やはり俺が光の勇者と出会うのは間違っていない。   作:あっき1995

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まさかの1年以上放置!
細かい描写が難しいんじゃあ......
とりあえず大まかなストーリーはできてる。
あとはそれを文章にするだけ。
でもそれが難しい!


第3話 たどり着いてアナザースペース

「うぅん……」

 

閉じられた瞳に差し込んでくる光によって八幡は目を覚ます。そして周囲の状況に唖然とする。

 

「ここ……どこだ?」

 

見知らぬ光景。自分の部屋とは比べ物にならないほどの広さに、見るからに高価な装飾を施された一面の壁。例えるならばおとぎ話に出てくるような光景が目の前に広がっていた。

なぜこうなったのか混乱していると、右手にぬくもりを感じた。

 

「え?」

 

視線を体の右に向けると赤い髪の少女が八幡の右手を両手で包みながらすやすやと寝息を立てて寝ていた。

 

「希望……じゃあ、あれは夢じゃなかったのか」

 

右手を包んでいる少女、希望を見て記憶が呼び起こされる。

宇宙人に誘拐されたこと。希望と出会ったこと。

そして、ウルトラマンに助けられたこと。

未だに実感は湧かないが、あれが夢ではなく全て現実に起きたことだということは理解した。

起き上がるために希望の手を退けようとしていると、

 

「んん、なんだ?」

 

希望が起きてしまった。

そのまま目と目が合い、お互いに固まってしまう。

 

「あ……いや、これはだな何もやましい理由で触ってたわけじゃ「よかった!」なくてだな?! って、へ?」

 

突然の希望の行動に素っ頓狂な声が出てしまう。

それもそうだろう。てっきり悲鳴を上げられるのかと思っていたら急に抱き着かれたのだから。

あまりにも突飛な希望の行動に動揺を隠せない。

 

「おっ、おい! なんだ急に?!」

「生きてる。よかった……ホントによかった」

 

八幡の声が聞こえていないのか希望は何度もよかったと繰り返す。

よく見ると体は小刻みに震えており、声も弱々しい。まるで自分に言い聞かせるようにしているみたいだった。

しばらくして希望が落ち着きを取り戻すとノックの音と共に一人の女性が部屋に入ってきた。

 

「目が覚めましたか?」

「姫さん!」

「えぇと、どちらさまでしょうか?」

 

希望に『姫さん』と呼ばれたその女性は煌びやかなドレスと宝石を身に着けていながらそれらに負けないほどの美しさを持っていた。優しく微笑んだ後、名前を名乗った。

 

「申し遅れました。私はエメラナ・ルルド・エスメラルダと申します。エメラナとお呼びください」

「はっ、はい! 比企谷八幡といいます。こちらこそよろしくお願いします!」

 

緊張で声が上ずりそうになりながらも八幡も自己紹介をする。

 

「そんなに緊張しないでください。なにか聞きたいことなどはありますか?」

 

聞きたいことと言われて八幡は頭に真っ先に浮かんだことを聞くことにした。

 

「あの、つかぬ事をお聞きしますが俺たちを助けてくれたウルトラマン…いや、巨人のことを知りませんか?」

「ゼロのことですね? 勿論知っていますよ」

「あの、ゼロさんは今どちらへ?」

「ゼロに用があるのですね? 丁度よかった。まずはこれに着替えてください」

 

そう言って着替えを渡される。着ていた制服はボロボロだったのでありがたかった。

着替えが終わり、エメラナの案内で希望と共にゼロの所へ向かう途中、エメラナがこっそりと八幡に耳打ちする。

 

「彼女にお礼、言ってあげてくださいね」

「お礼?」

「彼女、毎日付きっきりで看病してたんですよ」

 

エメラナの話によると八幡は三日間意識を失っていたようで、その間希望は片時も離れずに八幡の看病をしていたらしい。

ちらりと希望に視線を向けると向こうも視線に気づいたらしく微笑みを返された。

照れくさくなって顔を背けると見たことのない光景が目に入った。

宝石のように輝く都市や、空を走る車らしき乗り物。おおよそ地球の技術では到底成しえないようなそれらはここが地球ではないことを示していた。

ここがどこなのかエメラナに聞いてみると、ここは『惑星エスメラルダ』という星らしい。

地球では見ることができない光景に視線を釘付けにされながら歩いているとあっという間に目的地に到着した。

 

「到着しましたよ」

 

エメラナに連れられて着いた場所は都市部から少し離れた一面に緑が生い茂る広大な草原の丘の上だった。

しかし周りには誰も居らず、そよ風が優しく吹いているだけだった。

疑問に思ってエメラナに聞こうとしたとき、空に一つの光が見えた。

昼間に星がはっきりと見えるのかと思って目を凝らすと不思議とだんだん大きくなっていく。ますます気になって見ていると大きくなっているわけではなかった。光はこちらに向かって落ちてきたのだ。

 

「隕石?!?!」

「逃げよう姫さん!!」

 

慌てる八幡と希望。しかしエメラナは落ち着いて「大丈夫です」と言いその場から動かない。そうこうしている間にもう光は目の前まで迫っていた。

もうダメだぁ、おしまいだぁ! と諦める二人。しかし落ちてきたのは隕石ではなかった。

 

「よう! お待たせ!」

 

