ISでアーマードライダーになるんだ 作:Professor灰猫
俺は天王寺タケル!18歳の誕生日に眼魔に襲われ「黙ってろ」……はい。
俺は戦極凌太朗。カップラーメンを食ってたら神様の手違いで詰らせて死んだ。そしたらISの世界に転生させてくれた。うん。
さてさて俺は目が覚めると、とある部屋のベッドの上だった。まぁここまでなら何とか予測できるだろう。
その家を物色して分かったこととか……色々。
とりあえず俺は高校生らしい。なんだかアルバムの中に俺ともう2人女の子がいた。どっかで見た事あるような……?
さらに俺は一人暮らしだ……いや高校生で一人暮らしとか嘘だろ。まぁこの世界の父親が残してくれた多量の遺産があるから全然問題ないが……。それに料理も出来るしな。
そして……ここは研究施設でもあり俺の家だった。いや俺の家を研究施設にしてくれとか言ってない……まぁ詳しく言わなかった俺も俺だが。
あとはゲネシスドライバーだな。しっかりあの猫神が送ってくれたらしい。えーっと……ゲネシスドライバーにレモンエナジーロックシードにメロンエナジーロックシード。さらに戦極ドライバー2つに……禁断のリンゴロックシードとメロンロックシード……?
いややっぱあの猫神使えねぇわ。何でわざわざ身体に負荷のかかる禁断のリンゴ送ってきたん?馬鹿だろ。
こんな感じか……?ここの物色は……。
「……電話か」
俺のスマートフォンに電話が掛かってくる……猫神?何でアドレス帳に登録されてんの。取り敢えず拒否ってアドレス帳から削除……そして着信拒否っと。
プルルルルル────まじかよ。留守電に掛けてきやがった。出るしかないか……。
「……現在この電話は使われておりません」
「嘘だにゃ!絶対嘘だ!」
「何だこの阿呆猫神」
「うっさい堅物!人が気を使って戦極ドライバーまで用意してやったのに!」
「じゃあ何で禁断のリンゴなんだよ」
「……本題に入るにゃ」
「おい」
何なのこの猫神は。人の話聞く気はないの……?スルースキルがカンストしてんの?いや……多分ゲームフ●ークだな。多分ふ●ぎな飴食わせて、基礎ポイント上げ忘れた奴だろ。
「取り敢えず見回りに行くにゃ。以上」
「ざけんな」
こいつ……これだけ言い残して去ってったぞ。電話切りやがったぞ。ふざけんなよ。
だが……やはり転生したら見回りなのか?取り敢えず散歩なのか……?
「……仕方ねぇか」
俺はゲネシスドライバーとロックシードを持って、初めて自分の家の玄関をくぐった。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
『Hello!沢芽アイランド!DJサガラの生配信へようこそぉ!』
いやいや待て待て待て……何でテレビにぐっさん写ってんの……?は?
しかも沢芽アイランド!?よし。落ち着こう……ふぅー。
スマートフォンで調べてみたが……ここは東京湾にある島……沢芽島。まさか元の世界の日本と地形が違うとはな……。
そしてあいつはDJサガラ。うん、あいつ……ぐっさんだ。絶対そうだ。
ただ、ここの世界はロックシードが出回っておらず、学生を中心としたダンスグループ────ビートライダーズがいるくらいか……。まぁ平和そうで良かったが……てわけでもなさそうだ。
『チームネオバロンはISを使ってチーム鎧武のステージを強奪だー!これは賛否両論分かれるぜぇ!』
IS乱用とかまじかよ……。あれ……?何か特別なあれじゃないとISって持てないんじゃないの……?
とにかく……ISはもう公表されていて、白騎士事件も起こっている。製作者は……やはり篠ノ之束か。
ここら辺は余り原作と変わってないか……だが原作を覚えていない。その篠ノ之束の姿すら覚えていない。そういや記憶が消えるとか言ってたな……?
