2回目のリリカル   作:にく丸

44 / 79
作戦

バニングス家訪問も無事に終わって、学校に来てみたら、こっちの世界の”私”が何やら企んでいるみたい。

 

アリサちゃんに、私と週末に何をしていたのかを聞いてから、バスの中で色々「う~ん、・・・なの」と、何か考えているようなんだよね。

 

立て続けにすずかちゃんの家、アリサちゃんの家に遊びに行ったから、じゃなくて、勉強会に行ったから、負けじと家に来て欲しいんだろうなぁ。

 

私はお兄ちゃんと違って鋭いから、こういう事にはちゃんと気づくんだよ。

 

さてさて、どんな風に誘ってくるかなって楽しみにしていたら、1時間目が終わった後の休み時間に、私の教室まで来て「私の家に来て、お姉ちゃんに会ってほしいの」って言われたんだよね。

 

お姉ちゃん(美由希)に会ってほしい??すずかちゃんの真似かな?

1年生ぐらいだと、同級生と同じことをしたがるお年頃だよね。

 

取りあえず、「美由希さんには、昨日も道場で会ったけど」って答えたら、「にゃ!!そ、そうだったの」って言って教室に戻って行ったよ。

 

2時間目の後の休み時間にも来て、今度は「お姉ちゃんじゃなくて、お父さんに会ってほしいの」って言われたから、アリサちゃんの真似かな?

 

「士郎さんにも昨日会ったけど?」って答えちゃったら、こっちの世界の”私”は、ガーンって顔をしながら「う~、そ、そうだよね」って言って教室に戻って行っちゃった。

 

ちょっと意地悪だったかな?

こっちの世界の”私”を見ていると、ついつい弄りたくなっちゃうんだよね。

 

3時間目の後の休み時間にもやって来て、「お、お母さんに」って言って来たから、「そういえば、桃子さんがなのはちゃんが作ったご飯は、美味しいって言ってたなぁ。一度食べてみたいなぁ」って白々しく言ってみたら、「作るよ!だから週末に作るから家に来てほしいの!」って嬉しそうな顔をしていたよ。

 

我ながら、昔の自分を見ているようで、なんだか微笑ましいなぁ。

 

お誘いの返事として、「ありがとう。それじゃ今週の土曜日に行くね」って答えてたら、端から見てもウキウキしているのが分かるぐらい、テンション高めで教室に戻って行ったよ。

こんなに喜んでくれていると、ドタキャンしないよう、体調管理に気を付けないとね。

 

体調管理といえば、「美由希さんには、手伝って貰わなくていいからね。」って、念押ししておいたよ。大事なことだから、2回ぐらい言っておいたよ。

 

やはり体調管理は、行くまでじゃなくて、帰って来る時も万全でないと。

 

高町家は普段から行っているから、目新しいことはないけど、こっちの世界の”私”がどんな料理をするのかは楽しみだよね。

 

ご馳走になるからには、手土産を用意しないとね、と考え始めた鷹町菜之葉でした。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。