ガルパン短篇集   作:はるたか㌠

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アンチョビが作戦を変えて臨んだら、二回戦はどうなっていたか。
そんなifストーリーです。

OVA未視聴の方は盛大にネタバレが含まれていますのでご注意下さい。


4/15
誤字が盛大にありましたので訂正しました。


これも一つのアンツィオ戦です!

 次々に入る撃破報告。

 千代美は覚悟していた……最初から。

 戦車道全国大会二回戦、対戦相手の指揮官はあの西住流家元の娘。

 千代美率いるアンツィオ高校が所有する戦車は、彼女が乗るP40と数両のM41セモヴェンテ。

 そして主力は豆戦車(タンケッテ)であるCV33(カルロ・ベローチェ)

 豆戦車と言うだけあり、武装は機銃のみで装甲も気休めレベル。

 身軽さを活かしての撹乱や偵察、陽動ならば使えなくもないという感じで他校であれば戦力にもならないだろう。

 仮にアンツィオ高校がサンダース大付属や黒森峰のように資金力のある学校ならば、もう少しやりようもあるかも知れない。

 無い袖は振れないのが事実で、このP40でさえコツコツと貯めた資金でやっと手に入ったぐらいだ。

 一回戦は名門ながらも此処数年の低迷から抜け出せずにいるマジノ女学園と対戦し、苦戦しながらも相手フラッグ車の撃破に成功。

 その快挙には全校が湧いた。

 彼女が戦車道チーム立て直しの為に招かれた時点では、アンツィオ高校は弱小校に過ぎなかった。

 陽気で仲間想いの集まりではあるが、ノリと勢いだけで突っ走るのみでまともな戦術もない。

 車両は他校に比べて明らかに見劣りし、燃料や弾薬も潤沢ではない為に練習も十分に行えない。

 そんなないない尽くしのチームを見て、千代美は頭を抱えるしかなかった。

 それでも招聘された以上、彼女にも意地がある。

 幸い、アンツィオ高校にはリーダーの素質がある人材がいた。

 戦車道のベテランで頭の良いカルパッチョ。

 常に陽気で皆をまとめる力のあるペパロニ。

 二人を副隊長に起用すると、千代美はチームの改革に取り掛かった。

 未だにそれは道半ばではあったが、着実に成果は挙げつつあった。

 そうでもなければ、いくら実施校が限られた戦車道とは言え全国大会出場ですら覚束ないレベルだったアンツィオ高校がこの場にいられる訳がない。

 一回戦に出さなかったこのP40を加え、作戦も立てた。

 勝てるかどうかはわからない。

 それでも、彼女は自分に言い聞かせるよう勝利への執念を口にし続けた。

 ……だが、与えた指示をペパロニが忘れるというハプニングが起こり作戦は失敗。

 不屈の精神で隊員達は戦ってくれたが、頼りのカルパッチョはⅢ突と激しくやり合っていて他車の援護は不可能。

 ペパロニは八九式に追い回され、指揮系統はズタズタになってしまっていた。

 千代美は自力でフラッグ車を撃破するしかなく、38(t)を必死に追い回した。

 そして、追い詰めた筈が……気が付くと誘い込まれていた。

 Ⅳ号の放った一弾がP40を直撃し、試合終了。

 結局、大洗女子学園で撃破されたのはⅢ突のみ。

 一方、アンツィオ高校は全車両が行動不能に。

 

(完敗だな……ははは)

 

 千代美は薄れゆく意識の中、そう呟いた。

 

 

 

「………チェ。ドゥーチェ」

「……ん?」

「起きて下さい、ドゥーチェ」

「何だ、もう朝か……?」

 

 ノロノロと顔を上げると、カルパッチョが心配そうに千代美を見ている事に気付いた。

 どうやら、机に突っ伏して寝ていたらしい。

 目の前には広げた地図がそのままになっていた。

 