「ったくあの猫神適当過ぎんだろ……」
こういう設定とかは教えて欲しかった。じゃないと困る……いや今困ってる。……ん?
「あれは……!」
いや……クラックじゃん。早速クラックじゃん。ビルの壁の間か……誰も気づいてなさそうだな……。
うん……。人がいない事を願おう……いない……いや、いるんだけど。2人程いるんだけど……。
え……?あれって……やばいんじゃないか?ビャッコインベスに襲われそうじゃん。
「はぁ……仕方ない……!」
俺はクラックに飛び込んだ。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「……なぁ束。ここから出た方がいいんじゃないか?」
「でも束さん的にはこの森は興味深い……異世界な気がするんだよ」
「異世界か……?」
私とちーちゃんは鬱蒼とした森の中でとぼとぼ歩いていた。
本当はりょーくんの家に行くつもりだったのだが……ビルの壁の間に、裂け目があるのを偶然見つけてしまった。あまり人目にはつかない場所で、誰も入った様子はなかった。
私は興味を持ってしまった。まさかこの天災科学者の束さんさえ分からないことだったからだ。もちろんちーちゃんには止められたが……結局入ってきてしまった。
だがやはり危ないと思うので、その裂け目の近くをぐるぐると回っているだけだけど……。
この鬱蒼とした森の木には蔦がぐるぐると巻きついている。さらにそこには実がなっていた。
実────紫色の皮を被った不思議な実。それを見ると……食べたくなってしまう。
「束……そんな物に手を出すな」
「さっ、流石に束さんはこんな物「危ない!」きゃっ!?」
私が実に手を出そうとすると、隣から衝撃が加わる。突然の事に、私とちーちゃんは尻餅をついてしまった。……ちょっと情けない声出しちゃったし。
「なんだい!この束さんに何を……ってりょーくん!?何でここにいるの!」
「俺の知り合いか……?まぁいい。それは後まわしだ」
「それどういう……!」
「何だ……この怪物は……!」
私とちーちゃんは……りょーくんの目の前の物に驚いてしまった……。
白虎────そんな形をした怪物がいた。腕には長い爪が生え、二足歩行……地球上にこんな生物がいるのかも危うかった。威圧感────それがそう感じさせる。
「────ッ!」
「まて……ここは俺がやる」
私がISを取りだそうとすると、りょーくんは前に出ていく。そして……赤いドライバー……?の様な物を腰に装着した。それは自動的に腰に巻かれていく。
「何する気なの!?りょーくん!」
「貴様らはそこで大人しくしていろ……変身」
『レモンエナジー!』
りょーくんは腕を前にクロスし、青いクリアパーツで出来ている錠前を解錠する。それは音声と共に黄色く発光する。
さらにりょーくんの上にはあの割れ目が現れ、そこからレモンの鎧?が下りてくる。
『ロックオン!』
りょーくんは腕を組み替えると、錠前をベルトの中央の窪みに施錠した。
『ソーダー!』『レモンエナジーアームズ!ファイトパワー!ファイトパワー!ファイファイファイファイファファファファイ!』
「姿が……変わった……?ISか?」
「違う……りょーくん?りょーくんなの!?」
りょーくんはドライバーのハンドルを押し込むと、ドライバーの透明な部分が黄色く染まっていく……と言うよりエネルギーが溜まっていくみたいだ。
そしてりょーくんにレモンの鎧が降ってきて装着されると同時に、りょーくんの身体を青いスーツが包み込んだ。最後にレモンの鎧が開かれ、マントがひらひらと扇がれる。
「俺は……アーマードライダーデューク。さて……初陣でもあり実験に付き合ってもらおうか」
りょーくん……アーマードライダーデュークと名乗った公爵は、白虎の怪物に向かってそう言い放った。
そしてその姿を……私とちーちゃんは唖然としながら見ていた。
以外にいい話書けそうなんで……続けます。
てか今考えたらカップラーメン詰らせて死ぬって相当悲しいですね。