上条「スキルアウトだ…」   作:kita1751

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一方通行「スキルアウトだ・・・」1

 

 

学園都市の夜を支配している不良たちの集まり。

ほとんどが無能力者の落ちこぼればかりだ。

 

ほんの数ヶ月前は賛同している者など皆無に等しかった。

 

彼らは異性に無理矢理迫ったり、暴力によって金を奪ったり…

犯罪行為を繰り返す。

 

スキルアウトは大人達や学生達も忌み嫌っていた。

 

 

そんな彼らが見直されるきっかけが

一人の奇妙な右手を持ったツンツン頭の少年だった。

 

彼らは少年を中心に団結し、無能力者を狙う卑劣かつ凶悪な能力者達に戦いを挑んだ。

 

少年は人を救った。

弾圧された無能力者、スキルアウト、そして学園都市最強…

 

それは同時に学園都市の財産に手を出す事だった…

 

現在①

 

とある病院_.

 

白髪の少年がベッドに眠る10歳前後の少女の寝顔を見ている…。

少女はふかふかベッドでスヤスヤと寝ている…。

 

少年は彼女の細い腕を取る。

とくん、と小さな脈を感じた。

 

そこに少女の主治医のカエル顔の医者が病室に入ってきた。

少年は自分の横についた事を気がついて尋ねてみた。

 

???「まだ…目が覚めねェのか?」

 

カエル「ああ…まだウィルスが効いていてね…もう何日起きてないんだい?」

 

???「俺が…暗部に入ってからだから…2ヶ月かァ…」

 

カエル「せめてどんなウィルスか分かればいいんだけどね?」

 

???「………」

 

フッ

 

???(とことン、クズだな…)

 

白髪の少年は笑い、病室を出ようとすると

 

カエル「一方通行!」

 

医者は学園都市最強の名前を呼ぶ。

 

カエル「学園都市の上層部は知っているんだろ?ウィルスの正体?」

 

ガチャ

 

一方通行は部屋から去った。

 

その時、一方通行の顔はカエル顔の医者には見えなかった。

 

ブルルルルルルル

 

ピッ

一方「どうした、三下ァ?」

 

浜面「三下じゃねぇ!!浜面だって言ってんだろ!」

 

一方「三下ッ、用件は?」

 

浜面「くっ…!なんで上条はこんな奴を…」

 

一方「用件…」

 

浜面「7時本部集合!仕事だ…!」

 

一方「了解…」

 

一方「ふぅ・・・」

 

一方(サービィス残業かァ…)

 

18時30分。

 

スキルアウト本部。

 

例の如くスキルアウト数人が入り口でたむろしている。

そして何人かが一方通行が来た事に気づいた。

 

スキルアウトA「あ、チィース」

 

スキルアウトB「お疲れース」

 

一方「オイ、初春はどこだ?」

 

スキルアウト「はい!初春さんなら部屋で待機しています。」

 

 

カタカタカタカタ

 

初春「よし」

 

カタッ

 

初春「できましたぁ…」

 

 

コンコン

 

ガチャ

 

初春「はーい」

 

一方「邪魔するぞォ…」

 

初春「あっ!一方通行さん!今日もよろしくお願いしますね!」

 

一方「今日はちょっとわ、手強いンだろうなァ…最近雑魚ばっかで腕が鈍るンだよ…」

 

初春「はい!今日はレベル4の大能力者ですから!」

 

そう言って初春は一方通行に能力者の情報が入ったUSBメモリを渡す。

 

一方「チッ…」

 

一方通行はUSBメモリを貰うとふと気になった事を聞く。

 

一方「それで上条の奴から連絡は…?」

 

初春「ありません…上条さんはまだ警備員に追われていて動けないんですね…」

 

 

一方「そうか…で…無事なのかァ?」

 

初春「はい!追われながらも逃げ回っているって他の人から連絡が来たそうです。」

 

初春「…上条さんの作戦通りに…」

 

一方「そうかァ…」

 

二人はツンツン頭の少年を思い出す。

初春も一方通行も一週間は会っていないのだ。

 