「ふぁぁ……。カルパッチョ、今何時だ?」

「七時です。そろそろ出発しないと間に合いませんよ?」

「間に合う? 今日何かあったか?」

 

 首を傾げる千代美に、カルパッチョは溜息をつく。

 

「しっかりして下さいドゥーチェ。これから試合じゃありませんか?」

「試合?」

「そうです。二回戦、大洗女子学園との試合です」

「……おい。何を言ってる? それならもう……」

 

 そこまで言いかけて、千代美は卓上カレンダーに目をやった。

 そして、ハッとなった。

 

「おいカルパッチョ。P40はどうした?」

「今整備科の子達が最終チェックをしていますけど……」

「ペパロニは?」

「マカロニの積み込みと確認をしている筈です」

 

 おかしい、と千代美は思考を巡らす。

 まるで、今は大洗女子学園との試合前としか思えない状況だ。

 実際、カレンダーの印は大洗戦に臨む前のまま。

 カルパッチョがそんな小細工で自分を担ぐ筈もない。

 ……すると、先程まで自分が見ていたのは夢だったのだろうか。

 それにしては妙にリアルな夢だったが……この際、それはどうでもいいと思い直した。

 

「カルパッチョ。ペパロニと、車長達を至急集めろ」

「ど、どうしたんですか?」

「緊急の作戦会議だ!」

「わ、わかりました!」

 

 気圧されるような格好で、部屋を飛び出していくカルパッチョ。

 その後ろ姿を見送りながら、千代美はフッと息を吐いた。

 

「予知夢なんて信じてはいなかったが……。やってみるか」

 

 

 

 数時間後。

 千代美はカルパッチョと共に、大洗女子学園チームの集まる場所へ向かった。

 

「なあ、カルパッチョ」

「はい、何ですかドゥーチェ」

「一つ聞くが……大洗にはお前の幼馴染がいるらしいな」

 

 驚くカルパッチョ。

 

「ドゥーチェ。ど、どうしてそれを?」

「い、いや少し大洗の事を調べていてな。いるのだろう、相手チームに?」

「……はい、仰る通りです。ですが、幼馴染でも手加減をするつもりはありませんよ?」

「別にそんなつもりはない。カルパッチョの事は信じている、それはいつも変わらない」

「ドゥーチェ……。ありがとうございます」

 

 カルパッチョの礼に頷きながら、千代美は思う。

 あの夢が本当なら、未来を変える事が出来るのではないかと。

 優勝を目指すという言葉は嘘ではないが、現実的には厳しい以上に無茶だろう。

 仮に大洗女子学園に勝ったとしても、準々決勝の相手は昨年の優勝校であるプラウダ高校または準優勝校の黒森峰女学園。

 どちらにせよ、万が一にも勝てる相手ではない。

 だが、自分はもう三年生。

 これがアンツィオ高校隊長としての、最後の全国大会となる。

 隊長として招かれ、その結果を十分に出せたかどうかと問われたら返答に困るかも知れない。

 初戦突破とP40の導入だけでも実績ではあるが、どうせならば準々決勝進出もそこに加えたい。

 自分の名誉としてではなく、後輩達に自信と誇りを持って貰う為に。

 ……そうだ、可能性があるなら賭けようじゃないか。

 

「ドゥーチェ、着きましたよ?」

 

 カルパッチョの声で、千代美は我に返る。

 前方では、大洗女子学園のメンバー達が何事かと此方を見ていた。

 

「行くか」

「はい、ドゥーチェ」

 

 車を降り、歩き出す。

 

「やあやあ、チョビ子」

「角谷さんか。そっちの隊長は?」

 

 杏の呼び方はスルーし、千代美はみほに目を向けた。

 

「おい、西住!」

「はい。何ですか?」

 

 間違いない、あの西住みほだ。

 オドオドしていてまるで小動物のようだが、西住流は伊達ではない。

 見た目に騙されるなと自分に言い聞かせ、千代美はみほを見る。

 

