●●な転生者   作:yudaya89

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第11話「人から何かもらうときには、気をつけろ!」

 

 

時系列は少し遡る。

プレシア・テスタロッサは二人の娘が管理局へ出勤した後、家事をしていた。先の事件にて、ロストロギアの無断収集、次元跳躍での管理局保有の艦船への攻撃等により、実刑判決を受けるはずだったが、クロノ執務官により数年による管理局への協力等に刑が減刑された。この日は久しぶりの1日OFFの日だった。2人の娘も夕方までの仕事で、仕事から帰ったら久しぶりの家族団欒を楽しむ予定となっていた。しかし、悪魔からのTELLが入った。

「もしもし」

「もしもし、プレシア・テスタロッサさんですか?」

「ええ、そうですが」

「自分、レインと申します。スカリエッティをご存知ですか?」

「あなた、何者なの!!?」

「何者?スカリエッティと共に、世界を変える者です。その為にはDrの研究内容をもっと進めないといけません。その為には、貴方の研究テーマであった、クローン。プロジェクト名「F」の遺産をお借りしたいと思い、お電話させてもらいました」

「ふざけないで!!!」

「いえ、おふざけではありません、本気です」

「フェイトを渡すわけないでしょ!!!」

「いいんですか?本当に?そんな事を言っても?」

「どういう事!!?」

「お前の娘は、地球の学校に通学しながら、管理局に勤めているな?」

「ええ」

「それは学問と両立できないなら、管理局に勤める必要ないと条件をつけたな?」

「そうよ!それに何か関係あるの?」

「あるさ。その通学している学校に、アリサ・バニングスという女がいるはずだ」

「ええ、確かに」

「その女に爆弾を仕掛けた。勿論普通の爆弾じゃあない。」

「アリサさんには関係ないでしょ!!」

「え?関係あるなら、そういう事してもいいの?」

「そういう意味じゃない!!」

「まぁ、関係あろうが、なかろうが、もうすでに彼女には爆弾を仕掛けてある。」

「その爆弾の起爆はいつ?」

「さぁ?」

「爆弾の種類は?」

「さぁ?」

「教えなさい!!」

「教えたら面白くないだろ?あんたほどの研究者ならすぐわかるさ。それと医療の資格も持っているんだろ?ならあんたには直ぐわかると思うぜ?」

「ヒントはないの?」

「そうだな~。彼女は腎盂炎だ。じゃあな」

 そういって通話が終了した。プレシアは考える。

①素直に娘を渡す

A、彼は「無事に」返すとは言っていない。却下

 

②このまま様子を伺う

A、ありえない

 

③アリサさんに会う

A、彼女を助ける事で、フェイトを渡さずにすむ。

 

 彼女は考えた結果、クロノに連絡を入れ、今あった事を伝え、地球に行く許可を得た。

 

 

 そして、前話のデービッドとの会話に戻る。

「もしもし、何方ですか?」

「始めまして、私、プレシア・テスタロッサと申します。お嬢さんのアリサさんの同級生のアリシア・テスタロッサ、フェイト・テスタロッサの母親です。」

「ああ、いつも娘が話している双子さんの。それで本日はどのような用件で?」

「娘さんの容態についてです」

「何故それを!!」

「今からお会いできますか?それからお話したいのですが」

「解かりました。何処でお会いしましょう?」

「病院で、娘さんとも少しお話したいので」

「解かりました。お待ちしております」

 

 数時間後アリサの病室には、プレシアの姿があった。デービットに会ったプレシアは全てを話した。元々アリサは魔法に関して、闇の書事件で巻き込まれていた。その際、

リンディ・ハラオウンより父親にも説明があった。なので話はそこまでややこしくなかったが・・・

 アリサ病室にて

「なぜアリサなんですか!!」

「パパ!!怒鳴らないで!」

「お前は黙ってなさい!」

「お前とは何よ!!お前とは!!!!」

 この様に病状に関してや、今後の方針について話す雰囲気ではなくなった。

「あ、あの・・・」

「大体お前は!!」

「パパの方こそ!!」

 

 キレタ!

 

「ダマリナサイ!!!

