ハイスクールD×D~写輪眼の英雄~   作:幻龍

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マダラの神器は黄昏の聖槍よりも天沼矛(別名:天逆鉾)がいいという意見があり、理由も納得したので変更しました。意見くださった方ありがとうございます。

投稿です。戦闘シーンを書くのは苦手で恐らく駄文なのですみません。


第一話 神器

マダラがこの世界で新たに生まれて来たとき最初に感じたのは平穏と懐かしさだった。

例え異世界だろうとも故郷が懐かしいと思う感覚。最もこの気持ちは前世の記憶がそうさせているのだと思っている。

だが平穏はいつでも唐突に破られる。自分がいた世界よりも平和な世界で暮らすことになれたことで感が鈍ったのかもしれない。そう思わざるえない状況になった。

 

「く…」

 

「逃がすか!!」

 

うちはマダラは現在進行形で敵に襲われていた。この平和な世界に転生してきたから少なくともこちらから動かなければ敵に襲われることはないだろうと思っていたのが仇になった。

 

 

「なぜ、俺を襲う?」

 

「貴様に宿る神器はわれらに害するものだ。なので始末させてもらうぞ」

 

口が軽いのか追跡者(背中に黒い羽が生えているので人間ではないと思ったが)はあっさりと話してくれた。

 

「(神器だと?そんなもの俺は持ってないが……もしかして)何のことだ?」

 

と言ったが「なら、いい。そのまま果てよ」と返された。

 

鬼ごっこしているうちに人気のない場所に誘い込まれたしまったのか気が付いたときには周囲に人影はなかった。

 

「……誘いだされたか」

 

「年の割には冷静だな。普通なら泣き叫ぶところだ」

 

こいつ三流の雑魚だ。言っていることが。

そして自分が勝つと確信して油断しきってる。まさに典型的な愚か者だとマダラは判断した。

 

「さて、死んでもらおうか」

 

「断る」

 

お前みたいな野郎に殺されるのはごめんだ。

 

「それは無理だ。力の差は歴然だ。たかが人間が堕天使に勝てるわけがない」

 

「本物の堕天使か…(つまり、裏関係か…。異世界でも戦いか)」

 

おとぎ話の堕天使が存在している事実にマダラは驚かなかった。非常識な体験を自らしたのでいつの間にか耐性ができていたこともあるが長年の経験で現実を理解すると同時に目の前の敵をどう倒すか考えていた。

 

「来い。カラス」

 

「か、カラスだと!?き、貴様、下種な人間の分際で至高な堕天使に対してカラスだと!?ゆ、許せん!!骨も残さん!!消えろぉぉぉー!!」

 

挑発に乗った堕天使は怒り光みたいなものを槍の形にしてマダラに向かって投擲した。

そして、着弾して大爆発する。

 

「はぁ、はぁ…。人間があの規模の攻撃に耐えられるわけがない確実に消しとんだな」

 

堕天使は煙があがる場所を見て満足そうな顔をしていた。

 

「そろそろ帰還して報告をしなければいけないな。帰るとす……「どこに行く気だ。話は終わってないぞ」なっ!?ぎゃあああぁぁぁ~~~~~!!!!」

 

ありえない声を聴いた瞬間、気が付いたときには羽が切られて急所を何かで貫かれていた。

 

「お前が消したかった物を見せてやった。せいぜい感謝しろ」

 

堕天使は振り返ったら消し飛ばしたはずのマダラが槍で己の急所を刺していたので驚愕した。

 

「き、貴様吹き飛んでなかったのか!?」

 

「あんな威力だけの攻撃が当たるとでも」

 

ばかかお前?っという呆れた目で堕天使を見る。それが癇にさわったのか堕天使は顔が歪む。

 

「たかが、槍程度で殺せると思うな!!こんなものすぐに……!?」

 

槍から逃れようとマダラが持つ槍を見た瞬間驚愕する。

 

「こ、この槍は何だ!?ありふれた神器の威力ではないぞ!?」

 

堕天使は槍の威力に驚き、顔が青くなっていく。

 

「そうか、これは神器というのか。貴重な情報源だからな貴様は。…知っていることを全部はいてもらおうか」

 

心に恐怖があるから今なら隙があるので写輪眼で幻術をかけて情報を聞き出すことにした。

堕天使はあっけなくかかり、自分の組織のこと。神器のこと。今回の目的のこと等知っている情報を全部吐かせた。

 

「なるほど。情報に感謝する。もう用もない。消えろ」

 