「私はアンツィオの隊長、ドゥーチェ・アンチョビだ」

「西住みほです。宜しくお願いします」

 

 ふと、千代美の頭に浮かんだ事。

 それを言ってみる事にした。

 

「去年の決勝戦、私も見ていたぞ?」

「……え?」

 

 みるみる顔がこわばるみほ。

 

「仲間を助けたい一心で、フラッグ車である事を顧みずに救出に向かうとはな。驚いたぞ」

「…………」

「大洗じゃなく、ウチに来ていたら大歓迎だったんだがな。勿論、戦車道など抜きにしてだ」

「……ど、どうしてですか?」

「さあな。この試合でウチに勝てたら話してもいいがな」

「……それなら、負ける訳にはいきませんね」

「兎に角、宜しくな」

 

 千代美が差し出した手を、みほが握り返してきた。

 柔らかく、小さな手だった。

 

 

 

「いいか? まずはマカロニ作戦だ!」

「了解っスよ、アンチョビ姐さん!」

 

 ペパロニの返事に、他のメンバーも元気よく応じた。

 

CV33(カルロ・ベローチェ)六両はマカロニ展開後、敵後方に回り込め。敵は八九式中戦車(ティープキュウハチ)とM3中戦車を斥候に出してくる筈だ」

「ドゥーチェ、どうしてそんな事がわかるんスか?」

「まさか、サンダースの真似っスか?」

「アホ! まあ、勘だ勘。私を信じろ!」

 

 まさか夢で見たからとも言えず、千代美は押し切る。

 あまり深く考える事のないメンバー達は、流石ドゥーチェと勝手に納得したのだが。

 

「そうなれば敵は残り三両。フラッグ車は一番身軽な38(t)だろうから、残りの二両を撃破すれば向こうは丸裸だ」

「おおーっ!」

 

 一斉に歓声が上がる。

 今朝説明した筈の車長達までもが初めて聞いたかのような反応だが、千代美は苦笑するに留めた。

 

「Ⅳ号とⅢ突はいずれも75ミリ砲搭載だ、まともに食らえばP40もタダじゃ済まない。が、それは向こうも同じだ」

「それで、セモヴェンテを集中投入ですか?」

「その通りだ、カルパッチョ。フラッグ車ではないにしろ、向こうの隊長車は厄介だ。逆に言えばⅣ号さえ撃破してしまえば我々は勝ったも同然だ!」

「じゃあアンチョビ姐さん、CV33(カルロ・ベローチェ)はただ走り回ってればいいんスか?」

「ちげーよ! 厄介なⅢ突を封じ込めろ、装甲を抜くのは無理だが囲んでⅣ号から引き離せればそれでいい」

「了解っス。流石ですよ姐さん」

「ハァ……。兎に角、しっかり頼むぞペパロニ。それから、カルパッチョ」

「はい」

「お前はP40から離れるな。連携してⅣ号を叩かねばならんからな」

「わかりました」

「では、全員乗車しろ! 前進(アヴァンティ)!」

 

 

 

「ドゥーチェ、マカロニ完了です!」

「よし、では次の行動に移れ」

はい(スィ)!」

 

 まずは先手を取った。

 これで、二両は釘付けに出来る筈だ。

 

「ドゥーチェ、それにしても驚きました」

「何がだ、カルパッチョ?」

「マカロニです。用意した予備を置いてきてしまうとは……大丈夫なんでしょうか?」

「心配いらん、どのみちいつかはバレる。それに」

「まだ、何か?」

「……ペパロニの事だ。予備があるのを忘れて全部置きかねん、それじゃバレるだけだ」

「確かにそうかも知れませんね」

 

 同じ轍は踏まない。

 そうでなければ、あの夢を信じる事にした意味がなくなる。

 もしかすると、予想よりも早く看破されるかも知れない。

 が、もう賽は投げられた。

 

「行くぞ、カルパッチョ」

「はい。セモヴェンテ各車、私について来て下さい」

 

