●●な転生者   作:yudaya89

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第13話「人の努力を無駄にする行為をするのは、現実ではしないほうがいい」

 

 

 プレシアの紹介で入院する事になった病院で、再度検査を受けたアリサだったが、吸血症状の原因は特定できなかった。その間にもアリサへ輸血している血液の量は増加していった。

「参ったわ」

 プレシアはどうする事も出来なかった。知り合いの医者と色々な検査を行ったが、全て異常なしであった。

「少し休憩しましょう」

 そう言いながら、お茶を口にした。その時

「プレシア!!見てくれ!!!!」

 知り合いの医者が、研究室に飛び込んできた。

「どうしたの?大声出して!!」

「これを見てくれ!俺は息抜きにタバコを吸おうと、火をつけた。そして肺一杯に煙を吸い、吐き出した。そうして俺は1本のタバコを味わった。そして俺は気が付いた。換気をしていない事に!!そう貴重な血液サンプルが煙でダメになってしまった。俺は血液サンプルの状態を確認した!!そこにhぐはぁ!!」

「喧しい!!後何言ってるか分からないわ!!要点だけ言いなさい!!!」

「・・・・・・」

「ごめんなさい。少し強すぎたわ」

 

 

「大丈夫?」

「ああ、大丈夫だ」

「説明してくれる?」

「赤血球は一酸化炭素と結合すると黒くなるのは、ごくごく当たり前の知識だよな?」

「ええ。」

「もし黒く変色しなかったら?」

「それは赤血球ではないわね・・・え?」

「そう、これを見てくれ」

 そういってサンプルをプレシアに見せた。

「本当だわ。変色していない。」

「そこから仮説を立ててみた。」

「言ってみて」

 

・この吸血症状は、何者かによるものである

・アリサさんの入院初期と症状の出始めた頃の血液データを比べると、赤血球数だけが多かった。

・赤血球に似ているものの正体は不明である。

 

「それで?」

「そして腎盂炎で入院したが抗生剤の効果はなかった。ここからは推測なんですが、爆弾は腎臓にあるかもしれない。」

「確かに。腎臓は血液の老廃物を処理する臓器だもの。そこなら赤血球に紛れる事も出来る。」

「しかし、問題は山済みだ。この爆弾を処理しても偽の赤血球をどうするんだい?それに腎臓に居たとしても、どうやって摘出するんだい?」

「まず、偽の赤血球に関しては、全血透析を行ってクリーニングすれば何とかなるわ。腎臓に関しては、どうにか移植用の腎臓を手配するわ。」

「分かった。移植用の臓器の手配はまかせてくれ。何とかしてみる」

「ええ、じゃあ術式をもう少し煮詰めましょう」

「分かった」

 

 

 アリサ病室

「アリサさん」

「あ、プレシアさん、こんにちわ」

「あら、灯さん。お久しぶり」

「アリサがミッドに来たって連絡があったんだけど、仕事が忙しくて・・・」

「仕方ないわ。」

「それよりアリサは大丈夫なんですか?」

「灯、見た通りよ。今のところは問題ないわ!」

「アリサ、私の能力であなたの病気をn「無理よ」」

「アリサ?」

「灯、多分私の病気は「なおす」事は出来ないわ」

「どうして!!」

「私は病気じゃないからよ」

「え?」

「私だってバカじゃないのよ?これは私の中にいる「ナニカ」が原因なだけ。だから原因を突き止めないと、意味ないのよ?どう?プレシアさん。」

「ええ、その通りよ。幾ら灯さんの能力でも、今回は難しいわね」

「わかったわ。でも私に出来る事があれば、いつでも言ってね」

「ええ、その時はお願いするわ」

「じゃあそろそろ行くわ。またね」

「ええ、またね」

 灯は病室より出て行った。そして

「アリサさん、今からあなたの吸血症状の原因に関して、説明するわ」

「え!!解かったんですか?」

「明確に出来たわけではないけれど、あくまで仮説よ」

 

 説明中

 

 

「そうかぁ・・・それしかないの?」

「ええ、今のところは」

「わかったわ。移植用の腎臓はいつ頃来るの?」

「全力で探しているところよ」

 ここでプレシアの端末に連絡が入った。

「あら、どうしたの?」

「4日前に脳死した患者の臓器をアリサさんに回してもらうように話をつけた」

「ありがとう、処で、感染症等の確認は?」

「今検査中だ。因みに16歳の少女だ。」

「わかったわ。検査が済み次第、送って頂戴」

「解かった」

「アリサさん、今の話を着た通りよ。最終的な答えを教えて欲しいわ」

 プレシアはアリサに返事を求めた。しばしの沈黙の後

「一つ条件があるわ」

「何?」

「傷は、なるべく付かないようにして」

「勿論よ。」

「よろしくお願いします」

 ここにアリサの腎臓移植の話がまとまった。デービットにもこの事を報告し、

手術の日取りは、臓器が到着する3日後に行う事となった。

 

 

「そうか。臓器が運ばれるのは、3日後か」

「厳重に梱包されて、運ばれます」

「なるほど。」

「どういたしましょう?」

「なら今から言うものを用意しろ。あとは・・・解かってるな?」

「はい」

 

 

 とある研究室での出来事である

 

 

 

 

 手術当日

 

「まだ来ないの!!?」

「プレシアさん落ち着いて」

「落ち着けるわけないじゃない!!いつになったら来るの!?」

「この雨で少し遅れているだけですよ」

 ここで連絡が入る

「何?運搬車が事故?何?横からクルマが突っ込んできた?けが人は?ああ。解かった。臓器は?ああ、解かった」

「何があったの!!?」

「運搬していた車が事故にあった。けが人は運転手と助手席にいた2人。突っ込んできた車の運転手は軽症。臓器にダメージはなし。厳重に保管してたからな。今変わりの車で運搬している。あと10分で到着する」

