のび太たちはマニュアルに書かれた
脱出ルートと書かれた見取り図を見ると
この学院の地下に続く下水道を通ると
地下鉄に出てその地下鉄には脱出専用列車がある
と書かれていた。
「もし…脱出ルート通りに行くと何かしらの危険はあるかも知れません…どうしますか?皆さん」
「…一つ良い?」
悠里は手を上げるとのび太は返事をした。
「はい」
悠里はのび太に質問した
「…のび太くんは何故 彼らを見ても驚かないの?
それに何故、こんな状況なのに平然でいられるの?」
そう…今まではそこまで考えてはいなかった
何故、のび太はこれだけ冷静にいられるのか
普通なら動揺しパニックも可笑しくはないはずだ
すると、のび太は少し考えると口を開いた
「少し昔の話をします…これは本当の話です」
のび太は話した
小5の時に起きた事件のことを
その小学校が組織と協力関係であることを
恩師である担任の裏切り…町の偉い人が
町をゾンビウィルスを蔓延させたことを
自分の母親が感染者に殺されて自分も殺されると必死に戦い
感染者を殺したことを…そして仲間たちと出会い
その黒幕を倒し 平和な町に戻す為に協力していることを
「…僕は二度も同じ事件を経験しています…僕はゾンビでも沢山の人を殺した…それだけは変わらない……まだ僕は絶望はしなかった仲間が友達がいたからです
ジャイアン、スネ夫、しずかちゃん、聖奈さん、久下さん、健治さん、出来杉くん、レオンさん、アシュリーさん、雪香さん、セワシくんに…ドラえもんが居たから僕は生き残れました…だけど彼らは今はいない…だから僕は皆さんを救いたい!人殺しだから…あんまり信じては貰えないでしょうが…脱出し安全になったら僕を殴るなり貶しても構いません!だから!それまでは僕を信じてください!」
のび太は頭を下げる
のび太の心は不安に満ちていた
だけど、不安はあるが言った分少しは楽になった
すると、慈はのび太に近付きそして…
のび太を強く抱き締めた。
「え…」
「のび太くん…ごめんなさい…私たち教師がしっかりしていれば良かったのに…恩師に裏切られて学校も信用出来ないのは分かります…だけど、私を…佐倉 慈を信じてくれませんか?教師として 一人の大人として…私はのび太を信じています
もう私は誰も失いたくない…だから、のび太くんを信じます」
「そうだぜ!のび太!お前は頑張り過ぎなんだよ!
もう少しぐらい私たちを頼れよ」
「胡桃先輩…」
胡桃はのび太の頭を撫でると悠里はのび太の手を握った
「私たちはのび太くんに救われたわ!だから、次は私たちがのび太くんを救う番よ」
由紀はのび太の背中に抱き付くと笑顔で言った
「のびくんは頑張ったよ?私はのびくんの味方だよ!」
すると、圭と美紀も近付く
「美紀と私を助けてくれたヒーローを貶したりしないよ!
のび太は私たちのヒーローだからね」
「はい…のび太さんは私たちのヒーローです」
すると、のび太の目から涙が流れた
久し振りに涙を流すのび太は心から生きて良かったと思えた。
天国にいる母親と犠牲になった友達の顔を浮かべながら
のび太は心で思った。
「僕は生きてて良かった…また信頼出来る人に出会えた…ありがとう…」
のび太たちは脱出をすることを決め
準備をする為に脱出は三日後に決めた。