白井黒子は風紀委員の本部に戻っていた。
上条から殴られたとはいえ、鍛えている風紀委員
早々に仕事に復帰したのだ。
黒子「…………………」
そして同僚から聞かされた。
黒子「面白くない嘘ですの…」
固法先輩と初春がスキルアウトに裏切った……
黒子は信じたく無かった。
でも仲間の同僚から聞かされたのは紛れも無い事実だった。
サッ
黒子「これは…」
同僚から渡されたのは
報告書だった。
被害報告書
被害が発生しましたので、下記の通り報告します。
1.報告者
部署名:風紀委員第一七七支部 氏名:XXX XXX
2.発生日時
20XX年 11月 5日( 火曜日) 午後 10時 12分ごろ
3.発生場所
本部。
4.関係者
被害者 氏名:学園都市 風紀委員
住所:風紀委員第一支部
TEL:XXX-XXX-XXX
被害状況:第一支部においてハッキングをかけられた
もちろん最新のセキュリティーが何重ものガードをしていた
が看破された。
盗まれたのは風紀委員の有力な能力者の能力及びスキルアウトの
犯罪歴、資料などのデータ。
損害内容:金額による被害は無いがこれにより
近い内に検挙しようとしていたスキルアウト達が
再び行方が不明なった。またスキルアウトの本部として特定された場所に
誰も居なかった。
また風紀委員が何人かスキルアウトに傷害を負わされた。
流失したデータを使われたと思われる。
つまりスキルアウトに猶予を与えてしまったといえる。
現在の状況:警備員も同様の被害があり、恐らく犯人は同一犯。
スキルアウトに温情的かつハッキング技術に優れた
者。
今回の被害により風紀委員によるスキルアウト
の沈静化は1から出直しといえよう。
加害者 氏名:不明。
住所:不明
TEL:不明
5.事故内容20XX年月日午後10時12分。
風紀委員第一支部のメインコンピュータにハッキングをかけられ
上記のデータを盗まれた。
犯人は三分ほどで全て盗み、後の追跡後も消した。
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黒子「これは…」
報告書は風紀委員のメインコンピュータにハッキングが仕掛けられた
内容だった。
学園都市。
さらに風紀委員のメインコンピュータにハッキングが仕掛け、成功するもの
など世界に何人もいないだろう。
成功するであろう人物を二人黒子は知っている。
御坂と初春だ。
黒子(お姉さまは一緒にスキルアウト狩りして、遊んだしそれは無いですの…)
黒子(じゃあ初春が?これをやったんですの?)
黒子「…………」
初春はよくよく考えれば御坂と一緒にスキルアウト狩りをしていたのを
やめるように言って来た事があった。
初春「正規の手段で捕まえればいいじゃないですか!」
黒子「甘いですの!いちいち上に許可取っていたら被害が拡大しますの!」
初春は甘いですの。
私が何度スキルアウトに暴行されたか…
そんなクズどもに情けはいりませんの!
乙女の体に傷つけられた。
そんな事をする輩が平気でこの都市にいる。
消えてしまえばいい…。
黒子はそんな風にスキルアウトを思っていた。
そんな私情ともう一つ……
御坂の言葉も気になった。
黒子は御坂があまりにもスキルアウトに対して
憎悪があるのでなぜそこまで攻撃するのか聞いてみた。
ビチッ
御坂「こいつらのせいで私の…私の大切な人達が…いなくなったの」
とスキルアウト達の手足を曲がらぬ方へ折ったり、取ったり、潰したり、焼いたり
しながら答えた。
黒子はそんな御坂の悲しげの背中が忘れられなかった。
黒子(お姉さまのお手伝いができるなら…)
黒子は御坂の狩りに手伝った。
常盤台の同級生も手伝ってくれた。
「治安もよくなるなら…」
そういいみんな協力してくれた。
だが黒子の活動はツンツン頭のスキルアウトによって阻止される。
御坂と黒子二人は病室送りとなる。屈辱的だった。
能力者が無能力者に負ける事自体恥だが…2対1である。
黒子はあのスキルアウトが心底憎かった。
黒子より先に回復した御坂は消えた。
黒子(多分あのスキルアウトを追っているのでしょう…)
黒子も手伝おうと思った。
でも初春が先だ。
風紀委員 で
なおかつ自分の直接の後輩。
そんな肩書きを持つ初春が…許せないのだ…
過去③
絶対能力進化実験。
2万のデク人形は破壊すればレベル6になれるって言う
とても素敵な話__。
実際は雑魚共を殺して、殺して、殺して、殺しまくるっていう単純作業…
つまらなすぎるぞ…刺身にタンポポを乗せる仕事並だ。
それ以下か…
スキルアウトとか、挑んで来る能力者はまだ人間だ。
それなりに恐怖してくれて
苦痛を感じてくれて
絶望してくれる。
そいつはとても俺を喜ばしてくれる。
でこいつらは?
