のび太は朝 7時に起きた
あの頃から成長したのび太は
寝坊の回数が減った…
いや、寝坊が無くなったのが正しいかも知れない
緊迫した惨劇を目の前にした
のび太の記憶にははっきり覚えている
忘れたくても忘れられない
のび太は少しの物音でも
反応してしまい
まともに寝れない体になってしまったのだ
「トラウマってやつかな?…」
人間は恐怖や怖い事の記憶をはっきり記憶してしまう
安全になっても 体が脳が自分の意思で従えないほどに
安静にしていると 脳が勝手に自分が見たくない記憶を
再生してしまう…そのせいで のび太は
今だに あの記憶が繊細に夢に現れる。
「…早いけど 行くか」
のび太は、今日から通う
巡ヶ丘学院高校の制服に着替える
今は6月 暑さが現れて来た季節だろう
「ママ…ドラえもん…行ってきます」
のび太は机に置いた自分の母親とドラえもん写真に
挨拶を言って 家を出た。
学校までは徒歩 5分で
かなり近い場所だった。
歩くこと 5分
のび太は巡ヶ丘学院高校の門についた
「もう生徒たちの姿があるな」
グランドには朝練をしている生徒たちが見えた
サッカーを蹴っている生徒やグランドを走ってる生徒
のび太はこの景色を見ると 少し平和だな…と感じていた。
のび太は取り合えず 学校に入り
まずは、職員室に向かった。
ー美紀視点ー
巡ヶ丘学院高校 2年B組の教室
私は直樹美紀…
いつもと変わらない風景
だけど、今日は時間を守る先生が遅い…
B組の皆は先生が来るまで
友達と話したり 勉強をしている生徒たちがいる…
私は親友の 祠堂 圭と話している
「ねぇねぇ!美紀!先生 遅いけど どうしたんだろうね?」
「…分からない だけど 何か大切な用事があるから
遅れてると思う」
「そうか…そう言えば 美紀は知ってる?
新しい転校生の話!もしかしたら、このクラスに入るから
先生が遅れたりして」
転校生?私はそれしか答え無かった
転校生が来ても 私とは接点が無い
だから、このクラスで一年間だけいる
クラスメイトの存在になる…
私には、圭しか友達が居ない
…私は話すのは苦手だ…
そのせいで、友達が出来ない
「…圭 今日さ…どこかに寄らない?」
「いいけど どうしたの?美紀から誘ってくるなんて
珍しいね?ま、まさか!恋の相談!うん!いいよ!美紀!
私 応援してるから!」
「ち、違う!ただどこかに寄りたい気分なの…」
「あはは 美紀は可愛いな~ うん じゃあ、放課後
どこかに行こうか」
すると、教室のドアが開き
担任の先生が現れた。
「お~い!席につけ」
先生は入ると皆に座るように指示をした
皆が席に座ると先生は話した。
「喜べ 今日 このクラスに転校生が来た
お~い 入れ!」
すると、教室のドアが開き
そこから、眼鏡をかけた男子生徒が入って来た
男子生徒は先生の横に行き
先生は黒板に男子生徒の名前を書く
「じゃあ、自己紹介を頼む」
「はい 皆さん 初めまして
僕の名前は、野比 のび太
親の仕事の都合により
すすきヶ原高校からこちらの学校に転校して来ました
どうぞ よろしくお願いします」
野比 のび太は
あの悲劇が起きる
物語の歯車が動き出した。