初春は辛かった。上条の肌を感じてないのだから…

 

 

一方「行ってくる」

 

初春「お願いします!」

 

一方通行は浜面の車で凶悪な能力者の所へ

で向かった。

 

一方通行はみんなとは違い単独で活動する。

自分の能力で仲間のスキルアウトに被害が出させないためである。

そして相手にする凶悪な能力者は一日一件と決めている。

 

一方通行が現在脳に損傷を負っており

ミサカ20000号が補助してもらっていて30分ほどしか活動できないから

だ。

 

一方「俺は大丈夫だぞ」

 

一方通行はこのルールが決まって文句を言った。

 

一方「所詮俺にとって見たらおめーらも能力者みンな同じゴミだからなァ」

 

上条「お前は俺に借りがあるなら言うこと聞け」

 

上条「俺らの目的は全滅じゃなくて交渉」

 

上条「殺りすぎるな、一方通行」

 

一方通行は上条のそれを聞いて変な気持ちになった。

 

一方(殺りすぎるな……)

 

上条当麻は極悪非道のスキルアウトと聞いていたが……

一方(変な奴…)

 

しかし一方通行は孤独から開放されている

最近の自分を楽しんでいた。

 

バタン

 

一方「あ…コーヒー買って来い…ブラックな」

 

浜面「おい…パシリじゃねーぞ俺は…!」

 

浜面の戯言など無視して標的の部屋まで来る。

 

ピッ

チョーカーを押して準備をした。

 

 

 

 

 

 

 

【虐殺を】

 

 

 

 

 

 

ピンポーン

 

インターホンを押す。

 

能力者「なんだよ…もう…」

 

能力者の男性が扉を開けると

そこには白髪の少年の笑顔が出迎えた。

 

一方「ハァァァイ、死のデリバリーだァァ」

 

 

部屋は散らかった。

家具はボロボロ、電化製品は使用不可能になった。

壁に穴が開いた。

そこまでうるさくやると、隣から苦情でも来ないのかと

心配したが隣は留守なのか?学園都市じゃ良くある事としてスルーされているのか?

苦情は無かった。

 

相手はレベル4の大能力者だけあって多少一方通行に

対抗したが、べクトル操作に意味無かった。

 

その部屋の真ん中に一方通行と

片足と右手が無い血だらけの男がいた。

 

能力者「ぁ・・・・ぁ」

 

喉もつぶされている。

声が出ないのだ。

 

ガシッ

 

そして哀愁を誘うように、一方通行の足へしがみつく

 

タ・ス・ケ・テ・ク・レ

 

そう口を動かした。

 

 

一方「へェー?命乞いですかァー?」

 

呆れた、一方通行は思った。

 

一方「いままで何人もの無能力者殺してェ、何人もの女を犯してェ」

 

一方「その上馬鹿見てェな掲示板作っているお前がァ?」

 

 

この男は例の能力者掲示板の管理人でもあった。

この男の欲が働くようにコメントをコントロールしていたのだ。

 

一方「てめェの携帯からの書き込みィ、それとこの家のパソコンからで

狩り促してンのは分かってンだよォ!!!」

 

バキッ

 

一方通行は男の腹に蹴りを入れる。

 

能力者「ぅ・・・ぁ」

 

男は恐怖の顔をして、大きく首を横に振った。

そんなつもりじゃない!と聞こえてきそうだった。

 

嘘付け。

 

この情報にはちゃんと裏がある。

初春が掲示板のIDとパスワードを入手し、解析した。

 

掲示板にはいくつかグループがあり無能力者狩りをしていた。

それがこの男はそのリーダー格であり管理人。

無能力者を襲いやすいようにみんなで襲わせようとしたのだ。

 

自分の行為がやりやすくなるように…

 

 

一方「おめェは悪党だァ」

 

一方通行は笑顔になる。

 

一方「悪党にお似合いの結末用意してやるよォ、幸せ者だなァ」

 

右手で能力者の頭を掴むと

 

グシャリ と顔中の高速で体液を操作して、能力者の顔を歪ませさせた後に

 