殺しても、殴って、蹴っても、犯しても、潰しても、
何も感じねェ人形共。
死ぬ時はいつも同じのあの無表情。
ハッ、ウンザリだ。
あのクソ科学者共がこんな実験させやがって…
顔に2発。
腹に4発。
殴った後
車を投げ飛ばして埋もれさせた。
車をから頭だけ出てたので
潰した。
ぐちゃ
2053体目はおしまいか?
人形共は苦痛が無いらしい。
俺が足を取ったり、腕を取ったりしても悲鳴を上げない。
インカ帝国の皇帝アタワルパは火あぶりが嫌でキリスト教徒に
なって絞首刑になったという。
火あぶりはもっとも苦痛な処刑法。
そう知ったから試して見た。
「________。」
なんだ一緒か
気が滅いるったらありゃしねェ
「実験を始めます」
くちゃ
・・・・・・・・・・。
「実験を始めます」
くちゃ
・・・・・・・・・・。
「実験を始めます」
くちゃ
・・・・・・・・・・。
ハァ…人形どもが…
これで10032…
実験?
クソ人形を壊す実験?
そうだ。
人形だ。
別に気にする必要のねェ人形どもだ。
俺に壊されるために生まれてきた奴らだ。
ん?
血が出ている…
赤い…
ペロッ
不味い
人の味?
違う
違う
違う
人形だ!
今日も昨日も明日も殺す。
あの無表情を…
愉快に
ゴキゲンに
笑顔で
最高だなぁ第一位。
お前の能力は…
ハハハハハハハハハッハハハ
………………………
…………………………
………………………………
…………………………………
何で泣いているんだ?
…
……
……………
…………………
………………………………………………俺?
グシャリ
等々やってやった。
19999体目だ。
あと一人だ。
もうずっと飯も満足に食えなかった。
吐いてばかりだった。
あの人形達が訴えってきやがる…
夢でも人形たち。
現実でも人形たち。
喜べ。
それがお前達の復讐なら十分効果的だ。
レベル6になったら研究者共は皆殺しにしてやるよ
恩返しさ。
こんな化け物にしてくれた。
ハハハハハハハハハハ
そんな時彼女に出会う。
?「あなたが…一方通行?」
現在④
~~~路地裏~~~
上条「クッ・・・」
タッタッ
上条は逃げ回っていた。
あの後黄泉川のからの要請受けた警備員達に追われていた。
初春にハッキングされスキルアウトの幹部
駒場、浜面、半蔵、そして上条のデータは消えた。
警備員、風紀委員側はスキルアウト討伐を振り出し戻らず終えなかった。
そして今回ようやく掴んだ上条当麻の出所。
警備員側は必死になっていた 。
既に一週間。
寝る時、食う時、用を足す時でさえ安心できねぇ
これじゃ「逃亡者」だな
カチャ
上条は拳銃を見る。
駒場からもらった拳銃。
巻く為に撃ちまくった為既に弾は尽きていた。
上条(次にあったらおじゃんだな…)
警備員「いたぞ、こっちだ」
上条「!?」
バッ
警備員「止まりなさーい」
その時に怒号が辺りを支配する。
その瞬間に警備員に緑色の光線が当たる。
警備員「うわぁああああああああああああああ」
警備員は悲鳴を倒れた。
上条は何があったのかと後ろを見ると
美人が立っていた。
しかもスタイル抜群。
???「あんたが上条当麻?」
黄色の服を着たドSぽいっ女は言う。
上条「そうだけど?」
???「こっちに来な!逃げ道があるわ!」
上条は言われるがままその女の方へ向かう。
上条(助けられたんだし着いて行っても…まあ…大丈夫だろう)
~とあるビルの部屋~
???「紹介が遅れたわね、私は麦野沈利」
麦野「レベル5の第四位よ」
上条「ふん」
上条「それで第四位様はこの上条さんに何のようで?」
麦野「あら助けてあげたのにそんな敵意むけちゃてるわけ?」
上条「俺は今まで能力者を襲撃していた」
上条「そんな俺が能力者を警戒しない訳無いだろ」
麦野「私は別にあんた達が狙うような奴じゃないわ」
上条「……」
確かにそうだ。
初春のデータベースを元に凶悪な能力者リストを作ってもらったが
レベルの高い能力者スキルアウトの中で警戒される。
レベル5となればなおさらだ。
つまり御坂美琴はリストの中で危険度はトップだ。
幸い上条派のスキルアウトは浜面以外襲われてない
