ISでアーマードライダーになるんだ 作:Professor灰猫
何ですの……?あいつは!
男のくせに突然ISを使って私達のISを破壊!?冗談じゃありませんわ!
『この謎のライダーを俺は……アーマードライダー鎧武と呼ぶぜぇ!』
アーマードライダー鎧武……かっこいい……はっ!?
違いますわ!絶対に認めませんわ!負けなんて……!
「おや……セシリア・オルコットさん?お困りのようですね」
「……っ!シドさん!貴方から貰ったISがあの鎧武者に破壊されてしまったのですけれどもっ!」
そこには……黒いハットを被った金髪の女……シドがいた。
「まぁまぁ落ち着いてください……実はあの鎧武者に対抗できる物があるのですよ」
するとシドは脇にあった黒いショーケースから、果実の形をした錠前を取り出す。それにはそれぞれ[L.S-05][L.S-06]とナンバーが振られてある。
これは、あの鎧武者……アーマードライダー鎧武が使っていた物と似ていますわ……。
「それは……何ですの?」
「これはロックシードと言って……解錠すると試合用のリングが出て、さらにその上にモンスターが出てくるんですよ」
「……危なくありません?」
「ふふふ……心配無用です。このロックシードを
そうなんですの……これで……あのアーマードライダー鎧武が倒せるなら……!
「……いくらですの?」
「今回はサービスでただで差し上げましょう……このパインロックシードとイチゴロックシードを……」
「……つくづく面白い方ですわ」
そして私はパインロックシードとイチゴロックシードを貰い、フルーツパーラーを出た。
……これであのアーマードライダー鎧武に一泡吹かせてやりましょう!
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
私は今りょーくんの家に向かって、街中を走っている……いや、だって朝のモーニングコールはこの天災束さんじゃないと駄目なんだよ!りょーくんは!
取り敢えず昨日の戦極ドライバーは、家で解析してみたんだけど……何あれ!原理が全然わかんなかったよ……。りょーくんなら知ってるのかなぁ……?
……あれ?何かあそこが騒がしいな……あーありゃ……。
確か……ビートライダーズだっけ……?束さんは全くとして興味がわかないんだけど……箒ちゃんが何かのチームに、いっくんと入っていた様な……。そういやちーちゃんもどっかのチームにダンス教えていた様な……まぁ黒歴史は置いといて。
そのビートライダーズはステージを巡って揉める事があるんだっけ……?何で仲良く出来ないのかなぁ……ってあれ……!
「チームインヴィットのリーダーの私に勝てると思うなよ!これがあるからな!今はISも無いんだろう!」
「ふん……それはどうでしょう……?」
あれ……持ってるのロックシードじゃん!?何で持ってるの……?りょーくんは出回ったりしないとか言ってたのに……何で……?
あわわ……解錠しちゃったよ……あれ?なんかプロレスのリングみたいなのが出てきて……あっ……あの怪物!あっちは……何か可愛い。もう一方は……シカ?
『Battle Start!』
何かホイッスル鳴ったよ!?何これ……ゲームなの……!?
『Hello!沢芽アイランドの皆!またまたビートライダーズで衝突が起こっているようだが……!それをスマートに解決してくれるのがこの……!ロックシードだぁー!』
あっ……ぐっさんだ。えっ……ロックシードって出回ってんの?
『このロックシードで召喚されるインベスを戦わせて勝敗を決める……何ともクールな戦い方だろぅ!それがインベスゲーム!それじゃーチームバロンとチームインヴィットのインベスゲームを見てみよう!』
インベス……それがあの怪物の名前なんだ……これってゲーム……?本当にゲームなの……?
あ……シカインベスが倒しちゃった……。しっかり帰るみたい……。んで……負けた方のロックシードは勝った方に行くと……ふむふむ。
「んー……取り敢えずりょーくんに聞けばいいよね?」
そして私はまた走り出した。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
『これは戦極ドライバーとロックシードだにゃ!君がどう使うかは君次第!じゃ……頑張ってね』
「はぁ……これ、どうしようか……」
俺……
昨日ステージを奪われた後……自称神のオレンジ色の髪をした猫みたいな女の子(と言っても多分年上)に突然貰ったものだ。
俺はこれで昨日、偶然チーム鎧武のステージを襲って来た……チームバロンのISを破壊した。正直こんなヒーローみたいになれて……嬉しかった。
だけどこの力は……どう使えばいいか分からない。本当にこのままでいいのか……。
今日公開されたばかりのインベスゲーム……その力を同じような物だ。俺は直感でだが、あれは危ない物だと思っている。どうすればいいものか……っておい!?真剣!?
