遊戯王GXR   作:女神

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第五話 月一昇格試験

第5話 月一昇格試験

 

早いようで、もう入学してから一ヶ月が経とうとしている。そして今俺はテスト勉強中なのである。なぜかというと明日、月一で行われる寮昇格試験があるからだ。

最近は、十代たちと一緒に行動している事が多く、よく十代や翔と共にデュエル三昧だ。だが問題もある。

十代は卓上デュエルの時の引きは普通なのにスタンディングデュエルの際には驚異的な引きを発揮する。どうなってんだアイツの引きは?

それからデュエル好きすぎて試験前日なのにデュエルしようと言ってくる。大丈夫か明日?

他にも玲治がやたら俺と十代に抱きついてくる。

藤原雪乃には、獲物を見る様な眼で見られる。

と結構色々問題が出ている。

後は、【オベリスクブルー】の男子たちが本当にしつこく嫌みを言ってくる。なのでこの前は、【オベリスクブルー】を10人程倒してやった。

本当に面倒な奴らだ。

よしもう寝よう・・・

 

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翌日

試験会場に入りし自分の席につき試験が始まる。・・・?

十代が来ていない?あれ?翔は来ているのに、どうしたのだろう?

玲治や三沢、明日香たちもそれに気付き気になっている様だ。

しばらくして十代が入って来て、その10分後盛大ないびきを掻いて回りの人間に不満を与えていた。

 

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「あちゃー、寝ちゃったっす。せっかく勉強したのに」

 

「まぁそう言う事もあるさ」

 

「三沢は、どうだった?」

 

「愚問だな。完璧さ遊」

 

「おぉお!さすが!、で十代はなんでお前は遅れたの?」

 

「いやさぁ、起きたらもう遅刻だったんだけど、もう一つトメさん助けてたら思いっきり遅れたんだよ」

 

「はぁ、ま、人助けしたからいいのかもしれないけど・・・」

 

「まっ実技試験もあるしな」

 

「おう!本番はそこからだぜ!」

 

「いや、筆記も本番だぞ!」

 

「えっ?」

 

「「「・・・」」」

 

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実技試験

 

俺たちは、今会場の観覧席で他の生徒たちがデュエルしている所を見ている。ちなみにメンバーは、俺、十代、翔、前田隼人、三沢、玲治、明日香、雪乃。

前田隼人は、【オシリスレッド】で十代や翔と同じ部屋で留年しているらしい。

十代を通して知り合った。

そしてブルー女子二人が居るのはもう当然の様になって来ている。特に玲治と雪乃、明日香は、なぜかいつも話が盛り上がっている。

何やってんだ玲治・・・

そんな事を思っていると回りからの視線、特に【オベリスクブルー】の男子からの視線が痛い。めっちゃ睨んで来てるんですけど。

まぁ明日香と雪乃はマドンナだもんな。

睨みたくなる気持ちも分からなくはない。

そしてアナウンスで呼ばれる、俺、十代、玲治。

デュエル場に行くと、俺たちの相手はそれぞれブルーの生徒の様だ。しかも万丈目とその取巻連中だ。

 

「シニョールたちは、筆記試験、実力ともに申し分ない結果を残していますーの。故に今回は昇格を掛けてブルーの生徒と戦って頂きますーノ。よろしいですね?」

 

クロノス教諭は、俺たち三人に向ってそう言う。

後ろでは、万丈目たちがこちらをものすごい顔で睨んで来てる。

 

「僕は、いいですよ」

 

「俺もいいぜ!」

 

「シニョール遊?」

 

「俺もそれでかまいません」

 

「よろしい。ではそれぞれ持ち場に着ケターラ!準備出来た所からはじめるノーネ!!」

 

その言葉と共に俺たちは、各々のフィールドに向った。

十代の相手は、やはり万丈目で俺の相手は、この間の取巻、そして玲治の相手は、二人目の万丈目の取り巻きであった。

 

「お前の相手は、この俺だ!今度こそお前の息の根を止めてやる。そして俺の顔に泥を塗った事を後悔させてやる!!」

 

取巻は、向かい合うや否やそう言ってくる。

知らねーよ。お前の顔の泥なんか、そんなに気になるなら顔でも洗ってこい

 

「面倒くせぇ・・・」

 

