2回目のリリカル   作:にく丸

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発端

はやてちゃんを紹介してから、30分が経過。私はキッチンで、材料の下ごしらえをしているよ。

 

少女4人は、リビングで楽しそうに談笑しているの。

女の子は、ホント仲良くなるのが早いなぁ。でも、紹介が上手くいって良かったかも。

 

ちなみに、今日はリニスもリビングにいるよ。はやてちゃんの魔力の流れを見て貰いたかったから、来てもらったんだけど、今は皆にモフモフされているの。

 

やっぱり、リニスモフモフは癖になるよね。

何はともあれ、あとでリニスに、はやてちゃんに対する所見を訊かないとね。

 

でも、やけに4人の会話が盛り上がっているなぁ。

 

何の話をしているのか気になったから、「何の話で盛り上がっているの??」って訊いたら、「女の子同士の会話だから内緒(だよ)(よ)(なの)(やで)」って4人同時に言われちゃったの。

 

う~ん、なんか疎外感。

まぁ、前世では私も同じようなことを言っていたしね。

男の子に聞かれたくない会話も、一つや二つあるよね。

 

所々、「菜之君は~」とか、私の名前が会話に出てきているから、気にはなるけど。

教えて貰えないものを気にしても仕方がないから、私は私で料理に集中するとしよう!

 

料理開始から1時間が経過。やっと完成したよ!

我ながら良い出来だよ。

 

ダイニングテーブルに並べていたら、はやてちゃんから「菜之君、流石やなぁ。料理に自信があるって言っていただけあるわ~」って言われたよ。

 

褒められるって言うのは、やっぱり嬉しいよね。

 

早速、「冷めないうちに召し上がれ」って食べてもらったけど、みんな「美味しい」って言ってくれたよ。一先ず安心だね。

 

それはそうと、食べている最中にお母さんが何気なく「菜之葉ったら、女の子だけ4人も招待するなんて隅に置けないわね。みんな良い子だし、誰かがお嫁さんに来てくれると良いわね、菜之葉」って言ったの。

 

まだ小学1年生なんだから、みんな「誰かのお嫁さんになる!」とか、具体的に考えているはずないのにね。

だから「お母さん、今日は友達の家に遊びに来ているだけなんだから、そんなこと言ったらみんな困っちゃうよ」って言ったら、「あらあら、菜之葉には困ったものね。誰に似たのかしら??」って言われちゃった。

 

お母さんがお父さんの方を見て、お父さんは微妙に目を逸らしているし。

誰に似たのかと言われれば、お父さん似かな?外見はお母さんに似ているけど。

 

私とお母さんのやり取りがあった後、何か微妙に4人の空気が重いの。何か牽制しているというか。

もう、お母さんが急に変な話題を振るから、きっと反応に困っているんだよ。

 

皆が黙っていると、お父さんから「菜之葉、頑張れよ」と、激励の言葉を貰ったよ。

何を頑張るのか、主語がなかったけど。

 

頑張る・・・

 

この話題の文脈からして、結婚の事かな?

私も小学1年生だし、まだ早い気もするけど、確かに前世では結婚できなかったからなぁ・・・。

 

前世で一番仲良かったのはフェイトちゃんだけど、フェイトちゃんは同性だったしね。

 

この世界では、誰かと結婚できるといいな。

きっと、誰か私を好きになってくれる人がいるよね。多分・・・。

 

30秒ぐらい続いていた沈黙を破ったのは、すずかちゃん。

「菜之君は優しいし、料理もできるし、何でもできるから学校でも人気者ですよ、お義母さん」だって。

 

さりげなく褒めてくれるすずかちゃんは優しいなぁ。

 

こっちの世界の”私”も、「お父さん(士郎)とお母さん(桃子)さんも、菜之君はしっかりしているし、菜之君になら、なのはを任せられるって言っているの」だって。

 

お~、お父さん(士郎)とお母さん(桃子)さんも、私のことを認めてくれているんだね。

それはそれで嬉しいかも。

 

アリサちゃんは「ウチのパパも滅多に人を褒めないけれど、菜之のことは凄く褒めていたわ。アリサを頼むって菜之に言っていたし」だって。

 

お~、この前、確かにデビットさんに褒められたもんね。

今日は皆から褒められる日で、なんだか照れるなぁ。

 

はやてちゃんは「今日は菜之君が優しくリードしてくれるって言ってたから、ドキドキでしたわ~♡でも、皆と友達になれて嬉しかったで」だって。

 

喜んでくれているみたいで、何よりだよね。招待してよかった。前段の一言が余分だけど。

 

そんな様子を見たお母さんは、「あらあら、菜之葉。尻に敷かれないように頑張ってね」だって。

尻に敷かれるって、私はどちらかと言うと亭主関白な感じでしょ??鈴木君たちの中でもリーダー格だし。

 

取りあえず、楽しい時間が過ごせてよかったなぁと感じている鷹町菜之葉でした。




次回はSide Fです。
途中に挟むか、最新話として投稿するかは、ちょっと考えます。
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