フェイトちゃんと感動の再会を果たして、ついつい話が盛り上がっちゃった。
ウン年ぶりの再会だから、「前世の事」とか「今の事」とか話したいことが沢山あったから、仕方ないよね。
ふと気が付くと、もう数時間が経過。
やっぱり、楽しい時間はあっという間に過ぎちゃうなぁ。
途中、アルフが話についていけず「??」の状態になっていたのはご愛敬。
リニスは、事前に色々話していたから、私とフェイトちゃんが話している様子を笑顔で見守ってくれていたよ。
そりゃ、アルフからしてみれば、いきなり出てきて「私とフェイトちゃんは前世で一緒に暮らしていて、生まれ変わって、また再会しました」なんて言っても普通は信じてくれないし、理解もできないよね。
でも、この場に生まれ変わった「私」と「フェイトちゃん」がいるのは事実。
普通では考えられないことが起きて、こうしてまた出会っている。
私達は、ある意味「運命」で結ばれているのかもね。
「運命」なんて口に出すと恥ずかしいから、心の中で思っているだけだけどね。
フェイトちゃんと色々話して、ひと段落付いたところで、「菜之葉にお願いがあるんだけど・・・」ってフェイトちゃんから言われたよ。
フェイトちゃんが畏まっての「お願い」とは何かな??
今日は機嫌がいいから、菜之葉さんはフェイトちゃんのお願いなら大抵は聞いちゃうよ。
「菜之葉にはリニスも助けてもらったし、これ以上我儘を言うのは気が引けるんだけど、母さんを、母さんを助けるのを手伝ってくれないかな??」だって。
フェイトちゃんからのお願いは、予想の範囲内かな。
前世でも常々「あの時、母さんを救えていたらなぁ・・・」って言っていたもんね。
ん?
よくよく考えると、最終目標は違えど「プレシアさんをどうにか助けたい」って目的は、私とフェイトちゃんで同じみたいだね。
少し考え事をしていたら、フェイトちゃんから「母さんを何とか助けたいの。菜之葉に頼ってばかりじゃダメって分かっているんだけど、菜之葉がいれば百人力なの。・・・ダメかな??」って上目遣いで言われちゃった。
・・・フェイトちゃんの「上目遣いお願い」は反則だよ。
フェイトちゃんに慣れている私でも、ドキッてしちゃうし。
フェイトちゃんと協力体制を築けるのは、私もとしても願ってもない事だし、笑顔で「フェイトちゃんのお願いを私が断る訳ないよ。一緒にプレシアさんを助けよう!」って言ったら、「ありがとう菜之葉!!」って言ってまた抱き付かれちゃった。
私としては、フェイトちゃんだし全然良いんだけど、一応私も男の子だし、倫理的にいいのかな??
リニスとアルフは見ているだけで何も言わないし、黙認ってやつですかね。
落ち着いたところで「私もフェイトちゃんにお願いがあるんだけど、協力してもらって良い??」って言ったら、「いいよ。菜之葉のお願いだったら。何でも言って」って言われちゃった。
内容を聞く前から、OKするのはどうなのかな?
まぁ私を信頼してくれているからこそって感じだろうから、嬉しい限りだけど。
私はフェイトちゃんが、悪い男に騙されないか心配です。
フェイトちゃんが騙されないように、リニスと一緒に見守らないとね。
そんなことを考えていたら「菜之葉??大丈夫??それで菜之葉のお願いって何かな??」って促されちゃった。
慌てて「ゴメンゴメン。私のお願いって言うのは、プレシアさんを私に紹介して欲しいんだ。はやてちゃんの闇の書を、前世とは違う方法で何とかしたいんだよね。だから、プレシアさんから、闇の書に関する情報を何か聞き出せないかなって思って」ってストレートに言ったよ。
そうしたら「菜之葉は、はやての闇の書について悩んでいたんだね。菜之葉は、また皆を救おうとしているね。・・・無茶はするけど、そこが菜之葉の良いところだよね。分かった母さんに話してみよう」って笑顔で快諾してくれたよ。
これで菜之葉・フェイト協定が無事に成立。
リニスがいれば、お互いに「時の庭園」と「海鳴市」を行き来出来るし、今度、我が家に遊びに来て貰おうかな?フェイトちゃんも懐かしいだろうし。
それはそうと、フェイトちゃんから「菜之葉は山田君って知ってる??」って訊かれたよ。
山田君??そんな人知らないなぁ。
「山田って人は知らないかな」って言ったら、「銀髪で左右の目の色が違う男の子なんだけど」だって。
あ~、銀髪少年か。彼は山田君って言うんだね。
容姿に似合わず普通の名前だね。なんでフェイトちゃんが銀髪少年を知っているんだろ??
・・・どうやら山田君は、時の庭園にきてプレシアさんと色々密談しているみたい。
彼は本当に色々な所に出現するね。
プレシアさんに、アリシアちゃんを助けるって言っているみたいだけど、銀髪少年改め山田君にそんなことできるのかな??
でも、山田君はスタハを持っていたし、他にも色々アイテムを持っているのかも。
今度見かけたら、ちょっと探ってみようかな??
銀髪少年の名前が意外過ぎて、ちょっとビックリしている鷹町菜之葉でした。