「何だとこらぁ!イエロー如きが調子に乗るな!」

 

「だったら力で示せよ。そんな事言ってる暇に」

 

「ちっ。いいだろう。ぶちのめしてやる!」

 

「出来るもんならな」

 

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「「デュエル」」

 

遊  LP4000 手札5 先攻

取巻 LP4000 手札5 

 

「俺の先攻!ドロー。俺は、永続魔法[未来融合・フューチャーフュージョン]を発動!デッキから[タイラント・ドラゴン]×2[ヘルドラゴン][ボマードラゴン]×2を墓地に送る」

 

「はっ!!性懲りもなくまた[F・G・D]か!!」

 

「そう言う事は、コイツを倒してから言うんだな!魔法カード[竜の鏡]を発動。これによって墓地の融合素材をゲームから除外してドラゴン族融合モンスターを融合召還する。来い[F・G・D]!!」

 

F・G・D A5000/D5000

 

F・G・Dの登場に会場はものすごい歓声と戸惑いの声が鳴り響く。 そしてその歓声と戸惑いの声をかき消す程の雄叫びを上げるF・G・D。

 

「やっぱり遊君はすごいっす!」 

 

「あぁ、さすがだ」

 

「えぇ、本当に」

 

「[F・G・D]、初めて見たんだな」

 

「そっか隼人君、最初のときは来てなかったもんね」

 

観覧席では、翔たちが何やら話しているが、そんな事を気にする必要もないか・・・

 

「カードを1枚伏せてターンエンド」

 

遊  LP4000 手札3 場3

 

「イエロー如きが!エリートの本当の実力見せてやる!!俺のターン、俺はカードを2枚セットしてターンエンド」

 

取巻  LP4000 手札4 場2

 

「?伏せカードだけ・・・まぁいいか。俺のターン、俺は[神竜ラグナロク]を攻撃表示で召還!」

 

神竜ラグナロク A1500/D1000

 

「神竜ラグナロクでプレイヤーにダイレクトアタック!」

 

「罠発動![ドラゴン族・封印の壷]!!」

 

「なっ!?」

 

「このカードがフィールド上に存在する限り、ドラゴン族はすべて守備表示となり、表示形式を変更出来ない!!」

 

「くっ」

 

「はっははは!!どうだこれでお前のドラゴンは攻撃出来ない」

 

「(サイクロンが来るのを待つしかないか)カードを1枚伏せてターンエンド」

 

遊  LP4000 手札2 場5

 

「行くぞ!俺のターンドロー!!俺は、[ゴブリン突撃部隊]を攻撃表示で召還!さらに装備魔法[ビックバン・シュート]を装備!」

 

ゴブリン突撃部隊 A2700/D0

 

「さらにリバースカードオープン魔法カード[ミクロ光線]!![F・G・D]の守備力を0にする」

 

「なっ!!」

 

「ミクロ光線・・・モンスター一体の守備力を0にする魔法なんだな」

 

「ビックバン・シュートととのコンボで遊に大ダメージを与える事ができる」

 

「腐っても【オベリスクブルー】という事ね」

 

「さぁ坊や、どうする?」

 

驚く俺、そして観覧席で俺たちのデュエルを見ていた隼人、三沢、明日香も驚いている・・・様には見えないな、うん。

冷静に解説してやがる。

 

「はっはは!行くぞイエロー!!ゴブリン突撃部隊で[F・G・D]を攻撃!!」

 

ゴブリン突撃部隊の攻撃を受けてF・G・Dが爆発する。しかしF・G・Dは遊の場に健在であった。

 

「何!」

 

「F・G・Dは、闇、地、風、炎、水属性モンスターとの戦闘では、破壊されない」

 

「くっ、だが貫通ダメージは、受けてもらう!」

 

遊  LP4000 →1300

 

「どうだ!これがエリートの実力だ!イエロー風情が調子に乗るんじゃねー!分かったか!!」

 

「うるさいなぁ。さっさとターンを進めろ」

 

「ちっ、攻撃を行った[ゴブリン突撃部隊]は、守備表示になる。ターンエンドだ」

 

取巻 手札2 場4

 

「俺のターンドロー!この瞬間、[未来融合フューチャーフュージョン]の効果が発動。来い![F・G・D]!」

 

F・G・D A5000/D5000

 

