やっと海から帰って来たよ。今日はずっと海で遊んでいたから、凄く疲れちゃった。
今日は、朝から鮫島さんの運転するバスに乗って、皆で一緒に出掛けたの。
バスも運転できるとは、流石鮫島さんだよね。
うちの両親と高町家の両親は、行きのバスからほろ酔い休日モード。
「久しぶりに羽を伸ばせる休日だし、たまにはね~」とか言ってたよ。
普段、仕事とかで色々ストレスもたまるだろうし、たまには朝からお酒を飲むのも良いのかもね。
でも、今日は丸一日海にいたから、結構日に焼けちゃったなぁ。
前世では日焼け止めとか、ちゃんと塗っていたんだけど、男の子だと適当になるよね。
バスに乗っている時も「男の子は、日に焼けているぐらいが良い!」って、父さんに力説されちゃったし。
その割には、お父さんはあまり日に焼けてないような・・・。まぁ普通の会社員だから仕方ないか。
でも、今更ながら、ちゃんと日焼け止めを塗っておけばよかったと後悔してるの。
これは絶対、明日ヒリヒリしそうだし・・・。
今日は何だかんだで、結構な大所帯だったの。
鷹町家が両親と私の3人、高町家がフルメンバーで5名、月村家が月村姉妹とメイドさん2名の4名、バニングス家が鮫島さんとアリサちゃんの2名の計14名。
お蔭で行きのバスは、結構賑やかだったよ。
バスの中で、お兄ちゃんと忍さんが話していたけれど、まだ「月村」とか「高町君」って呼び合ってるんだね。
前世で二人を見てきた私からすれば、違和感があるかも。
でも、こっちの世界では、お互いに知り合って間もないみたいだから、仕方ないかな。
この二人は、こっちの世界でもくっつくのかな??
フィアッセさんもお兄ちゃんを狙っているみたいだし、今度はどうなるんだろう。
そんなお兄ちゃんたちの会話を傍目にしていたら、こっちの世界の”私”から「この前は菜之君に逃げられたから、今日はその分の埋め合わせをしてもらうの」って言われたよ。
逃げたなんて人聞きの悪い・・・。取りあえず「逃げたんではなくて、急用を思い出したんだよ」って弁解しておいたよ。家に帰るという急用がね。
こっちの世界の”私”は、釈然としない顔をしていたけれど「何でもいいから、今日は一緒に遊ぶの!」って押し切られちゃった。
もともと遊ぶ気でいたから、全然問題なかったんだけどね。
大所帯で出掛けている一方で、リニスは今日はお留守番。
正確には、一人で自由な時間を満喫して貰ったの。
普段、色々不便な思いをさせちゃっているし、リニスにもゆっくりして貰わないとね。
海に到着してからは、早速みんなで水着姿に変身!
アリサちゃんは、この前一緒に選んだピンクの水着を着ていたよ。
「どうかしら?」って訊かれたから、「凄く似合っているよ」って言ったら赤くなっちゃった。今日のアリサちゃんは、照れ屋さんだね。
すずかちゃんは、ちょっと控えめな青い水着だったよ。
「どうかな?」って訊かれたから、「凄くかわいいよ」って答えたら、笑顔で「ありがとう」って言われたよ。すずかちゃんは、余裕さが溢れているね。
こっちの世界の”私”は、何故かスクール水着・・・。
曰く「菜之君が一緒に買いに行ってくれなかったから、買いに行っている時間がなかったの・・・」だって。
ドンマイ、こっちの世界の”私”。
「ど、どうかな?」って訊かれたから、「う~ん、似合っているんじゃない?」って答えたら、「スクール水着が似合うと言われても、凄く複雑な気分なの・・・」だって。
まぁそうだよね。次回はちゃんと買い物に付き合ってあげよう・・・。
水着披露大会が行われている中、大人たちは海の家でプチ宴会を開催していたよ。
朝からずっと飲み続けていたけど、大丈夫かな??二日酔いにならないといいけど。
私達は、ビーチバレーをしたり、海で泳いだり、色々満喫していたよ。
お姉ちゃんや忍さんをナンパしてくる人もいたみたいだけど、お兄ちゃんに屠られていたみたい。高町家の関係者に手を出すなんて、命知らずな・・・。
そんなこんなで、疲れたけれど充実した一日だったかな。
日焼けが痛くて、動けなくなるのが心配だけど。
そんな不安を抱えながらも、帰路に就く鷹町菜之葉でした。