クズマとウィズがあの終わた世界から来るそうですよ? 作:そ?
異世界LIFEすたーと
~このすばの世界にて~
ここは始まりの街。通称アクセルの街と言うところだ。
今日はまたポイントに余裕が出来たためウィズのもとへ向かった。勿論駄女神を置いてだ。
っとウィズの店に到着したようだ。
「お邪魔します」
ウィズはどこに居るのか?
「ん?来よったか小僧。ウィズなら奥に居るから好きにしてくれ」
流石は見通す悪魔。此処に来た理由も分かってるようで。
「あら、カズマさん、いらっしゃいませ!今日はどのようなご要望で?」
「またポイントに余裕が出来たからスキルを教えて貰おうかと..... 仕事の邪魔なら断ってくれても構わ.... 」
「いえ、全然問題ありません。ささ、直ぐに始めましょう❗」
最近ウィズがやけにやる気が入っているのだが
「小僧。我輩のバニル殺人光線を覚えはしないか?」
「却下」
「そうかそうか。それでは我輩は一旦出るとする」
俺の目が死ぬだろう。まず。
「其れでは何にしますか?」
決めてなかったなそう言えば.......
「オオスメなので....... んっ?こんな所に手紙なんかあったか?ウィズの魔法か?」
「いえ、そんな魔法はありませんし、魔法を使われた形跡もありません。」
「可笑しいな?」
「開けて見ましょうか?何か気になりますし。」
「それもそうだな。せいので開けるぞ!いっ、せい、のー、で。」
その瞬間光に包まれ、一瞬にして視界が変わった。
「えっ?ちょま、し、死ぬーーーーーおーーー」
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「し、信じられないわ!まさか問答無用で引き摺り込んだ挙げ句、空に放り出すなんて!」
「右に同じだクソッタレ。堕天使ロリのお陰で助かったが、場合によっちゃその場でゲームオーバーだぜコレ。石の中に呼び出された方がまだ親切だ」
「………いえ、石の中に呼び出されては動けないでしょう?」
「俺は問題ない」
「………そう。身勝手ね」
「し、死ぬかと思った。推定上空4000メートル。からの自由落下かよ。それに耐えられるってことはこの人らはただの人間ではないな。」
「そうですね。特にあの金色の髪のひとはあの世界に行ったら間違いなく勇者になりますね」
「あいつだけじゃ無いだろう。あの二人も勇者になる可能性は多いにあり得る。ちょっと隠密スキルで探索してくる。」
「わ、分かりました。お気をつけて」
金色の髪に紫色の瞳を持つ、ヘッドホンをして学ランを着た不良系少年と、黒色の長髪に蒼い瞳を持つ、大きな二つの赤いリボンを身につけ制服を着たお嬢様系少女はフン、と互いに鼻を鳴らして少女の方が顔を背けた。
「此処………何処だろう?」
「さて?此処は何処でしょうか?」
「さあな。まあ、世界の果てっぽいモノが見えたし、どこぞの大亀の背中じゃねえか?」
「手紙には箱庭って書いてありましたね」
「「それだ!!!」」
「わ、わわ」
急な声に驚き思わず転んだ
茶色の髪に茶色の瞳を持つ、白いヘアピンを身につけ二人とは違って簡素な私服を着て三毛猫を大事そうに抱えていた少女の呟きに金髪の少年が応える。
「ま、んなことより………まず間違いないだろうけど、一応確認しとくぞ。もしかしてお前達にも変な手紙が?」
「そうだけど、まずは〝オマエ〟って呼び方を訂正して。―――私は久遠飛鳥よ。以後は気を付けなさい。それで、其処の猫を抱き抱えている貴女は?」
「………春日部耀。以下同文」
「そう。よろしく春日部さん。次に、其処のお二人さん?」
「私がウィズです。宜しくお願いします。」
「そう。よろしく、ウィズさん。ウィズさんってこの中じゃ最年長かしら?」
「そうですね。私は二十歳なのでそうですね。」
「ウィズさんって二十歳だったんですか!?」
「は、はい。」
「それじゃ、最後に、野蛮で凶暴そうな其処の貴方は?」
「高圧的な自己紹介をありがとよ。見たまんま野蛮で凶暴な逆廻十六夜です。粗野で凶悪で快楽主義と三拍子揃った駄目人間なので、用法と用量を守った上で適切な態度で接してくれよお嬢様」
「………そう。取扱説明書をくれたら考えてあげるわ、十六夜君」
「ヤハハ、マジかよ。今度作っとくから覚悟しとけ、お嬢様」
心からケラケラと笑う逆廻十六夜。
傲慢そうに顔を背ける久遠飛鳥。
我関せず無関心を装う春日部耀。
何故か良く慌てて転ぶウィズ。
(うわぁ………何か問題児ばっかりみたいですねえ………それに『人間』ではない方も居るのでよ―――とはいえ多い分には越したことはないですし、あとは彼らが黒ウサギ達の協力をしてくださるかどうですかだけでございますねえ………)
