新しい作品を書きたくなりました。マダラがカンピオーネの世界に行く話です。独立した別の作品として書くか、もう一つの作品異世界漂流記の話の一つとして書くべきか迷ってますが……。最もカンピオーネをもう少し読んで内容を理解してからですが。
追記ですがゼノヴィアをどちらかにするか決まりました。散々悩みましたが結果は次回に持ち越します。
会からエクスカリバーが盗み出されと大事件の状況が動いたのはグレモリーに教会から派遣された戦士が説明をした後しばらくのことだった。
現地に派遣している部隊によるとグレモリーの眷属が教会側と手を組みコカビエルの部下と交戦したのだ。
教会側は悪魔側にいっさいこのことに関わらないというお願い(最もお願いするための態度とは思えない言いようだったが)したが色々あって一部の者が協力することになった。
最初に接触したときは失敗したらしく、そのまま教会から派遣されてきた戦士3人があとを追ったらしいが返り討ちにあったらしく一人が重傷を負ったらしい。そして、コカビエルがリアス・グレモリーに宣戦布告をしたと連絡が入った。
マダラは戦闘が派手になる可能性があると考えすぐに現地にいる部隊に結界による隔離を行うように命じた。
案の定グレモリーとコカビエルが派手にやりあったと報告が上がってきたうえ決着は意外にもアザゼルが派遣した白龍皇がコカビエルを撃破して回収していったのを映像で見ていた。
(大事になる前に治めたようだな。アザゼルがコカビエルの独断行動だとすぐに伝達してきた以上追及はできないな)
「聖書に記された神の死を知ってあの青髪の信者は恐らく異端扱いをされて追放されるだろう……。天然の聖剣使いをこちらに引き入れるチャンスだな。グレモリーに勧誘される前にこちらに引き込まねば」
マダラはお面を被り現地に時空間忍術で跳んだ。
聖剣デュランダルの使い手のゼノヴィアは公園のベンチに腰をかけ落ち込んでいた。なぜなら今まで信じてきたものがすでに存在していなかったのだ。信仰深い信者程その精神的ショックは常人には計り知れない。
「……私はこれから何を信じて生きていけばいいんだ……」
これからどうすればいいのか悩んでいたとき
「なら、俺がお前に生きる意味を与えてやる。お前の居場所を作ってやろう」
「!?」
ゼノヴィアは驚いて顔を上げる。目の前に独特のデザインの着物をきた面をした男が立っていた。
「……何者だ?」
ゼノヴィアは覇気のない声で尋ねた。
「機関暁の者だと言っておく。本当の名を教えるのはお前が俺の提案に乗ってからだ」
「提案だと?」
「そうだ。暁に入らないか?」
「暁に!?」
男の提案にゼノヴィアを驚いた。暁と云えば謎が多い組織。いきなり、入れと言われてもすぐに頷けない。
「お前の戦闘能力はすばらしい。我が組織に入れば優遇されるぞ。それにどの道お前は聖書の神の死を知った以上は異端扱いを受けて追放されるだろう」
「……確かにそうなるかもしれないな」
自分が所属していた教会がどんな場所かよくわかっているゼノヴィアは否定しなかった。
「新しい人生を始めるチャンスではないのか?お前が俺を裏切らない限り俺はお前を見捨てない。お前はこちらも来るべきだ。お前が俺たちには必要だ」
マダラの言葉を聞いたゼノヴィアは俯いて少し考える様子をしたあと、
「……もうやぶれかぶれだ。暁に入ろ……」
ゼノヴィアが入ると宣言したとき、
「ちょっと待ちなさい!」
そのとき公園の入り口にある人物が現れた。
「リアス・グレモリーか……」
面で見えないが顔が歪む。マダラからしたら余計な人物が来たのだ。不機嫌になるのも当然だろう。
「その子は私が狙っていたのよ。あなた達には渡さないわ」
「先に勧誘していたのはこちらだ。邪魔をするな」
邪魔と言われたてもそれで引き下がるリアスではない。
「私の所に来れば眷属して優遇するし、他にも色んな特典がついてくるわよ」
リアスは保険屋のお姉さんみたいにゼノヴィアを勧誘し始めた。
ゼノヴィアはそれを聞いて難しい顔をしていた。
「埒が明かないな。それならゼノヴィアに考える時間をくれてやった方がいいだろう。自分の人生を決める大事なことだしな」
