この話に登場する新キャラは容姿は王元姫は無双シリーズ、景綱は戦極姫3です。一応設定は原作の英雄派の人物と同じく、魂を受け継ぐ存在という設定です。
「なるほど……。表向きの方は順調に利益を出しているな……」
日本に戻ってきて三年が経った。北欧を出たあと西欧、東欧、アフリカ、中東、東南アジア、東アジア中華等を巡り各地の神話勢力やの事情も探り、修行、情報やめずらしいものを収集して帰国した。
そして、会社で出た利益を基に機関暁を組織した。目的は異世界・平行世界の珍しいもの(物・武器、技術、戦闘術等も含まれる)を収集して研究し、新たな技術を生み出して会社や組織ために役立つ物を作成する。
また、なぜ並行世界や異世界等があるのか世界の成り立ちを解明することである(これはマダラ本人が異世界に来たことで興味を持ったのが原因。しかし、この目的は一部の者しか明かされていない)。神器所有者を集めたり、神器の謎を解き明かすことも目的の一つにしている。
「当然ですよ。安い土地を買ったあと、資源を作ってそこを開発して独占しているんですからね」
それに答えたのは旅の中で出会ったあと、帰国した後俺の作った組織に勧誘したゲオルグだ。
ゲオルグは神器の使い手である。ただし、ありきたりの神器ではなく、上位ロンギヌス絶霧の使い手でマダラが作った組織の最高幹部の一人でもありマダラの個人的な部下でもある。
「表向きのことは順調だから余程のことがない限り計画通りに進める。……次は裏向きについてだがどうだった?」
「西日本はすでにこちらの勢力範囲に入ったよ。裏を統率している組織が事実場壊滅したから日本の神々もわれらに一任するという返事をもらった。日本の神々は他の神話体系の神よりも寛容なので助かります。なので陰陽師等の組織は下位組織にして吸収する予定だよ。東の方もほぼ掌握したから日本の裏事情は事実場牛耳ったよ」
マダラの問いに回答するゲオルグ。当初は遺恨を残さないために殲滅する予定だったが日本の神々が殲滅はよしてほしいと言ってきたので説得工作に切り替え、神々にも説得を依頼したのだ。
「そうか、裏の連中をどうやら説得してくれたようだな。この調子ならいずれ日本全土を完全に掌握できそうだな」
「それは少し先になるのでは?関東は聖書の神の勢力もまだ残ってる」
「西日本のときは向こうから喧嘩を吹っかけてきたらか返り討ちにしただけだからな。西日本の聖書の神勢力もつぶした理由は向こうが攻撃してきたからだったからな。最も教会勢力は妥協したともいえるが……。最も何をするにもわれらを通さないとできないから無意味だがな」
マダラとしては完全に潰しておきたかったと考えていたが完全に潰すには理由が弱かったこと、悪魔や堕天使を弱らせるために利用するべきとの意見もあったので妥協してこちらに有利な停戦協定を結んで終わらせた。最も今も極稀に小競り合いが起きている。
「そのことはこれからの情勢しだいで変化するから情報収集を引き続きしておけ。それより曹操はどうした?あいつが表向きはまとめていることになっているのに姿が三日前より見ないぞ。それにヘラクレスや孫策、信長ならともかく、報告書を未だに上げてないのだが?」
曹操の姿が見えないのでマダラが疑問に思い質問した。
「彼は今研究室で神器について研究成果を聞いているかと……。報告書はそのあと出すそうです」
「わかった。……神器といえば神器の使い手は順調に増えているか?堕天使組織が最近使い手を集め始めたらしいが大丈夫か?……それと、あれは使えるようになったか?」
マダラに神器関連についての成果を聞かれたゲオルグは手元にある報告書や資料に目を通しながら答えた。
「使い手の増加は順調です。こちらの方が本格的に集め始めたのも早い上にかなり好条件を出しているので断るものはほぼいません。最近、回復系神器の使い手を確保できました。それに戦闘系神器の使い手も集まってきてますのであれの成果が出れば神器使い手の戦闘能力は増大するでしょう。ただ……」
「ただ?何かあったのか?」
マダラは自分の質問に少し難しい顔になったゲオルグに対して理由を聞いた。
「禁手(バランスブレイカー)に関してはやはりなるのが難しいらしく、成果が芳しくないようで…」
「やはり、安全にバランスブレイカーに至るのは難しいか……。…ところであれは使えるようになったか?」
「そちらに関しては順調です。すでに神器保有者に使ってもらったところ、すさまじい戦闘力を発揮しました。そのデータをもとに調整と量産型も試作中です」
報告を全て聞き、マダラはゲオルグに対して言った。
「……バランスブレイカーに関しては仕方がない。ちょっと、乱暴だがあの方法を使う」
「あれですか……。下手をすれば貴重な使い手を失うことになると思いますが…」
ゲオルグはあの方法と聞いて少し顔が青くなった。