黒ウサギと名乗る、扇情的なミニスカートにガーターソックスで美麗な脚を包む、『人間』とはかけ離れたウサ耳を頭に生やす少女は、彼らの姿を見て、陰鬱そうに重く溜め息を吐くのだった。
――――――――――
「で、呼び出されたはいいけどなんで誰もいねえんだよ。この状況だと、招待状に書かれていた箱庭とかいうモノの説明をする人間が現れるもんじゃねえのか?」
「そうね。何の説明も無いままでは動きようがないもの」
「………この状況に対して落ち着き過ぎているのもどうかと思うけど、あら?一人で少なく無いかしら」
「気配が無い」
「確かにもう一人居たな。確かに気配は感じない。」
「あぁ、それはカズマさんのおん....... 」
「恩恵ではなく隠密スキルだ」
「「うわっ」」
「急に現れんなよ」
「同じくですよカズマさん。」
「そう言う貴女も冷静じゃない。かくいう私もだけど」
「で?何処に行ってたんだ?」
十六夜のその一言で皆の視線が集まる。
ん?一人違う気配があるが。まぁ、いいか
「俺はこの世界の情報収集に..... ってお前十六夜かぁ?」
「........ ‼ お、お前カズマか... 死んだんじゃ無かったのか?」
懐かし顔の形だなぁと思っていたがまさか十六夜とはな
「やっぱり十六夜か。この日に会うことは分かっていたがこんな形とはな。一応俺は死んだが転生って形で生き返ったんだよ。んで此処は箱庭。修羅神仏悪魔精霊聖霊等が集う場所らしい。後は、其処の奴に聞いてくれ。」
!!!どうして分かったのですか!!!
「(まあ、悩んでいても仕方がないデス。これ以上不満が噴出する前にお腹をくくりますか)」
だが黒ウサギが動く前に、十六夜が溜め息混じりに呟いた。
「―――仕方がねえな。こうなったら、其・処・に・隠・れ・て・い・る・奴・に・で・も・話を聞くか?」
「(―――――っ!?)」
物陰に隠れていた黒ウサギは、心臓を鷲掴まれたように飛び跳ねた。そして、それが切っ掛けで四人の視線が黒ウサギに集まった。
「なんだ、貴方も気づいていたの?」
「当然。かくれんぼじゃ負けなしだぜ?そっちの二人も気づいていたんだろ?」
「風上に立たれたら嫌でも分かる」
「隠密スキルのlevelが低いな」
「可愛いウサギさんですね」
「………へえ?面白いなお前ら」
軽薄そうな笑みを浮かべる十六夜だが、目は笑ってなどいない。理不尽な招集を受けた5人は、腹いせに殺気の籠った冷ややかな視線を黒ウサギに刺す。黒ウサギはやや怯みながら、
「や、やだなあ御5人様。そんな狼みたいに怖い顔で見られると黒ウサギは死んじゃいますよ?ええ、ええ、古来より孤独と狼はウサギの天敵でございます。そんな黒ウサギの脆弱な心臓に免じて此処は一つ穏便に御話を聞いていただけたら嬉しいでございますヨ?」
「断る」
「却下」
「お断りします」
「別にどうでも良い。この世界について分かったし」
「流石です。ウサギさん可愛いですねぇー」
「あっは、取りつくシマも………って最後方に知ってるってどういう事ですか!あと最後の方はありがとうございます………!」
泣きながらバンザーイ、と降参のポーズを取る黒ウサギ。しかし涙目でありながらも冷静に四人を値踏みしていた。
「(肝っ玉は及第点。この状況でNOと言える勝ち気は買いです。まあ、扱いにくいのは難点ですけども)」
「俺のスキルだよスキル。俺の居た世界ではこのスキルを使えたりする。これにより人智を越えた力が使える。俺はその中でも特別変ってだけだ。」
黒うさぎは呆然としていた。それもそのはずスキルによって誰でも人智を越えられる世界が存在するなど聞いたことがなかったからである。特にあの青年は特別だと言う。必ずしも仲間にしなければ...... ‼
そんなことを考えていると、耀が不思議そうに黒ウサギの隣に立ち、黒いウサ耳を根っこから鷲掴み、力一杯引っ張った。
「えい」
「フギャ!―――って、ちょ、ちょっとお待ちを!触るまでなら黙って受け入れますが、まさか初対面で遠慮無用に黒ウサギの素敵耳を引き抜きに掛かるとは、どういう了見ですか!?」
「好奇心の為せる業」
「自由にも程があります!」
「へえ?このウサ耳って本物なのか?」
「………え?」
「………じゃあ私も」
「ずるいです。私もやらせてください。」
「ちょ、ちょっと待っ―――!」
十六夜が右から、飛鳥が左から力一杯引っ張られた黒ウサギは、言葉にならない悲鳴を上げ、その絶叫は近隣に木霊した。
再び涙目になった黒ウサギを、カズマはニヤニヤと笑って眺めているのだった。