風船のように割った。

 

一方通行は頭が無い死体を見て一言…

 

一方「悪党ってのは…こんな展開が理想だよなァ…」

一方「アハハハハハハハハハ」

 

 

一方通行は浜面の待つ車に帰って行った。

 

 

過去①

 

警備員の本部。

 

すでに夜中に人はいなく

 

黄泉川愛穂という巨乳で長髪の警備員がいた。

 

黄泉川「まだ捕まらないじゃん」

 

黄泉川はツンツン頭の少年の写真を見て呟いた。

 

上条当麻__。

 

小萌先生のクラスの問題児。

 

学校にはまったく来ないで能力者狩りをし続ける不良。

 

 

黄泉川は一度会った事がある。

 

小学校にボーガン持って乱入してきた奴を連行した時

そのボーガン野郎を倒したスキルアウトが上条だった。

 

 

黄泉川(気に食わない…)

 

 

黄泉川は上条のやっている事が気にくわなかった。

 

黄泉川(警備員の仕事をバカにされた)

 

黄泉川(小萌先生のような優しい先生を悲しませるばかりか私の仕事を

なめてるじゃん)

 

 

黄泉川は元より学園都市の大人たちは総じてスキルアウトを嫌っている。

警備員達はスキルアウトを見たら逮捕すべきと上層部で話し合った事もある。

黄泉川もそれに同意だった。

 

自身の仕事を誇りに思っているのにそれをバカにする上条。

そして同僚として仲の良い、子萌先生を悲しませる生徒__.

 

黄泉川(上条のやっている事だって正義ごっこ、警備員なめてるじゃん!)

 

黄泉川は上条当麻を中心としたスキルアウトを嫌っていた。

能力者狩りを自主的にやる上条自身が嫌だった。

 

そんな黄泉川と上条の再会は一方通行がスキルアウトに入って

3日後の事だった。

 

 

 

 

 

 

一方通行が上条の手引きでスキルアウトのメンバーになった日。

 

上条「今日から仲間になった一方通行とミサカだ」

 

上条「一方通行は学園都市最強だから仲良くするように…」

 

一方「…」

 

ミサカ20000「よろしくお願いしますとミサカは丁寧にお辞儀します。」

 

一同「「「「「・・・・・・・・・」」」」」

 

一方(まァ…こンな反応が当然だろうな…)

 

自分は学園都市最強のレベル5。

 

こいつらとは天と地ほど違う生き物。

 

それにこいつらの仲間を何人か殺しているんだ。

 

この反応が当たり前…

 

当たり前…

 

一方「が…なンでこうなるんだ?」

 

上条「駒場さんはよく飲むな~」

 

駒場「………」ゴクッゴクッ

 

ミサカ20000「セロリた~ん、ワイン飲むゥ?」

 

20000「ミサカが飲ましてあげる、口移しで」

 

一方「おい…!やめろ」

 

ワイン片手に一方通行に迫るミサカ20000号を押さえつける。

 

浜面「なんだよ~セロリ~お前らできてんのかぁ~wwww」ゴクッ

 

半蔵「ワロスwwwwwwww」ゴクッ

 

駒場「………」ゴクッゴクッ

 

一方「出来上がってンのはお前達だろうが!」

 

一方「後セロリって言うなァ、コラ!」

 

浜面「だってミサカちゃんが言っているしなぁ~」ゴクッ

 

半蔵「バwwwwロwwwwスwwwwww」ゴクッ

 

駒場「………ふぅ…」ゴクゴクゴク

 

一方「てめーらもう!飲むな!」

 

2万「セロリたん!」

 

ダキッ

 

2万「くんかくんか」

 

一方「オイィイイ離れろォォォ」

 

しかし雪国もやしのような彼の腕力ではミサカ20000号のような

訓練した軍用クローン勝てるはずも無かった。

 

一方「ぐぅぅうううう」ブルブル

 

 

一方「もう…いいからァ…好きにしていいから」

 

観念した一方通行は言う。

 

一方「力弱めてくれ…折れる…」ブルブル

 

浜面「折れるwwwwwwww」

 

半蔵「もやしwwwwwwww」

 

一方「もういいだろ!」

 

2万「ハイ、セロリたんとミサカは一方通行に恭順します」

 

ようやくミサカ20000号から開放された。

 

 

上条「へー射撃がうまくなったんだ」

 

姉御「うん…あたいでもようやく的に当たるようになってさ…」

 

一方「おい!上条!」

 

上条「ああ?」

 

一方「なンなンだこの空気!おかしいだろ!」

 

いきなり自分というイレギュラーの生物を入れて騒いでられる?