「俺も付き添いで行くから問題ない。それにあの世界のあれによって幹部クラスの肉体の強さはすでに上級悪魔並みになり、戦闘経験も積みやすくなった。なかには神器に特殊な変化したものもいたしな」
「あれには本当に驚きました。神器関してはまだ謎が多いのであれは謎の解明の一歩になる可能性もあります」
表情を戻し、あのときの現象について考えるゲオルグ。彼も研究者の血を引いているのであのときのことはすごく印象に残っているようだ。
「それについては今も随時調査中だそうだ。何か変化があったら連絡するように命じておいた。他の勢力に関しては引き続きスパイに何かおかしい行動が起こったらすぐにこちらに伝えろと命令しておけ」
「わかりました。…それよりお聞きしたいことがあるのですがよろしいでしょうか?」
マダラの命令を受けたあと、ゲオルグが少し躊躇いながら尋ねた。
「何だ?」
「あなた様が持っている我らの切り札といわれているものは使えるようになったのですか?」
「それについては残念ながら中身がないからな……。何とかする予定としか言えん」
マダラは難しい顔をしながら答えた。
「そうですか……。では予定通り進めます」
「そうしてくれ。あと、バランスブレイカーになりたい神器の使い手は二日後に例の場所に集合しろと通達しておけ」
「わかりました。通達しておきます。では失礼いたします」
ゲオルグはそれを聞いたあと礼をして部屋から出て行った。
「…ゼツいるのだろう。忍世界についての報告しろ」
「了解~」
そう言った瞬間壁から白い変な人物ゼツが姿を現した。
「どうだった?」
「今は第二次忍界大戦中だよ。戦況は特に変化なし。このまま終戦に向かうかもしれないね。それと木の葉に不満を持つうちは一族の人にはあの場所に来るように仕向けておいたよ。それとうちはの戦死者は回収していつもの部屋に置いておいたよ」
ゼツが忍び世界、つまり、マダラの世界の状況について報告した。この世界とは別の世界……。異世界のことについて会社を起ち上げる前から徹底的に調べていたマダラは近年ついに異世界に行く方法を確立させた。
最もそれができるのはマダラとゼツの二人しかできないので他人が行くにはマダラ本人が開発した魔法術式を使うか口寄せ等で呼ぶしか方法がないというのが欠点だ。
「そうか。何か劇的な変化でもあればまた伝えろ」
「わかったよ」
ゼツは返事をしたあと、再び壁の中に消えて行った。
ゼツが去ったあとしばらくして、扉をノックする音がした。
「誰だ?」
「片倉景綱だ。例の件について報告をしにきた」
「元姫よ。私は頼まれていた仕事の報告書を持ってきました」
「入れ」
扉を開けて入ってきたのは二人の女性だった。一人は巫女衣装をきた露草色の長髪をした女性片倉景綱。もう一人はスーツを着て金髪で髪を後ろに束ね、ポニーテールにしていた。いかにも仕事ができる女をアピールしているような雰囲気を出している女性は王元姫。
「あいさつはなしでいい。景綱どうだった?」
「駒王にはすでにこちらの情報員を配置した。奴らの監視は問題ない」
景綱は口頭で報告したあと、持ってきた書類をマダラに渡した。
「リアス・グレモリーとソーナ・シトリーの周囲には特に変化はないか?」
「特にないな。眷属も今の所増えていない」
「そうか。引き続き監視を続けろ。何か変化があったらすぐに連絡するように」
「わかった」
マダラの言葉に景綱が頷く。
「次は元姫だが、報告しろ」
「わかったわ。景綱、会社ではスーツを着なきゃだめじゃない?」
「私は今日の仕事は機関の方だぞ。スーツなんて動きにくいだけだろう。それに誰にも見られてないから問題ない」
元姫に小言をもらった景綱だが巧みに流す。その態度に元姫は頭を押さえたがマダラの前なのですぐに姿勢を正し、報告をする。
「どうだった?」
「オーフィスですがやはり見つけるのは難しいそうです」
「やはり捕捉は難しいか……」
「残念ながら……」
元姫が持ってきた報告書を見ながら報告を聞いたマダラは難しい表情をして言った。
「……仕方がない。この件は地道に探し続けるしかないようだな……。いったん調査チームを戻して休憩を取らせろ。だが、引き続き捜索は続けるから空いている者がいればその任務を与えて置け」
「わかりました」
マダラは元姫にオーフィスの探索について現状維持を命じた。
「では、私はこの命令を通達しておきます。明日は非番になりますので直接連絡しにいくことはありませんので注意してください。では、失礼致します」
「私も失礼します。今度、食事にでも誘ってくださるとうれしいのですが」
「わかった。元姫もゆっくり休んでおけ。……景綱そのことは考えておく」
「ありがとうございます。政宗も誘っておきますので」
元姫と景綱は礼をした後、部屋から出て行った。
あと、一話ぐらいしたら本編に入る予定です