嫌いな方は、バック!!
「勿論。これでDrも満足するだろ。さぁ長居は無用だ。アジトに帰ろう」
「そうですね」
後頭部を殴打された事で、意識が朦朧としている中、フェイトが見たのはレインと名も知らぬ女だった。
「俺のデバイス、もって来てくれた?」
「ここにあります」
彼女がレインにデバイスを渡そうとした瞬間、デバイスが弾き飛ばされた。
「!!?」
そこへ
「レイン!!」
クロノ率いる警備隊が周りを包囲していた。
「クロノ!!?」
「レイン!!周りは包囲している!!諦めて投降しろ!!」
「断る!」
「そうと思ったよ!」
「なんだと?」
その瞬間
「束縛トラップ?」
「そうだ!事前にしかけておいたのさ!全員で確保!!」
「ざけんな!!」
「無駄さ。デバイスのない君は特にね。そちらの女性に関しては、後でいろいろ聞かせてもらう」
「くっ!!」
クロノの作戦にて、レインは捕縛された。
意識が朦朧としていたフェイトだったが、
「フェイト?大丈夫かい?」
「うん。大丈夫」
「すまない、デバイスを受け取る瞬間を狙っていたから、君が殴られるのを黙ってみている事しか出来なかった。」
「気にしないで」
「本当にすまない。少し休むといい」
「ありがとう、クロノ」
「お礼はいいよ」
「うん」
そういい、フェイトは少しの間眠った。
意識を取り戻したフェイトの周りには、プレシア、アリシア、なのは、はやて等の仲間がいた。
「レインは?」
「大丈夫。即決裁判で、彼は死刑となったよ。執行は2週間後だ」
「そっか・・・クロノ、ありがとう」
「いいさ。でも、こんな無茶はこれっきりにしてくれよ?」
「うん」
フェイトは再び眠りに付いた。
「そろそろ起きろ~。眠り姫」
「う~ん?ここは?」
「やっと起きたか。結構寝てたぞ?」
「レイン?」
「そうだよ~。なんだ?寝ぼけてるのか?」
フェイトは、今までのは夢だと瞬時に理解した。
「どうした?俺を捕まえる夢でも見ていたのか?」
「くっ!!」
「図星か?まぁいい。これからの事を伝える」
「どういう事?」
「黙って聞け!いいか?これからお前にはDrの実験に付き合ってもらう。期間は不明。命の保障もなし。勿論拒否権はない、OK?」
「ふざけるな!!」
レインは一発、フェイトへ腹パンを決める。
「がっは!」
そして髪を掴み
「ふざけてると思うか?ええぇ?これからお前は電流を流され、得体の知れない薬品を投与される。勿論拷問もあるかもしれない。」
「レイン、もう少しやさしく扱ってくれないか?」
「Dr。ああ、すまない。」
そこへ現れたのは
「私はスカリエッティ。君は「F」の遺産という事で少々、私の実験に付き合ってもらうよ。」
「そういうわけだ。まぁ精々死なないように頑張れ!」
「スカリエッティ!」
「始めましてだね。私はスカリエッティ。君は「F」の遺産という事で少々、私の実験に付き合ってもらう。な~に死なないようにする予定さ♪」
「こんな事をして、許されると思ってるの!?」
「勿論さ♪それより自分の事を心配したまえ」
フェイトは運ばれる。そう、地獄と言ってもいい拷問室へ
それから数ヶ月。フェイトは様々な実験を受け、心身共にボロボロになっていた。しかし彼女は堕ちてはいなかった。何をしても彼女は悲鳴は上げるが、許しを請うことはなかった。彼女は諦めていなかった、仲間が助けに来てくれるという希望を胸に抱いて。
約1年後
拷問と言う実験に耐えていたフェイトだったが、そろそろ限界だった。髪はボサボサになり、所々白髪がある。皮膚はボロボロになり、一部色が変色している。喉が潰れて以前のキレイな声は、獣の唸り声のような声になっていた。しかし瞳は以前と変わらずでいた。
「ようフェイト。お久しぶり。随分ボロボロになっているじゃないか?」