軽い振動と共に降りてきた光は赤と青の体をした巨人へと姿を変えると、まるで待ち合わせに遅刻したような口調で話す。

そう、何を隠そう光の正体はウルトラマンゼロだったのだ。

あまりの急な展開に付いていけず腰を抜かしたままの二人にゼロは「悪い悪い」と謝る。

希望はなんとか混乱状態から正気に戻ることができたが、八幡の方は従来のウルトラマンと違うゼロの型破りな話し方などに度肝を抜かれてしばらくは混乱が続いた。

 

「久しぶりだな、エメラナ」

「おかえりなさい、ゼロ」

 

八幡の混乱がようやく収まったところで会話が始まる。

 

「お前らも無事だったようだな」

「はい! あの時は助けてもらってありがとうございました!」

「みんなのことも助けてくれてありがとな。あたしからも感謝するぜ」

「なに、俺は当たり前のことをしただけだ。礼には及ばねえよ。それに助けられなかった人たちも大勢いたからな」

「それでも、最後は助けてもらったことには変わりないよ」

「なら素直に受け取っておくぜ」

 

希望の言葉に照れながらもゼロは嬉しそうにうなずいた。

 

「そういやちゃんとした自己紹介がまだだったな。俺はゼロ、ウルトラマンゼロ。M78星雲、光の国から来たウルトラ戦士だ」

「M78星雲!? 本当にあったんだ……」

 

八幡が驚きの声を上げる。

 

「なんだ、光の国を知ってるのか?」

「はい、昔父が借りてきたビデオで見ましたから。でもウルトラマンは空想の存在で実在するなんて思ってもみませんでした」

「なるほど……どうやらお前のいた宇宙では俺たちウルトラマンは物語の中の存在ってことか」

「俺のいた宇宙?」

「宇宙は1つじゃない。次元を隔てて無数に存在してるんだ」

「宇宙が無数に……」

「『多次元宇宙』ってやつさ。その中には似通った宇宙もあれば全く別の宇宙だってある。この宇宙だって無限にあるうちのひとつにすぎない」

 

広大な宇宙、パラレルワールドという言葉は聞いたことがあるがまさかウルトラマンが実際に存在するとは思ってもみなかった八幡。この間から驚きの連続である。もう何を教えられても驚かないだろうと思っていたが次のゼロの言葉によってその考えはあっさりと覆される。

 

「あと光の国を知ってるならウルトラセブンのことも知ってるよな?」

「それはもちろん」

「ちなみにセブンは俺の親父だ」

「えっ? マジで?!」

「うん、マジで」

 

衝撃のカミングアウト。この日一番の驚きである。

ここで先ほどから黙っていた希望が口を開く。

 

「なあなあ、さっきからM78星雲とか光の国とか何のこと話してんだ?」

 

キョトンとした顔で聞いてくる希望。どうやらウルトラマンのことを知らないらしい。

 

「どうやらそっちの嬢ちゃんは、また別の宇宙の住人らしいな」

 

腕を組み首をかしげるゼロ。どう説明すればいいかなぁと呟きながらしばらく考えたあと「そうだ!」と何かを閃いたらしい。

 

「エメラナ、こいつらちょっと連れて行ってもいいか?」

「今日中に帰ってこられるならいいですけど……お二人はどうしますか?」

「あたしは大丈夫だ」

「俺も大丈夫です」

「よし、それじゃあ行ってみるか!」

 

ゼロが手のひらを差し出し、ここに乗れという。

ゼロの手に乗るのは二度目だが今回は以前と違い切迫した状況では無い。八幡は密かにワクワクしていた。

出発前にエメラナが二人の体調を気に掛ける。

 

「まだ体調が万全ではないので決して無理だけはしないでくださいね八幡。希望もですよ」

「はい。わかりました」

「心配してくれてありがとな姫さん」

「準備はできたな。じゃあ行くぜ!」

 

体がふわっと浮くような感覚と共に空が迫ってくる。周りを見回すと先ほどまでいた丘も輝く都市も遥か眼下に小さく見えている。あっという間にそれらも豆粒のように小さくなると、今度は頭上に真っ暗な世界が広がる。宇宙空間に出たのだ。

ゼロは手のひらの二人を光の盾『ウルトラゼロディフェンサー』で包み込み宙を飛ぶ。

 

「あっ、そういえばお前たちの名前まだ聞いてなかったな」

 

今更過ぎる質問に二人は思わずズッコケそうになる。本当に何から何までゼロというウルトラマンは型破りな性格だと八幡は思った。

 

「んじゃ改めて、あたしは希望。よろしくな!」

「比企谷八幡です。よろしくお願いします!」

「希望に八幡か。よろしくな!」

 

こうして独りの少年と独りの少女は一人のウルトラマンと出会った。

これは少年と少女が勇者になる物語。この先に待ち受けているものは果たして……

 

 




最近のわゆとわすゆによってハートフルボッコされまくってる。
多分くめゆにもやられて俺のライフはマイナスまで下がるだろう。
もうダメだ! こんな残酷な世界! まるで地獄じゃない!
この心を癒してくれるのはゆゆゆいとジードだけでしょう。
でもきっとジードもゆゆゆ二期も全力で俺の心をフルボッコしに来るだろうから安心できない。
こわいよ~。でも見ずにはいられない!

というわけで次回予告
ゼロに連れられて着いた場所は彼らの秘密基地。
炎の戦士に鏡の騎士、鋼鉄の武人のロボット兄弟に友好珍獣?
頼もしい仲間たちが八幡と希望を歓迎する。
次回、集結!ウルティメイトフォースゼロ
宇宙のワルは全部ぶっ倒す!

ちなみに希望ちゃんのモデルは友奈ちゃんです。
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