「命だけは…」

 

正気に目覚めた堕天使が命乞いをしてきたが槍に力をこめて消し飛ばした。

 

「どうやら、平穏に過ごせると思ったがそうもいかなくなったな」

 

聞いた情報を吟味しつつ今後のことを考えていたとき

 

「へい!お前さんなかなかやるじゃあねェか。まだ、ガキのくせにまさか下級とはいえ堕天使をやっちまうなんてなぁ」

 

なんか変にノリのいいしぶい声が聞こえたので声のした方角を見てみるとサングラスをかけて首に数珠、アロハシャツを着たおっさんと口にキセルを咥えていた小さい猿がいた。

 

「…何のようだ(こいつら強い…)?」

 

睨み、警戒しながら尋ねる。

 

「俺か?俺は帝釈天っていう神だ。こっちは部下の闘戦勝仏(初代孫悟空)だ。たかが九歳のガキにしては殺気がすげぇなお前」

 

「小僧、そんなに警戒することないぞ。わしらはおぬしを害するつもりはない。殺気を抑えてくれぬか」

 

「……わかった」

 

そう言われたので殺気を消して、構えていた槍を下ろす。正直助かった。あの二名はとんでもない力の持ち主だ。今はまったく勝てる気がしない。

 

「まさか、神器は神器でも新たなロンギヌスを発見しちまうとは運がいいぜ。しかも上位ロンギヌスクラスあるじゃあねぇかそれ。面白いものを見つけたぜぇ」

「しかし、さっきの戦闘で日本の神々にばれたと可能性があると考えまするがどう言い訳するつもりですか?」

「あとで適当に説明してとけば問題ないだろうよ。万が一問い詰められて言わなければいけない状況になったら話すさ。それよりも新しいロンギヌスに名前つけないとな……。その槍なんか俺たちや日本の神話体系に近い感じがするんだよな~」

 

帝釈天が俺に聞いてくる。

 

「なら天沼矛(別名:天逆鉾)にする。確かにこの国の神話にそんな槍があったしな。それで神々にとって危険な神器を持つ俺をどうするつもりだ?」

 

「よし名前はそれで決まりだな。……心配しなくても何もしねぇよ。ところでお前さんその槍を使いこなしたいのだろう?そうだろう?……お前さんは典型的な強さを求める者だからな。なので俺たちのとこで修行してみないか?」

「修行?」

 

いきなり、修行を提案してきた。

 

「はあ…。というわけじゃ。おぬし信じられんが見たところ仙術の才能がある。習ってみないか?わしの所でみっちり仕込んでやるし、手合せも望めばしてやる。どうじゃ?」

 

「……」

 

どうするべきか悩む。修行をつけてくれるのなら願ったりかなったりだし、この世界に術があるのなら覚えたいと考えていた。それに先ほどのことがまた起こるかもしれないので強くなることに越したことはない。しかし、こいつらについて他の勢力を敵に回すのは避けたい。

 

「わかった。ただし修行だけにしてくれないか?あんたらに深く関わる気はない」

 

これで向こうが難色をしめしたら断るつもりだった。拘自由がないのはつらい。

 

「まあ、いいだろう。俺様も暇じゃないし、深く関わる気はねぇからな。じゃあ、あとは任したぜ」

 

「わかりもうした」

 

そう言って帝釈天は闘戦勝仏にマダラのことを頼みどっかいってしまった。

 

「小僧お前も家に帰れ。両親が心配するぞ」

 

「わかった…。それと名前はキョウ。うちはキョウだ」

 

とりあえず師事するのだから名前を言っておく。最も偽名だが。

 

「そうか。では、またな」

 

闘戦勝仏も消えた。

 

「俺も帰るか」

 

誰もいなくなったことを確認してマダラも家に帰った。

 

 

 

「あの小僧すさまじい潜在能力を秘めてやがった。これから面白い時代になってきやがる」

 

帝釈天はそのあと、先ほどの戦闘を知った日本の神々に何があったのか問われたので何もないと答えようとしたがロンギヌスの力を感じたと言われたので持ち前のノリではぐらかしごまかした。

 

「これから始まるかもしれない動乱は確実に加速する。あいつがその一つになるのは確実だな」

 

帝釈天はこれから始まるかもしれない動乱に思いをはせながら帰路についた。

 

 




天沼矛(別名:天逆鉾)のバランスブレイカーしたときの名称と能力を考えていますがこれといったものがないな……。まず、正規にするか亜種にするかも決めないといけないので盛大に悩んでます。

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