「もう、心配させないで。」

 

 臓器到着

 

「問題はありませんか?」

「ええ、臓器へのダメージは殆どないわ。」

「これが検査表です」

「感染症や疾患はなし」

「問題ありませんね」

「じゃあ、始めましょうか?」

 

 

 

 手術が始まる。予め術式を決めていたので、スムーズに進んでいく。そして

腎臓に到達したが、特に異常なところはなかった。そう、爆弾はなかった。この事態を想定していたので、ここである薬を注入する。そう「発光試薬」だ。この試薬は寄生虫のみに反応し発光する試薬だった。そして無影灯をオフにする。すると右腎、左腎が発光し始めた。数秒で両腎全体が発光した。幸いな事に腎臓以外からの発光は認められなかった。

 

「プレシアさん、予定通り両腎摘出後、両腎移植でよろしいでしょうか?」

「ええ、一気に行くわよ」

 

 

 

 「手術終了」

 

「んん~」

「目が覚めた?アリサさん」

「手術は?」

「無事成功よ」

 その言葉でアリサは泣いた。今まで強がっていたが、やはり怖かったんだろう。

「これから暫く入院ね。拒絶反応等の経過を見ないとね」

「はい、それから私は地球に帰ってもいいんですか?」

「ミッドの事を秘密に出来るなら問題ないと思うわ。そこは確認しておくわ」

「ありがとうございます」

 そこでプレシアの端末が鳴った。知らない人物からだった。

「ごめんなさい。また後で来るわね」

 

 

「どなた?」

「俺だよ俺」

「誰?」

「俺だよ、声聞いて解からない?」

「切るわよ?」

「切るなよ、プレシア。冗談だよ」

「レインね?」

「そうだよ。アリサに仕掛けた爆弾、解除できたみたいだな?」

「あんな危険な生物を!!!よくもアリサさんに!!」

「そう熱くなるなよ?しかし、危機一髪だったな?」

「どういう事?」

「あと、2日で、全身にあの生物が広がって、全ての血液を飲み干した後、血管を食い破って、体外に出てくる予定だったんだよ。びっくりした?」

「この外道!!」

「言葉に気をつけろ?それに俺はちゃんと予告していたぞ?「爆弾」ってな?」

「いつか爆発するって事?」

「そういう事。」

「それで、何の御用?」

「そうそう、移植手術成功おめでとう。さすがプレシア女史だね」

「そんな事を言う為に連絡したの?」

「・・・・・・・」

「どうしたの?」

「く・・くっく・・・」

「何?悔しいの?」

「くっくっくくく」

「??」

「あはっははははは~」

 レインは笑う。そう大声で。

「何がそんなにおかしいの?」

「一つ聞いていいか?」

「何?」

「あんたの助手の医者はどうした?」

「今休んでるわよ?」

「そうかい?」

「何が言いたいの?」

 しばし沈黙が続いた。その沈黙を破ったのがレインだった。

 

「なぁなぁ?聞いていい?最初に原因を発見したのは誰?アリサに適応できる臓器を手配したのは誰?誰が臓器の検査の手配を?ねぇねぇ?教えてくれよ?」

 それを聞いたプレシアは思い出す。そう全て

「彼が、したわ。」

「そうだよな?助手の医者だよな?」

「まさか!!!」

「そのまさかさ!!実は彼は俺の息が掛かった人間でね。ある程度、状況操作をさせてもらったよ。彼には腎臓病の娘が居てね。臓器で買収したのさ。「協力すれば臓器を回してやる」ってね?」

「まさか。アリサさんの臓器に彼は!!」

「いやいや、彼に頼んでいたのは、状況操作だけさ」

「なら一体!!」

「よ~~く思い出してみろ」

「・・・まさか、あの事故・・・」

「そう、あの事故は俺が仕組んだ。あの男は知らなかった。」

「一体何をしたの!!!!!」

「いやな、あの事故のときに、臓器を入れ替えたのさ。事前にどんな方法で保存されているかや、保管されるケースを調べておいてな。あとは事故のときに本来アリサに移植される臓器と俺が用意した特別な臓器を入れ替えたのさ♪」

「あなた!!!」

「それより早く検査したほうがいいんじゃないか?どんな感染症を持っているか解からない臓器を移植したんだしな。じゃあ俺はお邪魔みたいなので、失礼させてもらう」

「待ちなさい!!」

「待たない」

 そういって通信は切れた。

 

 

 その後プレシアが検査したところ、強力な狂犬病ウイルスが発見された。

地球では発症したら死亡率が高く、治療薬も存在していないが、ミッドでは治療薬はある。そして、そのことをプレシアはアリサに伝え、治療薬を投与し、狂犬病ウイルスはアリサの体内から消滅した。

 

 

 

「なかなかやるね~。まぁ想定範囲内だけど。こんな処で死なれたら、後が面白くない。」

「それとお前が俺に吐いた言葉「外道」に関しては、少し罰を与えてやる。な~にもう一度お前は、同じ事を行えばいい。次は簡単さ♪」

 

 

 その後プレシアの娘、アリシアにもアリサと同じ症状が発症した。腎臓はプレシアの意見で自分の臓器を移植する事に。そして、手術は成功。この事でプレシアは思った。

 

 「殺してやる!!」っと




 いかがですか?勿論これは、準備体操みたいなものです。
次回は誰にするかは決めていません。

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