2回目のリリカル   作:にく丸

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追及

お父さん(士郎)とお兄ちゃんに、魔法のことがバレたの・・・。

正確には、リニスの正体がバレたんだけど・・・。

 

普段、リニスと出掛けるときは、猫の状態で家から出発して、暫くしたら物陰で人型に変身して貰っているの。

リニスの正体は、両親にも内緒にしているから、家から変身していく訳にはいかないからね。

 

今回はタイミング悪く、変身するところをお父さん(士郎)に見られちゃったみたい。その場では、何も言われなかったから気付かなかったんだけど、高町家に鍛錬に来た時に問い詰められちゃった。

 

お父さん(士郎)は、普段から気配を消していることが多いから、近づかれても気付けないんだよね・・・。

 

鍛錬が終わって、お姉ちゃんやレンちゃん達が家に戻っていく中、私だけ呼び止められて、お父さん(士郎)から「菜之君が飼っている猫は何者なんだい??物の怪の類かい?」って言われたよ。

 

物の怪って、見事なぐらいストレートな質問だよね。

流石、海鳴市に住んでいるだけあって、お父さん(士郎)もお兄ちゃんも、慣れているのかな??

 

くーちゃんが妖狐ってことも、知っているみたいだし。

 

う~ん、何て説明したら良いんだろう?

下手に誤魔化しても意味が無さそうだし・・・。嘘をついたりすると、今後が大変そうだから、魔法のことをバラした方が楽かな??前世でも魔法のことは、理解してくれたしね。

 

この二人に魔法がバレても、特に不利益は無いから、素直に話してみることにしたの。

二人とも「魔法なんてものがあるのか(い)??」って驚いたみたいだけど、リニスが悪さをする訳じゃないってことを知って、安心したみたい。

 

お父さん(士郎)としては、私が物の怪に取り憑かれているんじゃないかって、心配してくれていたみたい。やっぱりお父さん(士郎)って、優しいよね。

 

リニスの正体に納得したところで、「魔法はどんなことが出来るんだ?」って、お兄ちゃんに訊かれたから、「身体強化とか空が跳べたりします」って、当たり障りのない回答をしたら、二人とも凄く興味が湧いたみたい。

 

「それは僕ら(俺)にも使えるのか(い)?」って凄い勢いで二人同時に訊かれたから、「魔法には適性が必要なので無理かと思います」って答えたら、ちょっと残念そうにしていたの。

 

お父さん(士郎)から、「私たちが使えないならば、試しに見せてくれないかい?」って言われたから、身体強化と空中浮遊を見せてあげたら、二人して「フムフム」とか言って、何か考えていたみたい。

 

一通り見せ終わって休憩していたら、「今後の鍛錬は、魔法と武術をどのように活かしていくか考えてみよう。我々も、魔法の要素を何か取り込めたら面白いしね」って、お父さん(士郎)が提案してくれたよ。

 

私としては、凄く有り難い提案だよね。素直に話してよかったなぁ。

リニスの正体もバレているし、今度道場に連れてきて一緒に鍛錬しようかな??

 

リニスの魔法特訓と、高町家での身体的特訓を合わせたら、良いトレーニングが出来そうだし。

 

試しにお父さん(士郎)に訊いてみたら、「我々も興味があるからぜひ連れてきなさい」って言ってくれたよ。

 

ただ、魔法のことが他の人にバレると色々面倒だから、3人だけの内緒にして貰わないとだね。

取りあえず、魔法がバレたけど、結果的には良かったかなと思っている鷹町菜之葉でした。

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