「ことりの部屋にようこそ~」
花陽は2人にことりちゃんの部屋に初めて招待されました
部屋を見たら、凄く女の子らしい部屋で
可愛いぬいぐるみや、本がたくさんありました
あとは…良い匂いもします
「もぉ~あんまりじぃと見ないでね?かよちゃん」
「あっ、ごめんなさい」
ちょっと照れくさそうに言っている
ことりちゃんを見て謝ってから
ことりちゃんの机に飾られている写真に目が行った
「これ、ことりちゃんの家族写真?」
「うん!最近撮ったんだよ」
ことりちゃんの机に近付いて
写真立てを持って近くで見た
家の前で
スズちゃんを抱っこしたことりちゃんにお姉さん
そして、理事長に、男性が写っている
ことりちゃんのお父さんかな?凄く優しそうな人
「この人、ことりちゃんのお父さん?」
「うん!そうだよ?今は海外でお仕事していて居ないんだけどね」
へぇー外国でお仕事なんて
凄いです、ウチのお父さんは普通のサラリーマンだから
カッコイイです
「外国でお仕事なんて、凄いんだね!」
「そんな事ないよ!たまにしか帰ってこないし……ちょっと寂しいかな」
「あっ、ごめんなさい…」
「ううん、仕方ないもん…かよちゃんは悪くないよ」
うぅ、花陽やっちゃいました
ことりちゃんにだって、傷付く事だってあるのに
ことりちゃんに悪い事しちゃいました
そんな事考えていたら
扉がノックする音が聞こえました
「はい、お姉ちゃん?」
「そうだよ~お菓子持ってきたよ~」
「ありがとうございます!」
ことりちゃんのお姉さんがお菓子を持ってきてくれました
可愛らしいお菓子がたくさんあって
どれから食べようか迷っちゃいます
「あの~オレも入ってもいいのか?」
「陽太くんはダメ~!女の子しか入ったらダメです!」
「そ、そんな馬鹿な!?」
お兄ちゃんが扉からひょこっと顔を出して
入っていいのか聞いたら
ダメと言われて、ショックそうでした
ごめんね?お兄ちゃん
「今日は楽しかったね~」
「まあ、オレは一人ぼっちだったけどな」
夕方、ことりちゃんの家から帰り道
お兄ちゃんと一緒に歩いて
今日の事を振り返っています
お菓子を食べた事
ことりちゃんの家族の事
ことりちゃんのお姉さんがお兄ちゃんと友達だった事
今日は色んな事がわかって楽しかったな
明日も楽しい事か待っていると良いな
花陽は嬉しそうに、自分のうちまでお兄ちゃんと一緒に帰りました
「んん……」
翌日、花陽はゆっくり目を開けて
周りを見たら
「げっ……」
「何してるの…お兄ちゃん」
ビデオカメラで花陽を映しているお兄ちゃんが居ました
お兄ちゃんは青ざめた顔になっていました
花陽は構わず
拳を握りしめて
グーで殴りました