アリシアside
彼の子供を産む事になった。しかし大きな問題が生じた。それは
「マスタ~~」
「ヴィータ・・・少し離れろ」
「イヤ~だ~」
「「「お父さん~」」」
「よしよし」
彼の周りにはヴィータと以前彼がフェイトととの間に生まれた子供が四六時中付きまとっていている。
よって、まったくと言っていいほど二人きりになれない。彼女達と何度か話したが、皆私を嫌っているため、殆ど話と言う話は出来なかった。そうこうしているうちに、あっという間に3ヵ月が経過した。
「お願い!!もう少し時間をください!!」
「もう少し時間が有れば妊娠出来るのか?」
「そ・・・それは!」
「出来る筈がない。本当に覚悟が有るなら、ヴィータ達の事など気にしないで、求める筈だ。しかしお前にはそんな覚悟も愛もない・・・そんな人間相手に何故俺が譲歩する必要がある?ないだろ?」
「・・・・・おね・・・お願いですから・・・」
彼の言う事に対して、私は何も言い返す事が出来ない。
だから・・・今の私には・・・出来る事は
何も無い・・・
「アリシア?」
「な・・・なんでしょうか?」
「約束通り、お前の目の前でプリシア・テスタロッサ及びクロノ・ハラオウンを殺す」
「・・・」
「どうした?悲願しないのか?」
「今日が約束の3ヵ月?」
「何をいまさら」
「約束では3ヵ月以内に妊娠したらいいんだよね?」
「そうだ」
「じゃあ・・・」
私は彼を押し倒し、その場で服を脱いだ。
「何のつもりだ?」
「約束では3ヵ月以内に妊娠する。この行為で妊娠すれば約束は守った事になるよね?」
「・・・」
「約束は守ってね♪」
レインside
「約束は守ってね♪」
この俺から上げ足をとるとは・・・流石俺の惚れた女だ。
そんな事を思いながら、俺の上で腰を振っているアリシアを見る。アリシアは処女だった。絶対俺の下に来る前に誰かに捧げてくるものと思っていたが・・・まさか俺相手に処女を捧げるとは。
最初は痛がり動きがぎこちなかったが、今ではリズミカルに動いて俺の種を収穫しようとしている。しかし良く考えれば、今日俺が種をアリシアに収穫させなければ、俺の勝利となる。日付が変わるまで後6時間・・・イヤ、流石にそこまで我慢できない。
俺が早濡と言う訳ではない。現に2時間で3発というペースだ。しかし慣れない行為であるためアリシアの負担が大きい。今まで犯した女の時は何とも思わなかったが、やはり愛する人の時は思いやりが出てくるな。
疲れ果てて俺の横で寝ているアリシアを抱き寄せ思う。
今日という日を誰かに報告したい。
この幸せを誰かに報告したい!!
やはり母親だな。アリシアの為に一生を捧げたのだから、彼女が女になった事を一番最初に報告する必要がある。俺は彼女に指定の箇所に来るようにメールする。
『平素お世話になっています。アリシア・テスタロッサについて御報告したい事が有りますので、指定の施設へ起こしください。付添い人は何人でもかまいません。よろしくお願い致します。
レイン』
指定の施設で俺は食事をしながら彼女を待つ。勿論この施設には俺一人で、トラップ等は一切ない。今日のディナーのメイン『鶏肉の赤ワイン煮』は俺の得意な料理の一つだ。念のため母親であるプリシアの分も用意している。
施設のカメラには管理局員の姿が映っているが、中々入ってこない。面倒と時間をかけないように入り口である扉を全てオープンにしたのが、余計に警戒心を高めた可能性がある。指揮官は恐らくクロノだろう。今まで散々苦汁を味わっているのだから警戒するのは当たり前か・・・いや、プリシアならそろそろ痺れを切らして入ってくるだろう。
俺の予想は的中した。管理局員の制止を振り切ってプリシアが施設に入ってきた。それに続いて、クロノ、後数人の管理局員が続いて入ってきた。メインを温めなおし、俺の対面の机に料理を並べた。プリシアの分しかないが、まぁ問題ないだろ。
「アリシアは何処?」
開口一番のセリフがそれだった。
「ここには居ない。そんな事あんたなら分かっていたはずだ」
「それもそうね。で?今日呼び出した用は何?」
「まぁそう焦るな。どうだ?料理でも食べながら。勿論何も仕込んじゃいないさ。今日はそんな無粋な真似はなしだ」
「いいわね。でも遠慮しておくわ」
「そうかい。自信作なんだが・・・」
「今日呼び出した要件は2つだ。一つはアリシアは俺の下に居る。勿論これはアリシア自身の考えだ。俺は強制した覚えはない」
「よくそんなセリフが言えたものね!!」
「まぁ半分脅迫していた事は認める。あんたにも悪いという気持ちはある。自分の半生を掛けてまで蘇らせる研究をしていたのだから・・・」
「そうね。そう思うならアリシアを返してくれない?」
「それは無理な注文だな。さてもう一つの要件は・・・
俺達を追うのはやめてほしい」