「コメント沢山だよ!やったねK6ちゃん!」
やっぱりコメントが多いとテンションが上がりますね!
これからもどしどしコメント頂けると嬉しいです!(露骨なアピール
あ、それと第壱話のアクセス数が1,000を突破致しました!
こんな阿呆の投稿を読んで下さり、感謝の心でいっぱいです!
どうかこれからも生温かい目で見守ってください!
それでは『幻物語 拾ㇳ壱』!
お楽しみください!
043
「それじゃあお姉様、いってきまーす!!」
「ホ、ホントに大丈夫?一人で勝手にうろうろしたらダメよ?暦と霊夢の言う事をちゃんと聞くのよ?それと知らない男、特に『(罪)』こんな感じの袋被った奴には絶対に近づかないこと。それと……」
「大丈夫だよ、レミィ。フランは僕が責任をもって守るから。」
「こ、暦が言うなら……」
「それじゃ、行くわよ。ふあぁ……」
かなり眠そうな霊夢は能力を使い、宙に浮かぶ。
「……ん?あぁ、そうか、あんた飛べなかったわね。ったく、めんどくさいわねぇ。」
「飛べることがさも当然のように言うな。鳥でもないのに空を飛べる方が少数派だ。」
「あら、じゃあここには少数派ばかりなのね。」
「え?」
霊夢が僕の後ろを指さして、嘲笑してくるので、「どういうことだ」と振り返ると
「?どうしたのお兄ちゃん。早く行こう?」
フラン、魔理沙、そして忍までもが宙に浮かんでいた。
「う、裏切ったな、忍!!」
「え~、お前様今どき空も飛べないの~?だっさ~い!空が飛べなくても許されるのは小学生までだよね~!キャハハハハハ!!」
「キャラをぶち壊してまで僕を馬鹿にしたいのかお前は!」
「変態なうえに飛べない……やっぱり終わってるな、お前……」
「やめて!そんな軽蔑と同情がごちゃ混ぜになった目で僕を見ないで!!」
「どうしようかしらねぇ……魔理沙、あんたの箒に」
「嫌だ。」
「でしょうねぇ……」
で、でしょうねぇって……
「あ、そうだ。バラバラに分けてみんなで持って行くっていうのは?」
「嫌だよ!!!どこからそんな発想が出てくるんだよ!!」
「血で服が汚れるから却下。」
「そこじゃねーよ!!」
「うるさいわね。」
「う……!?」
うるさい……うるさいって言われた……自分がバラバラにされそうになってるのに……
「というかこういう時こそ吸血鬼としての力の使いどころだと思うんじゃがお前様?」
儂みたいに。
「吸血鬼の……?――――あっ、」
幕間。
『怪異・一反木綿』
咲夜さんに借りたシーツに怪異を憑依させる。
……決して水木先生テイストの口うるさい感じの一反木綿ではない。
「うわぁー!!魔法の絨毯だぁーー!!」
フランが浮き上がったシーツを見て目を輝かせる
「全く……あんまり妖気は出さないようにして欲しいんだけど。早いうちに妖気を抑える訓練でもしないといけないわねぇ」
「訓練?それでどうにかできるものなのか?」
「どうにかしてもらわないと困るわ。能力を使うたびに異変を起こされるなんてたまったもんじゃないし。」
「あ、はい、ごめんなさい。善処します。」
「それじゃあ、行きましょうか。」
「しゅっぱーつ!!」
……いつの間にかフランが一反木綿に乗っかっていた。
「楽しい?」
「うん!」
それはよかった。
044
「なんか快適そうね、それ。」
「ん?そう?」
咲夜さんが持ってきてくれたシーツはそれなりの大きさがあって、まさに『空飛ぶ絨毯』といった感じだ。
「悪くはないの。我が主様にしてはなかなか良いものじゃ。」
空飛ぶ絨毯、もといシーツには僕とフラン、そして何故か忍も腰を下ろしていた。
「おい、あれだけ僕を馬鹿にしておいてなんでお前まで乗ってる。」
「え?儂が?お前様を?馬鹿にした??儂がそんな事するわけないじゃろうが?」
このぉ……
「お、おい、その、なんだ……私も、乗っけて……」
「ん?魔理沙?なんか言った?」
「ぐ、なんでもねぇよ!!気安く呼ぶな変態!!」
わっかりやすいなぁ……
「まぁまぁ、そんなに怒ってないでとりあえず座れよ。霊夢も。」
「ふぇ?い、いいのか?」
「まだ全然スペース空いてるし、全員乗れるよ。」
「そう、じゃあ遠慮なく。このまま真っすぐ15分ほど飛んでくれれば到着するから。」
「あいよー」
「ねぇねぇお兄ちゃん!もっと早く!スピード出して!」
「えっ?スピード?で、出るのかなぁ……」
「よーし、それなら私に任せろ!!」
「え?」
『恋符・マスタースパーク』
「とばすぜ!!」
「魔理沙、あんた何して、ぁ、きゃァァァァ!!?」
やばいやばいやばい!140kmは出てるって!!