――――――――――
「―――あ、あり得ない。あり得ないのですよ。まさか話を聞いてもらうために小一時間も消費してしまうとは。そちらの方も黒ウサギを助けてくれませんでしたし………はあ。学級崩壊とはきっとこのような状況を言うに違いないのデス」
「いいからさっさと進めろ」
黒ウサギは涙目になりながらも、何とか話を聞いてもらえる状況を作れた。三人は彼女の前の岸辺に座り込み、『聞くだけ聞こう』という程度に耳を傾けている。黒ウサギをからかいたいがための悪戯心によるもの。別段話程度なら聞いてあげても全然問題なかったのだ。
黒ウサギは気を取り直して咳払いをし、両手を広げて、
「それではいいですか、御5人様。定例文で言いますよ?言いますよ?さあ、言います!ようこそ、〝箱庭の世界〟へ!―――」
――――――――――
かくして、黒ウサギによる長々とした〝箱庭の世界〟についての説明が始まった。
『ギフトゲーム』とは、様々な修羅神仏から、悪魔から、精霊から、星から与えられた〝恩恵〟を用いて競い合う為のゲーム。
この箱庭はそんな力を持つ者達がオモシロオカシク生活出来る為に造られたステージ。
箱庭で生活するには〝コミュニティ〟に必ず属さなければならない。
〝主催者ホスト〟とは、暇を持て余した修羅神仏が人を試すための試練と称して開催されるモノや、コミュニティの力を誇示するために個々で開催するモノ。
前者は自由参加が基本であり、〝主催者〟が修羅神仏な為に凶悪、難解なモノで、命の危険もある。だがそれをクリア出来れば〝主催者〟次第で新たな〝恩恵ギフト〟が手に入ることもあるというもの。 後者は参加の為に『チップ』というモノが必要で、そのチップは様々で、金品・土地・利権・名誉・人間………そして〝恩恵〟を賭け合うことも可能。だが〝恩恵〟を賭けて『ギフトゲーム』に敗北してしまうと自身の才能が奪われてしまうので安易に賭けられるモノではない。
そして参加者が敗北すれば相手が賭けたもの全て〝主催者〟のコミュニティのモノになるシステム。
最後に『ギフトゲーム』の始め方や、この箱庭も強盗や窃盗等の犯罪行為は禁止。だが『ギフトゲーム』の場合は、一方の勝者だけが全てを手にするシステムな為、クリア出来れば商品をタダで手に入れられるというものだった。
――――――――――
「さて。皆さんの召喚を依頼した黒ウサギには、箱庭の世界における全ての質問に答える義務がございます。が、それら全てを語るには少々お時間がかかるでしょう。新たな同士候補である皆さんを何時までも野外に出しておくのは忍びない。ここから先は我らのコミュニティでお話させていただきたいのですが………よろしいです?」
「待てよ。まだ俺が質問してないだろ」
静聴していた十六夜が威圧的な声を上げた。(私も質問してないんだけど)」と思ったが、恐らく彼の質問と同じものだろう、と悟ると声には出さずに心中での呟きに留めた。
一方、黒ウサギは軽薄な笑顔の消失に気づき、構えるように聞き返す。
「………どういった質問です?ルールですか?ゲームそのものですか?」
「そんなのはど・う・で・も・い・い・。腹の底からどうでもいいぜ、黒ウサギ。俺が聞きたいのは………たった一つ、手紙に書いてあったことだけだ」
十六夜は視線を黒ウサギから外し、他の三人を見回し、巨大な天幕によって覆われた都市に向ける。
彼は何もかもを見下すような視線で一言、
「この世界は………面・白・い・か・?」
「―――――」
他の三人も無言で返事を待つ。
『家族を、友人を、財産を、世界の全てを捨てて箱庭に来い』
それに見合うだけの催し物があるのかどうかこそ、三人にとって一番重要な事だった。
そして、十六夜の問いに、黒ウサギは満面の笑みを浮かべて答えるのだった。
「―――YES。『ギフトゲーム』は人を超えた者達だけが参加できる神魔の遊戯。箱庭の世界は外界より格段に面白いと、黒ウサギは保証いたします♪」
「俺らはあの世界に変える日が来るまで手伝うことにする。文句は無いな。」
「私はカズマさんについて行きますので。」
ま、いつも道理だなウィズは
「分かりました。それまで宜しくお願いします。」
「私達のコミュニティへようこそ。歓迎します!!!」
「何一人でほざいてんだ?手伝うと言ったがコミュニティに入るなど一言も言ってないぞ黒うさぎ。折角だし俺は自分でコミュニティを作るよ。」
「それでも協力してくださるなら構いません。」
「以外と楽しそうだし、召喚したお礼がわりに手伝ってやるよ」
これが彼らの異世界LIFEの始まりである。