やはり俺が光の勇者と出会うのは間違っていない。   作:あっき1995

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やっと進めることができました。

いきなりですけどウルトラマンオーブ楽しみですね。


第2話 出会ったのは光の勇者

そのヒーローのことを八幡は幼い頃に知った。

父親がたまたま借りてきたビデオの中に混じっていた特撮作品のヒーロー。

宇宙の平和を守る光の戦士ウルトラマンのことを。

 

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「俺の名はゼロ、ウルトラマンゼロだ!!」

 

八幡達の前に現れたウルトラマンは自らの名をゼロと名乗った。

 

「ウルトラマンゼロですって!?どうしてこの宇宙にあのゼロがいるのよ!?」

「そんなの私がしるわけないでしょ!!」

 

ゼロの出現にピット星人達は慌てふためく。

 

「何ごちゃごちゃ話してんだ。来ないならこっちからいくぜ!」

 

そういってゼロはピット星人に向かっていく。

 

「でりゃっ!」

「うげっ!」

「げふっ!!」

 

ゼロの飛び蹴りがピット星人達にヒットする。もうすでに虫の息だがゼロは容赦しない。そのまま連続でパンチを叩き込む。

 

「どらっ!」

 

最後に強烈なアッパーをお見舞いする。喰らったピット星人たちは伸びてしまった。

ピット星人が起き上がってこないことを確認するとゼロは八幡達に近づく。

 

「大丈夫か?お前ら」

「は、はい」

 

八幡は本物のウルトラマンを前に萎縮してしまう。

 

「ここは危険だ。とりあえず安全なところまで連れてくからそれまで待っててくれ。」

 

そのときピット星人たちが起き上がりゼロの背後から襲いかかる。

 

「危ない!」

 

八幡が叫ぶがすでに遅くピット星人の1人がゼロを羽交い絞めにした。

 

「油断したわね、ウルトラマンゼロ!」

 

ピット星人たちは喜々としてゼロへ攻撃を加えようとする。しかしゼロは全く動じない。

 

「ふん、こんなもんで俺を倒せると思ったのか?なめられたもんだぜ!」

 

すると次の瞬間ゼロの体から赤い光が溢れ出し、体の色を変化させた。

 

「ストロングコロナゼロ!」

 

ゼロは赤と銀のボディに金色のラインが入った姿、ストロングコロナゼロにモードチェンジするとピット星人の拘束を軽々と解いた。

 

「なんて力なの?!」

「一気にいくぜ!」

 

ゼロはピット星人の1人に連続パンチを食らわせふらついたところにチョークスリーパーをかけて放り投げた。

 

「ウルトラハリケーーン!!」

 

竜巻のように回転しながら投げ飛ばされたピット星人は勢いよく地面に叩きつけられた。

 

「グゥッ!よくもやってくれたわね!」

 

怒りを露わにするピット星人だったがゼロは次の攻撃の準備に入っていた。左腕のブレスレットから炎のエネルギーを右手に宿しそれをピット星人めがけて突き出す。

 

「ガルネイトバスター!!」

「ぐあああああ!!」

 

ゼロの放った灼熱の光線ガルネイトバスターがピット星人を粉砕する。もう1人のピット星人を探すため周囲を見渡すと何かの装置を起動しようとしていた。

 

「させるかよ!エメリウムスラッシュ!」

 

額のビームランプから放たれた光線がピット星人を貫いた。

 

「ガハッ!やるわね。だけどもう終わりよ!」

 

ピット星人は最後の足掻きともとれる叫びをあげると装置のボタンを叩きつける。直後宇宙船を軽い揺れが襲う。

 

「なんだ?!」

 

ゼロたちの戦いから少し離れた位置にいた八幡たちは不安に駆られる。振動は徐々に大きくなっていきとうとう真下から直に伝わってきた。

 

「まずい!そこから離れろ!」

 

八幡たちの危機を察知したゼロが叫ぶ。八幡と希望は無我夢中でその場から離れた。直後、真下から骸骨の姿をした化け物が現れた。

 

「グオオオオ!!」

 

化け物は雄たけびをあげるとゼロたちを睨み付ける。

 