「あははは!霊夢、『きゃぁー』だってー!!」
「と、とめてぇーーー!!!」
「おい、お前様!神社ってあれじゃないのか!?」
「え?」
ホントだ、鳥居が……!
「ちょ、魔理沙、ストップストップ!!」
「あ?」
「こ、こっち向けるなあああああああ!!!?」
魔理沙がそのまま振り返ったせいで全員にマスタースパークが直撃する。
完全に不意打ちだ。
一反木綿も消えてしまい、
「落ちるぅぅぅぅぅ!?」
045
「だ、大丈夫かお前らー!」
「大丈夫じゃねぇよ!現在進行形で落ちてる上に僕以外はもれなく皆気絶してるから!」
「そ、それは素直にゴメン……」
どうしようどうしようどうしよう!
「おい起きろ!……くそっ、魔理沙!箒で皆を受け止められるか!?」
「箒は基本2人乗りだ!できてもせいぜい1人が限界!」
1人っ……!
「じゃあ霊夢は頼むっ!……忍とフランはなんとかする!」
「わ、わかった!」
「さて……!」
なんとかとは言ったものの……どうする……!?
「どうにかっ……どうにもならない事をどうにかする方法……!」
やりたくないけどあれしかっ……!
『怪異譚・レイニーデ……
――――そいつは良い回答とは言えないねぇ。
どこからか声が響いたと思ったら、突然、巨大な『何か』に受け止められた。
「おぉ!サンキュー、萃香!!助かったぜ!!」
「全く、突然降ってきたから何事かと思ったよ。……それで?あんたからただ事じゃない妖気を感じたけど、あんたが噂の変態吸血鬼かい?」
巨大な、女の子……?
「へ、変態かどうかはともかく、多分その吸血鬼であってます。僕は阿良々木暦。元人間の愚かな吸血鬼です。」
「お、いいねぇ。ちゃんと自己紹介ができる奴に悪い奴はそういないってね。あたしは伊吹萃香。見ての通り、泣く子も黙る『鬼』さ。」
046
鬼――。日本の妖怪で、民話や郷土信仰に登場する悪い物、恐ろしい物、強い物を象徴する存在。伝承によっては、神聖な存在であるとも伝えられている。
僕ら吸血鬼にとっては、鬼という種族は親戚のようなものであり、なんだか親近感を感じる存在である。
「いやぁ、すまんすまん、マスパ撃ってたのすっかり忘れてたぜー」
「あんた……次にあんな事したら夢想封印ゼロ距離で喰らわせるからね。」
「う、わ、悪かったって……」
「そのくらいにしておいてやんなよー霊夢―」
「酔っ払いは黙ってなさい」
「きーびしぃーなぁー」
現在、博麗神社境内。茶の間で魔理沙は正座させられ、霊夢に説教されている。
萃香(呼び捨てにしろと言われた)は縁側で寝転がって自身の顔ぐらいの大きさのある瓢箪を煽っている。……見た目は完全に幼女だが、実年齢は忍の十倍以上らしい。
つくづく怪異は見た目によらないなぁ……
「そ、そうだ暦、フラン達はどうしたんだ?」
助けを求める視線が僕に向けられる。
しょうがないなぁ……
「フランと忍なら僕の影の中にいるよ。なんかフランの部屋を用意するんだってさ」
僕の影はマンションか何かかよ……
メゾン・ド・コヨミ入居者募集!!
「してねぇよ……」
「何のことだ?」
「いや、なんでもない……」
「いやぁー、相変わらず吸血鬼の連中は色々と便利な能力を持ってるねぇ、羨ましいよ」
「便利……なのか?これ?僕の影がいいように使われてるだけじゃないの?」
「お兄ちゃん!!」
「おわぁ!!?フラン!?」
話をすればなんとやらである。僕の影からフランが飛び出してきた。
「お兄ちゃんの影の中ってすごいね!!紅魔館よりずっと広いの!」
「僕の影の中ってそんな風になってるの!?まじで!?」
「まぁ、儂のセンスがあれば我が主様の影の中に城を建てる事なぞ造作もないわい。」
「城ぉ!!?お前僕の影の中に何建ててくれちゃってんの!?」
「あー、あー、うるさいのう。別にどうでもいいじゃろうが。お前様の負担になるわけじゃあるまいし。」
「そうだけど!!」
なんか納得いかねぇ……
「はぁ、もういいわ。とにかく!後先考えずにスペルカードを使わないこと!いいわね!!」
「お、おう!肝に銘じておくぜ!!」
「じゃあ、私はもう寝るから。あんた達もさっさと寝なさい」
「んじゃあ私は帰るぜ」
「あたしはもう少し飲んでから寝るよー」
「儂は主様の影で」
「あたしもー……ふぁああ……」
「そうか、それじゃあ皆、おやすみ。」
「「「おやすみー」」」
今日も波瀾万丈だったなぁ…明日はもっと波瀾万丈になるのかな?
ね、ノブ太郎。
「『へけっ』……とでも言うと思ったか。この阿呆が。」
continue……