「一夏……何をここでゴロゴロしている」
「何だ箒か……って危ないだろ!」
突然真剣を、俺の顔の真横に突き刺してきた奴は……俺のファースト幼馴染の
箒はあのISを開発した篠ノ之束さんの妹である。ちゃんと自分の姉の事は慕っているようで何よりだ……だがあのお姉さんは重度のシスコンにしか見えない。何でだろう。
「それは確か……あの猫娘に貰った戦極ドライバーとやらか?」
「あぁ、今こいつの使い道を考えている所だ……てかこれ誰が何の目的で作ったんだろう……?」
「どうせ束姉さんだろう……こんなとんでもない兵器を作り出すのは」
うん……そうとしか俺らには考えられない。あのジッパーのようなところから出てきた果実……そしてあのロックシードで出てくる怪物、現代科学では考え……いや箒のお姉さんなら科学の力で何とか出来そうだ……。
「なぁ一夏……チーム鎧武に戻って来てくれないか……?また一緒に踊ろう。一夏」
「と言われましてもねぇ……」
俺はチーム鎧武を抜けて一ヶ月……俺は家の事が忙しかったからチームを抜けたのだ……。だって千冬姉さん家事出来ないんだもん。料理作ると
だが俺もチーム鎧武を続けれるなら続けたい。俺だって箒や鈴と一緒に楽しく踊っていたい。あのチームネオバロンとも仲良くしたい。その気持ちが今……交差しているのだ。
「……一夏。電話鳴ってるぞ」
「あ、ほんとだ……鈴?」
俺の携帯を開き画面を見ると……俺のセカンド幼馴染の
「あーもしもし……」
「いい、一夏!チームバロンが……」
「────っ!今すぐ行く!」
俺は良く用件を聞かなかったが、どうせチームバロンがカチコミに来たとかそんなのだろうな。あのイギリス金髪まだ諦めてないのかよ……てか何で俺に連絡したんだよ。箒とかいただろ。
「行くぞ箒!」
「お、おい!一夏!」
まぁ多分俺にしか出来ない事……もしかしてインベスゲーム……?
そんな事はどうでもいい!取り敢えず今はあいつら……チーム鎧武の事だけを考えろ……うん。そして走らなければ……!
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「おーい。りょーくん!束さんだよー!」
返事が無い……ただの居留守のようだ。
まぁいいよー。どうせ束さんにはこの[りょーくんの家に侵入の剣(ただの合鍵)]があるからねぇー!これだから幼馴染っていうのは最高なんだよ!
……えーゴホン。さてさて早速りょーくん家におじゃましないと……ってあれ?
「鍵開いてんじゃん……束さん何か損した気分だよ」
あれ……これ鍵開いてるというより……壊れてる……?まさか強盗!?
「大丈夫!?りょーくん……」
「ん?束か……どうした?」
何かちーちゃんが裸エプロンしながら立ってるんだけど……
「ちーちゃん……その格好は……?」
「あぁ、これか。一夏が読んでいた本と同じ格好をしてみたのだ。似合うか?」
あの子何読んでんの……。確かに私が遊びに行った時に偶にそんなの読んでるけどさぁ……それを真似るちーちゃんもちーちゃんだよね。
「てか何でここにいるの?」
「凌太朗に朝ご飯を作ってやろうと思ってな。……だが合鍵を家に忘れて来たから強引に入らせてもらった」
いやちーちゃんの料理食べたらりょーくん死んじゃうよ……?私も1回だけ食べさせてもらったけど……刺激が強過ぎて気絶しちゃったもん。
てかちーちゃんここの鍵壊しちゃったんだ……どんな馬鹿力なの……?人間辞めちゃってない……?
「それで、りょーくんは?」
「何か用事があるようで、私が来た頃にはもういなかったぞ」
ちーちゃんが見せた紙には、『ちょっと用事があるので家を空ける。ちなみにコーヒーは飲んでくれて構わない』と書いてあった。……どこ行っちゃったんだろ。
「だから帰ってくるまで待つとしよう……ブフッ」
「うぉ……!?ちーちゃんどうしたの!?」
「このコーヒー……塩っぱい……」
ほらね……ちーちゃん砂糖と塩を間違えたんだ……。料理なんて出来る筈ないよ……まぁ何であんな未知の物質作れるかは別だけど……。
「まぁいい……取り敢えずテレビでも見ていよう」
「そうだね……あ、ビートライダーズホットラインか」
『Hello!沢芽アイランドの皆!何とチーム鎧武とチームネオバロンがまたまた戦うようだぜぇー!これを見てくれ!』
テレビをかけるとビートライダーズホットラインがかかり、DJぐっさんが映し出されている。そして……私達は驚きのものを見た。
「いっくん……!?」
「何で一夏が……戦極ドライバーを……!」
『変身!』
画面に映し出されてたいっくんの姿。そして何故か腰につけてあった戦極ドライバーに、オレンジのロックシードをつけて、青い鎧武者に変身してしまった。
「と、取り敢えず見に行こう!ちーちゃん!」
「そ、そうだな……」
そして私達は急いでりょーくんの家を飛び出しいっくんがいる広場に走って行った。
主人公どこ行った。3話なのに出て来ないのは作者のせいだ。
前回の質問の件ですが、猫神が渡しました。全部あいつのせいだ。
別に猫神が全員に渡すとかは言って無いです……。全員……?何の事かな。
ちなみにチームネオバロンは最終的にチームネオバロンにしました。すいません。