フェイトちゃんと感動の再会を果たしてから1週間が経過。
時間が経つのは、本当に早いよね。
油断していると、あっという間にまた「おばあちゃん」になっちゃいそう。
あ、今は男の子だから今回はおじいちゃんか。
なんにせよ、時間は大切にしないと。
と言いつつ、1週間が経過した今でも、実はまだプレシアさんに会えていないんだよね・・・。
フェイトちゃん曰く「ごめん菜之葉。母さんは暫く帰ってこないかも」だって。
「最近は、良くどこかへ出かけているんだけど、何をしているかは分からないんだ。
前世ではこんなことなかったんだけど・・・」って言っているし。
フェイトちゃんも、プレシアさんが何処に行ったのか知らないのかぁ・・・。
こっちの世界のプレシアさんは、前世と違う何かをしているのかな?
目的は恐らく「アリシアちゃんを助ける」ってことで間違いないんだろうけど、具体的に何をしているのか想像がつかない。
リニスも「プレシアがこんなに長期間不在にするのも珍しいですね」って言っているし。
「あんなクソババアは、いなくてせいせいするよ」ってアルフが言っていたのは、プレシアさんには内緒かな。
しかし、プレシアさんは何処に行っちゃったんだろう。
銀髪少年改め、山田君と何か関連しているのかな?
前世と比較して違うところは、プレシアさんから見て、フェイトちゃんの修業が順調っていうのもあるだろうけど、一番のイレギュラー要素は山田君だよね。
よく、プレシアさんの所に出入りしているっていうし。
でも、山田君は何故、時の庭園の事を知っているんだろう。
普通にしていたら、存在は知ることは出来ても、簡単には来られないよね。
・・・もしかしたら、山田君って前世の何処かで私やフェイトちゃんに会って・・・る?
う~ん、あんな性格の子は記憶にないなぁ・・・。
彼の性格は、強烈なインパクトがあるから、知ってたら絶対に思いつくはずだし。
フェイトちゃんにも「フェイトちゃんって山田君と前世で会ってたりする?」って訊いたけど、「会ったことはないと思う。記憶にないし。なのはも知らないんでしょ?だったら私も知らないよ」って言われちゃったし。
まぁ確かにフェイトちゃんと私の行動範囲は殆ど一緒だから、私が知らなければフェイトちゃんも知らないよね。
どうでもいい話だけど、フェイトちゃんが言う「ナノハ」は、「なのは」なのか「菜之葉」なのか紛らわしいよね。
フェイトちゃんだったら、どちらでも意味が通じちゃうから、どっちでも良いか。
それにしても、私達の記憶にないってことは、山田君が一方的に知っている感じかな。
それでもって、私やフェイトちゃんみたいなイレギュラーな存在。
もしかしたら、違う次元の人かもしれない。そして、別世界の私やプレシアさんに会っていたのかも。
魔法がある世界だし、何があってもおかしくはないよね。
取りあえず、山田君の正体を考えても結論は出ないし、プレシアさんが帰ってくる訳じゃないから、プレシアさんが早く帰ってくるのを待とう。
それはそうと、折角フェイトちゃんと再会できたし、時間もあるんだから、フェイトちゃんに我が家に遊びに来てもらおうかな。
今の家族を紹介したいし、フェイトちゃん自身も海鳴市は久しぶりだろうから、きっと喜んでくれるよね。
特訓だって二人でやったら、お互いに効率的になるだろうし。
今の私の実力を見たら、きっとフェイトちゃんもビックリするよね。
何より、フェイトちゃんだったら、思いっきり砲撃を撃っても・・・。全力全開・・・。
うん、色々楽しそうだ。絶対一緒に特訓しよう!
早速誘ってみたら、明日遊びに来ることで決定。
「特訓も一緒にやろうよ」って誘ったら、「菜之葉と一緒に特訓出来たら百人力だね」って喜んでくれたよ。
私も今から楽しみだなぁ。
しかし、よくよく考えると今の家族より、フェイトちゃんと一緒に暮らしていた期間の方が遥かに長いんだよね。
だから、フェイトちゃんの考えていることとかは、解っちゃうというかなんというか。
私と再会するまで、大分根を詰めていたみたいだから、ちゃんと息抜きもして貰わないとね。
明日の待ち合わせ場所は、海鳴臨海公園で良いかな。
何だかんだで、色々と思い入れのある場所だし、待ち合わせには最適だよね。
公園から私の家に来るまでの道程を散歩して、今の海鳴の街並みを案内したいし。
さて、明日の約束に備えて、早く寝よう!って思っていたら、アリサちゃんからメールが来たよ。
「明日、なのはとすずかの家に遊びに行くから、菜之葉も来なさいよ」だって。
う~ん、明日じゃなければ行くんだけどなぁ。
取りあえず、用事があるから無理って返信しておこう。
「明日は出掛ける用事があるから、折角誘ってくれたけどゴメンネ」っと。
何をして遊んだのかは、休み明けに訊いてみよう。
さて、メールも返信したし、そろそろ寝ようかな。
明日、フェイトちゃんに何処を案内しようか迷いながら眠る鷹町菜之葉でした。