のび太編になります
…あれ?僕はいったい…
確かあのカメレオンを倒した後にみんなと一緒に出口を探してて…あれ?みんなは?
僕は辺りを見回すがそこには誰もいない
景色は真っ白な空間しかない…
「一旦整理をしよう」
のび太はリュックに入れた道具を探す。
救急箱にハーブと銃と弾…携帯食料しかないな…
いったいどこなんだ?
すると真っ白な空間が歪むと景色が変わる。
そこは何処かの家の中でのび太は知っている景観だった。
「な、なんで…ここに…」
のび太が驚くのは無理はなかった
そこは、のび太は幼い頃から住んでいた自分の家だったから
「これは…夢?いや、でも…匂いや感覚はある…」
のび太は取りあえずリビングに行くとそこには血まみれの母が居た。
「…ママ…」
懐かしい母の姿…あの頃、バイオハザードが始まった時に戻ってきた。
「僕は…ママを助けることができなかった…」
のび太が後悔していることは母を救うことができなかったことと今まで殺してきた感染者…のび太は優しい子である
喧嘩もろくにしない優しい子だったがこの事件でのび太から少しの優しさが消えたのだ。
「ママ…僕、恨まれても仕方ないと思っているよ…助ける一心で感染者の人たちを殺したりもした…今、殺されても僕は構わない…って言いたいけど、今は僕には守りたい人たちがいるんだ…」
元気いっぱいで励ましてくれる由紀先輩
頼りになる明るい胡桃先輩
サポートをして皆を癒してくれる悠里先輩
いつも支えてくれる慈先生
皆を心配してアドバイスをくれる美紀さん
笑顔で皆を明るくしてくれる圭さん
強くて背中を預けれるレオンさん
「僕はこの人たちを守りたい…だから、脱出するまで生きていくことを許してください」
終わったら罪を償う…僕が出来る唯一の償いだ。
すると、のび太の頭に違和感があった
それは、頭を優しく撫でられる感触…それは懐かしくてつい
のび太は涙を流した。
のび太は振り返るとそこには血まみれではない母の姿で
のび太を優しく撫でている。
ーのびちゃん…立派になったわね…ー
「ママ!」
ーのびちゃん…パパの言うことはちゃんと聞いてる?ー
「うん!ちゃんと聞いてるよ」
ー嫌いな物を残さないで食べてる?ー
「いま…は嫌いな…物はないよ…」
ーそう、大きくなってママは嬉しいわ…でもね、のびちゃん
私はのびちゃんを恨んでもないわ!のびちゃんが立派に生きていることが私の…私のお願いよー
「ママ…わかったよ…僕、生きていくよ…生きて償って立派に生きていつかママに会いにいいくよ」
ー…えぇ…愛してるわ…私の自慢の息子…ー
母の姿が消えると空間が歪み始めると真っ白な空間に戻り
また空間が歪む。
「ありがとう…ママ」
のび太は母に感謝をこめて意識を失う。
最近、YouTubeで動画実況を始めました
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