●●な転生者   作:yudaya89

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 少し短めです


第21話「お前はどんな正義を信じる」

 中島 灯

 前世では看護師だったことから率先してなのはの看病を行った。しかし回復の見込みはなく、ただ時間が無意味に経過していった。自分の能力、大天使の息吹は対象者の負傷、病気を「なおす」ことは出来るが、精神面に関してはなおす事は出来なかった。試したかといわれれば試していないと彼女は答える。なぜか?精神に異常をきたした人間を治したことでどうなるか分からないからだ。もしかしたら元に戻るかもしれない、もしかしたら直っても再びフラッシュバックにより異常をきたすかもしれないからだ。だから彼女は実行できない。これ以上なのはを傷つけたくない、その思いから彼女は実行できないまま、ずるずると看病し続けるしかなかった。偽善といわれても否定できなかった。そんなある日

「今日も何も出来なかった」

 灯はなのはの看病を終え自宅に戻ってシャワーを浴び一服している時についつい独り言を呟いた。

「このままで・・・いいのだろか?」

「いいんじゃね?」

「え?」

 自分の借りている部屋はもちろん自分ひとりのはず。しかし何故か自分の独り言に答えが返ってきた。

「よう。いい乳してるな?」

 彼女は現在バスタオルのみ巻いている姿だった。

「ああなた、って!!きゃあ!」

「今騒がれるのは困る。少し黙ってろ。」

 そう言い彼は灯の口を手でふさいだ。

「少し話そう。な~に殺しはしないさ。お前はな」

「んんん!」

「ここの住民が死んでもいいなら騒ぐがいいさ。」

 彼は彼女の口から手を離した。

「いつからいたの?」

「さすがに悲鳴とかは上げないな。簡単さ。お前が帰ってきたときに一緒に部屋に入った」

「わかったわ。着替えをしてもいいかしら?」

「却下。」

「このままでいろと?」

「住民を皆殺しにされてもいいなら、着替えてこいよ?」

「このままでいいわ」

「物分りがよくて助かる」

 彼と彼女はいすに座り向かい合う。そして

「お前転生者だな?」

「なにそれ?」

「まぁごまかすならもう少し考えろよな?大天使の息吹なんて、安直すぎるだろ?」

「・・・」

「沈黙は肯定なりでOK?」

「そうよ」

「前世の性別は?」

「女」

「仕事は?」

「看護師」

「なるほど。ゴキブリの看護をしているから医療関係者と予測していたが、看護師とはね。」

「どうして私の能力を知っているの?」

「レアスキル登録見たからさ」

「あれは管理局員の限られた人間しか見れないはず!」

「まぁそんな事はそのうち分かるさ。所で何であいつらと一緒にいるんだ?」

「あいつら?」

「原作組み」

「一緒に居たいからよ?」

「それだけ?」

「ほかには彼女たちの思いや志に共感したのよ」

「志?人助けのことか?」

「そうよ。はやてだってその為に6課を作ったのよ。スカリエッティから世界を守るために。」

「じゃあさ。魔力を持ってなかったらどうなの?」

「え?」

「原作の高町、八神が魔力なしならどうする?学校で人助けがどうのこうの言ってる女が居たらそれに賛同、共感するか?しないだろ?魔力が人より高いくスキルもあるからそういえる。だろ?」

「・・・」

「なら原作キャラに魔力がないアリサやすずかと一緒にいないんだ?あいつらだって地球では人助けできるだけの力はあっただろ?」

「それは!」

「わざわざ死と隣あわせの人助けより、アリサたちと孤児とかを支援していた方が普通に考えるといいんじゃないか?」

「・・・」

「まぁ大抵の転生者は原作組みといるはな。でもなよく考えろ?彼女たちが正義なのか?自分に力があるなら、キッチリとした組織に入りそこの正義に尽くすのが普通じゃないか?レジアス中将の信念はダメなのか?」

「ダメじゃないわ。でも!」

「彼は彼なりにミッドをよくしようと頑張っている。魔力なしの人間にしたら合格点じゃあないか?勿論民衆の支持もある。」

「でも遣り方が強引過ぎる。レアスキル持ちへの偏見も!」

「でもそれは彼の正義を否定する理由ではないな?それは彼の考えかたに関しての否定であって、正義を否定しているわけではない。」

「そうだけど。」

「彼の正義より原作組みの正義のほうが格上か?」

「正義に上も下も無い!」

「なら、お前はどちらの正義につく?片方は魔力なしだが人望と実力はある。多少強引だが、説得すれば理解できる。方や魔力はSSクラス、小娘で魔法の世界に入ったのが魔力で人助けがしたいから。お前はどちらにつく?」

「私は!」

「まぁ考えろ。」

 そういいレインは冷蔵庫を開けた。

「ビールは?」

「未成年よ」

「残念」

 レインは椅子に座り再度話し始めた。

「そろそろお遊びは止めて本題に進もう」

「何?」

「お前さぁ?死ね」

「えぇ?」

 その瞬間彼女は腹部に熱い何かを感じた。

「悪いけどさ。お前の能力はこれからの計画上邪魔なんだよ。だから今死んでくれ。」

「どうして」

「冥途の土産に教えておいてやる。俺は原作キャラを殺していく。勿論生きたままの場合もある。その際お前の「大天使の息吹」で元に戻されたら意味が無い。それともう一つ。俺の能力は細菌系の能力だ。細菌の弱点は温度だ。温度が上がれば死んでしまう。シグナム、高島啓太の炎資質は非常に厄介だ。だから八神で遊ぶ前に先に転生者2人を殺そうと思ってな。」

「あ・・ぁ」

「まぁそろそろ死ぬと思う。今までありがとう。さようなら」

 レインは玄関から出て行った。

 

 

 中島 灯

 

 あぁ~血液が体内から消えていくのが分かる。体温が保つ事ができなくなり、体が震える。助けを・・・でばいす・・・あぁせんめんだいにあった。でばいすがあれば、大天使の息吹で・・・治せる・・・あぁ意識が・・・・・・・

 

 

 

 

 レインは中島灯を殺し八神襲撃に関して進めていた。

 

しかし彼は知らなかった。今まで計画が予定通り進み、何の問題もなかったゆえ今回大きなミスを犯していることを。そしてここから原作キャラ達の逆襲が始まる。

 

 

 

 

 

 




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