ダブルクロスThe 3rd EDITION リプレイ 朱き黄昏のカノン 作:久那月
シーンプレイヤー:紅夜・ブラッドレイ
紅夜・ブラッドレイ 侵食率上昇
40%→49%
虎杖 つぐみ 侵食率上昇
43%→46%
俺と虎杖が情報収集をすべく足を運んだのは、行きつけの洒落た喫茶店、『アリア』
オススメは、ハチミツがたっぷりかかったパンケーキとアップルパイ、それと……。
『いらっしゃいませー』
スカート丈が短いメイド服を身に纏った店員。
短めのスカートから伸びる白い太もも、そしてピンクのリボンがあしらわれた純白のニーソックス……。
た ま ら ん な。
「支部長……。さっきからあの店員さんばっかり見てませんか?」
「いいや、気のせいだ。……虎杖、好きなものを頼んでいいぞ」
「あ、じゃあハニーパンケーキとハニーアップルパイとアッサムティーをお願いします」
「はやっ!」
頼んでいい『ぞ』と言った、その間0.5秒の間に虎杖はメニューから目敏くこの店一押しの品を注文しおった。
……愛より食い意地張ってるかもしれん……。
「……俺も、同じものを」
『かしこまりました』
そして、メイド服の店員はすぐさま注文を取ると厨房へ引っ込んでいった。
「……さて、虎杖。お前は何の為にここに来たか、覚えているよな?」
「……早めのティーブレイク?」
………。
誰だ、こんなド天然に育てたやつは。
「違う、今回の事件の情報収集だ。……ま、早めのティーブレイクついでに寄ったのもあるが……。現状調べられる情報は何か、わかるか?」
「えっと……まず、今この街で起きていること、そしてその紅い影、でしょうか?」
「正解だ。頭の回転が良くて助かる。ちゃんとPCは持って来てるな?手分けして調査するぞ」
「イエス、サー」
情報①朱鷺沢の現在の異変について
【情報:噂話】難易度:9
情報②紅い影について
【知識:レネゲイド】難易度11
【情報:UGN】難易度11
「ふむ……まずは近辺で何が起きているかを詳しく調べる必要があるな……」
判定:目標値9
技能: 情報:噂話
紅夜・ブラッドレイ〔社会判定〕
エフェクト〔マイナー〕
無し
エフェクト〔メジャー〕
C:ノイマンLv2 C値-2
生き字引Lv1 社会→精神 ダイス+1
〔C値8〕7D→27
達成値27 成功!
侵食率
49%→53%
PCで市内の掲示板の書き込みを覗き、信憑性や関連性がありそうなものだけを徐々にピックアップしていく。
そして、ちょっとしたツテで市内の監視カメラ映像から抜き出した写真から、その背景までをも繋ぎ、矛盾の生じない確固たる情報を導き出す。
これぞ、紅夜・ブラッドレイの情報収集術、ってな。
「よし、俺ってば完璧だ。虎杖……うぁ?」
「…………」
作成した資料を纏め終え、覚束ない手つきでキーボードを叩いていた虎杖を手伝おうと声をかけたところ、虎杖の様子がおかしい。
目を閉じて何かに集中しているような虎杖が、蛍に照らされたように淡い緑黄色の光に包まれている。
……そうか、そういえばこの娘はレネゲイドビーイング……。
判定:目標値11
技能: 情報:UGN 知識:レネゲイド
虎杖つぐみ〔精神判定〕
エフェクト〔マイナー〕
オリジン・レジェンドLv5 シーン中精神判定達成値+10
エフェクト〔メジャー〕
無し
〔C値10〕4D+10→19
達成値19 成功!
侵食率
46%→48%
「ティンっときたぜ!」
「っ!?」
何かを閃いたらしく、突然出した声に驚いて紅茶を吹きかけた。
……客が少なかったのは幸いだろう。
「……まぁいい。何か分かったんだな。共有するぞ」
「はいさ!」
情報①
現在、朱鷺沢の街にはジャームと思われる、通称『紅い影』が多数潜伏している。街中の監視カメラの映像を解析した結果、FHエージェント『ディアボロス』こと春日 恭二と数名の研究者の姿を確認した。一連の事件にはFHが関わっている可能性が極めて高い。FHの目的の全体像は不明だが、紅い影が出現する数日前に市内の高校に通う、葦原雪弥に接触をはかっていた。
情報②
『紅い影』と呼ばれるジャームは、ブラム=ストーカーシンドロームに発症したオーヴァードが扱う、従者と呼ばれる血液で形作られた分身に酷似している。元あった従者に何らかの反応を与えて、ジャーム化させたものと思われる。
だが、普通の従者使いが操る従者は時間が経つと自然消滅する場合が多く、極稀に確認されるジャーム化した従者も9割以上がその限りではない。
詰まる所、紅い影を生み出したとされるオーヴァードは、通常の従者使いの比ではない力を持っているということになる。
NEXT
情報③ 葦原雪弥について
情報④ FHの動向について
「……ほう、やるじゃないか虎杖。Rラボにいただけあって、レネゲイドの知識は中々……」
「ドヤァ……」
興味深い上に、レネゲイドビーイングとしての観点からの資料は貴重だ。きちんと保管しておくことにしよう。
「よし、あと一個何か食ったら支部に戻るぞ」
「じゃあ、ハニーミルフィーユで」
……新記録更新、間0.3秒。
ウチの支部の連中はどうしてこうも食い意地が張っている奴が集まるのだろうか。
ともあれ、将来有望な人材を手に入れたんだ。
食い意地程度は多めに見よう。
キャラクター設定
紅夜・ブラッドレイ(25♂)
UGN朱鷺沢支部支部長を務めるオーヴァード。金髪赤眼の痩せ身の男。
詳しい来歴は伏せられているが、過去にはUGN本部査察部第4課、通称『エスケープキラー』に所属していた。
何があったのか、2年程前、改革派アッシュ・レドリック中枢評議員の部下だった彼は、穏健派の霧谷雄吾日本支部長に鞍替えし、本部エージェントから地方の支部長となって活動している。
元UGNエージェント、現警察官の日比谷 公汰郎とは高校時代の同級生で、今も何かと付き合いがあるようだ。
実は意外といいとこの坊ちゃんなのだが、反りが合わない親戚と喧嘩し、両親が引き止めるも家出している。
胸より脚派。メイドさんが好き。