 千代美は砲塔ハッチから上半身を出し、辺りを窺う。

 敵が上手く引っかかってくれれば、Ⅳ号は十字路へと向かう筈。

 その後背をつけば、多少なりとも混乱させられるに違いない。

 車高の高いP40ではアンブッシュは無理だから、ペパロニが上手くやってくれる事に期待するしかない。

 そう思っていると、その本人から連絡が入った。

 

「アンチョビ姐さん、敵隊長車とフラッグ車発見!」

「よーし。Ⅲ突はいるか?」

「いえ。見当たらないっスよ?」

「いない? そんな訳がないのだが……」

 

 十字路の救援にⅢ突を差し向けたのだろうか。

 確かに75ミリ長砲身は此方の射程外から撃つ事は可能。

 もしそうなら、絶対的なチャンスではある。

 

「ペパロニ、Ⅳ号と38(t)を引き離せ。但し、無理はするな?」

「了解です、ドゥーチェ。よーしテメエら、行くぜ!」

「カルパッチョ、展開して待ち伏せだ。私の方に誘い込め」

「わかりました」

 

 Ⅲ突の所在不明が気がかりだが、今のところ戦況は悪くない。

 CV33(カルロ・ベローチェ)が奇襲をかけた時点で、マカロニの意味はなくなる。

 八九式とM3は全速で引き返してくるだろうから、その前にフラッグ車を叩く。

 成功すれば良し、さもなくばⅣ号を撃破したい。

 結成されてまだ半年にもならない大洗チーム、要はどう考えても隊長であるみほ以外にあり得ない。

 ひょっとすると、その撃破に成功すれば戦意喪失で降伏してくるかも知れない。

 

「兎に角、時間との勝負だな……」

 

 そう独りごちる千代美だった。

 

 

 

撃てっ(フォーコ)!」

 

 75ミリ砲が火を噴く。

 砲弾はⅣ号に迫るが、巧みな機動で回避されてしまう。

 

「次弾、装填急げ!」

はい(シィ)!」

「それにしても厄介な相手だ。ちょこまかと」

「ドゥーチェ、あと少しです!」

「ああ。いいか、我々は弱くない! もう勝利は目前だ、お前らもう一踏ん張りだ!」

「おーっ!」

 

 ペパロニは上手く立ち回り、十字路から駆け戻った二両の合流を阻止している。

 38(t)は取り逃がしてしまったが、その代わりⅣ号には集中砲火を浴びせていた。

 一回戦での動きはビデオで確認してはいたが、その機動性を目の当たりにすると本当に面倒な相手だと痛感させられる。

 加えて、P40の乗員は練度が高いとは言い難い。

 実戦投入は今回が初であり、燃料弾薬や保守部品の都合から日頃の練習でもあまり頻繁には動かせない。

 慣れない車両で化け物じみた動きをするⅣ号を相手にするには、此方の実力不足は明白だった。

 だが、千代美はそれで乗員を叱咤する事はしない。

 予算不足は誰のせいでもないが、結局はその為の環境を十分に整えられなかった彼女にも責任の一端はある……そう思っていた。

 とは言え、四対一ではいくらⅣ号でも不利な事に変わりはない。

 あと少し、あと少しなのだ。

 祈るように、千代美は砲撃戦を見ていた。

 

 

 

 ……と。

 ドン、と大きな衝撃音に千代美は振り向いた。

 P40の後ろで砲撃を続けていたセモヴェンテが、煙と白旗を上げていた。

 その向こうに、砲身を此方に向けた車両を発見。

 

「Ⅲ突か!」

「あのパーソナルマークは……。ドゥーチェ、私が抑えます!」

「おい、カルパッチョ!」

 

 千代美は慌てて制止したが、カルパッチョはⅢ突へと突進して行く。

 これでは、夢と同じではないか。

 ……いや、違う。

 まだCV33(カルロ・ベローチェ)が残っている。

 とは言え、ペパロニが踏ん張れるのもそろそろ限界だろう。

 此処は、勝負に出るしかない……そう千代美は覚悟を決めた。

 

