この私、セレナ・スカーレットは吸血鬼だ。
しかしただの吸血鬼ではなく名家の中の名家スカーレット家の三女でもあり人外の王、魔王でもある。
そんな私は頭を悩ませていた。
何故ならば私の姉達が旅に出ると言い出したのだから。
レミリア「日本にある人外の隠れ里があるらしいのだけどそこに来ないかという誘いを受けたのよ」
フラン「だから私達は其処に別荘を建ててしばらく暮らしたいと思うんだよね〜」
レミリア「というわけで行ってくるわ」
セレナ「待ってくださいお姉さま達、その間私は此処で留守番をしなければいけないということですか?」
レミリア「いいえ、そのようなことはないわ。確かに現当主が留守にするのは問題があるのかもしれないけれど貴女は魔王、人外の王が住んでいる館に忍び込む輩がいると思って?それに今の所そんな運命は見られないわ」
確かに、この数千年で見るも無残だった魔界を統一した私に悪く思っている者は今はいないし来たとしても其奴は、永遠の苦しみを与えられるだけだ。
そう思い私はお姉さま達にこう言った。
セレナ「分かりました。ではこの魔王セレナ・スカーレットが貴女方に人間界に行くことを許可しましょう。」
フラン「ありがとうセレナ。セレナも頑張ってね!」
セレナ「はい、勿論です。なのでお姉さま達もお気を付けて」
レミリア「では行ってくるわ」
そう言って私の姉達が人間界に飛んで行った。
セレナ「私はどうしましょうか。世界会議も終わりましたし魔界の治安もよくなりました。こうなってくると後10年はやることがないですねぇ。」
そうなのだ。魔王と言ってもひたすら働いているわけではなく大きな行事だけをやって後は役人に任せているのだ。まぁこれも人外を統一した時に自由な時間を取れる様に配慮をしたからなのだが。
セレナ「何か面白いことはないですかねえ」
そう言って赤い空を窓から見ていると一羽の大きなフクロウが飛んで来た
セレナ「フクロウ?人間界から迷い込んだのでしょうか?」
フクロウが窓の外からこちらを見ているので窓を開けると私に手紙を渡してきた
そのフクロウをよく見るととても痩せており元気もあまりなかった。仕方がないのでミルクと少しの肉を差し出すとすごい勢いで食べ始めた。
セレナ「ええっと、この手紙は私宛ですね。私に渡す為に人間界から魔界に来たのならばとても優秀なフクロウですね。何処から送られてきたのでしょうか?」
そう言って渡された封筒を開けて中身を見た
セレナ「ええっと、ホグワーツ魔法学校からの視察の誘い?」
内容を読むと魔界から視察として生徒を出してみないかという内容だった
セレナ「へぇ、これは面白そうですねぇ」
この時人外の王は笑っていた
初めての小説なので至らないところもあるかと思いますがあのしく読んでもらえたら嬉しいです