そういう風な意味だ。

 

上条「最近みんな緊迫していて宴会なんか全然してなかったからな…」

 

上条「まあ…楽しめ」

 

一方「」

 

宴会は

 

浜面が酒を持ってきて始まった。

 

半蔵と浜面は二人で出来上がって

 

駒場はウワバミの如く飲みまくって

 

佐天と初春は即効倒れるし

 

姉御と上条はチマチマ飲んでいるし

 

ミサカ20000号はワイン飲んでから性格が変わってしまった。

 

 

一方(酒ってこンな人を変えるのか…)

 

ミサカ「セロリた~~~ん」ギュ~

 

ドンッ

 

一方「!?」

 

一方通行の隣に

大きな音が聞こえたので振り向くと

 

さっきまで飲んでいた駒場が立っていた。

 

駒場「…飲め……」

 

駒場が一方通行に大五郎を進めてきた。

ちょっと顔が赤くなっていたのが不気味だ。

 

一方「…」

 

 

酒に興味が出たので一方通行はコップに酒をついで

グィッと一杯飲む。

 

クラッ

 

頭が痛くなる。

 

これが酒か…。

 

そのまま壁に寄りかかってしまった。

 

一方「・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

一方(気持ち悪ィ…)

 

上条「飲んだの始めてか?最初から日本酒はきついだろ」

 

一方「先に…言え…」

 

とクラクラしながら眠りについた。

 

ミサカ20000を抱きながら…

 

 

 

現在②

 

とある病院。

 

とある病室に少女が居た。

 

頬にはガーゼが巻いてある。

 

そっと頬に触れる…

 

(まだ腫れている…)

 

 

・・

 

・・・

 

そして思い出してくる…

 

 

怒りが…

 

憎しみが…

 

 

「あの野郎…」

 

自分は女の子だ。

 

普通女の子に暴力振るうなんて社会は許してない。

 

まして顔面に拳を食らわせるバカがどこにいる…?

 

さらに殴られたのは少女がもっとも嫌う人種…。

 

 

 

 

殺す

 

 

 

殺す殺す

殺す殺す殺す

殺す殺す殺す殺す

殺す殺す殺す殺す殺す殺す

殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す

殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す

殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す

 

 

 

「殺してやる!!」

 

 

私はどうしてこんなに感情が出るようになったんだっけ?

 

死体を見てからだ。

 

犯され

 

潰され

 

焼かれ

 

裂かれ

 

砕かれ

 

飛ばされた

 

___死体____

 

何も言わない死体。

 

目の黒い死体。

 

私そっくりの死体。

 

あかい…あかい死体。

 

死体が私に話しかける

 

 

 

 

 

「ナンデ…ミサカタチヲツクッタノ…?」

 

 

 

 

クローンを助けようと頑張った。

 

研究所だって襲った

 

他のレベル5とも戦った。

 

でも実験はまだ続いていた。

 

だからその元を断とうとした…。

 

 

 

 

 

 

[スキルアウト]

 

 

 

 

私が最も嫌いな人種。

 

殺してもいいよね

 

姫后さんとか罪の無い人を襲うような奴だもん

 

学園都市にまったく存在する必要ないクズだもん

 

努力しようとしないゴミじゃない

 

こいつらがいなくなれば一方通行だって実験やめるかも

しれないもん

 

 

ね?

 

いいよね?

 

ね?

 

助けてあげるからね?

 

ちょっと待っててね?

