「殺してぇ~」
メモを見終わった時の、俺が素直に思った感情だった。さぁ、今日から生きるために頑張りますか。とりあえず本日の寝床を探さないとヤバイ。親なし、カネなし、戸籍なし、寝床なし。おまけに管理局にでも捕まったら、孤児院行きだ。神からのプレゼントでなんとかなるかな?
2日後
何とかなりました!この能力はすばらしい!!俺は今、一軒家にお世話になっている。勿論この家の家族には一時的に退場してもらった。勿論殺していないよ?今頃病院に入院している。4.5日はかえって来れない。今のうちにこれからの事を考えよう。
色々考えた結果、
①このまま転々と旅をしていく。寝床はその都度調達したりする
②ある一定の地区にある空き家に住み着く
③ストリートチルドレンのグループに入る。
④管理局に入る
①管理局に捕まるリスクが高い。それに毎回寝床を変えるのはめんどくさい
②空き家でなくなったら、また空き家を探さないといけない
③この案いただきか?
④論外
③のストリートチルドレンのグループに入って。毎日を「エンジョイ、アンド、エキサイティングに生きていく。では、早速グループを探しに行きますか
確かにグループはあったが、悲惨なものだった。幾つかのグループが1つの地区にあり、縄張りがあった。縄張りを越えたりすると、子供同士の殺し合いまで発展する事もある。弱いものは、強いもののサンドバック代わりになる事も。女の子も同じだ。強いものに体を売らないと、その日を生きていけない。そのグループのリーダーに気に入られば、そこそこの生活が出来る。だからみんな必死だった。勿論女の中にもルールはある。それを犯せば、マフィアに売られたり、二度と人前に出れない体にされたりする。女の世界は、大人でも、子供でも怖い!!
おれはそんな情報をなんとなく、仲良くなった男の子から聞いた。俺がブラブラ歩いていたら声をかけてくれた。中々ハンサムだ。将来が楽しみな顔をしている。あらかた話が終った処で本題を話してきた。
「どうだい?この地区のグループに入らないか?君も親なしだろ?」
「まぁね。後記憶もないな。いつ生まれて、いつ捨てられたかの分からない。でも他の記憶はある。日常生活程度なら問題ない」
「そうなのかい?まぁ、ここでは親の記憶なんてないほうがいいしね。ボクのグループは君を歓迎するよ?」
「ボクの?」
「ああ、この辺一帯を仕切っているグループのリーダーのアインスだ。」
「なぜ俺に声をかけたんだい?」
「君は強いだろ?」
「いや、分からない」
「強いさ。ここでは強さこそ正義だ。弱さは悪。強い奴でグループを強化する。ここじゃあ基本中の基本さ。」
「1つ聞きたい。」
「なんだい?」
「グループの縄張りを広げるためには、手段を選ばない?」
「選ばないね。俺は勝ち組になりたい。手段はどうでもいい。結果が一番だ」
「分かった。ならアインスのグループに入ろう。現時点での俺の目的は、そこそこいい暮らしをする事。どうだ?」
「分かった。でも最初は簡単な事から、やってもらうよ?」
「任せるよ」
「そういえば、君の名前はどうする?」
そうだな。前世の名前は流石にこの姿には合わない。そう考えていると、空から水滴が落ちてきた。雨か・・・よし
「そうだな、アインスと会ったのも運命かな?なら名前を聞かれた時の天候が俺の名前でもいいよな?俺の名前はレインだ。これからもよろしく。」
「レインか。いいんじゃないか?こちらこそ、よろしく。」
俺はアインスのグループへ加入した。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
名前の決め方が、多少強引ですが、多めに見てください。