●●な転生者   作:yudaya89

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 少し短いですが
よろしくお願いします


第16話「どうしようもない時は、とりあえず笑え」

 

 俺はC国に拘束されている。巷では大量殺人者だの、死の商人などと言われているが、そんなのは戯言だ。C国の国王とは話はついてる。俺の周りにいる警備兵はすべて国王による買収が済んでおり、俺が脱走しても「異常なし」っと報告する。

「レイン様」

「ん?どうした?」

「管理局の執務官が面会したいと」

「名前は?」

「フェイト・テスタロッサと、名乗っています」

「了解。じゃあ10分後に面会すると伝えて」

「承知しました」

 

 

 10分後

 俺は警備兵に連れられて、面会室に到着した。そこにいたのはフェイト・テスタロッサ。

「初めましてになるのかな?」

「そうだな。君のお母さんとは何度か話をしたことはあるね。あと、アリサ・バニングスとはお会いしたことはあるね」

「ぬけぬけと、よく言う!!」

「うるさいぞ?そんな大声出さなくても聞こえる」

「この!!」

 そんなやり取りの最中、フェイトの端末がなった。

「どうぞ。お取りください」

「言われなくても!」

 面会室より出ていくフェイト。この世界では現在復興作業中であり、先の戦争で各所にあった通信施設等が破壊され、通信が制限させている。

「はいフェイトです」

「管理局執務官、フェイト・テスタッロッサ様でしょうか?」

「そうですが」

「管理局、プレシア・テスタロッサ様より通信が入っております。通信時間は4分となります」

「わかりました」

 そう言ってオペレーターは通信を切った

「フェイト?」

「母さん」

「フェイト!無事?怪我はない?」

「大丈夫だよ。怪我もない」

「そう、よかったわ。処でレインはどうなったの?」

「大丈夫だよ。今拘束されて、3日後には死刑執行だから」

 フェイトは報告した。しかし

「え!!そんな!!」

 プレシアから帰ってきた返答は、喜びでも、怒りでもない。落胆の声だった。

「どうしたの?母さん?」

「フェイト・・・よく聞いてね。なのはちゃんが・・・今」

「なのはがどうしたの!!」

「フェイト、おち「教えて母さん!!」」

「フェイト!落ち着きなさい!!」

「ごめん、母さん。」

「フェイト、なのはちゃんは今、高熱で魘されているわ。原因は不明。もう4日も熱が下がらない。もしかしたらレインの仕業と思ってたんだけど」

「!!!」

「フェイト、どんな手を使ってもいいわ!レインから聞き出して!!」

「わかった!!」

 通信を切り、すぐに面会室へ戻った。

「レイン!!」

「おいおい、びっくりするだろ。もう少しエレガントにしろよ」

「うるさい!!なのはに!!なのはに何をしたの!!」

「なのはに?何それ?」

「違う!!高町なのは!!何をしたの?」

「ああ、彼女ね。保険さ♪」

「保険?」

「俺が捕まった時の、管理局との交渉材料さ。まぁ意味がなくなったけどね」

「どういう事?」

「今俺の死刑はこの世界の人間すべてが望んでいる事だ。そこにたった1人の子供のために管理局が動いてみろ。どうなると思う?」

「暴動」

「そういう事。まぁ高町は諦めてくれ」

「面会終了だ」

「じゃあな」

「待って!!」

「執務官、終了です」

 

 その夜

「なのはが?」

「うん。もう4日も熱が下がらないみたいなの。母さんに通信入れたんだけど、通信制限で、4日後まで通信できないし、帰ろうにも、これも3日後。どちらにせよ、死刑執行後になるの。」

「でもフェイト。これはどうしようもない。ここで死刑執行を延期でもしたら僕らが民衆から私刑される。」

「クロノ・・解かってる。でも・・・」

「明日、もう一度レインに会って、治療法を聞き出せ。どんな手を使っても」

「でも明日は仕事が・・・」

「それなら僕が遣っておく」

「解かった。」

 

 

 次の日

 