 その場が静かになった

「大声を出してしまい、申し訳ありません。こうしないと、前に話が進まないので」

 プレシアは質問を始めた

「アリサさん、何か最近変わったことはなかった?」

「と言うと?」

「例えば、どこかに出かけた。何か珍しいものを食べた。薬品等を肌につけた。とかよ」

「薬品ってのは化粧品の事よね?それはないわ。どこかに出かけたことはないは、今月は日本から出てないもの。珍しい物ね・・・ないわね」

「そう。例えば、知らない人と話した、何かもらった。それを身につけたとかわ?」

「そういえば・・・」

「何か心当たりが?」

「少し前にビルのオープンパーティに参加したわ。勿論パパもよ。そこで今まで見たことない男の子にあったわ」

「あのオープンパーティに来た人物は、私の知り合い、勿論顔を合わした事のある人間しか招待していない。あそこの警備は厳重にしていたはずだ」

「まだわかりません。代理だったかも。それでその人とはどんな話を?」

「クイズよ」

「「??」」

「パパと話したいけど、人だかりが多くて話せなかった。その時間つぶしにクイズをしようって話になったわ。」

「それで?」

「最初は断ったけど・・・その・・・挑発されて・・・」

「受けたと」

「ええ」

「どんな内容だったの?」

「こんな感じだったわ」

 

 「アリサ・バニングスさん、今からこのオレンジジュースをよく観察してください。何mL入ってると思いますか?」

「そうね、150mLってところかしら?」

「でわ、これを飲んでいただきたい」

 俺はそう言って彼女に渡した。彼女は飲み物をすべて飲んだ。

「飲んだわよ」

「でわ、ここでクイズで。あなたが飲んだオレンジジュース。その飲んだジュースで、飢餓に苦しむ子供たちを何人、1日生き延びさせることができたでしょうか?

①1人②2人③5人。さぁ何番?」

 彼女は絶句していた。そう、金持ちで、今まで何不自由なく暮らしてきたご令嬢には想像もできないクイズであった。少し不機嫌な顔で彼女は答えた。

「①よ」

「本当に?」

「①よ」

「残念です」

 俺は笑顔で答えた。

「そう、で正解は?」

「正解は④の0人です。問題は「その飲んだジュース」なので、あなたの胃袋に入ったジュースでは誰も生き延びることはできません♪」

 

 アリサは当時の様子を正確に覚えていたので、プレシアに伝えた。

「そう、多分そのジュースね」

「「え?」」

「多分細菌等がそのジュースに入っていたのね」

「でも、取って直ぐに私に渡したわ。何かを入れる暇なんてなかったわ」

「ええ、ほんの一瞬ね。瞬きした瞬間に入れたのね。それか、元から入っていたかよ」

「そんな!!」

「でも、そこは問題じゃあない」

「と言うと?」

「問題は、何が原因でアリサさんに吸血症状が出たかよ。腎盂炎って事は、何かが腎臓にいるから、炎症を起こしている。腎臓は血液の浄化臓器なの。だから全身の血液は必ず腎臓を通る。その時に血液が減っている。現にアリサさんは貧血が進んでいるわ。毎日毎日輸血をしているのに。」

 プレシアは説明した。だから2人にある提案をした。

 

「まずミッドにきてください。そして、もう一度全身を再度検査します。」

「どうして?」

「私はこの世界での医師免許はありません。ミッドなら知り合いの医者に相談も出来ます。そして、もう一度検査をする理由は、先入観をなくして、検査をしたいのです。」

「先入観?」

「これがあると、何かを見落としてしまう場合があります。」

「しかし、犯人のいるかもしれない世界に行くなんて・・・」

「何処に居ても関係ありません。彼にとっては、ここに居ようが、ミッドに居ようがね」

「わかりました。」

「唯一つだけ・・・」

「何ですか?」

「安全は、完全には保障できません」

 プレシアは、頭を下げた。そしてデービッドは

「娘を頼みます」

 そういって、頭を下げた。

 

 

 よく朝アリサはミッドへ移動する事になった。ミッドへ移動した次の日にはなのは、フェイト、アリシア、はやて、そして転生者の2名もお見舞いへ遣って来た。

 

 某研究所

 

「予定通りに事は進んでいるな」

「じゃあ、次は【あれ】の用意だな。」

 そう言いながら、タブレットを叩く。

 

 

 希望が絶望に変わる時、どんな反応をするのだろうか?

泣き叫ぶ?悲しみにくれる?俺への復讐に燃える?どんな反応か楽しみだ。

 

 

 




 前置きが長くなりました。
転生者の紹介は、次回オコナイマス
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