 

学園都市レベル5の一人の少女は病院を抜け出した。

 

 

過去②

 

一方通行はルールを決められた。

 

・一日一件しか仕事をしてはいけない事

 

 

という風に決められた。

 

一方(別に大丈夫なのに…)

 

制限かかかっているったて レベル2ぐらいは自力で能力が使える。

それ以上の力はミサカ20000号に手伝ってもらっている。

 

 

この怪我は打ち止めを助けた時のものだ。

 

彼女は今こん睡状態にある、それを治す為上条の借りを返すため

 

学園都市最強の彼は今ここにいる。

 

 

 

 

 

酒を飲んだ次の日。

 

案の定みんな二日酔いだった。

 

佐天「水…水…」ズキズキ

 

初春「佐天さんそれドロップちゃうおはじきや」

 

姉御「寝ぼけてんのかい?」

 

 

半蔵「浜面コーヒー買ってきて…」ズキズキ

 

浜面「てめーで行け…俺はパシリじゃねーぞ…」ズキッ

 

 

みんなの様子はおおよそこんな感じだ。

 

上条「一方通行、ちょっといいか?」

 

一方「あァ?」

 

上条「仕事だ!」

 

上条はデバイスを一方通行に見せる。

 

一方「………………」ジッー

 

上条「二日酔いできついけど…やってくれるか?」

 

上条「無理なら俺がやろうか?」

 

一方「ケッ」

 

一方「寝言は寝て言えよ」

 

一方「20000号、仕事だ!起きろ!」

 

2万「ん~なんですか~セロリたん?」

 

一方「仕事だよ!仕事」

 

2万「分からないのでキッスして下さい!キッスを」

 

一方「アホか!」

 

 

 

 

 

 

今日は待ち伏せ

 

標的がくるまで待った

 

おいおい、結構待ったからイライラが最高超だぜ

 

ちょっとはストレス解放させてくれよ…

 

一方通行は能力者を潰す

 

え…?

 

これだけ…?

 

ハハハ…笑えねぇな…おい

 

 

一方「まさかこれで終わりじゃねェだろなァ?」

 

一方通行は車に乗りそう言う。

 

上条「ん?そうだぞ」

 

一方「おいおい、こんな雑魚共を一日一匹しか潰せねェのかよ」

 

一方「ストレス溜まるぜ…」

 

上条「橋は叩きまくった方がいいのさ」

 

一方「ケッ…」

 

prrrrrrrrrrrrrrrrrrrrr

 

上条がワゴン車を出そうとした時に電話がかかってきた。

 

ピッ

 

上条「ん?」

 

佐天「あー上条さーん?こっちの仕事終わったんで良かったらご飯食べに行きませんか?」

 

上条「飯?いいぞじゃあ向かいに行くよ」

 

佐天「初春も一緒ですけど大丈夫ですか?」

 

上条「ああ今能力者の財布があるから大丈夫」チラッ

 

上条は一方通行を見る。

 

一方「…」

 

眠たそう…。

 

佐天「じゃあ第7学区に第三基地の通り沿いにいますから」

 

上条「分かった」

 

 

ピッ

 

上条は電話を切る

 

上条「じゃあお前も行くぞ」

 

一方「ハァア?」

 

一方「なンで俺が?」

 

上条「お前金持ってるしな…親睦深めよーぜ」

 

一方「ざけんな!何でお前のカキタレと仲良くしなきゃなンねェンだよ!」

 

上条「いいじゃねぇか~金持って無いし…」

 

上条「頼む…お願いします…」

 

上条は一方通行に拝んだ。

 

一方「・・・・・・・・・・・・・・」

 

一方「今回だけだぞ…」

 

上条「あざっす!」

 

 

ブルルルルル

 

上条は佐天の指定した場所に向かった。

 

その時

 

能力者が襲撃されたと聞いて

 

巨乳の警備員が現場に到着した。

 

実は能力者を潰した時に

もう一人仲間がいたのだ

?「あの車…」

 

警備員はちょうど上条達の車が去る所を目撃した。

 

ガチャ

 

上条「ほら!後ろに乗りな…」

 