「だがドラゴン族はすべて守備表示になる!」

 

「手札魔法カード[強欲な壷]を発動!その効果で二枚ドロー!魔法カード[簡易融合]を発動!ライフ1000ポイントを支払ってエクストラデッキからレベル5以下の融合モンスター一体を融合召還扱いで特殊召還する。来い![重装機甲パンツァードラゴン]!!」

 

遊  LP1300 →300

 

重装機甲パンツァードラゴン A1000/D2600

 

「だから何だよ。ドラゴン族はすべて守備表示になる。そんな事も分かってねぇのか。所詮イエローだな」

 

「重装機甲パンツァードラゴンは、機械族だ」

 

「なっ!だが[簡易融合]で出したモンスターは攻撃出来ず、エンドフェイズにはかされる!!」

 

「その通り。だがそれでいい」

 

「はっ?何言ってやがる?」

 

「罠発動![激流葬]!そしてチェーンして速攻魔法[神秘の中華なべ]をF・G・Dに発動!」

 

「なに!?」

 

「効果処理によってまず神秘の中華なべによって俺は、5000ポイントライフを回復、次に激流葬でフィールドのモンスターすべを破壊する」

 

遊  LP300 →5300

 

「そんな!?」

 

「そして破壊された重装機甲パンツァードラゴンの効果、このカードが破壊され墓地に送られた時フィールドのカード一枚を破壊出来る。俺は、[ドラゴン族封印の壷]を破壊!!」

 

「くそ!!だがお前の場にもモンスターは居ない」

 

「俺は、ライフ2000ポイントを支払い魔法カード[次元融合]を発動!このカードはゲームから除外されているモンスターを可能な限りにフィールド場に特殊召還できる!!」

 

「馬鹿な!」

 

次元融合、OCGではすでに禁止カードに入れられている魔法カード。この世界では、現在カイザーこと丸藤亮や数人のデュエリストたちが使用している。この世界では、普通のカードである。元の世界なら[D・D・R]を使用する事になるのかな。手札コストありで一体だけだから俺的には、次元融合の方が使いやすいんだよなぁ

ていうか禁止カードってつよいよなぁ・・・うん。

 

遊 LP5300 →3300

 

「俺は、[タイラントドラゴン]×2[ヘルドラゴン][ボマードラゴン]×2の5体を特殊召還!!」

 

「くっ、俺に出せるモンスターは、いない」

 

「行くぞ!取巻!!タイラントドラゴンでダイレクトアタック!」

 

「甘いぜ!イエロー!!罠発動![聖なるバリアミラーフォース]!!」

 

「そっちこそ甘いぜ!!カウンター罠発動![神の宣告]!!」

 

「な!?」

 

「ライフを半分支払い、魔法罠の発動及びモンスターの召還、反転召還、特殊召還を無効にし破壊する!!」

 

遊 LP1650

 

「しまった!」

 

「これで[聖なるバリアミラーフォース]の発動は無効となり破壊される。行け!俺のドラゴンたちよ!アイツの伸びきった鼻をへし折ってやれ!!」

 

「ひぃい!」

 

俺の指示に従いドラゴンたちは、取巻へと炎の塊を口から吐き出しその炎の塊が取巻に命中し爆発した。

煙がはれた時そこには、地に倒れている取巻がいた。

やっと終わったと思い玲治の方を見ると、そこにはすでに誰もおらず十代の方を見てみると十代と万丈目のデュエルがまだ続いており、十代の後ろには玲治が立っていた。

すると玲治が俺に気付いたようでこちらに手を振っている。その玲治に近づき状況を聞く。

 

「十代はどうだ?」

 

「う~ん。まぁ絶体絶命のピンチってとこ」

 

「大丈夫かそれ」

 

「まぁ、本人はまだ諦めてない様だし。大丈夫じゃない」

 

「軽いな」

 

「ふふ」

 

万丈目のLP4000、場に[VWXYZードラゴン・カタパルト・キャノン]は存在する。対する十代の場には伏せカードが2枚。本当に絶体絶命だな。

 

「ふははは!十代!これが最後だ!行け![VWXYZードラゴン・カタパルト・キャノン]。十代にダイレクトアタック!」

 

VWXYZードラゴン・カタパルト・キャノン A3000

 