「こいつは…一体」

「気に入ってもらえたかしら?私たちが生み出したEXタイラントは」

 

ゼロの疑問に答えるようにピット星人が説明する。立っているのもやっとの状態にも関わらずその様子からは余裕が感じられた。

 

「EXタイラントだって?その割にはずいぶん小せえじゃねえか」

 

ゼロのいう通り目の前に現れたEXタイラントは姿こそデスボーンと呼ばれる姿であったが全長は大きく見積もっても3メートルまで届くかどうかといった大きさであった。

 

「ならためしてみましょうか。私たちのEXタイラントの強さを!」

 

ピット星人が言い終えるやいなやEXタイラントはゼロへ向かって攻撃を始める。

 

「いくぜ!」

 

ゼロもストロングコロナの状態で応戦する。だがEXタイラントはゼロの予想以上の力を持っていた。

 

「うおっ!?」

 

パワー戦士であるストロングコロナゼロの一撃を喰らってもびくともしないどころか両腕の鎌と鉄球を器用に使いゼロの動きを制限する。近づこうものなら鎌の一撃が待っており、離れようものなら鉄球の餌食にされる。ゼロは完全にEXタイラントの間合いに封じ込められた。

 

「あはははは!これで分かったかしら?私たちのEXタイラントの強さが!」

「くそっ!なんて強さだ!」

 

得意の格闘戦に持ち込むことができず避けることに精一杯の状況がゼロの集中力をじわじわと削いでいく。そしてついにEXタイラントの鉄球がゼロに命中する。

 

「グハッ!」

 

正面から喰らったゼロは八幡たちの近くまで吹き飛ばされる。

 

「素晴らしいわ!あのウルトラマンゼロにここまでのダメージを与えるなんて!」

 

戦いを見ていたピット星人から歓喜の声が発せられる。ゼロへと一矢報いたことが相当嬉しいといった感じであった。

八幡と希望はゼロへと駆け寄る。何かできるわけではないが何もしないで見ているなんてことは2人にはできなかった。

 

「大丈夫ですか!?」

「ああ、これくらいなんともねえよ」

 

なんともないと言ってはいるがゼロはすでに肩で息をしていた。そんな今のゼロを待つほどピット星人は甘くない。

 

「とどめよ!ウルトラマンゼロに最後の一撃をお見舞いしなさい!」

 

ピット星人の指示によってEXタイラントは最大威力の攻撃を放とうとする。

 

「まずい!ここから離れろ!」

 

ゼロは八幡と希望を逃がそうと声をあげる。しかし2人は逃げようとしない。

 

「何してるんだ!早く逃げろ!」

「いやだ!あなたを置いて逃げるなんて!」

「そうだ!まだちゃんと礼も言ってないのに!」

 

EXタイラントから最後の一撃が放たれようとしたとき2人はゼロを守るように立ちふさがる。

 

「やめろーーーー!!」

 

希望が大声で叫ぶ。するとEXタイラントの様子がおかしくなった。急に動きを止めたかと思うと苦しむように雄たけびをあげ始めた。そして不思議なことが起こった。

 

「クルシイ」

「タスケテ」

 

EXタイラントの体から人の声が次々と聞こえてきた。それはどれも苦しみや悲しみにあふれていた。

 

「この声は…まさか!」

 

希望にはこの声の正体が分かってしまった。

 

「みんななのか?」

 

希望の質問を肯定するようにEXタイラントがうなずく。

 

「なんだって!じゃああの怪獣は改造された人たちなのか…」

 

衝撃の事実に八幡は恐怖を覚えた。そしてそれ以上の怒りが八幡に宿る。

 

「なんてことを…お前らは命をなんだと思ってんだ!!」

 

八幡は怒りをピット星人に向ける。しかしピット星人は何食わぬ顔で笑い声をあげる。

 

「アハハハハ!何を言い出すかと思えばつまらないことを」

「なんだと!」

「命なんてね私たちが神になるための道具でしかないの。それ以上の価値なんてないわ。むしろ感謝してほしいくらいだわ!失敗作を捨てるどころか再利用してあげたんだから。」

 

そう言い切ったピット星人に八幡の怒りが頂点に達する。

 

「ふざけんなー!!」

 

我慢の限界を迎えピット星人に殴りかかる。だがピット星人はやれやれといった様子で指を鳴らした。

するとEXタイラントが再び暴れだした。ピット星人に向かう八幡の目の前に鎌を振り下ろし後方へと吹き飛ばす。

 

「グハッ!」

「八幡!!」

 

立ち上がろうとする八幡にEXタイラントが近づきとどめを刺そうとする。

 

(結局俺は何もできないまま死ぬのかよ!)