そこへ悪魔が遣って来た。フェイトの希望をぶち壊しに。
「レ・・イン」
「そうだよ?今日はお前に良いニュースと悪いニュースを持ってきた。どっちから聞きたい?」
「どっちでも」
「解かった。まず良いニュースから。今日で実験は終わり。よかったな♪」
フェイトの表情が変わったことを、目の前の悪魔は見逃さなかった。
「悪いニュースは、言うの忘れてたんだが、お前も俺たちの仲間入りだな」
「ど・・いう意味?」
「あ~すまんと思っているよ?お前を利用して脱獄しただろ?しかも死刑囚で広域指名手配されている人間を助けた。これによりC国の国王が管理局を猛批判。これに賛同したほかの世界からも支援額を減額もしくはカット。そこにC国からの多額の賠償金・・・これに対して管理局は大量の局員をリストラを実施した。そしてフェイト・テスタロッサを広域指名手配とした。お前捕まったら100%死刑♪」
「・・あ・・・あ・・・あ・」
「おまけに、お前の姿を借りて2.3世界を滅ぼしてみた♪」
「あああ・・・あああ・・・ああ・・・」
「そういう事で、俺とお前は仲間だ。それともう1つ悪いニュースだ。今日からお前は俺のおもちゃだ♪」
「ああああああああああああ」
それを聞いたフェイトは気を失った。
その後フェイトの悲鳴が施設に響いた。Drですら聞いた事のない悲鳴。ナンバーズでさえ耳を塞ぐほどの。
半年後
「まだ信じられないよ。フェイトがあんな事をするなんて」
「うちのフェイトはあんなことはしない!!催眠か、薬の影響よ!!」
「母さん落ち着いて!」
フェイトの真実を信じる仲間たちが集まり話し合っていた。
「みんな落ち着いてくれ。動きたいが、今自分達が動けない事はわかっているだろ?」
「そうね。今こうして管理局に居られる事事態が不思議や。」
「そういえばクロノ、あのメールの内容のことは話し合わないの?」
「そうだな。クロノよろしく」
啓太、灯がクロノへ尋ねる。
「???何のことだ?」
「え?今日管理局へ来るようにとメールがあったよ?地球に居るバニングスと月村にも来るようにって。もうすぐ来ると思うけど」
「僕はしていないぞ?」
「私たちはアリシアちゃんから、今日集まって話し合うよってメール来たよ?」
「せや、ヴォルケンリッター、リインフォース、リインフォースツバイも連れてきてって」
なのは、はやてはアリシアに尋ねるが
「私はしてないよ?」
みな騒ぎ始める。
「何か嫌な予感しかしないな」
部屋の端末に通信が入った。プレシアの名前が表示されていた。ありえない
「私じゃないわよ?」
「解かってます。もしかしたらレインの可能性もある」
「私が取るよ。」
アリシアがボタンを押した。
「よう。お久しぶりか?」
其処にはレインが映っていた。
「レイン!!」
「おいおい、行き成りだな。今日は色々と話があってきた。」
「フェイトは無事なの!!?」
「アリシア!少し落ち着け。解かった。用件は?」
「用件はアリシア・テスタロッサをこちらに渡して欲しい。」
「ふざけないで!!」
プレシアは叫んだ。
「プレシアさん落ち着いて。レイン何が目的だ?」
「目的?何目的って?俺はただアリシアが好きなだけだ。目が好きだ。鼻の形が好きだ。顔の輪郭が好きだ。声が好きだ。金髪が好きだ。簡単に言うとアリシア・テスタロッサと言う女の全てが好きだ。」
「ふざけないで!!私はあんたなんか大嫌いだ!!」
「別にいいよ。時間をかければ、好きになると思うよ♪処でお母さん」
「殺す!!」
「まだ早かったですか?まぁ孫の顔でも見たら、でれでれの顔になると思いますがね」
「孫?」
「そうそう。俺とフェイトの間には子供が出来ました。5人ほど」
「嘘よ!!」
「本当ですって。これ観てくださいよ。」