このリストに載ってない能力者は安全と言えた。
麦野「あんたに伝えたい事が2つあるのよ」
上条「2つ?」
麦野「ひとつはフレメアとフレンダの事」
麦野「助けてくれてありがと」
上条「…」
麦野「フレメアはあたし達の間で妹みたいな存在だから…」
麦野「その妹を四六時中守れなかったからあんた達には感謝している」
上条「……」
上条「俺が助けたんじゃない、助けたのは浜面って言う馬面さ」
麦野「…はまづら…変な名前…」
上条「麦野が言うか…」
麦野は指を立てて言う。
麦野「もう一つ」
麦野「私達は暗部なのよ」
暗部_。
学園都市の治安の悪さは説明した。
麻薬、銃刀法違反、殺人などが多発している都市といえば分かりやすい。
もちろんこんな都市の治安が風紀委員や警備委員によって守られている
なんてのは誰も信じてない。
警備員は志願の教師だし、風紀委員は学生に毛が生えたようなもの
さらに凶悪になればなるほど能力者のレベルは高くなる。
この凶悪な街の運営が成り立っているのはからくりがあるらしいと都市伝説があった。
あまりにも危険な者は内密に処分されているという噂があった。
上条も夜の住人。
噂は聞いたことがある。
しかし真実とは思えなかった。
それは一方通行によって聞かされた。
一方「暗部っていうのは表で処理できないような物を処理するのが仕事」
一方「学園都市のスパイだとかァ、反抗的な能力者とかァ」
一方「俺は…そういう仕事をやっていた」
上条「俺は…?他にもいるのか?」
一方「ああ…みてェだ。会った事は無ェが」
上条(また…こんな化け物と戦うのかもしれないのかよ)
上条「…フレンダもそうって事?」
麦野「ああ」
上条(なるほどね)
上条(通りでこの危険な都市で妹の監視ができない訳だ)
そんな危険な事をやっている連中なら学校とか行っている
場合じゃないのだろうと思った。
上条「で…暗部の命令で俺の命でも狙いに来たの?」
麦野「誤解すんな…私らはあんたらなんか興味ない…」
麦野「あんたらに借りがあるから返すだけさ」
上条「?」
麦野「あたしらは何度か上の連中からスキルアウト討伐の依頼を受けた」
麦野「私らは断り続けた、他の仕事があるとか難癖つけて」
麦野「それで上層部は別のレベル5に依頼したらしい」
麦野「それが…」
麦野「御坂美琴」
上条「!!」
麦野「御坂美琴は暗部の手で病院を脱出したらしいわ」
上条「・・・・・・・・・・・・・」
麦野「もちろんあんたらを狙ってね」
麦野「こーいっちゃ何なんだけどさ…何で殺しとかなかったの?闘ったんでしょ」
上条「ああ…」
上条「怪我していたし、レベル5を殺したら不味いと思ったんだよ」
上条はレベル5を殺したら学園都市総力を挙げての報復を恐れていた。
黒子もまた同様。
上条「当時スキルアウトの居場所も割れていたし…飾利…うちの凄腕のハッカーもいなかったし」
麦野「後悔先立たずか…」
上条「……」
上条「ありがとよ、これで対策練れる」
麦野「いいのよ、あたしらだって暗部じゃなかったらあんたと同じ事していたし」
その言葉には暗部の厳しい掟が裏にあった。
麦野「私達は闘えないけどあんたらに協力してあげる事はできる」
上条「いいのか?」
麦野「それがフレメアのためならね」
麦野「あの子の歳ぐらいが学園都市でまだ楽しい時期でしょ」
上条「…………」
10歳。
10歳ぐらいの少年、少女には学園都市は夢の国だろう。
だが中学生からどんどん能力が覚醒しだし
暴れたい盛りが交わり…犯罪行為に走る。
無能力はその受け皿に…。
上条もそれを実感していた。
上条「一人…連絡係を付けよう」
浜面「で…?な、なんだよ急に」
上条「だから今日からアイテムのパシリなお前!」
浜面「なんだよ!急に連絡来て迎えに来たらと妙な隠れ家いるし」
浜面「すごい美人といるし何だよ!もう姉御にチクるぞ!上条!」
上条「」プチッ
上条「麦野!こいつ浜面結構使えるから自由に使っていいぞ」
麦野「へーこれがはまづら…馬面ね…」
浜面「くっ…なんだこの空気…」
麦野「じゃあ浜面来いよ」ズルズル
浜面「ひ、引っ張るな」
麦野「ああ?」ギロリ