 

死への恐怖と自身の無力さに打ちひしがれながら八幡はその時を待った。しかしいつまでたっても鎌が振り下ろされることはなかった。

不思議に思って顔をあげるとゼロがEXタイラントを抑え込んでいた。

 

「おいおい、諦めるのが早すぎないか?だがさっきの行動嫌いじゃないぜ」

 

ゼロは八幡にそう伝えるとEXタイラントを投げ飛ばす。

 

「バカな!?もう復活したっていうの!」

 

復活に驚くピット星人に向かってゼロは怒りを露わにする。

 

「命の価値を知らないお前らが神を気取るなんて、2万年早いぜ!!」

「クソクソクソクソ!どこまでも私を怒らせてくれるわね!やってしまいなさいEXタイラント!」

 

怒りに震えるピット星人がEXタイラントに指示を出す。それを受けてEXタイラントはゼロへと向かう。

 

「待ってろよ、今助けてやるからな」

 

そう言うとゼロの体から青い光が溢れ出し再び姿を変化させる。

 

「ルナミラクルゼロ」

 

今度は全身が青い姿ルナミラクルゼロへとモードチェンジする。向かってくるEXタイラントに向かって右手を突き出すと手の平から優しい光が放たれる。

 

「フルムーンウェーブ」

 

浄化光線フルムーンウェーブがEXタイラントを包み込むとEXタイラントの体からたくさんの光が昇っていく。それはピット星人によって改造された人々の魂であった。怨念から解放された魂たちはゼロや希望たちに口々に感謝をしていった。

 

「アリガトウ」

「サヨナラ」

 

そう言って彼らは光となって消えていった。

 

「そんな…私たちのEXタイラントが!」

 

EXタイラントを倒されたピット星人は焦りと恐怖でいっぱいであった。このままでは自分も倒されてしまうと、そのとき倒れている八幡に目をつける。瞬間八幡に近づき人質として拘束した。

 

「クッ!放せ!」

「そうはいかないわ!あなたを人質に私は生き延びるのよ!」

「そうはいくか!ミラクルゼロスラッガー!!」

 

八幡を助けるためゼロは無数に増やしたゼロスラッガーの攻撃ミラクルゼロスラッガーを放つ。

 

「グアアア!!」

 

全ての攻撃を喰らいピット星人は八幡を放してしまう。その一瞬の隙をゼロは見逃さない。

 

「ワイドゼロショット!!」

 

腕をL字に組んで放つ必殺光線ワイドゼロショットをピット星人に向かって叩き込む。ゼロの全力を受けてピット星人は爆散した。

 

「やった…終わったんだ」

 

ピット星人との戦いが終わり八幡は安堵する。しかしその安心もつかの間のものだった。主を失った宇宙船がコントロールを失い暴走を始めた。

 

「クッ!本格的にまずいぜ。逃げるぞ!」

 

ゼロが展開した光の中に包まれ八幡と希望は宇宙船を脱出した。脱出した直後宇宙船は爆発し跡形も無く消え去った。

 

「待ってろよ。すぐに安全なところまで運ぶからな」

 

巨人の姿に戻ったゼロが2人を安心させるように言うと先ほど受けたダメージと極度の緊張から解放されたことにより八幡の意識はここで途絶えてしまった。

 




早く書こう書こうと思っていても結局やる気を出せなければ書けない自分が情けなく思います。
でも新しいウルトラマンの情報がやる気を与えてくれる!

というわけで次回予告
ピット星人との戦いが終わり気を失ってしまった八幡
次に目を覚ますとそこは地球に似てるけど違う星だった。
次回、たどり着いてアナザースペース
お楽しみに!
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