「セモヴェンテ、援護しろ! 突撃(アッサルト)!」

 

 P40は、猛然と突き進む。

 Ⅳ号の砲口が、ピタリと向けられる。

 

「右に回避したら停止! すぐに撃て!」

 

 千代美の指示通り、P40は動いた。

 そして、必殺の一弾が放たれた。

 ……惜しくも、それはⅣ号の車体を掠めただけ。

 その直後、Ⅳ号の75ミリ砲が咆哮した。

 ドスンという衝撃と共に、P40は動きを止めた。

 

「やられたか……」

 

 上がる白旗を横目に、彼女は息を吐いた。

 背後から衝撃音が二つ、どうやらセモヴェンテとⅢ突が相討ちになったようだ。

 

(結局、私は何も変えられなかったのか……無様だな)

 

 自嘲しながら、千代美は砲塔から這い出した。

 

 

 

 試合が終わり、千代美は後始末に追われていた。

 行動不能になったのはP40以外にセモヴェンテ三両、それにCV33(カルロ・ベローチェ)が三両。

 全滅しなかっただけ、夢の結果よりはマシではある。

 が、結果は敗北。

 自分もそうだが、アンツィオ高校チーム自体がまだまだ力不足という事なのだろう。

 後輩達の為に、一つでも多くの事を遺してやりたかった……彼女は指示を出しながら、その想いが頭を占めていた。

 

「ドゥーチェ。大洗の隊長がいらしてますよ」

「……そうか。連れて来てくれ」

 

 カルパッチョに案内され、みほが一人で姿を見せた。

 

「完敗だな。おめでとう」

「あ、ありがとうございます。……でも、驚きました」

「何がだ?」

「ノリと勢いだけ、なんて言われていたアンツィオチームがあんな作戦に出てくるなんて。本当に、やられちゃうかと思いました」

「まあな、勝つつもりで挑んだんだが……。流石は西住流だったな」

 

 みほは、ニッコリと笑った。

 

「いえ、勉強させていただきました。ありがとうございました」

「ああ。次も頑張れよ、応援に行くからな?」

「はいっ!」

 

 千代美はみほの肩に手を回し、抱き寄せた。

 悔しくない訳ではない、だが勝者は称えるべき……それが彼女でありアンツィオだった。

 

「よし、お前ら。後片付けが終わったら宴会の準備だ! 盛大に持て成すぞ!」

「おーっ!」

 

 恥ずかしがるみほの手を取り、千代美はブンブンと振り回した。

 アンツィオのメンバーは、二人に駆け寄りもみくちゃにし始めた。

 

 

 

「ドゥーチェ。一つ、聞いても宜しいですか?」

「何だカルパッチョ?」

 

 帰り道。

 カルパッチョは運転しながら、千代美に話しかけてきた。

 

「試合前に、西住さんにお話されていた事です」

「あれか。アンツィオ高校に来ていたら、と言った事か」

「そうです。あれは本心だったんですか?」

「当然だ。……だってそうじゃないか、試合よりも仲間を大切にする奴だぞ? アンツィオに相応しいと思わないか?」

「あ、なるほど。確かにその通りですね、ドゥーチェ」

「だろ?」

 

 隣で爆睡するペパロニを見ながら、千代美は思った。

 本当にみほがアンツィオを転校先にしていたら、と。

 

「それもまた夢、か」

「えっ? ドゥーチェ、何ですか?」

「何でもない。すまんが少し寝るぞ、カルパッチョ」

「あ、はい。どうぞ」

 

 千代美は頷くと、腕を組んで目を閉じた。

 また、違う夢を見られるかも知れない……そう思いながら。




結果は原作と同じ、大洗女子学園の勝利としました。
みほの指揮能力と、アンツィオの戦力を考えると逆転はやはり厳しいかなと。

後日、また別のテーマで何か書いてみようと思います。
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