆☆☆☆☆☆☆➡★★★★★★★➡★★★
『MM ルナ=ドラゴン』 ★★★
【+】
『MM ドラグーン・レイ』☆☆☆
「《月の影に潜みし孤高の竜…その月下の翼で今ここに原典となれ!》ゾディアック召喚____________来てくれ!『月影竜 クロノセレネ』ッ!」
暗躍に蠢く月光の煌めきが夜空を照らし、月影の渦より黒き竜が姿を現す。月食を思わせる化身の羽ばたきにより、全ての光が失われる。
『月影竜 クロノセレネ』
闇 光 ☆☆☆★★★ ATK2500
「美しい…月を象徴に持ちながら月光を喰らう孤高の竜……。すごいね、遊蒔くん!いい相棒だ!」
「余裕ぶってていいのか? 俺はクロノセレネの効果を発動!このカードが特殊召喚に成功したとき、全ての表側カードは裏側となり既に裏側のカードは全て破壊する!____________【ムーンライト・オブ・シャドウ】」
「させないよ、僕はチェーンして『SSS バーストホルス・アポロ・ファルコン』の効果を発動。2枚以上カードを選択するカード効果を無効にするよ?」
「____________なにっ?!」
クロノセレネの光を喰らう月光をバーストホルス・アポロ・ファルコンの炎が焼き払うように闇の世界を塗り替えていく。2頭のモンスターが雄叫びをぶつけ合うが、無効とするバーストホルス・アポロ・ファルコンは更に輝きを上げ、ついにクロノセレネの闇を振り払った。
「残念だったね。バーストホルスの守備力は2500、既に裏側の僕のカードは破壊され、クロノセレネの攻撃力は2600となる…惜しい一手だったね、遊蒔くん?」
(…悔しいけど、バーストホルスを破壊する策は今はない…だが……)
「俺はカードを1枚伏せてターンエンド」
月邑 遊蒔/0
「僕のターン、ドロー____________僕は魔法カード『愚かな悲劇への破滅墓地』を発動するよ。手札を1枚ゲームから除外して、デッキからモンスターを1体を『破壊対象』として墓地へ…僕は『炎王神獣 ガルドニクス』を墓地へ。そして、罠カード『
(俺の罠を予想しての行動なのか…?)
「さて…僕は『SSS バーストホルス・アポロ・ファルコン』で『月影竜 クロノセレネ』を攻撃____________【主光のリュミナータ・ノヴァ】」
「策を労したが、関係ないみたいだな。罠発動!『
バーストホルスの眩き一撃を真夜中で奏でる月影のシールドが攻撃を弾く。そして、これによってクロノセレネは戦闘でも効果でも破壊は出来なくなった。なんとか堪えた遊蒔は、脱力混じりに息を大きく吐く。
「流石。やっぱりすごいね遊蒔くん」
「そりゃどうも。次のターンで決めるから覚悟しといてくれよ?」
「うん?君が次のターン何をするって?」
「お前を倒す以外に何がある」
「………悪いけど、君は既に負けてるよ。僕はこれでターンエンド」
自信満々に笑みを浮かべるサイガ。
何がだ………?クロノセレネは守った…あの罠カードはクロノセレネを破壊してダメージを与えるのが目的だったんじゃないのか? …いや、まてよ……奴が墓地に送ったカード………。
最悪だ!見落としていた!
後の魔法カードと罠カードにつられて『愚かな埋________________________。
「君達!そこで何をしている?!」
刹那の声が響き渡る。
幾つものライトの光が空間を探索するよう散らばりながら、会場を照らし出し、バーストホルスやクロノセレネをも光に包む。
そこには複数の警備隊の人間が集結してた。
恐らくここにいる警備隊の連絡が取れないことを不思議に思った結果、ここへ飛ばされたのだろう。
「っち、邪魔が入っちゃったか」
「遊蒔さん!大丈夫なのですか?!」
「雪奈っ!?彼奴が連絡したのか…」
「……雪…奈…? 遊蒔くん。今回は引き分けでいいよ。少し用事を思い出した」
「…何?おい、まて!お前は何も____________」
遊蒔の声も届かず、サイガは謎の光に包まれマジックのようにその場から消える。1人…佇む遊蒔は、中断されたデュエルに目を瞑る。あのまま続けていたら…………考えることもなく負けていただろう。完全に完璧に負けた。なにもすることが出来なかった。雪奈を巻き込まない?勝てないのにか?ふざけるな。
そんな遊蒔の顔を覗く雪奈は驚愕する。
「……遊蒔…さん?」
その滴が染みる大地はそこにはなかった。
ご感想の指摘により一部変更しました。
『おろかな埋葬』➡『愚かな悲劇への破滅墓地』
オリジナルカードです。
手札1枚を除外してデッキから『破壊対象』として墓地へ送る効果です。多少、チート能力かもですが心広くお願いします