カタパルト・キャノンと言うだけあってこのモンスターの両肩には、巨大な砲がついている。その砲を十代に向け、けたたましい音と共に黄色い尾を引く弾が十代に向って行く。

 

「来たぜ!相棒!速攻魔法[クリボーを呼ぶ笛]を発動!」

 

カードが光ると、そこには十代の相棒こと[ハネクリボー]がいた。ハネクリボーの出現によりVWXYZードラゴン・カタパルト・キャノンの攻撃は途中で消える。

そして会場は、可愛いの歓声が巻き起こる。

 

「ちっ、だがそんな雑魚モンスターで何が出来る!?」

 

<<クリクリ!!>>

 

「ふん!いっちょまえに怒ってやがる」

 

「俺の相棒を雑魚呼ばわりは許さない!」

 

「ならばせいぜい頑張ってみるんだな。行け![VWXYZードラゴン・カタパルト・キャノン]!その雑魚を粉砕しろ!!」

 

再びけたたましい音と共にVWXYZードラゴン・カタパルト・キャノンから発射される砲撃。その砲撃を見ながら十代はしっかり前を見ている。

 

「行くぜ!手札二枚をコストに速攻魔法[進化する翼]を発動!!」

 

「何!進化する翼だと!?」

 

「このカードによりハネクリボーは進化し[ハネクリボーLv10]となる!そしてこのカードを生け贄する事で相手フィールド上の攻撃表示モンスターをすべて破壊し、破壊したモンスターの攻撃力の合計分のダメージを相手に与える!!」

 

「何!!?」

 

途端、ハネクリボーLv10が光り輝き、その光にVWXYZードラゴン・カタパルト・キャノンも包まれそして消滅して行く。

 

万丈目 LP4000 →1000

 

「くっ、ターンエンドだ」

 

万丈目のLPは1000、フィールドにカードなし。対する十代は手札0、フィールド0の状態。次の十代のドローカード次第では勝敗は、大きく変わるだろう。

 

「万丈目!行くぜ!」

 

「くっ」

 

「俺のターン、ドロー!」

 

会場全体の視線が十代に注がれる。

そして十代は、引いたカードを上に掲げる。そのカードは、[E・HEROフェザーマン]だった。攻撃力1000のモンスターだ。

そのカードを見た万丈目は驚愕の表情を浮かべていた。

 

「来い!フェザーマン!!」

 

十代のフィールドに現れそのまま万丈目にダイレクトアタックを仕掛ける。

 

万丈目のLPは、0になり会場は歓声に包まれた。まぁ声を出しているのは、レッドが中心だけれども。

するとデュエルを見ていた校長からお褒めの言葉を頂いた。そして俺と、玲治、十代はそれぞれ【オベリスクブルー】と【ラーイエロー】に昇格出来るらしい。

ブルーの奴らがすっげぇ睨んで来ているけれど、気にしたら負けか。

 

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その後

 

「で、何で十代は昇格を断ったんだ?」

 

「何でって、俺はレッドが好きなんだよ!情熱の赤、燃える血汐。そう俺は、レッド寮で強くなるんだよ!!」

 

「良かったっす。アニキが残ってくれて嬉しいっす!」

 

「お前らは、ブルーの行くのか?」

 

「あぁ」

 

「もちろん!ブルー狩りって面白そうじゃん!」

 

「玲治・・・眼が輝いてる」

 

眼を輝かしながらそう言っている玲治。子どもの様だがこんな子ども嫌だな。

 

「そうか、寂しくなるな」

 

「たまに遊びに行くぜ、三沢」

 

「あぁ、楽しみしている」

 

「そう言えば、結局俺ら玲治の試合を見れてないんだけどどうだった?」

 

「そう言えば私たちもあまり見れてないわ」

 

「・・・余裕だよ。ワンキルだったし」

 

玲治は、満面の笑みでそう答える。本当に怖いよお前・・・はぁ。

 

こうして月一昇格試験は幕を閉じた。

ちなみに後で聞いた話では、クロノス教諭は十代が勝ってハンカチを噛みちぎっていたらしい。そんなに十代の負ける所が見たいのかね、全く。

あっ今度十代と一緒にデッキ構築するんだった、新しいHERO持って行かないと

 

 

 

 




次話「闇のデュエル(前編)〜脅威のデーモンデッキ」
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