この提案にリアス・グレモリーも頷きとりあえず今夜は両者とも引き上げた。
勧誘から戻ってきたらティファがやってきてどこに行っていたのか質問してきたのでゼノヴィアを勧誘してきたと伝えた。
「彼女をですか?確かに天然の聖剣使いですから入れば大きな戦力になるかもしれませんが可能性は低いのでは?」
「確かにこっちにくる可能性は高くないだろうがそれはそれで問題ない」
マダラは別にこちらに来なくても問題ないとあっさりと言い切った。
「それに例えグレモリー眷属になってもこちらとしては問題ない。デュランダルの使い手を監視しやすいからな」
このまま雲隠れされてしまうよりも居場所がわかっている方が都合がいい。
「今回の件でアザゼルは会談のときに停戦を申し込むはずだ。それによって世の中は安定を手に入れるように見えるがすぐに崩れるだろう。聖書の神が死んでもそれまでに信者を奪われた他神話の勢力が恨みを忘れることはない。禍の団も動きだすだろうし、すぐに争いが起こるだろうな」
聖書の神の勢力が正直恨みを買いすぎていることを知ったときは呆れたものだ。昔帝釈天にもそのことについて聞いてみたことがあるが天使、堕天使、悪魔の三勢力は他神話の神々からすさまじく嫌われていると言っていた。
「表向きは平和を解くつもりだろうが他勢力からの攻撃を防ぎ、生き残るためだろう」
特に天使は神を失っているうえにそのことがばれたら神のシステムが狂う。信者も維持できなくなる。力を持って脅しておかないと今までの恨みから暴露する奴が現れても不思議じゃないし、戦いを吹っ掛けてくる勢力も現れるかもしれない。
「同盟等も所詮は建前に過ぎないということですね」
「そういうことだ。そもそも殺し合ってきた連中が腑の中も見せずに和睦等できない。そして、例え三勢力同士はうまく云っても他神話の同盟締結など紙切れ同然だ。不満分子によっていずれ脆く崩れる」
他神話からすれば今更自分達から同盟を持ちかけてくるなんて図々しいとしか思ってないだろう。
それに例え受け入れても腑の中では打算が働いていて結ぶやからもいる。三勢力の同盟ですら歓迎する神々は少ないだろう。かつて柱間と腑の中を見せ合って同盟をしたからわかる。腑の中を見せ合えなければ他人とわかりあえることなどないと。
「つまり、同盟は根本的な解決にはならないということですか?」
「そうだ。感情から生まれる物を理解し、先を見て考え、行動しなければ本当の平和は生まれん。所詮奴らが目指す平和は建前が見えてしまう打算的なものであることは否定できない」
もし、真剣に他勢力との平和を考えて要るならもっと早くに打診することを伝えるはずだ。しかし、それをしないのはわかっているからだ。今まで自分達がしてきたことへの仕返しを恐れていると考えることもできる。他の神話勢力、特に地域の民間伝説レベルまで落ちた神々の三勢力への恨みは深いから迂闊に打診できないところもあるだろう。改めて平和を考える上で理想と現実の差が大きいことを思い知らされてしまう。
「三勢力から本格的な同盟を結ぶ呼びかけはこちらにも来るはずだ。日本の神々とそのことについて相談しておかねばな」
マダラはこの話を一端区切る。
「……その動きに呼応してか京都の妖怪達が最近悪魔側に接触しているようだな。個別の話し合いで八坂姫から何も聞き出せなかった以上監視する必要があるな」
「すぐに手配します」
ティファはお辞儀をして、退室した。
「いよいよ時代が動く。我らも本格的に動くときが来たようだな。曹操もハーデスとの例の交渉を成功させたと言っていたからな。だがハーデスは油断ならないから情報収集を怠らないようにしなければいけないな……。それに忍界もそろそろ落ち着いてくるだろう。もしもの時の為に残りの尾獣を集めておかなければいけないな。会談について、何を話すか考えておかないとな……」
マダラはハーデスが許可を与えたことに若干疑問に抱きつつも日本の神々と話すことの内容を考え始めた。
暁のメンバーは英雄の子孫等ですが他作品のキャラを出して部下にする案があるのですが出しても問題ないかな……。オリキャラ考えるの苦手なので……