上条は後ろの方に指を指す。

 

佐天「ありがとうございます」

 

初春「えへへ…助かりました」

 

佐天達がやっていたのは情報収集。

 

能力者への襲撃がやりやすくなるために

 

風紀委員、警備委員のルートを解析するために

 

隠しカメラを仕掛けていたのだ。

 

一応結集したときに多くのカメラをつけたが多くて困る事はない

 

ちなみに初春と固法が覚えていた風紀委員のデータも役に立ったが

二人がスキルアウトになったと分かるとすぐ変えられた。

 

 

一方「こんな、治安の悪い場所で女二人っきりとは感心しねェなァ」

 

現在上条たちが所属するスキルアウトは駒場、上条、姉御を中心として

仲間が集まったが

中には過去に上条達に敵対したり

 

能力者側に裏切ったりした者もいたため

 

上条たちとは別の

スキルアウトに襲われる危険もあった。

 

初春ほどの可愛いらしい女性なら尚更である。

 

初春「他の人達は別の仕事がありまして…」

 

佐天「実際絡まれましたよー」

 

上条「え!?だ、大丈夫かよ!?」

 

初春「上条さん、前見て!」

 

上条「およっ!?」クルッ

 

上条は対向車線に入りかけていたのを急いでやめる。

 

上条「大丈夫だったのか?」

上条は動揺した。

ぶっちゃけ単純な仕事なので別に危険に遭遇しないと

思ったからだ。

 

 

初春「佐天さんが倒してくれたから大丈夫ですよ」

 

一方「!!」

 

上条「!?」

 

佐天「二人のモヒカンに絡まれてけど」

 

佐天「警棒でのしちゃいました」テヘッ

 

上条「・・・・・・・・・・・・」

 

佐天は浜面達にトレーニングしてもらっている。

 

スキルアウトは能力者とやり合うためそこらへんの

運動選手と変わらないトレーニングをしている。

 

浜面「いいけど…きついぜ、佐天ちゃん」

 

佐天「お荷物は嫌なんです」

 

佐天は前に誓った。

 

「私が狙われて嫌なら…強くなります、うんと!」と

ライバルに誓ったのだ。

 

女が一度吐いた言葉を取り消せない!

 

それからみんなと一緒にトレーニングを始めた。

 

簡単な持久力から筋トレ

 

武器の取り扱いから射撃訓練。

 

上条が仕事に行っている間

他の誰よりも熱心に訓練した。

 

そんな努力家で誠実な佐天を認めない者などいなかった。

 

佐天は一ヶ月もしない内に既にそこらのスキルアウトには

素手で勝てる程度までなった。

 

複数人数は武器で対応できるようにした。

 

上条「鍛えていたのは知っていたけど…そこまでとは…」

 

佐天「へへっ…」

 

佐天「もう体重2キロ痩せちゃいましたよー」

 

 

佐天「でも、まだ…銃は撃てないんです…」

 

佐天はコートから拳銃を取り出した。

 

警棒なら滅多に死ぬ事は無い

 

拳銃は死ぬ事は多々ある。

 

簡単な事だ。

 

でも分かっていてそれができない

 

佐天は人を殺せなかった…。

 

佐天「私達が戦っている人間がどんだけ酷い人というのは分かってるんですが

どうしてもできないんです…」

 

上条「・・・・・・・・・・・・」

 

上条当麻はお人好しだ。

助けを求めたら悪人ですら救ってしまうのだ

 

だから上条自身この抗争には戸惑った

 

当たり前だ、人の命を重くない。

 

でもそうするしか危険な能力者を排除できない

 

話し合い?

 

会議?