浜面「ひぃいぃ」
麦野「早く来ないと原子崩しでxxx取るにゃーん」
上条「悪い事は言わない相手はレベル5言うとおりにした方がいい」
浜面「お前が原因だろぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」ズルズル
上条「…………」
上条「よし、邪魔者は消えた」
[newpage]
過去④
フレメア「これ欲しい」
フレメアは赤色の帽子を手に持っていた。
麦野「いいわよ、買ってあげる」
フレンダ「麦野…あんまり甘やかさないで欲しいって訳よ」
滝壺「zzzzzzzzzzzzzzzzzz」
麦野「いいじゃない、せっかくの誕生日なんだし」
絹旗「そうですよ、年に一回の超誕生日なんですから」
滝壺「zzzzzzzzzzzzzzzzzz」
フレンダ「滝壺…立ったまま寝るのは止めた方がいいって訳よ」
店員「ありがとうございましたー」
フレメア「麦野、ありがと」
麦野「別にいいにゃーん」
フレメア「にゃん?」
絹旗「フレメア!超付けて見てください!」ダキッ
滝壺「見てみたい」
フレメア「うん、分かった…」
ガサゴソ
フレンダ「悪いわね、麦野」
麦野「いいわよ…研究費で腐るほど貰っているし…」
麦野「それにしてもあれぐらい買って上げればいいのに…」
フレンダ「いや~服買っちゃって…」
麦野「たくっ…」
フレメア「どう?」
絹旗「可愛いー!超似合ってますー!」
滝壺「うん、似合っているフレメア」
フレメア「うん、ありがと」///
絹旗「うーん?ところでまだまだ遊び足りませんね」
麦野「これから遊園地でも行かない?」
フレンダ「何で?」
麦野「夜の遊園地ってのもオツな物よ」
フレメア「うん大体…行きたい。にゃあ」
フレンダ「なにその猫口調…?麦野じゃあるまいし…」
フレメア「あたしも麦野みたいになりたから…。にゃあ」
麦野「…………」
絹旗「…………」
フレンダ「…………」
滝壺「zzzzzzz」
フレンダ「フレメアが…麦野に…?」
絹旗「それは超止めた方がいいかと…」
滝壺「zzzzzzzzzzzz」
麦野「なんでかにゃーん、二人共ぶっ殺されたいのかにゃーん?」
絹旗「いえ…別に深い意味は超ありません…」ブルブル
フレンダ「その通りって訳よ…」ブルブル
麦野「…」
フレメア「…………」モジモジ////
麦野「なれるよ」
麦野「フレメアなら私みたいなスタイル抜群の美人に」
フレメア「本当!」
麦野「うん、じゃあ行こっか」
フレメア「うん、麦野大好き、にゃあ」
ギュ
麦野とフレメアは手を繋ぎ、アイテムと共に遊園地に向かった。
フレメア「うわー綺麗!」
フレメアと麦野は同じ観覧車のゴンドラに乗っている。
麦野「本当…綺麗ね」
麦野(この腐った街も上から見ると綺麗ね…)
麦野はフレメアと二人になりたくてこの観覧車を選んだ。
二人っきりで話がしたかったのである。
麦野「フレメア…今日は楽しかった?」
フレメア「うん、大体楽しかった」
麦野「良かった…」
麦野「けどねこれから私達が忙しくなって一人きりになっちゃうかも知れないの…」
麦野「それでもいい?」
フレメアはまだ小学生。
甘えたい年頃でもある。そんな時に一人ぼっちにされたら
性格がひねくれて絹旗みたいなクソガキになっちゃう。
麦野はそう思った。
フレメア「うん…平気…」
フレメア「寂しいけどこうやって…麦野達が休みの日に遊んでくれるから」
フレメア「大丈夫だよ!」
麦野「…もう…フレメアったら…」
ダキッ
麦野「フフフ…」
フレメア「エヘヘへへへ…」
麦野「ってなのが私とフレメアの関係って訳」
浜面「へー、フレメアの帽子って麦野がプレゼントしたんだ」
麦野「いいセンスでしょ」
浜面「ああ」
浜面「でもフレメアが麦野みたいなって欲しくないな~」
バコーン
麦野「どう意味かにゃーん」
浜面「危ないよ!!運転中は止めろよ、思わず対向車線に入りそうだったよ!」
麦野「うっせんだよ!早く私の家に着かないてめーが悪いんだろ!」
浜面「クッ…」
麦野「一人前の仕事してから言って欲しいにゃーん」ツンツン
浜面「クソッ…理不尽だ…」