モニターに移される。其処には
「何よこれ!!」
「あ、それは唯の母体ですよ。右から5ヶ月、4ヶ月、って感じです。俺とフェイトの正真正銘の子供です。」
「フェイトは何処に?」
アリシアは恐る恐るたずねた。
「今お風呂に入ってる。もう少し待てってろ」
「そこの女性たちは?」
「あ~代理母ですよ。出産痛いでしょ?フェイト可哀想だったんで」
そこへバニングス、月村が到着した。
「なによそれ」
「お?久しぶり~。元気だった?」
「レイン!!」
「アリサちゃん、落ち着いて」
「ようやく全員揃ったな?でわ、再度紹介しよう。俺とフェイトの子供達。」
「・・・は?」
「結婚式は事情により出来ないけど、祝福してくれよ?」
全員、言葉を発しない。発する事が出来ない。なぜなら全員がフェイトは「生きていない」と感づき始めたから。
「レイン。聞きたいことがあるんだけど?いいかな?」
「ん?アリシアなんだ?」
「私がレインの元に行けば、フェイトは解放してくれるの?」
「いいよ?」
「生きた状態で?」
「それは無理だな?」
「どういう事?」
「あ、今「出来上がった」みたいだな」
モニターの横にあるものが映る。水槽に入ったフェイトだった。
「さっきまで生きてたんだけど、死んじゃってさ。何とかしたんだけど、どうにもならなかったんで、アリシアと同じようにしてみた。この状態でいいなら返すよ?」
「フェイト!!!」
アリシアは涙を浮かべるが
「そう泣くなよ。アリシアのときと同じようにすれば、生き返るさ。なぁ?灯さん?」
「確かに・・・でも!!」
「そうだよな?生き返らせても、記憶はそのまま。ここで体験したことは忘れない。それでもいいなら生き返らせたら良い。どうする?」
みんな、アリシアとプレシアを見る。
「レインいい?私は貴方を許さない。アリシアを貴方に渡すなんて論外。フェイトは力ずくで取り返すわ!」
「そうですか。ならアリシアさん。勝負しましょう。」
「勝負?」
「そう。条件は簡単。アリシアの勝利条件は「レインを捕まえる事」、敗北条件は「レインを愛します。と言い俺の元へ来ること」どうだ?」
「そんな条件な「追加で俺は今から一度だけ悪い事をする。それが済んだら。2年間は何もしない。どうだ?」」
「それにどんな意味があるの?」
「解からないか?お前ら全員弱い。大切なものですら守れない弱者の集団だ。少しでも強くなるように時間をやるという事だ。」
「クロノ、どうしよう?」
「おいおい、俺とお前の大切な約束事に、他人の意見を入れるなよ?時間があればいいんじゃないのか?」
「どうして?」
「フェイトの預かっていた子供2匹だが、アリシアが引き取ったんだろ?今すぐ俺が2匹をアリシアの目の前で拷問したら、俺の勝利だろ?」
「!!!」
「お解かりか?」
「解かった。約束は守ってね!」
「愛する女の頼みだ、必ず守る。処で後ろの弱者が強くなるために、ある事件を起こしてやる。これは約束で「一度だけ悪い事」だ。」
「どういうことや!!」
「八神、グレアムおじさんは元気か?」
「今ミッドに帰ってきてる。何でも管理局に呼び出されたとか・・・まさか!!」
「今日ここに集まるように仕組んだのは俺だ。」
「何故だ!!?」
「わからない?本当にわからない?ねぇ?高町なのは~わからない?」
「まさか!!!」
「そうそのまさか!!今から君達の故郷を消滅させる」
「「「やめて(ろ)(んか)」」」
「え?無理」
そういい手元のボタンを押した。
「弱者を強くするにはどうするか。簡単さ強くなるしかない状況に追い込むこと。2年と言う時間で何とか頑張れよ?じゃあな」
通信が切れた。その後彼女達は、家族達に連絡したが、誰にも連絡が繋がらなかった。その後地球が消滅したとの情報が入った。
はい、フェイト死亡。