 

そんな物できるくらいなら始めからこんな狩りなんて起きて無いだろう…

 

だから上条は決めた。

助けてやるが

活動を妨害するなら容赦はしないと……

 

上条「いいんだよ、涙子…」

 

佐天「!?」

 

初春「!?」

 

上条「汚れるのは…俺達だけでいい」

 

一方「……」

 

上条「涙子はそのままでいいんだ…」

 

 

人を殺すのはつらい…

 

上条(俺だってやりたくない)

 

上条(でもそうするしか能力者の暴走を止められない)

 

無能力者を襲っている能力者に対して

 

「すみません、やめてくれませんか」

と言って止める奴などいないだろう…

 

暴力で解決したってまたそいつは襲うだろう…

 

だから少しでもその空気を無くさなきゃいけない

 

だが暴力での解決は苦悩する

 

それが罪だ…

 

能力者の対立を招いた罪。

 

 

涙子に罪はない…

 

上条「そういう葛藤するのは俺達だけでいい」

 

 

そんな談話している時…

 

一方通行と上条は不審な車が付けているのに

気がついた。

 

上条「一方通行!」

 

一方「付けられてンなァ」

 

初春「え?警備員…?」

 

一方「さっきの仕事からじゃねェか…?」

 

上条「・・・・・・・・・・・・・・」

 

佐天「どうします…?」

 

上条「…」

 

上条「一方通行!」

 

一方「ン?」

 

上条「次の角で曲がる、お前は能力で涙子と飾利連れて逃げろ」

 

一方「ああ?ンな事しなくても一台ならやっちまえばいいじゃねェか?」

 

上条「それじゃ、これからのマークがきつくなる…」

 

上条は常に能力者の打倒が第一にあると思っていた。

 

上条「俺がおとりになる」

 

上条「俺に捜査が向かえば…仕事も今まで通りにできるだろう」

 

一方「お前…」

 

初春「そんな…」

 

佐天「……」

 

上条「だからお前はとっといたほうがいいだろ」

 

一方「・・・・・・」

 

上条「一方通行!頼んだぞ…」

 

 

 

 

 

 

               一方「死ぬなよ」

 

               上条「互いにな」

 

 

 

 

ギイイイイイイイイイイイイイイ

 

上条の車は左角に急カーブした。

 

警備員「!?」

 

そして一方通行が助手席と後部座席のドアをぶち壊す。

 

初春と佐天の首根っこをつかみ

 

外へ脱出した。

 

佐天・初春「あっ!?」

 

一方通行は二人を上手に受け止め、ダメージを軽減した。

 

歩道に出た三人は上条と上条を追う車を見送った。

 

一方「逃げンぞ…あいつの願いだからなァ」

 

初春・佐天「はい…」

 

車を運転する黄泉川は一方通行が脱出した事に気づかなかった。

 

上条が気づかせないように黄泉川の車に

中国製の粗悪な短銃を発砲しながら逃げていたのだ。

上条はコストの安さから愛用していた。

 

運転技術は平凡だが、射撃はそこそこの腕がある上条は

黄泉川のフロントに7割命中させた。

黄泉川「クッ」

黄泉川は上条の正確な射撃に車を傾ける。

クルッ

上条は再び大きく左角を曲がり そのまま180度回転した。

前後逆にしたのである。

 

上条は正面のフロントガラスを短銃で打ち ガラスを破壊し

今回の仕事用に用意したロシア製のショットガンを助手席から取り出した。

 

黄泉川が曲がってくる時には

 

 

正面窓の無い車がこっちをむいて

その運転席の少年がショットガンを構えて黄泉川の方に向けていた。

 

黄泉川「上条…当麻…」

 

一瞬黄泉川の瞳に映る

 

憎い相手。

 

 

 

故に黄泉川は記憶していた。

 

そのツンツン頭の少年を…。

 

鈍い発射音が聞こえる。

上条はタイヤに向けてショットガンを発射し、車を横転させた。

 

黄泉川「ああっ!!」

 

黄泉川は車の窓にぶつかり激痛が走る。

 

黄泉川「痛っ」

 

黄泉川が急いで車から出るときには

 

もう上条の車が発進していた。

 

タイヤを撃とうとしたが意識が朦朧としてきた。

 

ドサッ

 

黄泉川は倒れ、後日入院した。

 

 

その後上条当麻は

 

警備員の公務執行妨害

 

殺人未遂

 

無免許運転

 

銃刀法違反の罪で指名手配された。

 

 

 

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