「レイン、治療法を教えなさい!!」

「別にいいよ」

「え?」

「いいよ、教えても。でも2人で話したいな~」

 そういいながら警備兵に目を向ける。

「規則違反です」

「だって、残念だね」

 そこでフェイトは

「少しの間だけなので、これでお願いします」

「しかし・・・」

「お願いします」

「・・・」

 警備兵は、面談室を出て行く。

「それで治療法は?」

「条件がある。俺をここから出してくれ。それ以上は望まない」

「そんなことできるわけないじゃない!!」

「ならこの話はなしだ」

「ちょっと待って!」

「何?」

「他には?」

「他に?あると思うか?」

「・・・」

「じゃあ、俺はこれで」

「・・・どうすればいいの?」

「お、いいのか?管理局の執務官様が、死刑囚の脱走に手を貸して?」

「全て終わった後に、貴方を捕まえて、差し出せばいい」

「OK。じゃあ、今夜3時に、施設の周りで待機してな。赤いランプで知らせる。赤色が点滅している部屋の壁を打ち抜いた後、俺を抱えて逃げろ」

「わかった」

「それとクロノ執務官には内緒にしておけよ?お前と家族の立場が悪くなるからな」

「どうすればいい?」

「これをつけておけばいい」

 俺はフェイトに仮面を渡す

「解かった」

「時間だ」

 

 フェイト

 本当にこれでよかったんだろうか?私はこの世界の人たちの思いを踏みにじっている。でも彼が死ねばなのはが・・・本当に私は・・・どうすれば

 

 自室のベッドで葛藤するフェイト。そこに通信が入る

「フェイト?ボクだ」

「クロノ、どうしたの?どうして通信が?」

「ああ、通信はここの通信士と少しあってね。特別に通信できるようにしてもらった。レインは、吐いたかい?」

「ごめん、無理だった。」

「そうか・・・フェイト?」

「何?」

「君は何か、とんでもない事を考えていないかい?」

「!?そんな事はないよ?」

「はぁ。」

「どうしたの?」

「脱走でも考えてるのかい?ボクを見くびるなよ?」

「!!」

「どういう事を考えているか、大体の予想は出来る。なのはの事は確かに大切だ。でもこの世界の人たちの思いを踏みにじってもいいのかい?」

「そんなの、解かってる!!!でも!!」

「フェイト、言いたいことは解かってる。なぜ相談してくれなかった?」

「え?」

「ボクもなのはの友人だ。協力する事も出来る。彼が脱走して、その後のことは考えていないだろ?」

「う、うん」

「なら、僕がこの国の保安隊に話をつける。そして保安隊で完全包囲している場所に彼を解放して、治療法を聞きだす。その直後に再度拘束する。どうだい?」

「そう簡単にいくの?」

「わからないが、デバイスは持たさないように、連絡しておくさ。」

「解かった。因みに彼から何を言われた?」

「今夜3時に、施設で赤いランプが点滅している所の部屋の壁を壊して、彼を逃がせと」

「なら場所は直前に知らせる。彼には、昼間のうちに逃走しやすいところを見つけておいた。私のいう事を聞かないなら、落とす!って言えばいい」

「解かった。」

「じゃあ現地で。僕はそれまで、根回しをしておくよ」

「ありがとう、クロノ」

「礼には及ばない」

 そして通信を切り、ベットに横になった。フェイトは思った。

「これで、なのはを救える」

 

 

 

 

 02:30

 フェイトは施設の周りで待機していた。そこへ

「フェイトかい?ボクだ。保管隊との話は付いた。この地点に来てくれ。それと施設の警備兵には、この事を予め伝えているから。」

「解かった。ありがとうクロノ」

「まだ礼をするのは早いよ。」

「そうだね」

「時間だ。また後で」

「うん」

 

 0300

 施設の正面の部屋で、赤いランプが点滅しているの確認した。フェイトは仮面をつけて、施設を襲撃した。

「予定通りだな」

「早くして!!」

 レインを抱えて、クロノのしていした場所に向かう

「何処へ?」

「安全な場所」

「信用できないな」

「なら今手をはなそうか?死ぬと思うけど」

「解かった」

 

 

 しばらくして、指定場所に着いた。

「ここなら大丈夫。で?治療法は?」

「何のことだ?」

「脱出に手を貸したら、治療法を教えるって!!」

「そもそも、全部嘘なんだよ」

 その時、フェイトは体から力が抜けるのを感じた。しかし前に居る男は何もしていない。最後の力を出して、仰向けになった。其処には

「計画通りですか?」

「勿論。これでDrも満足するだろ。さぁ長居は無用だ。アジトに帰ろう」

「そうですね」

 薄れ行く意識の中で、フェイトが見たのは、レインと名も知らぬ女だった。

 

 




 はい、読者のみなさんは、予想できていましたか?
そもそも、通信士と仲良くなったから、通信がいつでも出来るなんて事
ありえません。そんなのに気付かない、フェイトさんは、今後どうなるんでしょうか?
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